公爵令嬢の立場を捨てたお嬢様2

羽衣 狐火

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タリスが職業を変える!?

アルトの好き好きオーラ

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タリスが学園に向かってからの事
アルトは泣き目になっていた

「うう……」

手をぐっと握りしめて、涙をこらえるが一筋、また一筋とこぼれてくる
すると、それを見かねたアラン&アレン達がアルトを慌てて慰めた

「あああアルト落ち着け、な?な?」

「そんなに悲しそうな顔はどうして出来るんですか?」

アレンが理由を聞くとまるで可愛らしい五歳の子供のようだった

「だって…タリスがいないんだもん」

((なんだその理由!めっちゃ可愛い!))

「そそそっかあ…タリス隊長がいないからか……」

「タリス…僕を置いて学園に行っちゃった…学園長はなんで僕も誘ってくれなかったの?なんで?」

アルトはアレン&アラン兄弟になんで?と聞く
すると、その理由を知っていたのかアランが口を開いた

「タリスが優秀だから学園の評判をあげたいらしい」

「……僕だって勉強したいのに」

アルトの機嫌がなかなか治らないので、アレン&アラン兄弟はお手上げ状態になってしまった

「タリスがいないとやだー!」

その時だ

「いや~すまないねここまでアルト君を悩ませているとは……こんにちはアルト君」

そこには今話をしていた学園長がいた

「……こんにちは」

アルトはアレンの後に隠れると、ボソッと返事をした

「タリス君と離れたくなかったんだな、すまないな…さあ、これからはタリス君と一緒に勉強しよう」

アルトがアレンの後から可愛らしい涙目の顔を出すと学園長がうんと深く頷いたので、ササッと学園長の後に移動すると、ぎゅっと服の裾を掴んだ

(なっ……!なんて可愛い男の子なんだっ……)

「学園に行ったらタリスに会える?」

「もちろんだよ」

学園長がそう言って頭を撫でると、アルトはまだ涙目だが、えへへと言って少しだけ笑顔になった

その様子を見て大丈夫だと感じたのか学園長はアレン&アラン兄弟に迷惑をかけたなと言って、アルトを連れて馬車に乗り、学園へと行ってしまった

「ちょーどいいところに来たよな」

「そうです…ね…まぁ、とにかくアルト君の問題は落ち着いたということで」

「んだな、さぁーて俺らも訓練すっか~」

アランが長槍を持ってブンブンと振り回すと、アレンがこら、危ないでしょと剣で頭を叩く

「俺の頭が切れたらどーすんだよ!」

「知りませんよこの野郎。さっきから危ないと言ってんだろーが」

「はぁ!?」

二人は額をガチン!と合わせると、長い長い本気の喧嘩を始めたのだった

ーーーーー

「すまないな、タリス君と一緒に連れていこうとしていたんだが…アルト君が丁度よく任務に出ている時でな」

学園長が馬車の中で改めて謝罪をすると、アルトはいいんですよ~タリスに会えますしと景色を眺めながら答えた

「あ、あれですか?あのーでかいヤツ」

「(でかいヤツ……)ま、まぁそうだな。あれが学園だ」

学園長が答えると、アルトがタリスに会える~♥と好き好きオーラを出し始めた

(これは…タリス君と一緒の教室にするべきだな。宿舎は本人に聞いて…)

「学園長!学園長!門の外でタリスが待ってる!」

「ああ、知らせてきたからな」

タリスがアル~!こっちだよ~と手を振っているのを見て、馬車が走っているのにも関わらず、ドアを開けそのに飛び出し、タリスの方へと走って行き飛びついてハグした

「タリスゥ~♥も~会えないかと思った~♥」

(うわぁ…!タリスだぁ♥僕の大好きなタリスだぁ~♥うへっ)

「アル、顔キモイからその危険な思考をやめて?……改めて、アル会いたかったよ~♥」

「えへへ~寂しかったよタリス~♥」

学園長はその光景を見て、深いため息をついたとか
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