秀才な弟くんと ちょっと強気なお兄さん

たらの助

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1.学校にて

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「兄さん..起きてっ!兄さん!遅刻しちゃうよ!」


目を開けると 高1の弟 翔焚(しょうた)がキョロキョロ周りを見て
切羽詰まったような顔をしている

「ん..なんだよ。翔焚.....」


「時間..。もう7:30なっちゃったよ!」

俺は眠たくてなにも考えられなかった。

「しちじ....は..ん....」
 
がばっ

「はあ!?7時半!?」

「なんで起こしてくれねえんだよ!!」

「僕は何回も起こしたよ...ほら。兄さん。早く着替えて。」

「なんだってんだよっ....!!!」

**************

「兄さん!後ろ乗って!」

「はあ?でも...自転車の二人乗りはダメなんじゃ..。」

「いいから早く!」

グイッ

翔焚が腕を強く引っ張った

「うわっ...」

「ふふふーん!風は気持ちいね!兄さん。」

「だな。」

☆☆☆☆☆☆

「はいとうちゃーく!」

「今のじかんは...8:05!10分までだから、ギリギリセーフだね。」

「ああ。自転車ありがとな。」

「はいはい分かってますよおっと。」

「じゃ、また放課後ね。兄さん。」

 「ああ。」

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「おはよう。」

教室の扉を開けると一番仲が良い 拓人(たくと)が挨拶してきた。


「おはようさん。奏多!今日はいつもより遅れ気味だな?」

「ああ。ねぼ...学校行くまでずっとゲームやっててな。」

「へーそうなんだな。もしかしてまたスプラト〇ーンやってたのか」

「あ、ああ。 まあな。そんな所。」

「ランクどーなった?」

「うんと、やっと85...。」

「えっ..。そんなにやってんのかよ。俺まだ53....。」

「ハッ...。甘いな。1日のゲーム時間をお前の場合勉強時間と入れ替えれば済む話だよ。お前勉強いっつもしてるもんな」

「いや、1に勉強 2にゲームだから。」

「俺の場合、1にゲーム    勉強なんてしなくてもいいと思ってるがなんかあるか?」

「は、はあ...。でもそんな事言ってるお前に限って勉強能力は中の上っていい方だよな。奏多だったら下の下でもいいくれぇなのによ。」

「は?お前それ完全に馬鹿にしてるだr...」


ちょっとイラッとした

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「よしっ!!やっと昼飯!」

「ながかったな...。」

「ああ..。」

「ん。やべえ。今日食堂でプレミアム弁当出る日だよな。」

「あ。そうだ。」

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「はあ...はあ...。1つ買えたぞ...。奏多は?」

「いや..なんかおれ..。可愛いからって...5つ貰った...。可愛いよりかっこいいの方が嬉しいけど...。」

「ああああああ  なんだよそれえ....。俺も可愛さは負けてないと思うけどっ!?
ごほんっ...
食堂のおばちゃん.....なんて理不尽なのかしらっ!」

「うわ。女声キモ......。 
いや。俺もお前もまったくもって可愛くねえから。そういうのは鏡みてから言え。」

「奏多の中性的な見た目が悪いんですう...。っていうかそれ今日1日で全部食うのかよ。

「はあ?まあ冷凍するだろうな。   いいから....!」

「食べろっ!」



そういって俺は拓人の口に焼きそばパンを突っ込んだ



「はあ?いいからたべろや」

「ごふっ!奏多すん....きついっすよ....」

「奏多焼きそばパン食べねえの?」

「ああ。苦手でな。弁当の中身はランダムだからこれだけは出て欲しくなかったんだけどな.....。」

「まあ焼きそばパン俺は好きだからもらうけど」

「ああ。なあ...。ちょっとナスも交換してくれねえ...?」

「あ、うん。お前好き嫌いありすぎじゃね?」

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

そして放課後.......


「いえーい!にいさーん!たっだいまあ!」

「いやただいまってお前、まだ学校だぞ。」

「僕のただいまは兄さんにあったらただいまなんです!

で、図書館なんかでどうしたの。」

「ああ...。借りたい本があってな。」

「兄さんって以外と本読むよね?」

「ああ。俺のほとんどの情報源は本だからな。」

「へえ..僕はそんなの考えられないや。字の羅列を見ているだけで目眩がする。」

「そうか?         本ってのは良いもんだぞ?俺が知らなかった事をたくさん教えてくれる。  早く借りる本探して帰るか。」

「うん。そうだね。僕も手伝うよ、兄さんの本探し。」

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