6歳で死んでしまう少女は 精霊さんと共に生き延びる。

マキマキ

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謎の男性

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私達は、再度山を目指す。

集合場所にみんな集まってくる。


リョウさんは、

ポルカを見て、

「おおー。緑の精霊王?
カッコいい!
王蟲の親玉みたいだ!
えっ?
マリーベルちゃんは、
背中に乗せてもらって、
空を飛べるの?
羨ましい。
いいな!いいな!」


ポルカの周りをグルグル回りながらジロジロとテップリとしたマン丸なワガママボディをみる。


ポルカはカッコいいと言われて得意顔だ。


あれ?

知らない男性が1人いた。

??な顔をしていると、

ミオさん大爆笑。

「前の時、名前聞かれなかったから可笑しいと思ってたのよ!コイツも私達と一緒にカップラーメンを研究してるシャドウよ。

奴隷だったんだけど、影が薄すぎて、
あまりの肉体労働の厳しさに、仕事中にスタスタと脱走してもバレないくらい影が薄いの・・・。」


「時々、影薄くて俺たちも存在を忘れてるしな・・・。」

とケンさん。


・・・。思い返してみると、前の時に男性の会話の数がおかしい事に気がつく。


シャドウさんは

「ああ。どうせ俺は、前世から影が薄いんだ。

食べ物屋さんに行っても、確実に俺のオーダーだけ忘れられてるし。

乾杯の時に、取り敢えずビールにして、数確認したのに、数が足りないってなんですか?


そろそろ乾杯しようとしたのに、
飲み物がない俺!
足りないビールを持ってきている間のあの微妙な空気は俺のせいじゃないのに・・・。

学校でグループを作っても、なぜか先生は総人数の公約数にならない数で、1人あぶれる人数で組むように言う。

そして、あぶれるのはいつも俺だ。

21人のクラスなのに、なぜ4人組にするんだ?

3人組でいいだろ!

シクシク。」


・・・。時々こう言う人いたわ。

シャドウさんね。
絶対忘れないようにするね。


シャドウさんの事をミオさんが説明してくれる。

彼の前世の仕事はプログラマーらしい。
食品を3Dプリンターで作る技術を研究していたそうだ。

ミオさんは一人でパン屋をしている。パンを大量生産する時はシャドウさんの技術を使って作ってるらしい。

前世でも、3Dプリンターで料理の作成に成功していた。

そして、その技術で介護食品を作る事も課題とされていた。

知っているだろうか、
お年寄りの介護食のミキサー食は流動食のようにドロドロだ。

料理事にミキサーにかけるが、

正直、見た目も悪く、
食材が全部ごっちゃになってるので
味もイマイチだ。
喫食率も低い。

だから食べやすいように、形を整えるために食材を一つずつゼリーで寄せて料理を作る手法がで始めた。

しかし、手間がかかりすぎた為、実現不可とされ、多くの介護施設や病院では導入出来ずにいる。

もし、食品の3Dプリンターが商品化出来たらどうなるだろうか?

前世の日本は世界の中でも最も早く高齢化社会の波に飲まれる。

だからこそ、各国は日本がどんな国になるか注目している。それは、各国の未来だからだ。

2030年以降世界はAIやコンピューティング技術、その他の技術が向上し、それが組み合わさって、さらに加速した社会になると言われている。

問題を1番に突きつけられた日本は、一歩先に進んだ介護技術を手に入れることも可能なのだ。

お年寄りを、ただのお金がかかる介護対象とするか、経済発展の礎の一つとし、他国から羨ましがられる技術を売りつけて、儲けるかは意識次第だと思う。

私達は、一人一人魔法のようにできる事が違う。でも、それを未来の楽しい世界でどう使ってるか想像してみてくれ。

何事もイメージが重要なんだ。

同じイメージを持つ人間が集まり、

そこを目指して、一つ一つコツコツと問題を解決する。

気がついたら、いつの間にか実現しているだろう。

リョウさんは
「シャドウは俺たちにとって重要な存在なんだ!カップ麺は大量生産しておきたい!そんな俺が、お前の事を忘れるわけないだろ!」

そう熱く熱弁していた。

シャドウさんは
「えっ?俺は大量生産要員ですか?」

「そうだ!」

シャドウさんの目は死んでいた。
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