6歳で死んでしまう少女は 精霊さんと共に生き延びる。

マキマキ

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癒し-デイジー-

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私は、

シルバー公爵という、

人間の大人と

バイオレットという

可愛らしい女の子に案内され、

森の精霊王様が作った、

癒しの森の湖にやってきた。



沢山傷ついた精霊が此処で休んでいる。

環境破壊を治す為に、

体がボロボロになるまで酷使した

精霊たちが、ヨロヨロと静かに水辺に集まる。




バイオレットは、
その光景を見て、涙した。

「なんで、痛そう。」

私は、彼女の頭を鼻で撫でた。
優しい子だ。

「誰かが、元に戻さないと、誰も生きられなくなるからねー。泣かないで。」





ドンファンも同じように、

レノスト村に、癒しの湖を作っている。

最近、傷ついた精霊たちが多すぎて、

ドンファンは休む暇もなく、湖に魔力を注ぐ。


浄化は日に日に追いつかなくなってきている。



私は湖に入る。

心地よい。

体がだんだんと軽くなる。

ドンファンの湖と同じだ。



ドンファンのことを思うと涙が溢れてくる。

彼は、皆んなが生きられるよう体がボロボロになるまで、水を浄化した。

カドニウムを浄化すれば、しばらく骨が折れ続ける痛みに耐えなくてはいけなかった。

水銀を浄化すれば、神経障害から目が見えにくくなり、言葉も明瞭に話せなくなり、手足の震えを必死で堪えていた。


全て、人間が流す工場の排水だった。

それでも、人間子供達の遊ぶ姿を見ては、

力無く微笑んだ。

昔は、ベルトラン全体が私たちを支えてくれていた。

それが、今ではレノスト村だけだ。



ドンファン。

多分貴方は、騙されてるのよ。

私たちの存在を忘れた人間が

私たちを利用しようとしてるの。

貴方は、きっと無実の人を殺してしまったことを知ったら、罪悪感に耐えられない。

あなたは、優しいから。

ドンファン。

レノスト村に帰ろう。


私の目から涙がポタポタと落ちる。

それを見た、バイオレットは

私の頭を、小さな体で抱きしめた。



ありがとう。

貴方の魔力は、草原に優しく風が吹き抜けるようにとっても、清々しく、気持ちよいわ。






















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