6歳で死んでしまう少女は 精霊さんと共に生き延びる。

マキマキ

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救助隊2-クロード-

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俺達や他の騎士団は内部に入り、

子供を救助隊する。

救助隊が来てから2時間。

参加チーム14チーム中9チームは保護した。

スタッフも2名を除き保護が完了した。

蔦でぐるぐる巻きにされていた子もいたが、気絶していたようで、激しく締め付けられていなかった為、被害もなく助ける事ができた。

どちらかと言うと、暴れまわった大人の方が締め付けられて被害が甚大だった。


子供達は、剣術大会に出るだけあり、自ら身を守り、蔦の葉が茂りにくい暖炉の中やタンスの中に隠れていた。

被害はほぼ無かったが、泣きじゃくり、かなり衰弱していた。


マリーベルの事を思うととても胸が締め付けられる。泣いてないだろうか、まだ6歳だ。

子供達の証言によると、

自分達は不穏な感じにビビってかなりゆっくり進んでいたが、

マリーベル達や毎回ベスト5に入る5チームは競って奥に向かって進んでいったと言う。

シリルの弟のベリルは温室を目指していたと言う。

温室まで来たが、マリーベル達は居なかった。

移動したのか?

グルグル巻きになった蔦を解いても、

切り刻まれた魔物だった。

辺りには薪の様に縛られた蔦が袋に入れて、置いてあった。

シリルは

「魔物に詳しい子がいるのか?こうする事で、切った蔦が育ちにくくするんだ。

さし木の様に生えてこない様にしてるんだよ。

コレだけの量を燃やせば火事になるかもしれないから、袋に入れてるんだ。」


茂った蔦は連続的な攻撃もあり、建物の5割程度減らすことができた。

後は根っこが生えている地下部分と。3階だ。

3階に繋ぐ幹部分が何処にあるのか未だ分からない。

シリルが言うには、それが最短に見えるが、トラップらしい。

根と上を繋ぐ本幹部分には魔物の意志が強くあるらしく手をつけない方がいいと言う。

理由は、怒ったピンギュラが一気に蔦を茂らすことがあるらしい。

先ずは花を切り、魔法が使えるようにして戦うのが、先決らしい。

花を咲かせるには、2週間かかるそうだ。

シリル達は凄かった。

蜂の巣が有り、群れで襲ってきても、

鎌をブーメランの様にして、沢山の蜂の羽を一度に切った。

そこへスコップ部隊が的確に致命傷を与えた。


通常ならかなり苦戦しているが、一瞬だった。

そして、無駄な戦闘は一切しない。

カタツムリや幼虫の様な青虫、根切虫の魔物が出た時、第二騎士団は戦闘モードで掛かろうとした。

シリルは

「止めろ!アイツは、ピンギュラの天敵で、根や葉を好んで食べる。

アイツらは毒で、自分を攻撃する植物を弱らせてから食べてるんだ。

アイツらが居るから

ここの蔦は、元気がない。

だから、蔦の攻撃がない。」



俺たちは3階部分に到達して休憩した。

シリルは、

「ベリル大丈夫かな。結構時間がたってしまったな。」

「俺の妹も何もなければいいが、他の子達の様に泣いてないだろうか。

魔法が使えないから、魔物に怯えてなければいいが。心配だ。」


その最中、

「クロード隊長、本部から我々の近くで狼煙が上がっていると知らせが届きました。」

「何んだと!」

俺たちは、慌てて付近を捜索する。

その時だった。



すると、向こうからデッカい豚が猛突進して来る。

その豚を、小さな女の子が

包丁を二刀流にして襲いかかる。蔦を後ろで謎の武器で切り刻み援護する男の子。

そして、包丁で豚を素早く捌いた。

男の子は、

「マリーベル!お見事だ。そして、見事な捌きっぷりだ!
コイツを早速、焼いて皆んなで食べよう!」

マリーベルだった。

魔物に怯えて泣くどころか、自ら魔物を食べようと襲い掛かり、涙ではなく、涎を拭いていた。


俺たち騎士団はその光景を唖然と見ていた。


シリルは、


「クロード。お前の妹は、泣くどころか、弱肉強食の強者の様に見えるが気のせいかな。」

・・・。マリーベルは、俺達に気が付かず捌いた肉だけを見て嬉しそうに

「塩焼きにする?醤油ダレする?あっ!焼肉のタレもこんな時の為にリュックに忍び込ませてあるんだ!ネギと胡麻油がないのが残念だね。」

とブツブツと言っている。

男の子は俺たちに気がつき、マリーベルを見たり俺たちを見たり、忙しそうだった。















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