193 / 368
9■眩い太陽☆焼けつく素肌と人魚の誘惑 SIDE:希(了)
2.瞬間発火!
しおりを挟む
ぎゅっと強く僕を抱き締めて、珠希は熱いキスをする。
そうなってしまったら、どんな状況であれ僕は身動き出来なくなって、ただ状況を受け入れるしかなくなる。
受け入れて、そして、完全に虜になってしまう。
もっと、そう頭に浮かんで、僕は自分から積極的に珠希の舌に自分のを絡ませる。
しばらくして離れると、珠希はスツールのそばに膝をついて僕を見上げた。
熱っぽい目……。
「なんで、キスしたの、僕話してたのに」
「ごめん、あんまり希がびっくりしてるから、落ち着かせてあげようと思って」
「へ?……」
僕はその珠希の意外な発言に目を丸くした。
「珠希分かってないよ。こんなこと、されたら僕心臓が壊れちゃいそうにドキドキするのに。よけいに落ち着かなくなっちゃうよ」
そう言うと、また珠希がぎゅっと僕に抱き着いて来た。
「ほんとだ、すごいハードロックな感じ」
そう言って珠希はくすくす笑いながら僕の胸に耳を当てている。
普段は僕が上で珠希が下っていう目線はないから。
滅多に見れない上目使いの珠希が、なんだか急にかわいく見えて、僕は珠希の背中に片腕を回すと、もう片方の手で珠希の頭を撫でた。
「希……」
珠希は僕の胸に向かって、くぐもった声で呟く。
熱い吐息を、Tシャツ越しに感じて、また心臓がどきんっと跳ねた。
それも、珠希にばれちゃったんじゃないかな。
ふっと珠希の腕が弛んで、一層熱っぽくなった目で僕を見上げた。
「部屋に戻るよ」
「え? なんで?」
僕が驚いて珠希を見下ろしていると、珠希はにっこり笑った。
「あんまり希がかわいいから、勃っちゃった」
……。
……あの、珠希
……いまなんて。
……いまなんて!!??
「じゃあね、おやすみ」
そう言って珠希が僕の髪をくしゃっとすると、さっさと部屋を出て行った。
僕はしばらく唖然としてドアを見ていた。
そして、気がついた。
自分の体の異変に……。
僕のも、勃ってるね……。
絶対、珠希気付いてた!
ぎゃっっ!
顔どころか、全身が瞬間発火!
そうなってしまったら、どんな状況であれ僕は身動き出来なくなって、ただ状況を受け入れるしかなくなる。
受け入れて、そして、完全に虜になってしまう。
もっと、そう頭に浮かんで、僕は自分から積極的に珠希の舌に自分のを絡ませる。
しばらくして離れると、珠希はスツールのそばに膝をついて僕を見上げた。
熱っぽい目……。
「なんで、キスしたの、僕話してたのに」
「ごめん、あんまり希がびっくりしてるから、落ち着かせてあげようと思って」
「へ?……」
僕はその珠希の意外な発言に目を丸くした。
「珠希分かってないよ。こんなこと、されたら僕心臓が壊れちゃいそうにドキドキするのに。よけいに落ち着かなくなっちゃうよ」
そう言うと、また珠希がぎゅっと僕に抱き着いて来た。
「ほんとだ、すごいハードロックな感じ」
そう言って珠希はくすくす笑いながら僕の胸に耳を当てている。
普段は僕が上で珠希が下っていう目線はないから。
滅多に見れない上目使いの珠希が、なんだか急にかわいく見えて、僕は珠希の背中に片腕を回すと、もう片方の手で珠希の頭を撫でた。
「希……」
珠希は僕の胸に向かって、くぐもった声で呟く。
熱い吐息を、Tシャツ越しに感じて、また心臓がどきんっと跳ねた。
それも、珠希にばれちゃったんじゃないかな。
ふっと珠希の腕が弛んで、一層熱っぽくなった目で僕を見上げた。
「部屋に戻るよ」
「え? なんで?」
僕が驚いて珠希を見下ろしていると、珠希はにっこり笑った。
「あんまり希がかわいいから、勃っちゃった」
……。
……あの、珠希
……いまなんて。
……いまなんて!!??
「じゃあね、おやすみ」
そう言って珠希が僕の髪をくしゃっとすると、さっさと部屋を出て行った。
僕はしばらく唖然としてドアを見ていた。
そして、気がついた。
自分の体の異変に……。
僕のも、勃ってるね……。
絶対、珠希気付いてた!
ぎゃっっ!
顔どころか、全身が瞬間発火!
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
49
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる