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有能な探索者
4話 ギルドの仕事 1
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「この指名手配犯..この前たおしたんですけどここに書いてある懸賞金ってもらえるんですかね」
俺がそう尋ねたら2・3秒間受付嬢はポカーンとしてしまった。
「た..た.倒したんでしか⁈」
「いや まぁはい。倒しました。これがそいつらの頭です。」
俺はバックからそいつの頭を取り出した。
元々、頭は入ってなかったがインベントリから出したらまた驚かれそうなのでやむなく自前のバックに入れることになった。
もうバックは使えないな。
血だらけだで使いたくないしね。
あとで火にでも焚べて焼いておこう。
「あなたずっと頭を持ち歩いてたんですか?」
「まあそうなりますね。あのもう少し早くしないと血が布の許容範囲を超えちゃうんですけど」
俺は一応頭の下に布を置く配慮をしてある。
そう俺が急がせると数人のギルド職員が出てきて十人十色の驚きをしていた。
着々と確認が進みにつれてギルド職員の顔色が悪くなるのを感じた。
「あの言いにくいのですが一人以外こちらで懸賞金を渡すことは出来ません」
そう言うと一人分の懸賞金の入った袋を渡してくれた。
中には金貨が30枚入っていた。
「他の人達の懸賞金なんですけど超極悪人過ぎて懸賞金がこのギルドでは払えないんです。」
「今渡した金額でもギルドで払うか相談したくらいですから。」
本当にギリギリだったらしい。
「いえいえ一人分頂いただけ有り難いです。」
俺はお礼を言って金貨をバックにしまった。
まだこの世界の金銭感覚が掴めないのでガイルさん達家族に聞いてみようと思う。
「あとケントさんは盗賊を一人で5人以上倒しているので称号が贈られることになりました。」
「ギルドカードを提示して頂けますか?」
そう言われたので俺は受付嬢にカードを手渡した。
受け取った受付嬢はギルドカードにハンコを押した。
押されたハンコの形は盗賊が倒される形になっていた。
ギルドカードをお返してもらってポケット経由でインベントリに収納した。
使えるバックがなくなったので新たにバックを購入した。
ここのギルドは手芸コーナーがあって冒険者に必要な物が沢山置いてあった。
沢山ある種類から地味目な物を買って肩にかけた。
これから何をしようかと考えると受付嬢から声を掛けられた。
「他に何かご用件はございますか。他にないのであればクエストを受注して見てはいかがですが?」
俺は他にやる事も無いので初めてのクエストに挑戦するの事にした。
初めてだったので受付嬢も一緒に選んでくれるというのでクエストボードに選びに行った。
「ケントさんはまだ初級のFランクですけど称号があるので2個上ぐらいのクエストも受ける事が出来ますよ。」
今回は初めてなのでFランクの薬草採取のクエストを受けることにした。
「薬草採取のクエストですね。わかりました。お気をつけて行ってきて下さいね。」
受付嬢は満面の笑みで送り出してくれた。
俺は早速薬草を見つけるためにマップで調べてみた。
しかし薬草を知っていないと検索出来ないようだった。
やむなく神さまから貰った本を開いて確認してみることにした。
どんな薬草を取るかわからなかったらもともこもないからね。
本で調べると色んな事が分かった。
薬草の群生地の場所や薬草の特徴なども書いてあり、他にもそれからどんな薬が作れるかも書いてあった。
再びマップを開いて確認してみるとやはり薬草の生えているところが表示された。
一際大量に生えている場所があったが多分それが本に書いてあった群生地だろうと思う。
俺は薬草の群生地の方に歩き出した。
30分程でその群生地に到着した。
全速力で走ったので息が疲れてしまった。
なぜ走ったかと言うとここに向かっている時にマップで倒れた人を見つけたからである。
倒れている人を走りながら確認すると妖精・羽人族と言う妖精族で性別は女の子だと分かった。
名前がティルナ・ノア・ラグノスと言う名前らしい、本で読んだがノアは妖精国の王族のみが付く名前だったと思う。
と言うことはこの子は妖精国のお姫様だと言う事だ。
俺は彼女の元へと急いだ。
つづく
俺がそう尋ねたら2・3秒間受付嬢はポカーンとしてしまった。
「た..た.倒したんでしか⁈」
「いや まぁはい。倒しました。これがそいつらの頭です。」
俺はバックからそいつの頭を取り出した。
元々、頭は入ってなかったがインベントリから出したらまた驚かれそうなのでやむなく自前のバックに入れることになった。
もうバックは使えないな。
血だらけだで使いたくないしね。
あとで火にでも焚べて焼いておこう。
「あなたずっと頭を持ち歩いてたんですか?」
「まあそうなりますね。あのもう少し早くしないと血が布の許容範囲を超えちゃうんですけど」
俺は一応頭の下に布を置く配慮をしてある。
そう俺が急がせると数人のギルド職員が出てきて十人十色の驚きをしていた。
着々と確認が進みにつれてギルド職員の顔色が悪くなるのを感じた。
「あの言いにくいのですが一人以外こちらで懸賞金を渡すことは出来ません」
そう言うと一人分の懸賞金の入った袋を渡してくれた。
中には金貨が30枚入っていた。
「他の人達の懸賞金なんですけど超極悪人過ぎて懸賞金がこのギルドでは払えないんです。」
「今渡した金額でもギルドで払うか相談したくらいですから。」
本当にギリギリだったらしい。
「いえいえ一人分頂いただけ有り難いです。」
俺はお礼を言って金貨をバックにしまった。
まだこの世界の金銭感覚が掴めないのでガイルさん達家族に聞いてみようと思う。
「あとケントさんは盗賊を一人で5人以上倒しているので称号が贈られることになりました。」
「ギルドカードを提示して頂けますか?」
そう言われたので俺は受付嬢にカードを手渡した。
受け取った受付嬢はギルドカードにハンコを押した。
押されたハンコの形は盗賊が倒される形になっていた。
ギルドカードをお返してもらってポケット経由でインベントリに収納した。
使えるバックがなくなったので新たにバックを購入した。
ここのギルドは手芸コーナーがあって冒険者に必要な物が沢山置いてあった。
沢山ある種類から地味目な物を買って肩にかけた。
これから何をしようかと考えると受付嬢から声を掛けられた。
「他に何かご用件はございますか。他にないのであればクエストを受注して見てはいかがですが?」
俺は他にやる事も無いので初めてのクエストに挑戦するの事にした。
初めてだったので受付嬢も一緒に選んでくれるというのでクエストボードに選びに行った。
「ケントさんはまだ初級のFランクですけど称号があるので2個上ぐらいのクエストも受ける事が出来ますよ。」
今回は初めてなのでFランクの薬草採取のクエストを受けることにした。
「薬草採取のクエストですね。わかりました。お気をつけて行ってきて下さいね。」
受付嬢は満面の笑みで送り出してくれた。
俺は早速薬草を見つけるためにマップで調べてみた。
しかし薬草を知っていないと検索出来ないようだった。
やむなく神さまから貰った本を開いて確認してみることにした。
どんな薬草を取るかわからなかったらもともこもないからね。
本で調べると色んな事が分かった。
薬草の群生地の場所や薬草の特徴なども書いてあり、他にもそれからどんな薬が作れるかも書いてあった。
再びマップを開いて確認してみるとやはり薬草の生えているところが表示された。
一際大量に生えている場所があったが多分それが本に書いてあった群生地だろうと思う。
俺は薬草の群生地の方に歩き出した。
30分程でその群生地に到着した。
全速力で走ったので息が疲れてしまった。
なぜ走ったかと言うとここに向かっている時にマップで倒れた人を見つけたからである。
倒れている人を走りながら確認すると妖精・羽人族と言う妖精族で性別は女の子だと分かった。
名前がティルナ・ノア・ラグノスと言う名前らしい、本で読んだがノアは妖精国の王族のみが付く名前だったと思う。
と言うことはこの子は妖精国のお姫様だと言う事だ。
俺は彼女の元へと急いだ。
つづく
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