騎士団専属医という美味しいポジションを利用して健康診断をすると嘘をつき、悪戯しようと呼び出した団長にあっという間に逆襲された私の言い訳。

待鳥園子

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08 お願い

「手で持ってくれているのは、良いんだが。気持ち良過ぎてすぐに出そうだから、離してくれないか」

「えっ……はい!」

 慌てて手を離した私を、フィン団長は流れるようにして自分が寝ていたベッドへと寝かせた。いわばさっきまでの体勢と、まるきり二人交代したと言って良い。

「服を、脱がせようと思ったが……白衣は良い。脱がせたくない。服を破っても良いか? 後でいくらでも買ってやるから」

 フィン団長にそう言われて、さっきのキスで酩酊状態だった私は、一瞬も迷うことなく頷いた。

 そして、ピリッと布を裂く音が聞こえたと思えば、私の着ていたワンピースは裾まで綺麗に破られてしまった。手際よく、彼は私の下着もすべてを脱がしていく。

 女嫌いって噂があったものの……もしかして、かなり手慣れている?

「綺麗だ。舐めるよ」

 そして、フィン団長は首筋から、身体全体をまるで甘い飴を、舌で転がすように舐りはじめた。首から順に胸もお腹もなんなら、ぴんと伸びたままの足先まで。彼の柔らかで濡れた舌が、這いまわらなかった場所はないと思えるくらいに。

 けど、肝心な足の根元には触れない。その場所はもう濡れ切っていて、彼の舌を今か今かと、待っているはずなのに。

「ふっ……っふううっ……フィン団長っ……」

 思わず腰をくねらせてねだるように言ってしまったのは、仕方がない。彼は私が世界一好きな男性であるといっても過言でもないし、さっき好きだと言ってくれた言葉に、心も既に溶かされていた。

「まだだ。もっと、ねだるように。俺にお願いを言ってくれないと、それは出来ない」

 彼はサラッとした様子でそう言った。彼の顔は、こんなことをした後なのになんだか爽やかで。もう既に全裸だった彼の中心にそそり立つものが、視界の中でやけに際立っていた。

「フィン団長っ……お願いしますぅっ……してくださいっ……」

 自ら足を開くのは、流石に恥ずかしい。顔は熱くなっているのを感じて、私は彼を上目遣いで見つめた。

 金色の目は細まり、満足そうに頷いた。

「それでは、言う通りにしてあげよう。良い子だ。ルチア」

 彼は両脚を押し広げて、その場所をしげしげと見た後でゆっくりと狙いを定めるようにその場所に舌を当てた。

「ああっ……あああっ……」
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