6歳で死んでしまう少女は 精霊さんと共に生き延びる。

マキマキ

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入学式ー学校へー

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私は指定された場所にフランと行き、学園が準備した馬車に乗り込む。


沢山の生徒たちが乗っている。
すると双子の女の子と男の子が、
「貴方も1年生?!」

と聞いてくる。
私は頷くと、

「じゃあ、一緒のクラスよ。1学年1クラスしか無いの。私はフーで、コッチの兄がライ。宜しくね。」

私も、
「マリーベルって言うの。宜しくね。」
と言う。

フーちゃんは隣に座れと進めてくれる。

フーちゃんは茶色の髪を私と同じように、おさげにしている。目はクリクリしてまん丸で可愛らしい。

ライ君は物静かで、フーちゃんはおしゃべりだ。フーちゃんは色々教えてくれる。

担任の先生は、ザマースメガネをつけた女性でサマス先生というらしい。校長先生はチョーイケメンの男の若い先生らしい。

制服を貰いに行った時に見たようだ。

「あとね、近くにあるお金持ちの人の学校があるんだけどね、絶対にあそこの子達と会わないようにしないと行けないんだって。

私たちのことを快く思ってないらしくて、酷い目に遭うんだって。

向こうの子は貴族だから、何かあっても平民の私たちが悪いことになったり、貴族だから魔法を使って暴力を振るわれる事もあるんだって。」

なんて奴らだ。
というか、魔法学とか以前に倫理勉強しろよ。


まあ、あの学校はソードお兄様がいるんだよね。謝りたがってるらしいけど、会いたいかと言われるとどっちでもいい。

昔なら、たぶんそんな他人の行動で一喜一憂していた。

私よ成長しな。



学校に着くと、
6年生のお兄さんが
案内してくれた。
ボルドという名前らしい。
新入生には一人一人、お兄さんやお姉さんが付いて学園の生活を、サポートしてくれる。

ボルドは平民には珍しく、火魔法が使える。しかも、レベルも高いらしい。


本来なら、同性同士のペアなんだけど、魔法が使えるサポーターがボルドしか居なかったかそうだ。


ボルドは鍛冶職人の見習いでもあるらしい。
しかも、赤髪のイケメンである。
うーん。何だろどこかで見たような?
まあ、いいか。きっと気のせいかな?!



「僕が君のサポーターのボルド。君のことは校長から聞いてるよ。宜しくね。」


「マリーベルです。よろしくお願いします。」

ボルドさんは手を繋いで教室に案内してくれる。

フーちゃんは、髪が私と同じ緑の6年生の女の子が案内している。彼女はサラさんで私のお祖父様の領地シルバー公爵領から近くの親戚のお家に下宿して学校に通ってるらしい。

担任のサマス先生が
「マリーベルさんね。私は担任のサマスです。宜しくね。」

サマス先生は、ザマースメガネをつけた年齢不詳の女性だ。白いシャツに長い黒のロングスカートを履き、金髪の髪を一糸乱れなく団子にした女性だった。

フーちゃんは、目をキラキラして
「何歳かな??何歳かな??」


と小声で聞いてくる。
ちょっと、黙ってフーちゃん!女性に年齢を聞くのはご法度よ。永遠の20歳って思っときなさいよ!

ボルドさんは
「じゃあ僕たちはココで帰るね。何か分からないことがあったら、あっちの校舎に居るからおいで。」

と頭をポンポンと撫でてくれた。

オット危ない。鼻血が出るとこだった。12歳の男の子にドキッとしてしまった。ボルド兄さん行動もイケメンすぎ。


クラスメイトは、意外に少なかった。

私を含め7人しかいない。



農家のお祖父さんのお家で暮らしているフーちゃんとライ君。本当は、お父様が伯爵で貴族だったらしい。でも、お父様の弟の叔父さんが乗っ取って追い出されたらしい。

叔父さん家族はお金を使い込み、領地が荒れ放題で、将来は奪い返すとライ君ではなく、フーちゃんが意気込んでいる。

ライ君の農家のお爺さんの地域は高齢化が問題になっている。爺さんたちは、農業をするのが人生の生き甲斐らしい。歳を取っても長く働き幸せに暮らす方法を模索したいんだそうだ。

大工職人の息子で、活発で元気いっぱいのテラー君。彼は、ゴールドマン侯爵領の住民だ。災害に強い家づくりが目標らしい。

余り裕福でない男爵家のジェフ インディゴ君。メガネをかけて常に本を読んでいる。本を平民にも普及させたいそうだ。そうすれば、本から新しい知識を取り入れて皆んなが豊かになると、熱く語った。

孤児院から通う可愛らしい黒髪の髪をポニーテールにしたモネちゃん。両親は伝染病で亡くなったらしい。医者になりたいと言うかとおもったら、モネちゃんは効き目のある薬を安く効率よく早くたくさん作れる薬屋になると言う。

父親が無職で貧しい家庭のロン君。ロン君は妹にお腹いっぱいご飯を食べさせてあげられるようになりたいと言った。

入学式の前の待機時間にみんなでペチャクチャと話す。

私の夢は、ご飯を食べて元気で明るく生きることだ。


入学式に皆んなで並んで、体育館へ行く。

校長の挨拶から始まる。
イケメンらしいけど、どんな人だろう。
ワクワクしてると。
カツカツと音を立てて歩いてくる。

えっ?!えぇーーーー。

キラキラオーラを撒き散らした、変装した王太子殿下アルベルト パールライト トワイライトだった。

たしかに、コイツは上の階級の貴族しか顔が知られていない。


こちらを見てニコッと笑う顔が、
何か企んでる笑顔に見える。

恐ろしい。

「私はこの第二王立学園の校長を務めるベルアルト アイビーだ。」

おっ、フランのお家の名前を使って変装か。


「この学園は、考えることを一番に推奨している。分からない、しょーがないと自分を納得させ、現状に嘆いていては何も変わらない。

個人個人で持つ才能やお金、文化、地位など異なるだろう。


是非、交友を深め色んなことを互いに知り意見を交わし合ってくれ。

他人を羨むのではなく、自分の持つものを最大限にいかせ。

どんな時も生き抜け。考え、一歩でも進め。そんな強い人間に育ってほしい。


最終学年のテスト以外点数は、そんなに気にしなくてもいい。後から間違った所を理解できればそれで構わない。


最終学年のテストは更に大学に行く人は高得点を取る方が、自由に自分に合った大学が選べる。


良い学園生活を皆過ごせることを祈ってる。」


長々としてなくて、いい話だった。

あっ、お父様は学園理事の席に座っている。

あれ?新人の体育の教師にチョウさん?

学生の席から

「あの爺さん大丈夫か?プルプルしてるけど。体育教師なんて出来るのか?」

「そもそも、走れるかどうかも怪しいぞ。なにかの間違いではないのか。」

と言う声が聞こえて来る。


作法の先生は、欠席なのね。
どうやら忙しい人らしい。
女性で、怒らすとメチャクチャ恐ろしい先生らしい。

なんか、入学式だけで波瀾万丈な学園生活に成りそうな感じがしているのは私だけだろうか。



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