お前なんかに喰われてたまるかコノヤロー!

只野ぱんだ

文字の大きさ
25 / 44
早い夏休み

図書館にて その2

しおりを挟む
「あ!近衛君だ!」

振り向くとそこには近衛が立っていた、白のカットソーにチャコールグレーのチノパン姿だ。

至ってシンプルなのに似合う所がイケメン故か!

「久しぶりだね、1週間経ったかな?」

柔かな笑みを浮かべるも、やはり何だか此方を見る目が怖いのだ。

「そうだね...」

「どうしたの?」

「ああ、しえちゃんコーラ買ったのに蓋開けられなくて」

「じゃあ開けてあげるね」

とヒョイとコーラをひなたから受け取り簡単にカチリと封を開けてしまう...

「きっと自販機で落ちる時振られてしまって炭酸で開けづらい状態だったんだね、少し封を緩めて炭酸抜いてから開けた方がいいよ」

とコーラのペットボトルを近衛から渡される。

やはり男子...力は強いなぁ...

「近衛君も図書館で勉強?」

「そうなんだよ、ここ毎日このくらいの時間にね、自分の部屋だとついサボっちゃうから」

と笑顔で答える。こいつでもサボるとかあるのか。

「じゃあジュース飲み終わったら近衛君も一緒に勉強しない?」

「あ!良いね!もちろん市橋さんもだよね」

近衛はニコニコと此方を見る...ううう...

「じゃあ決定!」

「ひなた...」

出来れば関わりたくなかった...まぁ2人だけと言うわけじゃないからマシかもだが...

───

はっきり言うと近衛慶秋め滅茶苦茶頭がいい...しかも教え上手だ...

「ここでこの動詞を使うんだよ」

と英語を丁寧に教えてくれる...発音もなんか完璧っぽいし...むーやっぱりハーフなんじゃ...

そんな感じで12時近くなる...もうお昼か...

「お昼か、そろそろ帰らなきゃだね」

「もうそんな時間なんだ???」

私がそう言うとひなたがいつの間にと驚いた顔でスマホの時間を確認する。

「どうりでお腹空くわけかぁ」

「つい楽しくて時間忘れてしまってたね」

近衛はそう言うがお前の目も怖いけど周囲の目も怖くてヒヤヒヤもんだったぞ...

「ねぇしえちゃんどこかのファミレス行く?息抜きがてらに」

とひなたが誘ってくれたが生憎持ち合わせ的に...ならば!

「それならひなた家来ない?簡単なものなら作ってあげるしそのまま勉強してもいいし」

「え!良いの?」

「うん、どうせ今日お母さんパートで居ないし1人でご飯だから、トマトの冷製パスタか明太子パスタ作るつもりだったし、1人分も2人分も変わらないしねぇ」

「本格的だぁ!じゃあお言葉に甘えて...あ!しえちゃんしえちゃん...近衛君も誘えば?」

「なっ!」

「いっそ近衛君の胃袋つかんじゃえ」

とニコニコと耳元でヒソヒソひなたが言う...

「いや...ほら近衛も迷惑かもだし...家古いし」

小学生からの付き合いのひなたならまだしも、あの高級マンション一人暮らししてるブルジョワ高校生に見せたくはない...ううう

「え!僕も良いのかい?嬉しいな」

って近衛めノリ気だ!

「じゃあ決定だね!」

なんだかんだで近衛も一緒に家にって事になってしもうた...しかも何だかひなたも近衛とくっつけたがってる気がする...何故...

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。

下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。 またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。 あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。 ご都合主義の多分ハッピーエンド? 小説家になろう様でも投稿しています。

(完)百合短編集 

南條 綾
恋愛
ジャンルは沢山の百合小説の短編集を沢山入れました。

処理中です...