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孤児院
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私たちは、何もない荒地にポツンと立つ孤児院に来た。
すると、義足のガタイのいい牧師のような格好をした厳つい男性が出てくる。
頬には傷がついており、牧師のような服装をしていなければ、ギャングの親玉のような風貌だった。
私は、お兄様の後ろに隠れる。
お兄様は、
「ハハハ。マリーベル。この人は、見た目は怖いけど、子供には優しいおじさんだよ。大丈夫。第2騎士団の前の団長なんだ。レビニさんだよ。俺たちの師匠でもあるんだ。ここの孤児院の院長をしてるんだ。」
私はお兄様の後ろからそっと覗くと、
オジサンは、困ったような顔をしていた。
なんか熊さんのようだ。
すると、他の騎士達が
「子供への優しさを、ほんの少しでもいいから俺たちにもくれたらいいのにな!俺たちに対しては、見た目通りの怖いオジサンだ。」
レビニさんは、
「お前らは。相変わらず口だけは達者だな!」
と言いながら、ゲンコツを落とす
「ほらな!」
ケラケラと笑いながら私に話しかけてくる。
いやいや、この騎士さん何でヘラヘラ出来るんだ?頭硬すぎるんじゃない?すごい音したよ?
すると、奥の方から子供達が走ってくる。
「あーやっときた。騎士の兄ちゃん達だ。」
「わー。珍しくフラン兄ちゃんもいる。」
「いつものホットドッグある?」
「おれは、お前がくるのを待っていた!今日こそはやっつけてやる!俺は強い!!テヤー。」
と騎士にかかっていく子供もいる。
お兄様が、ホットドッグを子供達にわたすと、
「今日の晩御飯楽しみだな。メアリー叔母さんのホットドッグは絶品だからな!」
と言いながら建物の中に入っていった。
私は、獣人、人間、色んな肌の色の子供達に驚く。
クロードお兄様は、
「驚いた?ここは、戦争孤児たちを保護する施設なんだよ。だから、色んな人種の子供達がいるんだ。
第23騎士団の俺たちの親友レオンも戦争の孤児だったんだ。
戦争が悪化して、ジェノサイドで家族を失った。
親を失った子供の末路は悲惨だ。
彼は、戦争を終えて帰る時にどうしてもこの子供達を何とかしたいと思ったらしい。
レオンは自分は差別されている。それが、悪人につけ込まれる原因になるかも知れないと思い、ちょうど、引退するレビニ団長に相談した事で、出来た孤児院なんだ。
表向きは、英雄であるレビニ元団長が孤児院を運営している事になっているが、実際はレオンと2人で運営していたんだ。
ここは、一応トワイライト帝国だけど、上の旗を見て!この白く光る魔石の塗料で塗られた十字があるだろ?
あのマークはね、
戦争でこのマークを掲げる施設を攻撃をしてはいけない施設なんだよ。
国際法で決められてるんだ。
ただね、国際法はある程度の抑止力にはなっているが、罰則規定がない。必ずしも守られるわけではないんだ。同盟国の力や経済状態で動きは変わってくるんだよ。
まあ、ここを攻撃すれば、せっかく引退した元英雄のレビニ元団長を怒らせてしまい、相手国を滅ぼしちゃうから、そもそも誰も攻撃しないけどね。」
その話を側で聞いていた騎士達がレビニさんについて教えてくれる。
レビニ元団長は、かなり強いようだ。
義足も、唯の義足じゃない。マシンガンになるらしい。
どうせ義足に作り替えるなら、最強にするんだと言い張り、色々機能がてんこ盛りらしい。その気になれば、ドラゴンが空を飛ぶより、速く走れるそうだ。
ドラゴンはジェット機並みの速さだ。
鼓膜破れちゃうんじゃない?
最強の義足を手に入れ、前よりもパワーアップして意気揚々と合戦に復帰したが、よその国から
「おい!あいつは存在自体がルール違反だろ!俺戦争やめた!やめたぞ!来るなよ!俺が悪かった!負けました!唯の足でも勝てないのに、あんな機能たっぷりの足のレビニに勝てる訳がないだろ!はぁ?まだ戦争するの?うちの国王ばかなの?うちの国王の方を殺っちゃう?!」
と襲ってきた国はクーデターが起きて、戦争が終わったらしい。
ちなみに、足の怪我は野営中レビニさんが、夜な夜なコソコソとトイレに行き、踏ん張ってる最中力みすぎて、崖が崩れ、足を滑らせて足を失ったという、本当に不名誉な怪我らしい。
崖が崩れるとかどれだけ力んだんだ?!
「最強なのになー。理由が残念すぎる。」
「片想いのシェリーさんに理由聞かれて、「男には時には話せない事がある」とかキリッとした顔で言ってたぞ!」
「シェリーさんに、うんこしてる時に力みすぎて、崖が崩れたとか言えないだろ!」
とケタケタと笑う騎士さん。
・・・。おい、レビニさんが睨んでるぞ!騎士さん。
ちなみに、ジェノサイドとは虐殺だ。
特定の部族や民族、人種の集団を破壊する目的で行われる。
前世で行くと
ルワンダ虐殺
カンボジア大虐殺
スレブレニツァ虐殺
ダルフール
イラク、シリア
など第二次世界大戦後にも起こっている。
背景には、全て戦争がある。
どれも大きく見れば、戦争や領地の統治を有利にする為に、部族や民族の抱える問題を利用したものだと思える。
ジェノサイド加害者はよく
「命令されたから。」
「やらなきゃ自分がやられていた。」
という言葉をニュースやインタビューで答えていた。
ミルグラムの実験や様々な実験で、
「権威」「服従」が人の理性を奪う事が知られている。
どんなに、「私はこんな酷い事をする事は無い!」と思っていても、なる可能性があるのだ。
ジェノサイドの加害者にならない為に私はどうしたらいいんだろうか。
普段から情報を鵜呑みにせず、考え精査する事で幾分か防げるのではと思う。
そして、多様性を認める事も大切だと思う。
もし、テレビで経済学者に●●店のキャベツが安いと言われて本当にそれが安いとは誰も考えないだろう。
何故なら地域で差があるし、この人はおかねがあって、自分とはお金の価値が違うかもしれない。
それに●●店の回し者かもしれない。
具体的な値段と自分の目で見てよその他店と比較して、安いと判断するだろう。
それと同じだ。
ちゃんと考えて調べて結論を出す。
答えは、価値観の違いで一人ずつ違う事があってもおかしくはないのだ。
だから多様性を認めて、よりよい方向性を考えればいい。
なによりも、自分も加害者になりやすい性質を持っていると認識しておく事が大切だ。
気をつけようと思って居れば、考えるきっかけを作れるので、突っ走ることは無くなる。
考えていると、ウサギの耳がついた女の子が、
「クロードお兄ちゃん。この子は誰?」
と聞いてくる。
お兄様は、
「僕の妹のマリーベルだよ。」
というと、パァっと明るい顔になり、
「貴方がマリーベルちゃんね。クロードお兄ちゃんがよく貴方のこと話してたの。私はピノンって言うの宜しく。」
するとお兄様は険しい顔をして、
「マリーベルごめん。ちょっと、レビニ院長と話してくる。」
と言うと、院長室に入っていき何か話している。
ガラス越しだから、何を話しているかわからないが、
お兄様がレビニ院長に話しながら、銀のプレートのついた首飾りを渡す。レビニ院長はペンを置き、プレートを見て目頭を押さえて体を震わせて泣いていた。
おそらく、第23騎士団のことを話したのだろう。
ピノンちゃんは、それを見て。
「私たちね。何となく分かってるんだ。もう、レオンお兄ちゃんたちは、此処には来れないんでしょ。」
ポタポタと泣きながら言う。
「だけど、お兄ちゃん言ってたんだ。
「誰か大切な人が亡くなると後悔や悔しさに押し潰されそうになる。
そう言う時は、思いっきり悲しんで弔い、
前を見て今あるものを見て、生き抜け、
そして今ある大切な人を守れ。
でないと、大切な人をまた失うかも知れない。」
私は、大切なここの人を失いたくない。
だから前を向いて生きる。」
ピノンちゃんはオイオイ泣き出した。
私はピノンちゃんと一緒に抱き合って泣いてしまった。
すると孤児院の西側の空を、夕焼けに染まる荒地をポルカが緑のキラキラを振り撒きながら空を飛んでいた。
いつの間にかリンドウの花が一面に沢山生えていた。
ピノンちゃんと私は、驚きすぎて泣き止んでしまった。
そして、「綺麗だね」「だね」と二人でボーッとする。
暫くすると、騎士さん達がやってきて、
「うぉっ?!何だこれは?!」
と暫く騒いでいた。
後から聞いた話によると、ポルカの緑魔法で、孤児院の周りは、いつも季節によって咲かせる花を変えているらしい。
そして、花畑の反対側には
常に、何かしら作物が一面に実るらしい。
リンドウの花言葉を思い出す。
誠実、正義、貴方の悲しみに寄り添う。
ポルカありがとう。
数十年後、その花畑の近くに建物が建てられる。
国際的な機関で、ここで沢山の揉め事が話し合われ解決した。
花畑と花畑で色んな人種の子が遊ぶのをみて、国のお偉いさん達は、優しい顔になるそうだ。
すると、義足のガタイのいい牧師のような格好をした厳つい男性が出てくる。
頬には傷がついており、牧師のような服装をしていなければ、ギャングの親玉のような風貌だった。
私は、お兄様の後ろに隠れる。
お兄様は、
「ハハハ。マリーベル。この人は、見た目は怖いけど、子供には優しいおじさんだよ。大丈夫。第2騎士団の前の団長なんだ。レビニさんだよ。俺たちの師匠でもあるんだ。ここの孤児院の院長をしてるんだ。」
私はお兄様の後ろからそっと覗くと、
オジサンは、困ったような顔をしていた。
なんか熊さんのようだ。
すると、他の騎士達が
「子供への優しさを、ほんの少しでもいいから俺たちにもくれたらいいのにな!俺たちに対しては、見た目通りの怖いオジサンだ。」
レビニさんは、
「お前らは。相変わらず口だけは達者だな!」
と言いながら、ゲンコツを落とす
「ほらな!」
ケラケラと笑いながら私に話しかけてくる。
いやいや、この騎士さん何でヘラヘラ出来るんだ?頭硬すぎるんじゃない?すごい音したよ?
すると、奥の方から子供達が走ってくる。
「あーやっときた。騎士の兄ちゃん達だ。」
「わー。珍しくフラン兄ちゃんもいる。」
「いつものホットドッグある?」
「おれは、お前がくるのを待っていた!今日こそはやっつけてやる!俺は強い!!テヤー。」
と騎士にかかっていく子供もいる。
お兄様が、ホットドッグを子供達にわたすと、
「今日の晩御飯楽しみだな。メアリー叔母さんのホットドッグは絶品だからな!」
と言いながら建物の中に入っていった。
私は、獣人、人間、色んな肌の色の子供達に驚く。
クロードお兄様は、
「驚いた?ここは、戦争孤児たちを保護する施設なんだよ。だから、色んな人種の子供達がいるんだ。
第23騎士団の俺たちの親友レオンも戦争の孤児だったんだ。
戦争が悪化して、ジェノサイドで家族を失った。
親を失った子供の末路は悲惨だ。
彼は、戦争を終えて帰る時にどうしてもこの子供達を何とかしたいと思ったらしい。
レオンは自分は差別されている。それが、悪人につけ込まれる原因になるかも知れないと思い、ちょうど、引退するレビニ団長に相談した事で、出来た孤児院なんだ。
表向きは、英雄であるレビニ元団長が孤児院を運営している事になっているが、実際はレオンと2人で運営していたんだ。
ここは、一応トワイライト帝国だけど、上の旗を見て!この白く光る魔石の塗料で塗られた十字があるだろ?
あのマークはね、
戦争でこのマークを掲げる施設を攻撃をしてはいけない施設なんだよ。
国際法で決められてるんだ。
ただね、国際法はある程度の抑止力にはなっているが、罰則規定がない。必ずしも守られるわけではないんだ。同盟国の力や経済状態で動きは変わってくるんだよ。
まあ、ここを攻撃すれば、せっかく引退した元英雄のレビニ元団長を怒らせてしまい、相手国を滅ぼしちゃうから、そもそも誰も攻撃しないけどね。」
その話を側で聞いていた騎士達がレビニさんについて教えてくれる。
レビニ元団長は、かなり強いようだ。
義足も、唯の義足じゃない。マシンガンになるらしい。
どうせ義足に作り替えるなら、最強にするんだと言い張り、色々機能がてんこ盛りらしい。その気になれば、ドラゴンが空を飛ぶより、速く走れるそうだ。
ドラゴンはジェット機並みの速さだ。
鼓膜破れちゃうんじゃない?
最強の義足を手に入れ、前よりもパワーアップして意気揚々と合戦に復帰したが、よその国から
「おい!あいつは存在自体がルール違反だろ!俺戦争やめた!やめたぞ!来るなよ!俺が悪かった!負けました!唯の足でも勝てないのに、あんな機能たっぷりの足のレビニに勝てる訳がないだろ!はぁ?まだ戦争するの?うちの国王ばかなの?うちの国王の方を殺っちゃう?!」
と襲ってきた国はクーデターが起きて、戦争が終わったらしい。
ちなみに、足の怪我は野営中レビニさんが、夜な夜なコソコソとトイレに行き、踏ん張ってる最中力みすぎて、崖が崩れ、足を滑らせて足を失ったという、本当に不名誉な怪我らしい。
崖が崩れるとかどれだけ力んだんだ?!
「最強なのになー。理由が残念すぎる。」
「片想いのシェリーさんに理由聞かれて、「男には時には話せない事がある」とかキリッとした顔で言ってたぞ!」
「シェリーさんに、うんこしてる時に力みすぎて、崖が崩れたとか言えないだろ!」
とケタケタと笑う騎士さん。
・・・。おい、レビニさんが睨んでるぞ!騎士さん。
ちなみに、ジェノサイドとは虐殺だ。
特定の部族や民族、人種の集団を破壊する目的で行われる。
前世で行くと
ルワンダ虐殺
カンボジア大虐殺
スレブレニツァ虐殺
ダルフール
イラク、シリア
など第二次世界大戦後にも起こっている。
背景には、全て戦争がある。
どれも大きく見れば、戦争や領地の統治を有利にする為に、部族や民族の抱える問題を利用したものだと思える。
ジェノサイド加害者はよく
「命令されたから。」
「やらなきゃ自分がやられていた。」
という言葉をニュースやインタビューで答えていた。
ミルグラムの実験や様々な実験で、
「権威」「服従」が人の理性を奪う事が知られている。
どんなに、「私はこんな酷い事をする事は無い!」と思っていても、なる可能性があるのだ。
ジェノサイドの加害者にならない為に私はどうしたらいいんだろうか。
普段から情報を鵜呑みにせず、考え精査する事で幾分か防げるのではと思う。
そして、多様性を認める事も大切だと思う。
もし、テレビで経済学者に●●店のキャベツが安いと言われて本当にそれが安いとは誰も考えないだろう。
何故なら地域で差があるし、この人はおかねがあって、自分とはお金の価値が違うかもしれない。
それに●●店の回し者かもしれない。
具体的な値段と自分の目で見てよその他店と比較して、安いと判断するだろう。
それと同じだ。
ちゃんと考えて調べて結論を出す。
答えは、価値観の違いで一人ずつ違う事があってもおかしくはないのだ。
だから多様性を認めて、よりよい方向性を考えればいい。
なによりも、自分も加害者になりやすい性質を持っていると認識しておく事が大切だ。
気をつけようと思って居れば、考えるきっかけを作れるので、突っ走ることは無くなる。
考えていると、ウサギの耳がついた女の子が、
「クロードお兄ちゃん。この子は誰?」
と聞いてくる。
お兄様は、
「僕の妹のマリーベルだよ。」
というと、パァっと明るい顔になり、
「貴方がマリーベルちゃんね。クロードお兄ちゃんがよく貴方のこと話してたの。私はピノンって言うの宜しく。」
するとお兄様は険しい顔をして、
「マリーベルごめん。ちょっと、レビニ院長と話してくる。」
と言うと、院長室に入っていき何か話している。
ガラス越しだから、何を話しているかわからないが、
お兄様がレビニ院長に話しながら、銀のプレートのついた首飾りを渡す。レビニ院長はペンを置き、プレートを見て目頭を押さえて体を震わせて泣いていた。
おそらく、第23騎士団のことを話したのだろう。
ピノンちゃんは、それを見て。
「私たちね。何となく分かってるんだ。もう、レオンお兄ちゃんたちは、此処には来れないんでしょ。」
ポタポタと泣きながら言う。
「だけど、お兄ちゃん言ってたんだ。
「誰か大切な人が亡くなると後悔や悔しさに押し潰されそうになる。
そう言う時は、思いっきり悲しんで弔い、
前を見て今あるものを見て、生き抜け、
そして今ある大切な人を守れ。
でないと、大切な人をまた失うかも知れない。」
私は、大切なここの人を失いたくない。
だから前を向いて生きる。」
ピノンちゃんはオイオイ泣き出した。
私はピノンちゃんと一緒に抱き合って泣いてしまった。
すると孤児院の西側の空を、夕焼けに染まる荒地をポルカが緑のキラキラを振り撒きながら空を飛んでいた。
いつの間にかリンドウの花が一面に沢山生えていた。
ピノンちゃんと私は、驚きすぎて泣き止んでしまった。
そして、「綺麗だね」「だね」と二人でボーッとする。
暫くすると、騎士さん達がやってきて、
「うぉっ?!何だこれは?!」
と暫く騒いでいた。
後から聞いた話によると、ポルカの緑魔法で、孤児院の周りは、いつも季節によって咲かせる花を変えているらしい。
そして、花畑の反対側には
常に、何かしら作物が一面に実るらしい。
リンドウの花言葉を思い出す。
誠実、正義、貴方の悲しみに寄り添う。
ポルカありがとう。
数十年後、その花畑の近くに建物が建てられる。
国際的な機関で、ここで沢山の揉め事が話し合われ解決した。
花畑と花畑で色んな人種の子が遊ぶのをみて、国のお偉いさん達は、優しい顔になるそうだ。
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