死んだら精霊になりました。

モブみかん

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本編

1

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目を開くと見慣れない光景が広がっていた。

なんか、ずっと前に母さんと見た綺麗な絵画みたいだ、、

これは僕の夢なんだろうか、、、それともここが死後の世界ってやつ?あ、でも自ら命を絶つと地獄行きなんだっけ?
最期の記憶は曖昧だけど、少なくとも上手に逝けたってことかな、、

頭の中でぐるぐると思考がかけめぐる、不思議と悲しさとか憎しみとかいった感情はなかった。

ひとしきりそんなことを考え終わったところで気が付いた、


なぜか大木に左手を縛り付けられている、、?


前世で流行っていた、異世界転生ものとやらを思い出したけど。
それにしては、神様の説明?みたいなのもなかったし、、、クラスで誰かが話していたのを聞いたくらいで何もわかんないしなぁ、、、やっぱりただの夢、、?

そんなことを考えていたら、どこからか話し声が聞こえてきた、

「っ!?誰か!誰かいるんですか!!!」

そんな僕の声が聞こえてか、こちらにやってきたのは欧米系の顔をしたガタイの良い男だった。ちょうどよかった、この人に左手のこれをとってもらえば!

「あの、、」

声をかけようと、顔を上げるとにやりと笑った男と目が合った、その顔はあの男を思い出させ僕の背筋はぞわりと粟立った。

男がこちらに向かってくる、本能が警鐘を鳴らす。

「本当にこんなところに精霊さまがいたとは、、ニシシ」

気持ちの悪い笑みを浮かべる男から逃げたいのに、今いる場所から動くことができなかった。






男は自分の性欲を発散するためだけのような乱暴なそれ・・をすませた後、また来ると言って去っていった。

「もうこなくていいよ、ばーか」

あれの最中に男が言っていた話によると、僕はどうやらずいぶん前に強大な力を恐れられ、ここに封印された精霊らしいことを知った。試しに動こうとしてみたが、不思議と今いる場所から離れることはできなかった。

どうやら死後の世界でも夢でもないということは、乱暴されたずきずきとした痛みとべたべたと触られた気持ちの悪さが残ったままの体で嫌というほど思い知らされた。



どうやら神様も、僕に優しくないみたいだ。

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