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みんなの希望が叶ったのよ
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どうやらララの転生前の名前は『愛羅』でその悪役女子プロレスラー『デンジャラス・スープレックス★愛羅』として活躍していたそうなんですの...
で流行りの『悪役令嬢』の要素を取り入れようと『おとめげぇむ』とやらを遊んだ所『悪役令嬢』ことわたくしアレクサンドラは全然悪役でもなんでも無いのに酷い目に合うのが許せなかったそうなんですの。
そんな世界に転生してしまって、そんな下らない事よりこの世界で女子プロレスの興行をするなら自身を鍛える事と共に興行を行う為お金を稼ぐ必要があったのね。
で『おとめげぇむ』でジュリオお兄様が若くして投資で稼いでてお金持ちだったのを知っていて、お兄様が用心棒を探している事を知っていたからスカウトしてもらおうと乗り込んだそうですの。
ちなみにララ曰く『旦那様には恋愛感情なんて絶対湧かない陰険根暗タイプだし、そっちもそう思わないだろうから』らしいんですのね...お兄様優しいと思うのに不思議ね?
因みにわたくしが攫われた件はぜーんぶ偽物のララのせいって事になって、ジュリオお兄様はその件を解決した事もあって国王陛下から宰相の息子の地位とは別に爵位を与えられたの!すごいわ!お兄様!
そして偽物のララ事件は王子他有力貴族の子息達がほぼ廃嫡になってしまい、年齢的に相応しい婚約相手が居なくなったわたくしに国王陛下から直々に謝られる事になりましたの...「あの馬鹿碌な事しないでごめんね?」ですって!
で、もしわたくしが良ければ...と前置きがあってジュリアーノ様...つまりジュリオお兄様を婚約者へと薦められたの!
わたくしは二つ返事で了承したわ!
───
「おーほっほっ!私こと悪の華!デンジャラス・スープレックス★アイラに敵うと思って!」
とピンク色の覆面を被った悪役姿なデンジャラス・スープレックス★アイラがリングの上で大男相手に男顔負けのプロレス技『ジャーマン・スープレックス』を決めた後に高笑いをしてるわ!
『アイラ!アイラ!』
『今日もスープレックスキマってたぜ!』
『流石悪の華!アイラ!』
とその姿を観衆はアイラを全力で讃えている!
そんな中リングへ乱入してくる1人の青年!
「今日こそアイラ!お前を倒す!」
と金髪の結構体格の良い半裸の青年はアイラに指差して叫ぶ!
「おおっ!今日も『勇者』のお出ましだ!」
とレフェリーが解説を入れると速攻でアイラはその『勇者』とやらに『ラリアット』をかけて倒したと思ったら、両足を抱え込み『ジャイアントスウィング』をかけてるわ!
「いつ見てもパワフルね...ララったら」
そう...ララは長年の夢だったプロレス興行をはじめたのよ、今では大人気の見せ物になってるわ!
ララは覆面悪役レスラー『デンジャラス・スープレックス★アイラ』となって腕っ節の強い大男を次々と薙ぎ倒すのだけど、むしろそれが観客にとって爽快らしくて人気が高いのよね...あ!さっきの『勇者』リングの外に投げ落とされたわ。
「あ!アレクサンドラ様だ!」
ララはいい笑顔で此方に手を振ったから、こちらも笑顔で手を振り返す。
あれからララとは仲のいいお友達になって、王都に興行にくる時はこうやって観戦してるのよ。
ララが此方に気を向けている時後ろから投げ落とされた『勇者』がリングに戻ってララに飛びかかって来たわ!大変!
でもすかさずかわしたと思ったら即回り込んで『ジャーマン・スープレックス』を『勇者』にかけたわ!流石ね!
アイラ!アイラ!と歓声もあちこちから響き渡るわ。
「サンドラ!」
後ろから声が...ジュリオお兄様だわ!
「きっとララが王都に居るって聞いてたから、やっぱりここに居たか...」
ジュリオお兄様は今、学園を卒業後、義父の宰相のお仕事を手伝っているのよ。
でわたくしは学園を卒業後直ぐに結婚する事が決まっているの、もちろんジュリオお兄様...今はジュリアーノ様ね。
「ふふ...だってララとはお友達ですもの!」
「アレクサンドラ様ぁ!あ!元旦那様も!」
ララがマスクを外してガウンを羽織ってやって来たわ。
「あいも変わらずだなぁ...」
とジュリオお兄様ははぁ、とララを見てため息をつく。
「そんな事言ってまたアレクサンドラ様を監禁しようとしたら私がぶち倒しますよ!」
「もうその必要は無いが...」
「いいえ...こんな嫉妬深い陰険監禁野郎...おっと元旦那様は、きっとアレクサンドラ様に色目を使う奴が現れたらやりかねないですもん!」
とララはわたくしに抱きついてきたわ!
「良いですか、元旦那様に何かされたら私が助けに来ますんで!アレクサンドラ様!」
「うふふ、大丈夫だと思うけど、その時はよろしくね」
─おわり─
で流行りの『悪役令嬢』の要素を取り入れようと『おとめげぇむ』とやらを遊んだ所『悪役令嬢』ことわたくしアレクサンドラは全然悪役でもなんでも無いのに酷い目に合うのが許せなかったそうなんですの。
そんな世界に転生してしまって、そんな下らない事よりこの世界で女子プロレスの興行をするなら自身を鍛える事と共に興行を行う為お金を稼ぐ必要があったのね。
で『おとめげぇむ』でジュリオお兄様が若くして投資で稼いでてお金持ちだったのを知っていて、お兄様が用心棒を探している事を知っていたからスカウトしてもらおうと乗り込んだそうですの。
ちなみにララ曰く『旦那様には恋愛感情なんて絶対湧かない陰険根暗タイプだし、そっちもそう思わないだろうから』らしいんですのね...お兄様優しいと思うのに不思議ね?
因みにわたくしが攫われた件はぜーんぶ偽物のララのせいって事になって、ジュリオお兄様はその件を解決した事もあって国王陛下から宰相の息子の地位とは別に爵位を与えられたの!すごいわ!お兄様!
そして偽物のララ事件は王子他有力貴族の子息達がほぼ廃嫡になってしまい、年齢的に相応しい婚約相手が居なくなったわたくしに国王陛下から直々に謝られる事になりましたの...「あの馬鹿碌な事しないでごめんね?」ですって!
で、もしわたくしが良ければ...と前置きがあってジュリアーノ様...つまりジュリオお兄様を婚約者へと薦められたの!
わたくしは二つ返事で了承したわ!
───
「おーほっほっ!私こと悪の華!デンジャラス・スープレックス★アイラに敵うと思って!」
とピンク色の覆面を被った悪役姿なデンジャラス・スープレックス★アイラがリングの上で大男相手に男顔負けのプロレス技『ジャーマン・スープレックス』を決めた後に高笑いをしてるわ!
『アイラ!アイラ!』
『今日もスープレックスキマってたぜ!』
『流石悪の華!アイラ!』
とその姿を観衆はアイラを全力で讃えている!
そんな中リングへ乱入してくる1人の青年!
「今日こそアイラ!お前を倒す!」
と金髪の結構体格の良い半裸の青年はアイラに指差して叫ぶ!
「おおっ!今日も『勇者』のお出ましだ!」
とレフェリーが解説を入れると速攻でアイラはその『勇者』とやらに『ラリアット』をかけて倒したと思ったら、両足を抱え込み『ジャイアントスウィング』をかけてるわ!
「いつ見てもパワフルね...ララったら」
そう...ララは長年の夢だったプロレス興行をはじめたのよ、今では大人気の見せ物になってるわ!
ララは覆面悪役レスラー『デンジャラス・スープレックス★アイラ』となって腕っ節の強い大男を次々と薙ぎ倒すのだけど、むしろそれが観客にとって爽快らしくて人気が高いのよね...あ!さっきの『勇者』リングの外に投げ落とされたわ。
「あ!アレクサンドラ様だ!」
ララはいい笑顔で此方に手を振ったから、こちらも笑顔で手を振り返す。
あれからララとは仲のいいお友達になって、王都に興行にくる時はこうやって観戦してるのよ。
ララが此方に気を向けている時後ろから投げ落とされた『勇者』がリングに戻ってララに飛びかかって来たわ!大変!
でもすかさずかわしたと思ったら即回り込んで『ジャーマン・スープレックス』を『勇者』にかけたわ!流石ね!
アイラ!アイラ!と歓声もあちこちから響き渡るわ。
「サンドラ!」
後ろから声が...ジュリオお兄様だわ!
「きっとララが王都に居るって聞いてたから、やっぱりここに居たか...」
ジュリオお兄様は今、学園を卒業後、義父の宰相のお仕事を手伝っているのよ。
でわたくしは学園を卒業後直ぐに結婚する事が決まっているの、もちろんジュリオお兄様...今はジュリアーノ様ね。
「ふふ...だってララとはお友達ですもの!」
「アレクサンドラ様ぁ!あ!元旦那様も!」
ララがマスクを外してガウンを羽織ってやって来たわ。
「あいも変わらずだなぁ...」
とジュリオお兄様ははぁ、とララを見てため息をつく。
「そんな事言ってまたアレクサンドラ様を監禁しようとしたら私がぶち倒しますよ!」
「もうその必要は無いが...」
「いいえ...こんな嫉妬深い陰険監禁野郎...おっと元旦那様は、きっとアレクサンドラ様に色目を使う奴が現れたらやりかねないですもん!」
とララはわたくしに抱きついてきたわ!
「良いですか、元旦那様に何かされたら私が助けに来ますんで!アレクサンドラ様!」
「うふふ、大丈夫だと思うけど、その時はよろしくね」
─おわり─
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