6歳で死んでしまう少女は 精霊さんと共に生き延びる。

マキマキ

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ソードお兄様とディナー

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お茶会が終わった後、
お庭に友達が遊びにきていて、
雪合戦だ!

お兄様も、私達の本気の雪合戦に参戦してもらった。

声を使わず。目を指で指し、
3本の指を出す。

(私から見えるのは3人。)

人差し指と親指を拳銃に見立て方向を向けると

(あっちに向かって投げろ)

である。

それを見たソードお兄様は、
「結構本格的だな。面白い。今度ジークも呼んでいいか?」

と聞いてきた。
私たちは、人数が増えるのは大歓迎だ。


そして夕食は
家族やお家にいる使用人の皆んなも、聖獣さん達、ポルカや玄さん皆んなでご飯を食べる。


ソードお兄様は

「お前はいつもこんなパーティーみたいなディナーなのか?」

と驚きながらも楽しそうだった。


今日は、

ちらし寿司
筍の煮物
唐揚げ
お刺身
お吸い物
焼き鳥
菜の花のお浸し

春のディナーだ!
初めてみる料理にお兄様は固まったが、
食べると美味しいとたくさん食べていた。

特に私が作ったブランデーの唐揚げが気に入った様だ。

お父様は、唐揚げを食べて何やら固まっている。

そして、

「マリーベル。この唐揚げの中に、ほのかにブランデーの香りがするのだが?」

と聞いてきた。

さすがお父様!

「居間に飾ってあった、馬のエンブレムのついたブランデーを使ったんです。もう古いお酒っぽかったので、空いてたし、悪くなったらいけないから全部使いました。

古いけど、モルトのとっても良い香りがしました。」


それを聞いたお父様は白目をむいている。

周りの人達は驚愕の顔をしている。

どうやらお父様がお気に入りのブランデーだったらしく、

いいお酒だったようだ。

酒蔵の杜氏さんが、頑固で中々売ってくれないと言うこともあり、市場では値段が爆上がりの品なのだそうだ。

値段を聞いても、誰も教えてくれなかった。

まあ、いいか。
杜氏さんが生きてるなら、
また作ってくれるだろう。

その空気を読まず
1人嬉しそうに

「マリーベル!これはうみゃいぞ!」

と口の中に沢山の唐揚げを頬張りながら話すポルカ。

その雰囲気を見て、ソードお兄様は笑い出す。

「父上のあんな顔初めて見た。マリーベル。お前強すぎだろ!ハッハッハッ。」

周りの人も大笑い。





あの後、私とポルカは酒蔵に行き、
杜氏さんにその話をする。

「ハッハッハッ!お前面白いな!
あの、氷の公爵が白目?
ハッハッハッ!
その唐揚げ食ってみたかったな。

ワシは、美味いものが、美味いって言えたらそれでええと思う。

でもな、最近美味いものを美味いと言えない輩が出てきてな。

値段や評価ばかりを重要視するんじゃ。

ワシの酒には限りがある。

そんな自分の舌で楽しまないやつに飲ませる酒はないんだよ。


あんたの親父さんならこの酒持って行ってくれ!

開けたらすぐ飲むように言ってくれ!
何年も、チビチビと飲みおって!バカモンが!

えっ?なに?唐揚げ今持ってきてる。
食っていいのか?
おっ?本当だうまいな!

えっ?

炭酸と割って飲みながら食うと美味い?!
その緑の鳥のお墨付きもある?

ハイボールと唐揚げ。

おお~!


本当だ!美味い!!
これは革命だ!

ファッハッハッ!

お前はきっと将来、立派な飲兵衛になるだろう!」


杜氏さんとお友達になり、

時々、炭酸と唐揚げやお酒のおつまみとレシピを持っていく。

その度に、おつまみレシピは世に出回る。そして世の飲兵衛達の胃袋を鷲掴んでいる様だ。

暫くして飲兵衛たちの間で、緑のオウムが飛んできたら幸せが訪れると、いつのまにかそんな迷信が話される様になった。

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