【水創師】となり、異世界にゆく

森へ行く

村を出ようとすると、見張りをしていたダンブラに会った。
｢おう、ハル。
森に行くのか？｣

｢はい、そうですよ。｣

｢最近魔物が多くなってきているから気をつけろよ。｣

｢わかったよ。ありがとう。｣


この世界には人間を襲う魔物といったモンスターが存在する。
種類はゴブリン、ウルフ、ドラゴンなど様々らしい。

要警戒だな。

村を出て、探知の[波紋]を使いながら魔物と、人のいないところに行く。

魔物だけでなく人に会っても面倒だからな。


ちょうど開けた場所を見つけたため、ここでスキルの確認をする。


水魔法…詠唱をすることにより魔力を水に具現化する。

レベル1 ウォーターボール


気になっていた加護の方も鑑定してみた。


水神の加護…水系統スキル詠唱不要、威力の増加。

この加護によって詠唱をしなくてもすむと言うことか。


右手を上にしてウォーターボールをイメージすると30センチほどの水のボールが生成され、前方の木に当てる感覚で飛ばすと木を削って破裂した。

結構威力があったな。加護の影響だろう。

次は水分身だ。

水分身…分身をレベルに応じて生成する。
分身自体に自律した意識はなく話すこともできず、
命令をそつなくこなす。
分身は本体のステータス半減状態。
本体が死ぬと、分身も消える。

レベル1 一体分身


分身を出してみる。

｢お呼びですか。ご主人｣


…普通に意識あるし話してるんだけど。


こういうときはウィルに聞こう。

｢ウィルなぜ鑑定と内容の違う分身が出てくるんだ？｣

｢はい、それは加護によるスキル補正ですね。
私の力を使えば加護の影響を受けた状態での鑑定処理、ステータス表示ができますがどうしますか？｣

｢そのようにしてくれ。｣

｢了解しました。｣

ステータスの最適化更新中…


終了しました。

｢終わったみたいだな。｣

｢はい、最適化したので問題はないと思います。｣

水分身…自律した意識を持つ分身を創ることができる。
命令はそつなくこす。
本体と同じステータスの強さで、本体が死ぬと分身も消える。

レベル1 一体分身

自分が2人いるのと変わらない性能だな。

そういえば職業の鑑定もできるのか？


水創師…ユニークジョブ

水創[スキル]等の初期スキルの取得。



初期スキルがあったのはこの職業があったからという訳か。