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4. 私の親友の母
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3時を過ぎた頃、美雪から電話があった。?
少し前に美雪からメールが来てたので、もう着く頃だと茜は思っていた。
「茜…ごめんねぇ、今日、行けなくなっちゃった…」
「えっ、何かあったの?」
「うん、さっきね、お母さんから電話があって、車と接触して転んで怪我したらしいの…
それで念の為病院に来てるので迎えに来てって」
「ひどい車だね、自転車位避けれないの!」
「…。」
「そう、仕方ないね、私の方は大丈夫だから、また遊びに来て」
そう言って電話を切った茜。
ふぅ、ため息をついて茜は、ママ張り切って料理作ってるからお手伝いしながら報告しよっと。
「ママ、あのねぇ、美雪のお母さんがさっき事故に遭って怪我をしたから今日来れなくなっちゃった。」
「お母さんは大丈夫なの?…仕方無いわよ、お爺ちゃんも少し遅くなるってさっき電話があったから、カレーは今度にして、夕飯はピザでも取って食べない?」
朝から張り切っていた母親も来客が来ないとなると気が抜けて、ソファに座り込んだままテレビを見て動かなくなった。
その頃、タクシーに乗って駅前の病院に着いた美雪は、診察時間外の入口から中へ入って行き、受付で母の容態を確認すると、受付の男性が指をさす外科の診察室の方へ歩き出した。
診察室前のソファーでは膝と腕に包帯を巻いた母と隣に初老の男性が座って何か話していた。
「お母さん、大丈夫?」
美雪が駆け寄ると、隣に座っていた男性が立ち上がり、頭を下げている。
「この度は、お母さんの自転車に車でぶつけてしまい、怪我までさせてしまって申し訳ございません。」
美雪も慌てて、頭を下げた。
「美雪、武田さんがね、転んだ私を病院まで連れて来てくれたの…」
「?…」
「実はね、車にぶつかりそうになって、自転車のブレーキをかけて足を着こうとしたらくねっちゃって転んだの…」
「だから、車にはぶつかってないのよ、本当は」
「でも、ぶつかりそうになったから転んだんでしょ?」
「う、うん…」
「だったら、救護処置をとったのは当然だと思うけど…」
二人の間に入って
「お嬢さんの言う通り、車にぶつかりそうになったのが原因なんですから、本当に申し訳ございません。」
美雪も興奮しててちょっと言い過ぎたかなと思い、真面目そうな初老の男性が可哀想になってきた。
そうこうしてると、警察官ともう一人男性がこちらに向かって歩いて来た。
「車と自転車の方を調べましたが、車には自転車と接触したような傷も無く、自転車にもぶつけたような跡も無く、その後の対応も問題無いので警察としては事故として処理しませんので、双方で話し合って解決して下さい。」
そう言うと警察官は、元来た方へ歩いて行った。
もう一人の男性が母に話し始めた。
「警察の方でも言ってたように、話し合って今後の事を決めたいと思いますがよろしいでしょうか?」
「今日はお互い、平常心を保て無いので、話合いは後日という事でよろしいでしょうか?」
「あ、勿論、治療費は全部私の方でお支払い致します。」
私と母はこくりと頷くだけだった。
そして互いの連絡先を交換して、
私達親子は病院の前からタクシーに乗せてもらい家に帰った。
少し前に美雪からメールが来てたので、もう着く頃だと茜は思っていた。
「茜…ごめんねぇ、今日、行けなくなっちゃった…」
「えっ、何かあったの?」
「うん、さっきね、お母さんから電話があって、車と接触して転んで怪我したらしいの…
それで念の為病院に来てるので迎えに来てって」
「ひどい車だね、自転車位避けれないの!」
「…。」
「そう、仕方ないね、私の方は大丈夫だから、また遊びに来て」
そう言って電話を切った茜。
ふぅ、ため息をついて茜は、ママ張り切って料理作ってるからお手伝いしながら報告しよっと。
「ママ、あのねぇ、美雪のお母さんがさっき事故に遭って怪我をしたから今日来れなくなっちゃった。」
「お母さんは大丈夫なの?…仕方無いわよ、お爺ちゃんも少し遅くなるってさっき電話があったから、カレーは今度にして、夕飯はピザでも取って食べない?」
朝から張り切っていた母親も来客が来ないとなると気が抜けて、ソファに座り込んだままテレビを見て動かなくなった。
その頃、タクシーに乗って駅前の病院に着いた美雪は、診察時間外の入口から中へ入って行き、受付で母の容態を確認すると、受付の男性が指をさす外科の診察室の方へ歩き出した。
診察室前のソファーでは膝と腕に包帯を巻いた母と隣に初老の男性が座って何か話していた。
「お母さん、大丈夫?」
美雪が駆け寄ると、隣に座っていた男性が立ち上がり、頭を下げている。
「この度は、お母さんの自転車に車でぶつけてしまい、怪我までさせてしまって申し訳ございません。」
美雪も慌てて、頭を下げた。
「美雪、武田さんがね、転んだ私を病院まで連れて来てくれたの…」
「?…」
「実はね、車にぶつかりそうになって、自転車のブレーキをかけて足を着こうとしたらくねっちゃって転んだの…」
「だから、車にはぶつかってないのよ、本当は」
「でも、ぶつかりそうになったから転んだんでしょ?」
「う、うん…」
「だったら、救護処置をとったのは当然だと思うけど…」
二人の間に入って
「お嬢さんの言う通り、車にぶつかりそうになったのが原因なんですから、本当に申し訳ございません。」
美雪も興奮しててちょっと言い過ぎたかなと思い、真面目そうな初老の男性が可哀想になってきた。
そうこうしてると、警察官ともう一人男性がこちらに向かって歩いて来た。
「車と自転車の方を調べましたが、車には自転車と接触したような傷も無く、自転車にもぶつけたような跡も無く、その後の対応も問題無いので警察としては事故として処理しませんので、双方で話し合って解決して下さい。」
そう言うと警察官は、元来た方へ歩いて行った。
もう一人の男性が母に話し始めた。
「警察の方でも言ってたように、話し合って今後の事を決めたいと思いますがよろしいでしょうか?」
「今日はお互い、平常心を保て無いので、話合いは後日という事でよろしいでしょうか?」
「あ、勿論、治療費は全部私の方でお支払い致します。」
私と母はこくりと頷くだけだった。
そして互いの連絡先を交換して、
私達親子は病院の前からタクシーに乗せてもらい家に帰った。
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