子供から目を離してはいけません

こうやさい

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エピローグ

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「だから心配だったのに」
 カプセルの中で眠る異形むすめに母は哀しい目を向ける。
「こんなことなら人間かちくと一緒に遊びたいなんて願いを叶えるんじゃなかったわ」
「飼育装置に異常が出たからと人間かちくを他所に移したことがこんなにショックを与えるなんて」
 父が難しい表情をする。
 もし娘がそれを見ていても表情を判別することは出来なかっただろう。
 今の彼女は人間の感性しか持ち合わせていない。
「いろいろな経験をして欲しいとは思ったけれど、以前の経験を何もかも忘れて欲しかった訳ではなかったよ」
 そこにある親子の情は人間と何ら変わりなかっただろう。
 けれど娘はそれを知らない。心を壊して眠り続ける。
 彼らが見せる幸せな夢に当の彼らはいない。
 彼らが知らない傘を彼女が見つけることはないだろう。
---------------------------------
 普通は他にも人がいて途中で親を探している幼子がいる町で一緒に一晩過ごし一緒に行くか聞くけど断られるとか、ヒーローになりそうな男の子が途中で旅に加わったりするんだろうなぁと思いつつ。で、最後の方で擬態が解けて守ってくれていた男の子が自分を殺しかけるんだけど、間一髪で両親が来てその男の子を殺して、命は助かったけど余計にショックを受けるとか……より悲惨かもしれない。
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