お前なんかに喰われてたまるかコノヤロー!

只野ぱんだ

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担任の伊藤

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やはり今日も休んでいる生徒がちらほら...まぁ仕方ないのか。

4限が終わり、昼休憩の時間に入ると直ぐに弁当を持って逃げるように調理実習室に向かった。

とにかく近衛から遠い場所で...よくよく考えればおんなじ弁当の中身じゃバレるじゃ無いか!そう思ったからだ。

「市橋?どうした?」

廊下で声をかけられる...お!担任の伊藤じゃないか!

伊藤は化学の教師でもあり、20代後半で生徒からも信頼されている教師でもある。

いつもきっちりした教師だが、ややくたびれた感じなのはきっと高島の件もあってだろう。

「なんだか先生お疲れですね」

「いや...まぁな、市橋は何でここに?」

「いやぁ...例の件もあって教室で今お弁当食べたくないから調理実習室へって」

「...ああ、そうか...市橋だっても...そうだよな」

伊藤は高島に突き落とされた件を知っているし、その時注意もしていたはずだからな。

「...市橋、なんなら化学準備室空いてるからそこ使うか?」

「いいの?」

伊藤はああ、と笑顔で答える。

準備室ならそうそう気付かれないだろうし、伊藤がただ貸してくれるだけだと思っていた...まさかあんな事が起こるなんて...



化学準備室にお邪魔し教師が使う椅子に座らせてもらってお弁当を食べる。

しかし何故か伊藤も一緒だ...しかも自分は何も食べなくてただじっとこっちを見ている...

「市橋は本当に弁当、美味そうに食べるんだなぁ...」

「?」

伊藤が近づき弁当の中身を見る。

「ラインナップが思ったより地味だが美味そうだな?」

「地味とは失礼な、自分でつくってるんです」

「へぇ!市橋が?家庭的なんだなぁ...そういえば製菓部だったな」

「お母さんに頼むと昨日の残りものしか詰めないし、多少は手伝えるかと思って...」

「市橋偉いなぁ...」

そう言って伊藤は私の口元についてた米粒を取り、あろう事かそれを口に入れたのだ!

「先生!」

「最近真面目に頑張っても高島はやらかして、注意をしたと思ったら人身事故だ、高島の親は学校側...いや俺に問題があったんじゃ無いか?だから高島自殺したんじゃないかと五月蝿いし」

と肩に手をかけメガネを外された!

「何するんですか!」

「なぁ市橋...俺を慰めてくれないか?お前の為に色々優遇してやるからさぁ...」

「ひっ!」

「いっつもメガネかけた地味な子のイメージだったが、メガネ外せばそれなりだし、小さい割には胸も大きくて体育の授業でちらっと見かけた時エロいなぁって思ってたんだよ...」

なんて事だ!近衛じゃなくて伊藤の方が大人しそうな子にエロい系の悪い事するクソ野郎だったなんて!しかも教師の癖に!

「せ!先生!今なら黙ってますから!きっと気の迷いですから!ね!ね!!!」

とにかく上手いことこの事態を乗り切らねば不味い!ヤられてしまう!!!

しかしがっしり両肩を掴まれて動けない!

「ふざけるな!やめろ!」

暴れて逃げようと思うも体格差で負けてしまう。

「は、結構口が悪いなぁ市橋」

「誰か!助けて!」

そのまま机の上に寝かされる状態にされ組み敷かれてしまう!

「昼休み中なんてこんな所誰も来ないぞー市橋」

薄笑いする伊藤の顔が怖い...怖い!

そんな中、ドアをノックする音が!

「誰か!助けっ!」

大声で叫ぼうとするも伊藤の手で口を塞がれて声が出ない...ううっ...

「市橋さん...市橋さんっ!」

男子の声だ!誰でもいいから助けて!

ドンドン!とドアを叩く音がしたら大きくバン!と音が!ドアがそのまま突き破られた!

「市橋さん!」

そこにいたのは近衛だった。

「近衛、おまえ!!」

「教師の癖に何やっているんだ!」

近衛は伊藤につかみかかり突き飛ばした。

「うわっ!」

伊藤は床に転がり背中を打ったのか立ち上がらず蹲って呻いている。

「近衛...」

近衛はメガネを拾ってかけさせてくれた...その表情は怒りを宿している。

「行こう...市橋さん」

「うん...」

弁当箱を回収して近衛に腕を引かれながらその場を立ち去った。
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