6歳で死んでしまう少女は 精霊さんと共に生き延びる。

マキマキ

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テンケイ山の雷

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私は、暇つぶしにドミノをやって楽しんでいる子供達から離れ、奥でラーメン作りに勤しんでいる大人の人達にこっそり聞いてみる。

「もしかして、日本の記憶があるのですか?」


ヒソヒソと耳元でいうと、1人の男性は、目を見開き、

「きききき、君もなのか?おい!お前らこの子もそうらしいぞ!」


「なんだって!君は何の天啓を受けたんだ?」


・・・?天啓?なにそれ?


すると、粉木さんが

「ホホホホ!マリーベルちゃんは、この人達が気になるようだね。

ここの山は、テンケイ山といってね、

時々、雷に打たれても死なない人が居るんだよね。

そういった人達は、突然前世の使命を思い出すそうだ。

この人達は、その天啓を授かり、
休みのたびに、
なぜかここにやってきては、
天啓を全うするんだ。」



「いやー面目ない。余暇の山登りの最中に、突然雷が鳴り始めてね。

木下で雨宿りしたら、木に落ちてきた、雷が私に流れてしまってね。

普通は死んでるんだけど、この騎士団に配られる金属のプレートに雷の電気が流れたようで一命を取り留めたんだ。

そしたら、日本にいた頃の記憶が蘇って、無性に山登りに欠かせない、カップ麺やインスタントラーメンが食べたくなってね。」

ケンさんという、
貴族のお家で騎士をしている男性が言う。
前世は大手の食品会社で営業をしていたらしい。


「そう!私もよ!丸太小屋の外の屋根の下で雨宿り中に雷が落ちたのよ!
私は、前世フリーズドライの会社にいてね。
カップ麺の中にあるお揚げが無性に食べたくなってね。」


ミオさんというパン屋のお姉さん。
前世は、フリーズドライの会社で働いていたそうだ。

平民ではあるが氷魔法が使えるそうだ。
現在、パン屋は前世の記憶を元に様々なパンを辺境近くで作っている。

なんと、メアリー叔母さんの犬型のホットドッグを提案したのはこのミオさんだった。

パンはミオさんが卸しているらしい。



「俺は、雷が鳴ったから手を天に大きく掲げて祈りを捧げたら、そこに落ちたようだ。その時に、キャンプの食事に物足りなさの原因がその時に、インスタントラーメンやカップ麺である事がわかったんだ。」


リョウさんは、神官らしい。
テンケイ山から神の天啓を受ける者について調べていたそうだ。

前世は、ケンさんと違う食品会社の食品企画部にいたそうだ。


3人はここで知り合い、意気投合し、ラーメンについて語り、休みになるたびにラーメン開発に勤しんでるらしい。


「ホッホッホッ、彼らの雷の対策としては、最悪の対処法かもしれませんね。」

粉木さんは言う。

雷の対処法としては、
雨宿りや木下で待機は最も危険な対処法らしい。

人間の体は木より電気を通しやすい。
よって、側撃雷という
木に直撃した雷が人間に流れて来やすい性質を持ってるらしい。


雨宿りという手段は悪手らしい。


雷が起こったらどうしたらいいか、粉木さんは教えてくれた。


雷は高いところに落ちる傾向がある。

そんな時に傘を刺して歩くのは危険だと言う。

だからと言って

下手に雨宿りをすると、側撃雷を受ける可能性がある。

建物の中に入らせて貰うのが一番安全だと言う。

すると、ミオさんが

「雷が鳴ったから、金属で全てが覆われた、窓を閉めた車や電車の中、飛行機の中が、安全ってのは知ってたんだけどね!」

と耳打ちしてきた。

もし避難先がなければ

高さ4から20メートルの

建物や木の場合

建物を45度見上げて天辺が見える

4から5メートル離れた場所で足をそろえてしゃがむ雷座りと言われる体勢を取ることが望ましいという。

雷座りとは

頭を下に下げしゃがむ
出来るだけ低い姿勢
耳を塞ぐ
つま先で立つ
踵同士をつける

姿勢だそうだ。


すると、ケンさんは

「なあ、水の中は安全なのか?水の中の魚って死んでないじゃん。」


それは、落雷地点から離れているからだそうだ。

雷は海の場合いは落雷地点数十メートル周辺と水面を伝って電気が流れる。

つまり、潜っていれば落雷地点数十メートルの範囲でなければ比較的安全だと言う。


しかし、体を水面に出すことが多い人間の場合は不可能に近い。

雷の予兆があれば、直ぐに避難した方がいいという。
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