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本編
日常
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箒で掃きながらふうと息をついた。
私と恋人達との関係は騎士団中に衝撃的に知れ渡ったみたいだ。私の容姿の嗜好も知れ渡ったのかすごく格好良い人から告白されることも増えたし、白龍騎士団に属しているその逆の人達からも告白されることも多くなった。
なんというか、人生で最大のモテ期よね。
でも恋人を5人持つ私が言うのもなんだけど、法律が味方してくれたとしてもこれ以上は体が持たない。絶対無理。3日に1度の休みも大体は誰かが休みを合わせてくれるから一緒に居てくれるんだけど、絶対とは言わないけどそういう展開にはなる訳で。
「ガードルート」
「リプリ団長」
麗しの団長だ。相変わらず金髪碧眼の王子様をしている。そう私に見えてるってことは本人はぜんぜん自覚ないとは思うけど。
「浮かない顔だ」
「そう、ですか?」
私はほっぺたを引っ張った。そんなつもりはなかったけど周囲から見るとそうなのかな。気をつけないと。
「この前も白龍の騎士から恋文をもらったと聞いたが」
「…そうですね。頂きました」
「もう君には恋人も居るし今は関係も落ち着いているようだから聞くが結婚は考えてないのか?」
私はビックリした。こんなことを聞かれるとは思ってもいなかったからだ。
「ええっと、考えてはいます…時期的にはまだかな、とは思っています。付き合いはじめたばかりなので」
「そうか…それなら良いんだが…何せ黒竜騎士にこういう色事で彼らは負けるとは思っていないからね。君に対して強硬手段に出る連中もいるかもしれないと思ったんだ。君は大体この寮に居ると思うし問題はないとは思うんだが心配になってね」
「リプリ団長…」
「最強のノアの彼女に手を出す人間もいないと思うがな。用心するに越したことはないとは思う。…彼らも適齢期だし、君さえ良かったら結婚して退寮するという手もあるとは思うんだが」
「ええっと…今まで考えたこともなくて、ご心配ありがとうございます。話し合ってみます」
手を振るリプリ団長と別れて私は広がる青空を見上げた。
そっか。結婚。
結婚かー。
私と恋人達との関係は騎士団中に衝撃的に知れ渡ったみたいだ。私の容姿の嗜好も知れ渡ったのかすごく格好良い人から告白されることも増えたし、白龍騎士団に属しているその逆の人達からも告白されることも多くなった。
なんというか、人生で最大のモテ期よね。
でも恋人を5人持つ私が言うのもなんだけど、法律が味方してくれたとしてもこれ以上は体が持たない。絶対無理。3日に1度の休みも大体は誰かが休みを合わせてくれるから一緒に居てくれるんだけど、絶対とは言わないけどそういう展開にはなる訳で。
「ガードルート」
「リプリ団長」
麗しの団長だ。相変わらず金髪碧眼の王子様をしている。そう私に見えてるってことは本人はぜんぜん自覚ないとは思うけど。
「浮かない顔だ」
「そう、ですか?」
私はほっぺたを引っ張った。そんなつもりはなかったけど周囲から見るとそうなのかな。気をつけないと。
「この前も白龍の騎士から恋文をもらったと聞いたが」
「…そうですね。頂きました」
「もう君には恋人も居るし今は関係も落ち着いているようだから聞くが結婚は考えてないのか?」
私はビックリした。こんなことを聞かれるとは思ってもいなかったからだ。
「ええっと、考えてはいます…時期的にはまだかな、とは思っています。付き合いはじめたばかりなので」
「そうか…それなら良いんだが…何せ黒竜騎士にこういう色事で彼らは負けるとは思っていないからね。君に対して強硬手段に出る連中もいるかもしれないと思ったんだ。君は大体この寮に居ると思うし問題はないとは思うんだが心配になってね」
「リプリ団長…」
「最強のノアの彼女に手を出す人間もいないと思うがな。用心するに越したことはないとは思う。…彼らも適齢期だし、君さえ良かったら結婚して退寮するという手もあるとは思うんだが」
「ええっと…今まで考えたこともなくて、ご心配ありがとうございます。話し合ってみます」
手を振るリプリ団長と別れて私は広がる青空を見上げた。
そっか。結婚。
結婚かー。
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