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10■眩い太陽☆焼けつく素肌と人魚の誘惑 SIDE:歩(了)
13.あゆは王様
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ビーチハウスの中は、寮の部屋よりももっと広くて、雑誌なんかで見たアジアな感じの家具が揃えられたバリのホテルみたいな雰囲気だった。
「おお、天蓋付きベッドだー。王様みたい!」
はしゃぐオレの前に空也がひざまづいて、手を取り甲にキスをした。
その優雅な振る舞いに、オレは思わず息をのんだ。
「王様、御用命を」
「あ、う…ん、じゃあ、キスして」
空也の髪に手を伸ばし、上から見つめると、オレを引き寄せて優しくキスをした。
ふっと、体が浮いたかと思うとそのまま抱き上げられてベッドに下ろされ、今度は空也がオレを上から見下ろした。
「ずっと我慢してた」
「ずっと、って…移動時間そんなにかかってないじゃん」
空也の瞳があまりに熱く煌めいていたので、全て見すかされているような気がして、思わず顔を背けてしまった。
「歩は平気だったのか? 」
「オレは…平気なわけないじゃん」
空也の頬に触れようと腕を伸ばした瞬間、オレは顔をしかめて固まった。
「…筋肉痛か…」
「うん…」
「じゃあ、じっとして」
空也はオレの前髪を手で優しくはらうと、唇を重ねた。
空也の唇の感触に、体中の力がすっかり抜けて、ただ熱い口づけを受け止めていると、空也の手がオレのタンクトップの下から入ってきて、直接肌を触った。
「うぐ…」
びくっと反応した瞬間、またしても体に痛みが走り、呻き声をあげてしまった。
「…色気がない」
空也が呆れたような困ったような笑顔を浮かべて、オレの体の筋肉をほぐしてくれた。
「王様は手がかかるな」
今日はえっちなこと、おあずけか、とがっかりしたけど、空也の優しさに、嬉しくなった。
「歩ってころころ表情が変わるな」
ふふっと空也が笑ってまたキスをした。
「うるさいよー。単純だって言いたいんだろ」
「そこがいいところだ」
「ふん…くるしゅうない」
面とむかって誉められるのはなんだかくすぐったくて、思わず生意気なことを口走った。
「おお、天蓋付きベッドだー。王様みたい!」
はしゃぐオレの前に空也がひざまづいて、手を取り甲にキスをした。
その優雅な振る舞いに、オレは思わず息をのんだ。
「王様、御用命を」
「あ、う…ん、じゃあ、キスして」
空也の髪に手を伸ばし、上から見つめると、オレを引き寄せて優しくキスをした。
ふっと、体が浮いたかと思うとそのまま抱き上げられてベッドに下ろされ、今度は空也がオレを上から見下ろした。
「ずっと我慢してた」
「ずっと、って…移動時間そんなにかかってないじゃん」
空也の瞳があまりに熱く煌めいていたので、全て見すかされているような気がして、思わず顔を背けてしまった。
「歩は平気だったのか? 」
「オレは…平気なわけないじゃん」
空也の頬に触れようと腕を伸ばした瞬間、オレは顔をしかめて固まった。
「…筋肉痛か…」
「うん…」
「じゃあ、じっとして」
空也はオレの前髪を手で優しくはらうと、唇を重ねた。
空也の唇の感触に、体中の力がすっかり抜けて、ただ熱い口づけを受け止めていると、空也の手がオレのタンクトップの下から入ってきて、直接肌を触った。
「うぐ…」
びくっと反応した瞬間、またしても体に痛みが走り、呻き声をあげてしまった。
「…色気がない」
空也が呆れたような困ったような笑顔を浮かべて、オレの体の筋肉をほぐしてくれた。
「王様は手がかかるな」
今日はえっちなこと、おあずけか、とがっかりしたけど、空也の優しさに、嬉しくなった。
「歩ってころころ表情が変わるな」
ふふっと空也が笑ってまたキスをした。
「うるさいよー。単純だって言いたいんだろ」
「そこがいいところだ」
「ふん…くるしゅうない」
面とむかって誉められるのはなんだかくすぐったくて、思わず生意気なことを口走った。
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