6歳で死んでしまう少女は 精霊さんと共に生き延びる。

マキマキ

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阻む魔物達

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ピンギュラめ、

何が何でも花を切らせないつもりだな!

花を切ろうと3階に向かうと、

魔物が出て来た。

初めは、豚。

タダの豚だが、でかい。

倒した時は、血が飛び散って

本物を倒した事のない子供達は青ざめた。

そして陸上シャーク。

サメに人間のような足が生えた生き物だ。

人間の足にする事で、人間が狩る時に躊躇する。それが進化の狙いらしい。

肉食だ。

海での生存競争に敗れ、陸に上がってきたらしい。

走って追いかけて来るので、気持ち悪くて、泣き出す子もいた。

味方を変えると、サメの被り物を被った変態だ。

私達は切るのを躊躇してしまった。

バイオレットちゃんは、一切躊躇する事なく、一刀両断である。

時々見せる、そういったバイオレットちゃんの一面に悪役令嬢を感じる私だ。

意外なのが、ジャッカスくんもバイオレットちゃんと共に一刀両断で躊躇したベリルに向かって来る陸上シャークを切り裂いた。



でっかいハチやカナブン、蚊

毒の鱗粉を振り撒く、蝶々。

それにしても、カナブン!なんなんだアイツ硬いんだけど。腕が痺れたわ!

テラーくんが馬鹿力で、脳天にミノを突き刺した。

流石大工のせがれだ。

蚊と蝶アイツらは、ヤバイ。

口がとんがった部分で刺して養分を吸うんだが、死んだ魔物を一瞬でミイラにしたのを見て、私達はゾッとした。

その虫が襲いかかってくるのだ。

空を飛ぶ魔物は、羽を切り落とす。

身体能力の高い、スピード先輩とベリル達だ。

羽のついた魔物は地上に慣れておらず羽がなくなると戦闘力が落ちる。

落下してきた虫を剣で捌くアップル先輩とボルド兄さんだ。

襲ってくる蔦を
他のみんなで、切る。

バイオレットちゃんは皆んなに言う、

「できるだけ感情的になるな!体力を消耗するぞ!絶対に助けは来る。

それに、あの花さえ切れたら、絶対に助かる。

不安に思うな!集中しろ!戦え!」

私たちは刃物を振う。


やっと、3階部分の部屋の一つをあけることがてきた、

退路は時間が経つと蔦が茂り消えていく。

殺した魔物たちは、つたでぐるぐる巻になった。

ちっ、殺した魔物も養分になるのか。

お腹が空いてきた。喉も乾く。

水筒の飲み物も皆んなで、少しずつ回しながら飲んだがもうなくなってしまった。

私たちは食糧を持って来てるが、

周りの子達は持ってないどうしよう。

すると、足元で小さい何かがゴソゴソと蔦を避けながら入ってくる。

玉ちゃんだ。

玉ちゃんは

「ジャックに言われてやって来たぞ!ほれ指示書と、魔石だ。生活魔法やスキルぐらいなら使える。

魔石は、ロン達が学園の友人やご両親、近所の人とカンパして買いに行ってくれたんだ。
まあ、ほぼお前の父親の財力で賄われているがな。

それに、君たちの親御さん皆んなここに来ている。そして、全騎士団が招集されている。助ける為にみんな動いている。」


魔石は何かと言うと、
通常魔法を使う時は、空気中の魔素を取り込む。

それを石に取り込んだものだ。

人工魔石は魔力を最大限練り、一度に一気に詰め込まないといけない。魔力が膨大でないと作れない。そして、経験が必要だ。
作れる人が限られる為、高額で取引されている。

魔物は、穢れや呪いが膨大な魔素を取り込んで、動かないものが動いたり、大きく、攻撃的にさせる。その為、殺すと魔核と言われる石が取れる。

コレも穢れや呪いを除去を人口的にしたり、長い年月が経つと消える。コレは天然魔石として高額で取引されている。

時々、魔物が地殻変動や気候変動で大量に死んだ時期の鉱脈が発見される事もある。

まあ要は、魔石の値段は高いのだ。

それを皆んなで、何とかしてくれた事。

そして、助けようと動いている事を知ると、疲労感や絶望感が出始めた子供達は、やる気を取り戻した。

人は希望が生きる糧になる。

前世フランクルという医者のナチスドイツの収容所の出来事を書いた本を読んだ。

内容はおぼろげに覚えている。過酷な中を生きる為には、希望、使命感が重要な鍵となっている事が書かれていた。

衝撃的内容や写真がある本だ。感受性が高すぎたり小さい子供には刺激が強いが、生きると言うヒントや集団心理として気をつける点が書かれてあった。読んでよかった本だ。

因みに指示書は、指示と理由が書かれていた。

地図にどこにいるか書く事。

居場所を特定し、エリアを絞るためだ。

休憩地点でピンギュラを薪にして、金属の物に入れて、狼煙を上げる事。火の見張り消火したかどうか、ボルドがキチンと確認する事!

魔物から匂いをくらますためと、どこで休憩を取ったか知らせるためだ。

金属に入れるのは燃え広がらない様にするためだ。

ボルドは、鍛冶屋だから火の管理は慣れている。火器見張りを頼む!


戦う時は、窓にある蔦を刈って、ライトを外に向かって点滅。

外から特定の場所に攻撃を掛けることにより、ピンギュラの感知を散漫にさせるためだ。

私達は早速狼煙をあげた。

私達は、魔石で水を大量に手に入れる。

そして、防水性のカッパと紐で臨時の水筒を作る。

水筒が無い子に持たせた。

水の中には、私が荷物に入れた、砂糖、テラーくんが持ってきている、塩を入れる。

そして、アップル先輩が持ってきたオレンジを果汁にして入れる。

手作り、スポーツ飲料だ!

また、ドスドスと音がする!

巨大豚だ!

さっき、解体せず置いてきた事を後悔した。

食料になったのに!

私の包丁でやっつけようと足音に向けて追いかける!

アイツを飯にしてやる!

トウ先輩が後ろで援護してくれる!

トウ先輩は、

「アイツは絶対逃すな!前のやつは筋張って硬そうだが、コイツは油が乗ってるのが分かる!極上の肉だ!滅多にであえない高級肉だ!」



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