お前なんかに喰われてたまるかコノヤロー!

只野ぱんだ

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人身事故

カップケーキ

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「...昨日あんな事があったしさ...個人的に高島は嫌な奴だけど、何だか人が死ぬのは嫌だね...」

「そうだね」

その日は急遽全校朝礼の後、午前の授業だけで終わる。

高島と仲良くしてた子達はショックの為か全校朝礼後には帰ってしまったのか姿は見えなかった。

下校時刻になり、昼は家でと思った時にカップケーキの事を思い出す。

「そうだ、ひなたこれ!」

「ん?カップケーキ!」

「昨日は世話になったからね、ありがとう」

「しえちゃん」

ひなたに笑顔が戻る。

「で、ちょっとしたら近衛慶秋にも昨日の礼として渡すんだけど一緒にお願いしても良いかなぁ」

「いいけど...どうして?」

「...何だか怖いんだよね...近衛が...」

「...怖い???優しい人なのに...あ!そうか他の人の目とか?」

「いや...そうじゃなくて...」

と言ってる最中に近衛がこちらに近づいて来た。

「市橋さん」

優しくこちらに微笑みを浮かべるも、その目と頭の中で湧き上がる疑問の所為で、得体の知れない存在としか見れない...



「これを僕に?ありがとう、嬉しいよ市橋さん」

人目の付かない場所でひなた同伴の元、近衛にカップケーキを渡すと近衛は破顔する。

近衛にはカップケーキを三つラッピングしたものを渡した、何せ近衛が見ていたから、ただ自分から落ちたと高島らの言い訳をできなくしてくれたし、保健室まで運んでくれたそうだから。

「昨日助けてくれたお礼だから、ありがとう」

「当然の事をしたまでだよ、でも嬉しい、ありがとう」

そのまま封を開けて目の前であっという間に一つ食べてしまう...そう...あのパウンドケーキやお弁当を食べた時の恍惚とした表情を見せるのだ。

「...美味しいなぁ、やっぱり市橋さんは美味しいなぁ」

「え?」

「ありがとう、また市橋さんの作るものが食べたいなぁ...お店やってるなら毎日通うのに」

と笑顔でそう言うが個人的にゃこれでもう終わりにしたいのだ...

「はは...じゃあ私たち帰るね、ひなた帰ろ?」

「じゃあね、市橋さん、津川さん」

そう言って近衛と別れ、家に帰る事にした...

『市橋さんは美味しいなぁ』

まるで私を食べているかの様な言い方じゃないか...やはり怖い...


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