6歳で死んでしまう少女は 精霊さんと共に生き延びる。

マキマキ

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ラーメンとカンスイ

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私は、リョウさんに
ラーメンの何で、困ってるのか聞いてみる。

麺の材料のカンスイだった。

ラーメンの中華麺はアルカリ塩水溶液が欠かせない。


重曹で代用でき、実際に私はどこでも厨房で使っている。


小麦を練っただけでは、ラーメンはできない。うどんとなり、ラーメンのような風味はない。


カンスイを入れる事で、ラーメン独特のコシと独特の風味と黄色に変わるのだ。


因みに、カンスイを入れて

ご飯を炊くと、ラーメン風味のご飯が炊けるそうだ。


リョウさんが言うには、灰の上澄を使う方法や塩湖の水を使う方法などがあるらしい。

チャンポンはカンスイの一種である唐灰汁を使用しているらしい。

カンスイでも色々あるようだ。



ごじゃごじゃと化学式と原料やら何やら語り始めるが、

ポンコツな私には、よく分からなかった。

ミオさんは、

「もう諦めて、うどんにしようよ!」

ケンさんは、

「俺は、1番にラーメンが喰いたいのだ!
それだけは譲れん!」

と何やら喧嘩し始める。


何処でも厨房から重曹出してもいいんだけど、持続性がないし、迂闊に出してずっとお願いされるのも面倒臭い。


私は、リョウさんと一緒に
カンスイ作りを手伝う。

木を燃やして、木炭を作り、

水に浸す。

リョウさんが言うには、これでソーキそばに近いものができる筈だどいう。

pHが測れたらどうのこうのと、リョウさんはまた自分の世界に入り込む。

私達はリョウさんが、何日か前に同じようにして作った灰の上澄を使って麺を練る。

茹でて食べてみる。

「ウォー!何故なんだ!これは、うどん?冷麦?新しい食いもんだ!ラーメンじゃねー!」

リョウさんは頭を抱える。

なんかよく分からない謎の麺ができた。
麺作りは失敗に終わった。

私達は試行錯誤し、何度もチャレンジしたが、燃え尽きた。



すると、アッシュ君が何やら撃沈している私達を見て、何をやっているのか気になってやって来た。


作ってるものや、困ってる事を伝えると、


「えっ?それって、この山にある湖周辺で食べられてる、経帯麺じゃない?」


なんと、この山には塩湖があるらしく、その水で麺を練ると、麺が黄色くなり、独特の麺が出来るらしい。


アッシュ君は、義父となったリバージュさんと新しい商品開拓の為、麺を視察に来たことがあるらしい。


そこの、塩湖周辺には沢山の麺料理屋さんが並んでいるそうだ。

岩塩を取りにやって来る、労働者の間では秘境飯として有名らしいが、一般の人には余り知られてなかったらしい。


なんと、カンスイ問題は意外にあっさりと解決してしまった。


リョウさんに言うと、

アッシュ君に縋るように、

「そこを、教えてください。お願いします。」


と土下座で頭を下げる。


粉木さんが言うには、リョウさんは相当偉い神官らしいが、

プライドや大人としての威厳など、
ラーメンに比べると小さなことらしい。

キャンプ場付近の一部の道が土石流や山崩れで危険な事から、雨が止んだら皆下山する予定なので、

また、日をあらためてということになった。


後日


アッシュ君とリバージュさん

カップ麺同好会のメンバーと

私とフランとポルカで

テンケイ山の塩湖に向かうことになった。










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