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誕生日パーティー
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本邸で、エリーゼと私の誕生日パーティーが開かれるらしい。
エリーゼの誕生日プレゼントはもう作ってあったの。お菓子もレシピは考えて、当日の前の日に作った。
エリーゼの誕生日パーティーはいつなんだろって待ってたの。匿名で送る予定だった。
お父様が迎えにくると言っていたが、忙しそうなので、大丈夫だと言った。
私は馬車を準備してもらい、本邸にひさしぶりにやってきた。
エリーゼのプレゼントを本邸の使用人に渡す。
私は、ワクワクする。
ケーキやご馳走。
誕生日祝いの素敵なお花が色とりどり飾られている会場を見て興奮する。
お母様の好きだったガーベラも沢山ある。
後からお墓に持って行って報告しよう。
ガーベラが大量に飾られたパーティーはお母様が6歳の時にやろうと約束していた。
ちょっとウルっときた。
私は、お父様とリリー様とエリーゼを探そうとしていると。
いきなり、ドンッと突き飛ばされた。
第二王子のジークフリードとソードお兄様だった。
ソードお兄様とジークフリード殿下は私より2歳歳上だ。
ソードお兄様は、
「お前は何をしにきた。今日はエリーゼの誕生日会だ。いつも、エリーゼを泣かせて自分が目立とうとする。ここは、遠慮して来ないのが筋ではないのか。
それに、前も葬式でわざとらしく、他の者に罪悪感を感じさせるような行動をしておいて、今度はエリーゼの誕生日会を潰す気か?!
お前が帰った後、俺の母上は泣いてたんだぞ。」
私は、
「えっと、私も誕生日が近いから一緒にお祝いしようって・・・。」
ジークフリード殿下は
「それは、きっと母親を亡くした君が気の毒で言ってるだけだろ。あのリリー夫人のことだ。
君がくれば、他の貴族たちから何と言われるだろうね。
君はただでさえ、いい噂は聞かないからね。
君が居る事で迷惑してる人間が居るってわからないかな。
それに、妾の子なら正妻の子に気を使うのが筋じゃないかな。言ってる意味分かるよね。」
他の貴族の人達が、
「シルビア様の・・・。」
「確か亡くなったのよ。」
「お葬式は?」「内内で?」
「病気?自殺?」「知らない」
「なんで、あの子だけあっちから?」
と噂しているのが聞こえる。
ああ、そうか。
私は本当は来ては行けないのか。
そうだよね。
他の貴族の人が何て言うか。
私は、表と裏が分からないんだよね。
貴族ってそんなもんよね。
アクアマリン伯爵領でちょっとお父様やクロードお兄様に優しくされたからって、勘違いしちゃった。
恥ずかしい。喜んでホイホイ来てしまった。恥ずかしくて、涙がポタポタと落ちた。
お洒落してきた、ドレスのレースを握り締める。
私は、トボトボと歩いて別邸に帰った。
すると、フランとアンナが心配そうに出迎えてくれた。
「お嬢どうしたんですか。あんなに喜んだらしたのに。まさか歩いて帰ってきたのですか?」
「お嬢様、靴づれが出来てるじゃないですか。」
私はニッコリ笑って
「大丈夫。ほっておけばなおるわ。私が行けば、変な噂でエリーゼの誕生日が台無しになる。本当は断らなきゃいけなかった。風邪ひいたから行けないって言っておいて。」
といって走って部屋の押入れの布団に潜った。
ちょっとね。ちょっとだけ。悲しいだけだよ。大丈夫。
元々、そんなに期待してなかった。
何となくこうなるって思ってた。
断った方がいいのかって悩んだ。
でも、リリー様が絶対来てねって言ってたから断れなかった。
そっか。腫れ物だよね。表と裏なんて分からないよ。前世の時から単純なんだもん。
あの時、マリーベルは死んでも誰もそんなに悲しまれなかったのかな。
じゃなかったら、死にかけたりしないもんね。
妾の子だから、目立っちゃダメだったんだよね。
そうだよね。アクアマリン伯爵領では、他領で他の人の目があったもんね。
溢れてくる涙を布団に押し付ける。
すると、襖のドアをあけて
テッテッテと走ってくる音が聞こえる。
そして、押入れを開けると
コパンダちゃんが布団にグリグリと頭を押しつけて、無理矢理はいってくる。
そして、シカっと抱きつく。
涙が止まらなくなり大泣きする。
存在を否定されたようで悲しかったのだ。
ーーーーーー
本邸ーグレイー
「すまないリリー。エリーゼ。仕事が長引いた。遅くなった。マリーベルは?」
仕事が立て込んでたが、すっ飛ばして帰ってきた。
リリーは
「それが来てないのよ。」
エリーゼは
「お姉様からプレゼント届いたよー?何だろー?」
俺もリリーも顔を見合わせて、慌ててマリーベルを探す。クロードにも探せと指示を出す。
何処にも居なかった。
暫くして、別邸から知らせが届く
「体調が悪いから帰った?!」
どう言う事だ。
本邸の騎士がダメだったか?
5歳の時の誕生日会場は外した。
本邸でやったのがダメだったか?
シルビアがやりたかったパーティーだったから、思い出して気分が悪くなったか?
招待客もシルビアと商売で繋がったマリーベルに好印象を抱いている者たちだったのだが・・・。
結局、マリーベル不在で誕生日パーティーは終わる。
エリーゼは、パーティーでは楽しそうにしていたが、
姉に貰ったプレゼントを見ながら
悲しそうな顔をしている。
マリーベルがエリーゼに送ったプレゼントは、ステンドグラスで作った海をモチーフにした万華鏡だった。恐らくアクアマリン伯爵領の海をモチーフにしてるのだろう。
外についている円形のガラスを回し、望遠鏡のように中を覗くと、エメラルドや色んな青色のガラスがあり、星の砂のようにガラスが散らばりキラキラして美しかった。
そして、お菓子はステンドグラスのようなクッキーの穴に色んな色の飴が入ったお菓子だった。
マリーベルのプレゼントは貴族のご令嬢が興味を持って皆こぞって欲しがった。
パーティーが終わり、別邸に行くと
フランが幻獣のコパンダ殿から聞いた話を話してくれた。
ごめんな。マリーベル。やはり迎えに行くべきだった。
エリーゼの誕生日プレゼントはもう作ってあったの。お菓子もレシピは考えて、当日の前の日に作った。
エリーゼの誕生日パーティーはいつなんだろって待ってたの。匿名で送る予定だった。
お父様が迎えにくると言っていたが、忙しそうなので、大丈夫だと言った。
私は馬車を準備してもらい、本邸にひさしぶりにやってきた。
エリーゼのプレゼントを本邸の使用人に渡す。
私は、ワクワクする。
ケーキやご馳走。
誕生日祝いの素敵なお花が色とりどり飾られている会場を見て興奮する。
お母様の好きだったガーベラも沢山ある。
後からお墓に持って行って報告しよう。
ガーベラが大量に飾られたパーティーはお母様が6歳の時にやろうと約束していた。
ちょっとウルっときた。
私は、お父様とリリー様とエリーゼを探そうとしていると。
いきなり、ドンッと突き飛ばされた。
第二王子のジークフリードとソードお兄様だった。
ソードお兄様とジークフリード殿下は私より2歳歳上だ。
ソードお兄様は、
「お前は何をしにきた。今日はエリーゼの誕生日会だ。いつも、エリーゼを泣かせて自分が目立とうとする。ここは、遠慮して来ないのが筋ではないのか。
それに、前も葬式でわざとらしく、他の者に罪悪感を感じさせるような行動をしておいて、今度はエリーゼの誕生日会を潰す気か?!
お前が帰った後、俺の母上は泣いてたんだぞ。」
私は、
「えっと、私も誕生日が近いから一緒にお祝いしようって・・・。」
ジークフリード殿下は
「それは、きっと母親を亡くした君が気の毒で言ってるだけだろ。あのリリー夫人のことだ。
君がくれば、他の貴族たちから何と言われるだろうね。
君はただでさえ、いい噂は聞かないからね。
君が居る事で迷惑してる人間が居るってわからないかな。
それに、妾の子なら正妻の子に気を使うのが筋じゃないかな。言ってる意味分かるよね。」
他の貴族の人達が、
「シルビア様の・・・。」
「確か亡くなったのよ。」
「お葬式は?」「内内で?」
「病気?自殺?」「知らない」
「なんで、あの子だけあっちから?」
と噂しているのが聞こえる。
ああ、そうか。
私は本当は来ては行けないのか。
そうだよね。
他の貴族の人が何て言うか。
私は、表と裏が分からないんだよね。
貴族ってそんなもんよね。
アクアマリン伯爵領でちょっとお父様やクロードお兄様に優しくされたからって、勘違いしちゃった。
恥ずかしい。喜んでホイホイ来てしまった。恥ずかしくて、涙がポタポタと落ちた。
お洒落してきた、ドレスのレースを握り締める。
私は、トボトボと歩いて別邸に帰った。
すると、フランとアンナが心配そうに出迎えてくれた。
「お嬢どうしたんですか。あんなに喜んだらしたのに。まさか歩いて帰ってきたのですか?」
「お嬢様、靴づれが出来てるじゃないですか。」
私はニッコリ笑って
「大丈夫。ほっておけばなおるわ。私が行けば、変な噂でエリーゼの誕生日が台無しになる。本当は断らなきゃいけなかった。風邪ひいたから行けないって言っておいて。」
といって走って部屋の押入れの布団に潜った。
ちょっとね。ちょっとだけ。悲しいだけだよ。大丈夫。
元々、そんなに期待してなかった。
何となくこうなるって思ってた。
断った方がいいのかって悩んだ。
でも、リリー様が絶対来てねって言ってたから断れなかった。
そっか。腫れ物だよね。表と裏なんて分からないよ。前世の時から単純なんだもん。
あの時、マリーベルは死んでも誰もそんなに悲しまれなかったのかな。
じゃなかったら、死にかけたりしないもんね。
妾の子だから、目立っちゃダメだったんだよね。
そうだよね。アクアマリン伯爵領では、他領で他の人の目があったもんね。
溢れてくる涙を布団に押し付ける。
すると、襖のドアをあけて
テッテッテと走ってくる音が聞こえる。
そして、押入れを開けると
コパンダちゃんが布団にグリグリと頭を押しつけて、無理矢理はいってくる。
そして、シカっと抱きつく。
涙が止まらなくなり大泣きする。
存在を否定されたようで悲しかったのだ。
ーーーーーー
本邸ーグレイー
「すまないリリー。エリーゼ。仕事が長引いた。遅くなった。マリーベルは?」
仕事が立て込んでたが、すっ飛ばして帰ってきた。
リリーは
「それが来てないのよ。」
エリーゼは
「お姉様からプレゼント届いたよー?何だろー?」
俺もリリーも顔を見合わせて、慌ててマリーベルを探す。クロードにも探せと指示を出す。
何処にも居なかった。
暫くして、別邸から知らせが届く
「体調が悪いから帰った?!」
どう言う事だ。
本邸の騎士がダメだったか?
5歳の時の誕生日会場は外した。
本邸でやったのがダメだったか?
シルビアがやりたかったパーティーだったから、思い出して気分が悪くなったか?
招待客もシルビアと商売で繋がったマリーベルに好印象を抱いている者たちだったのだが・・・。
結局、マリーベル不在で誕生日パーティーは終わる。
エリーゼは、パーティーでは楽しそうにしていたが、
姉に貰ったプレゼントを見ながら
悲しそうな顔をしている。
マリーベルがエリーゼに送ったプレゼントは、ステンドグラスで作った海をモチーフにした万華鏡だった。恐らくアクアマリン伯爵領の海をモチーフにしてるのだろう。
外についている円形のガラスを回し、望遠鏡のように中を覗くと、エメラルドや色んな青色のガラスがあり、星の砂のようにガラスが散らばりキラキラして美しかった。
そして、お菓子はステンドグラスのようなクッキーの穴に色んな色の飴が入ったお菓子だった。
マリーベルのプレゼントは貴族のご令嬢が興味を持って皆こぞって欲しがった。
パーティーが終わり、別邸に行くと
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