6歳で死んでしまう少女は 精霊さんと共に生き延びる。

マキマキ

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今を生きるって

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ポルカとマリアナと私で
寝る前に、枕投げをして遊ぶ。

キャッキャと3人で笑いながら

クッションや枕や縫いぐるみを投げて
遊んだ。


マリアナは急に静かになって、

「私ね。誘拐されて、もうダメだって思ったの。誘拐犯が平民だから、平民達を許せないって思ったの。この下民どもって。

でも、助けられて周りを見たら私と同じような平民の子供達も沢山いた。

私は、なんてサイテーなのって自分が嫌になった。」

私はその話を聞いて、

「普通だと思うよ。でもマリアナは広く物事を見る事が出来る様になった。気がついて、変わろうとしている。何か悪い事をしたわけではない。過去に囚われず、今何が必要か考えて今を最善に生きる事が大切なんだと思う。」

マリアナはその話を聞いて、ポタポタと涙を流した。

「怖かったの。怖かった。」

我慢してたんだね。私たちは、抱き合う。

ふと、思う。自分は、どうだろう?今を生きているのかな。

お母様が亡くなった時を思い出す。殴った騎士の格好をした人が怖かった。

小さなマリーベルは抵抗できなかった。
マリーベル今を生きよう。
あの時ばかりでなくて周りを見て。
大切なものを考えて。
大切な人は、私を大切にしてくれた人でしょ。

思い出すと本邸にいる時、公爵家の騎士団長は強くて命を張って、お母様と私を守ってくれていた事を思い出す。

いつも、お母様の好きなお花を理解して飾ってくれる侍女もいた。

私も、涙がポタポタと落ちて来る。
怖かったよね。
そうだ、視野を広げよう。
大切なもの、自分を大切にしてくれた人を思い出して。

「リリアナとマリーベル今ここにあり。いま生きてるんだ。」

2人で大泣きしてると、ポルカも何故か一緒に大泣きして抱きついて来る。

皆んなでオイオイと泣いていると、


ノックする音が聞こえる。

「入るよ?」

と言って入ってきたのは、
セロンさんとお父様だった。

2人はギョッとして、

「どうした?怖くなったか?マリアこっちにおいで。」

と抱っこする。

ちょっと羨ましい。
絶対私のお父様はやってくらないだろうと思ってると、

お父様は、気まずそうに。
「おいで!」と手を広げてくれた。
本当に心からそう思ってるのか疑心暗鬼になる。でも、私は嬉しかった。今日だけでもいいじゃない。私もと手を伸ばしかけたその時、


なぜかポルカが涙と鼻水を出しながら抱きついた。

お父様は、
「何で、お前が来るんだ。私は娘と!お前は大丈夫だろ。おい、人の服で鼻を拭くな!」

普段無表情なお父様が、ポルカを慌てて無理矢理剥がそうとしている姿を見て、おかしくなって、今度は笑ってしまった。

マリアナも笑い出す。

セロンさんも笑いながら、
「氷の宰相も、そんな顔するんだな!」
と笑い出した。

皆んなで大笑い。

今日は、マリアナと寝る予定だったがお互い、お父様と寝る事にした。

ポルカは私とお父様の間に無理矢理入ってくる。

お父様は、ポルカを私の反対側にポイっと投げる。

ポルカは「おい!お前精霊王の俺に対し不敬だぞ。」

と一悶着あったが、

私を真ん中として、川の字になる事でまとまる。

お父様は私の横で横になり、トントンと私のお腹を優しく叩きながら寝かせてくれる。

だんだん眠くなり、意識が遠くなる。
気のせいなのか、啜り泣く音が聞こえた。

そして、
「お前は、セルと俺の娘だったのだな。すまない。母親が居なくなって寂しかったよな。怖かったよな。マリーベルごめんな。」

と泣きながら、頭を撫でながら小さな声で言う声が聞こえた。

お父様?

セルって誰?お母様の事?

眠気に抗えず寝てしまう。







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