63 / 75
第四章:「大陸統一戦争」
第63話:鉄血の女王
しおりを挟む
⸻雪原が広がっていた。
白い大地。凍てつく風。
砂漠とは正反対の世界――北方帝国《ヴァルヘイム》。
その中心都市《アーグレイン》は、氷の城壁に囲まれた軍事国家だ。
かつて大陸戦争で最も多くの血を流し、“鉄血”と恐れられた国。
蓮たちは、奴隷国家アドラの解放から数日後、北へ向かっていた。
リアが鼻を赤くしながら文句を言う。
「さっむぅ……なんで次はこんなとこ来るのさ!」
セリナが肩をすくめる。
「砂漠の次は氷原。試されてますね、私たちの耐久力。」
「文句言うな。ほら、息が白いぞ。」
蓮が軽く笑うと、リアはますますむくれた顔になる。
「蓮は平気そうだな……もしかして、人間って寒さに強いの?」
「いや、スキルで体温調整してるだけだよ。」
「ずるい!」
そんな他愛もない会話の裏で、蓮の視線は常に遠くを見据えていた。
「この国の女王、アメリア・ヴァルヘイム……“鉄血の女王”と呼ばれている。
だが、ただの戦狂いじゃない。国家を一代で立て直した統治者でもある。」
セリナが頷く。
「知識と武力、両方を持つ稀有な人物です。彼女が味方につけば――この戦争は終わりに近づくでしょう。」
リアが拳を握った。
「味方にできるかな。鉄血の女王なんて、名前からして怖そうだけど……。」
蓮はわずかに笑う。
「どんな鉄でも、熱を加えれば柔らかくなる。」
⸻
凍りついた街の門前。
帝国の旗を掲げる兵たちが整列していた。
銀色の鎧、氷の紋章――緊張感が空気を刺す。
先頭の将校が鋭い声を上げた。
「名を名乗れ、旅の者!」
蓮は一歩前に出て、胸の前で手を合わせる。
「篠原蓮。《リサイクル連合》を率いる者だ。」
「……異端者か。」
兵たちの視線が鋭くなる。
セリナが冷静に答える。
「我々は戦いを望んでいません。陛下に謁見を求めます。」
しばし沈黙があった。
やがて将校が短く頷く。
「……通せ。ただし、武器は持ち込むな。」
リアがぼそっと呟く。
「敵意丸出しだねぇ。」
「当然だ。彼らにとって俺たちは、“世界を変える”存在だ。」
蓮の声は静かだが、どこか誇りが滲んでいた。
⸻
玉座の間。
巨大な氷柱の間に立つ玉座には、一人の女王がいた。
紅い軍服。黒髪に氷の冠。
女王アメリア・ヴァルヘイム――その姿は、まさに“鉄血”の名にふさわしかった。
「異端者、篠原蓮。遠い地から、わざわざ我が城へ。」
アメリアの声は低く、美しい。だが、その奥に鉄の冷たさがある。
「目的を言え。」
蓮は真っすぐに視線を合わせた。
「戦争を終わらせに来た。」
玉座の間にざわめきが走る。
兵士たちが動揺し、女王の片眉がわずかに上がった。
「……戦争を終わらせる? たった三人でか。」
「数の問題じゃない。
“再生”は、戦いの数だけ存在する。俺たちは、その残骸を拾い集めているだけだ。」
アメリアはしばらく沈黙した後、立ち上がった。
「面白いことを言う。
だが、この国は剣と血で築いた。犠牲なくして立つものなどない。」
リアが口を開いた。
「犠牲が出るからって、続けていい理由にはならないでしょ!」
アメリアの視線がリアを射抜く。
「狼の娘か……。お前のような獣人が、私の国で何を語る?」
リアは一歩も引かない。
「“獣”だろうが“人”だろうが、生きてる限り、誰かを守る権利はある!」
蓮が前に出た。
「陛下。俺たちは敵ではない。
だが、あなたがこの戦争を続ける限り、次の“破壊”が生まれる。」
アメリアの瞳が冷たく光った。
「お前の“再生”は、私に“降伏しろ”と言っているのと同じだ。」
「違う。再生は、共存の形だ。
あなたの力も、俺の力も、壊し合うためにあるんじゃない。」
⸻沈黙。
しばらくの間、女王は蓮を見つめていた。
その目の奥には、揺れる光。
「……ふむ。」
彼女は剣を抜いた。
「言葉だけでは信じられぬ。お前の“力”を見せろ。」
リアが警戒する。
「まさか、戦うってのか!?」
蓮は頷いた。
「構わない。信じてもらうには、それが一番早い。」
⸻
氷の大広間に、剣が交錯した。
アメリアの一撃は重く、正確だった。
戦場で磨かれた実戦の剣筋。
「弱いな、異端者!」
蓮は受け流しながら、短く息を吐いた。
「戦いの意味を……見失ってないか。」
「戦いこそが、私の生だ!」
その瞬間、蓮の掌が光を帯びた。
「《リサイクル・ドライブ》――記憶再生。」
周囲の氷が揺れ、過去の幻影が浮かぶ。
戦場。血の雪原。アメリアがまだ若き将だった頃――仲間たちを失い、血の海の中で立ち尽くす姿。
「これは……!」
アメリアが目を見開く。
「あなたが戦う理由は、復讐でも名誉でもない。
“守れなかった者たち”への贖罪だ。」
アメリアの剣先が止まる。
蓮はそっと手を差し出した。
「だったら、もうその鎖を下ろせ。
守りたいなら、壊すんじゃなく、再生すればいい。」
⸻沈黙。
氷の城に、風の音だけが響く。
アメリアは剣を下ろし、深く息を吐いた。
「……お前の言葉、鋭いな。
血で染まった私の国にも、まだ救いがあると言うか。」
蓮は頷く。
「誰も捨てない。それが、俺の戦い方だ。」
女王は笑った。
氷の仮面が、わずかに崩れる。
「なるほど。“再生の王”か。
いいだろう、篠原蓮。ヴァルヘイムは貴様らと手を結ぶ。」
リアが歓声を上げた。
「やったじゃん、蓮!」
セリナがほっと微笑む。
「これで、北方が味方に……。」
アメリアは玉座へ戻りながら、静かに言葉を残した。
「だが忘れるな。
“神”の支配はまだ続いている。
お前の再生が、世界そのものを敵に回すことになると覚悟しておけ。」
蓮は頷いた。
「覚悟なら、最初からできてる。」
⸻
夜。氷の城の外。
白い月が雪を照らしている。
リアが息を吐いた。
「……あの女王、怖いけど、悪い人じゃないね。」
「氷の下にも、温もりはある。」
蓮が微笑むと、セリナも小さく笑った。
「では次は……魔王軍ですね。」
蓮は遠く、闇の彼方を見つめた。
「“黒き嵐の将軍”――ヴァルグ。奴を止める。」
白い大地。凍てつく風。
砂漠とは正反対の世界――北方帝国《ヴァルヘイム》。
その中心都市《アーグレイン》は、氷の城壁に囲まれた軍事国家だ。
かつて大陸戦争で最も多くの血を流し、“鉄血”と恐れられた国。
蓮たちは、奴隷国家アドラの解放から数日後、北へ向かっていた。
リアが鼻を赤くしながら文句を言う。
「さっむぅ……なんで次はこんなとこ来るのさ!」
セリナが肩をすくめる。
「砂漠の次は氷原。試されてますね、私たちの耐久力。」
「文句言うな。ほら、息が白いぞ。」
蓮が軽く笑うと、リアはますますむくれた顔になる。
「蓮は平気そうだな……もしかして、人間って寒さに強いの?」
「いや、スキルで体温調整してるだけだよ。」
「ずるい!」
そんな他愛もない会話の裏で、蓮の視線は常に遠くを見据えていた。
「この国の女王、アメリア・ヴァルヘイム……“鉄血の女王”と呼ばれている。
だが、ただの戦狂いじゃない。国家を一代で立て直した統治者でもある。」
セリナが頷く。
「知識と武力、両方を持つ稀有な人物です。彼女が味方につけば――この戦争は終わりに近づくでしょう。」
リアが拳を握った。
「味方にできるかな。鉄血の女王なんて、名前からして怖そうだけど……。」
蓮はわずかに笑う。
「どんな鉄でも、熱を加えれば柔らかくなる。」
⸻
凍りついた街の門前。
帝国の旗を掲げる兵たちが整列していた。
銀色の鎧、氷の紋章――緊張感が空気を刺す。
先頭の将校が鋭い声を上げた。
「名を名乗れ、旅の者!」
蓮は一歩前に出て、胸の前で手を合わせる。
「篠原蓮。《リサイクル連合》を率いる者だ。」
「……異端者か。」
兵たちの視線が鋭くなる。
セリナが冷静に答える。
「我々は戦いを望んでいません。陛下に謁見を求めます。」
しばし沈黙があった。
やがて将校が短く頷く。
「……通せ。ただし、武器は持ち込むな。」
リアがぼそっと呟く。
「敵意丸出しだねぇ。」
「当然だ。彼らにとって俺たちは、“世界を変える”存在だ。」
蓮の声は静かだが、どこか誇りが滲んでいた。
⸻
玉座の間。
巨大な氷柱の間に立つ玉座には、一人の女王がいた。
紅い軍服。黒髪に氷の冠。
女王アメリア・ヴァルヘイム――その姿は、まさに“鉄血”の名にふさわしかった。
「異端者、篠原蓮。遠い地から、わざわざ我が城へ。」
アメリアの声は低く、美しい。だが、その奥に鉄の冷たさがある。
「目的を言え。」
蓮は真っすぐに視線を合わせた。
「戦争を終わらせに来た。」
玉座の間にざわめきが走る。
兵士たちが動揺し、女王の片眉がわずかに上がった。
「……戦争を終わらせる? たった三人でか。」
「数の問題じゃない。
“再生”は、戦いの数だけ存在する。俺たちは、その残骸を拾い集めているだけだ。」
アメリアはしばらく沈黙した後、立ち上がった。
「面白いことを言う。
だが、この国は剣と血で築いた。犠牲なくして立つものなどない。」
リアが口を開いた。
「犠牲が出るからって、続けていい理由にはならないでしょ!」
アメリアの視線がリアを射抜く。
「狼の娘か……。お前のような獣人が、私の国で何を語る?」
リアは一歩も引かない。
「“獣”だろうが“人”だろうが、生きてる限り、誰かを守る権利はある!」
蓮が前に出た。
「陛下。俺たちは敵ではない。
だが、あなたがこの戦争を続ける限り、次の“破壊”が生まれる。」
アメリアの瞳が冷たく光った。
「お前の“再生”は、私に“降伏しろ”と言っているのと同じだ。」
「違う。再生は、共存の形だ。
あなたの力も、俺の力も、壊し合うためにあるんじゃない。」
⸻沈黙。
しばらくの間、女王は蓮を見つめていた。
その目の奥には、揺れる光。
「……ふむ。」
彼女は剣を抜いた。
「言葉だけでは信じられぬ。お前の“力”を見せろ。」
リアが警戒する。
「まさか、戦うってのか!?」
蓮は頷いた。
「構わない。信じてもらうには、それが一番早い。」
⸻
氷の大広間に、剣が交錯した。
アメリアの一撃は重く、正確だった。
戦場で磨かれた実戦の剣筋。
「弱いな、異端者!」
蓮は受け流しながら、短く息を吐いた。
「戦いの意味を……見失ってないか。」
「戦いこそが、私の生だ!」
その瞬間、蓮の掌が光を帯びた。
「《リサイクル・ドライブ》――記憶再生。」
周囲の氷が揺れ、過去の幻影が浮かぶ。
戦場。血の雪原。アメリアがまだ若き将だった頃――仲間たちを失い、血の海の中で立ち尽くす姿。
「これは……!」
アメリアが目を見開く。
「あなたが戦う理由は、復讐でも名誉でもない。
“守れなかった者たち”への贖罪だ。」
アメリアの剣先が止まる。
蓮はそっと手を差し出した。
「だったら、もうその鎖を下ろせ。
守りたいなら、壊すんじゃなく、再生すればいい。」
⸻沈黙。
氷の城に、風の音だけが響く。
アメリアは剣を下ろし、深く息を吐いた。
「……お前の言葉、鋭いな。
血で染まった私の国にも、まだ救いがあると言うか。」
蓮は頷く。
「誰も捨てない。それが、俺の戦い方だ。」
女王は笑った。
氷の仮面が、わずかに崩れる。
「なるほど。“再生の王”か。
いいだろう、篠原蓮。ヴァルヘイムは貴様らと手を結ぶ。」
リアが歓声を上げた。
「やったじゃん、蓮!」
セリナがほっと微笑む。
「これで、北方が味方に……。」
アメリアは玉座へ戻りながら、静かに言葉を残した。
「だが忘れるな。
“神”の支配はまだ続いている。
お前の再生が、世界そのものを敵に回すことになると覚悟しておけ。」
蓮は頷いた。
「覚悟なら、最初からできてる。」
⸻
夜。氷の城の外。
白い月が雪を照らしている。
リアが息を吐いた。
「……あの女王、怖いけど、悪い人じゃないね。」
「氷の下にも、温もりはある。」
蓮が微笑むと、セリナも小さく笑った。
「では次は……魔王軍ですね。」
蓮は遠く、闇の彼方を見つめた。
「“黒き嵐の将軍”――ヴァルグ。奴を止める。」
11
あなたにおすすめの小説
追放されたので辺境でスローライフしてたら、いつの間にか世界最強の無自覚賢者になっていて元婚約者たちが土下座してきた件
uzura
ファンタジー
王都で「無能」と蔑まれ、婚約破棄と追放を言い渡された青年リオン。
唯一の取り柄は、古代語でびっしり書かれたボロ本を黙々と読み続けることだけ。
辺境で静かに暮らすはずが、その本が実は「失われた大魔導書」だったことから、世界の常識がひっくり返る。
本人は「ちょっと魔法が得意なだけ」と思っているのに、
・竜を一撃で黙らせ
・災厄級ダンジョンを散歩感覚で踏破し
・国家レベルの結界を片手間で張り直し
気づけば、訳あり美少女たちに囲まれたハーレム状態に。
やがて、かつて彼を笑い、切り捨てた王都の貴族や元仲間たちが、
国家存亡の危機を前に「助けてくれ」と縋りついてくる。
だがリオンは、領民と仲間の笑顔を守るためだけに、淡々と「本気」を解放していくのだった——。
無自覚最強×追放×ざまぁ×ハーレム。
辺境から始まる、ゆるくて激しいファンタジー無双譚!
無魔力の令嬢、婚約者に裏切られた瞬間、契約竜が激怒して王宮を吹き飛ばしたんですが……
タマ マコト
ファンタジー
王宮の祝賀会で、無魔力と蔑まれてきた伯爵令嬢エリーナは、王太子アレクシオンから突然「婚約破棄」を宣告される。侍女上がりの聖女セレスが“新たな妃”として選ばれ、貴族たちの嘲笑がエリーナを包む。絶望に胸が沈んだ瞬間、彼女の奥底で眠っていた“竜との契約”が目を覚まし、空から白銀竜アークヴァンが降臨。彼はエリーナの涙に激怒し、王宮を半壊させるほどの力で彼女を守る。王国は震え、エリーナは自分が竜の真の主であるという運命に巻き込まれていく。
スキル【土いじり】でパーティを追放された俺、開墾した畑からダンジョンが生えてきた。
夏見ナイ
ファンタジー
「役立たず」の烙印を押され、パーティを追放されたアルフォンス。彼のスキルは戦闘に不向きな【土いじり】。失意の彼は都会を離れ、辺境の地で静かに農業を営むことを決意する。
しかし、彼が畑を耕すと、そこから不思議なダンジョンが生えてきた!
ダンジョン内では、高級ポーションになる薬草や伝説の金属『オリハルコン』が野菜のように収穫できる。地味だと思われた【土いじり】は、実はこの『農園ダンジョン』を育てる唯一無二のチートスキルだったのだ。
噂を聞きつけ集まる仲間たち。エルフの美少女、ドワーフの天才鍛冶師……。気づけば彼の農園は豊かな村へ、そして難攻不落の要塞国家へと発展していく。
一方、彼を追放したパーティは没落の一途を辿り……。
これは、追放された男が最強の生産職として仲間と共に理想郷を築き上げる、農業スローライフ&建国ファンタジー!
S級スキル『剣聖』を授かった俺はスキルを奪われてから人生が一変しました
白崎なまず
ファンタジー
この世界の人間の多くは生まれてきたときにスキルを持っている。スキルの力は強大で、強力なスキルを持つ者が貧弱なスキルしか持たない者を支配する。
そんな世界に生まれた主人公アレスは大昔の英雄が所持していたとされるSランク『剣聖』を持っていたことが明らかになり一気に成り上がっていく。
王族になり、裕福な暮らしをし、将来は王女との結婚も約束され盤石な人生を歩むアレス。
しかし物事がうまくいっている時こそ人生の落とし穴には気付けないものだ。
突如現れた謎の老人に剣聖のスキルを奪われてしまったアレス。
スキルのおかげで手に入れた立場は当然スキルがなければ維持することが出来ない。
王族から下民へと落ちたアレスはこの世に絶望し、生きる気力を失いかけてしまう。
そんなアレスに手を差し伸べたのはとある教会のシスターだった。
Sランクスキルを失い、この世はスキルが全てじゃないと知ったアレス。
スキルがない自分でも前向きに生きていこうと冒険者の道へ進むことになったアレスだったのだが――
なんと、そんなアレスの元に剣聖のスキルが舞い戻ってきたのだ。
スキルを奪われたと王族から追放されたアレスが剣聖のスキルが戻ったことを隠しながら冒険者になるために学園に通う。
スキルの優劣がものを言う世界でのアレスと仲間たちの学園ファンタジー物語。
この作品は小説家になろうに投稿されている作品の重複投稿になります
【収納】スキルでダンジョン無双 ~地味スキルと馬鹿にされた窓際サラリーマン、実はアイテム無限収納&即時出し入れ可能で最強探索者になる~
夏見ナイ
ファンタジー
佐藤健太、32歳。会社ではリストラ寸前の窓際サラリーマン。彼は人生逆転を賭け『探索者』になるも、与えられたのは戦闘に役立たない地味スキル【無限収納】だった。
「倉庫番がお似合いだ」と馬鹿にされ、初ダンジョンでは荷物持ちとして追放される始末。
だが彼は気づいてしまう。このスキルが、思考一つでアイテムや武器を無限に取り出し、敵の魔法すら『収納』できる規格外のチート能力であることに!
サラリーマン時代の知恵と誰も思いつかない応用力で、地味スキルは最強スキルへと変貌する。訳ありの美少女剣士や仲間と共に、不遇だった男の痛快な成り上がり無双が今、始まる!
地味な薬草師だった俺が、実は村の生命線でした
有賀冬馬
ファンタジー
恋人に裏切られ、村を追い出された青年エド。彼の地味な仕事は誰にも評価されず、ただの「役立たず」として切り捨てられた。だが、それは間違いだった。旅の魔術師エリーゼと出会った彼は、自分の能力が秘めていた真の価値を知る。魔術と薬草を組み合わせた彼の秘薬は、やがて王国を救うほどの力となり、エドは英雄として名を馳せていく。そして、彼が去った村は、彼がいた頃には気づかなかった「地味な薬」の恩恵を失い、静かに破滅へと向かっていくのだった。
魔力ゼロで出来損ないと追放された俺、前世の物理学知識を魔法代わりに使ったら、天才ドワーフや魔王に懐かれて最強になっていた
黒崎隼人
ファンタジー
「お前は我が家の恥だ」――。
名門貴族の三男アレンは、魔力を持たずに生まれたというだけで家族に虐げられ、18歳の誕生日にすべてを奪われ追放された。
絶望の中、彼が死の淵で思い出したのは、物理学者として生きた前世の記憶。そして覚醒したのは、魔法とは全く異なる、世界の理そのものを操る力――【概念置換(コンセプト・シフト)】。
運動エネルギーの法則【E = 1/2mv²】で、小石は音速の弾丸と化す。
熱力学第二法則で、敵軍は絶対零度の世界に沈む。
そして、相対性理論【E = mc²】は、神をも打ち砕く一撃となる。
これは、魔力ゼロの少年が、科学という名の「本当の魔法」で理不尽な運命を覆し、心優しき仲間たちと共に、偽りの正義に支配された世界の真実を解き明かす物語。
「君の信じる常識は、本当に正しいのか?」
知的好奇心が、あなたの胸を熱くする。新時代のサイエンス・ファンタジーが、今、幕を開ける。
レベル1の死に戻り英雄譚 ~追放された俺の【やりなおし】スキルは、死ぬほど強くなる~
夏見ナイ
ファンタジー
スキル『やりなおし』のせいでレベル1から上がらないカイルは、勇者パーティから「寄生虫」と蔑まれ追放される。全てを失い、絶望の中で命を落とした彼だったが、その瞬間スキルの真価が発動した。それは【死ぬたびにステータスを引き継いで無限に強くなる】という最強の能力だった!
死の痛みを代償に、彼はあえて死を繰り返すことで人外の力を手に入れていく。やがて新たな仲間と出会い、その強さは世界に轟き始める。
一方、カイルを捨てた元パーティは凋落の一途を辿っていた。今さら戻ってこいと泣きついても、もう遅い!
レベル1のまま最強へと成り上がる、痛快無双の追放ざまぁファンタジー、ここに開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる