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風の巻
9. 調査の時
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水月が意外な発見をした。
「大地が言ってた、名前に特殊な能力と関係あるのもわかったけど、名字にも何かあるのかなぁ?って」
「例えば、私は東出でしょ、ソラは西野、炎佳は南田、大地は中井だから東西南北と中心の中かなって、そしたらもう1人は北の付く人じゃ無いのかなって…」
「すごいよ水月、そうだよ北○風○さんだよ?」
「だけど、日本人でこの近くに住んでるとは限らないんだろう?…たまたま俺たちは近くだけど、中国人かも知れないし?…そしたら何十億の中から探すのか?」
「逆に私達が近くに居るって事は近くに居る人だって事だよきっと…今は電話帳とか無いからなぁ」
「大地のように向こうから僕たちの事を知って出てくるんじゃ無いかなぁ?」
「そうだね、想像の話しだし、これ以上考えるのやめよう…」
空は、家に帰る途中も気になっていた事があった。
それは空の母親の旧姓が北川で名前が楓で風が付いている事なのだ。
でも名前がそうなだけで、実際特殊能力を使ったりしたところを見た事も無かったが、今夜聞いてみようと皆んなと別れてからも思っていた。
夕飯の後、父がテレビに夢中になっている時に母親に大地の話を交えて話してみた。
すると結婚する前は、風子ってあだ名が付くくらい地元じゃ有名だったとか、でも結婚して名字も変わったし、空が産まれた事もあり最近は使っていいないという。
「じゃあ、母さんも昔は使えたの?…」
「使えたわよ空みたいに、だから赤ちゃんの時に空がおばあちゃんに使ってるの見て笑いを堪えるので大変だった。…この子も私と同じように能力を持ってるんだってね…」
あっさりと5人目が見つかった。
「どんな事で使ったの?」
「そうねぇ、一番は庭掃除ね!…秋から冬になる頃は落ち葉が多いでしょ、だから庭掃除をいつもさせられて、それが嫌で風で飛ばしてたわ…アハハ…今思い出したら笑いが止まらないわ」
「アイテムは何?」
「ハンカチよ…空と同じように誕生日に贈ってきたの、それで顔を拭くと、くしゃみが出て、風が起こる事が解るまで随分時間が掛かったけどね…」
「今もできるの?」
「今はもうできないと思うわ、結婚して西野に変わったからかなぁ?…」
「母さん、ありがとう…なんかスッキリしたよ」
空はそう言うと自分の部屋へ行った。
「大地が言ってた、名前に特殊な能力と関係あるのもわかったけど、名字にも何かあるのかなぁ?って」
「例えば、私は東出でしょ、ソラは西野、炎佳は南田、大地は中井だから東西南北と中心の中かなって、そしたらもう1人は北の付く人じゃ無いのかなって…」
「すごいよ水月、そうだよ北○風○さんだよ?」
「だけど、日本人でこの近くに住んでるとは限らないんだろう?…たまたま俺たちは近くだけど、中国人かも知れないし?…そしたら何十億の中から探すのか?」
「逆に私達が近くに居るって事は近くに居る人だって事だよきっと…今は電話帳とか無いからなぁ」
「大地のように向こうから僕たちの事を知って出てくるんじゃ無いかなぁ?」
「そうだね、想像の話しだし、これ以上考えるのやめよう…」
空は、家に帰る途中も気になっていた事があった。
それは空の母親の旧姓が北川で名前が楓で風が付いている事なのだ。
でも名前がそうなだけで、実際特殊能力を使ったりしたところを見た事も無かったが、今夜聞いてみようと皆んなと別れてからも思っていた。
夕飯の後、父がテレビに夢中になっている時に母親に大地の話を交えて話してみた。
すると結婚する前は、風子ってあだ名が付くくらい地元じゃ有名だったとか、でも結婚して名字も変わったし、空が産まれた事もあり最近は使っていいないという。
「じゃあ、母さんも昔は使えたの?…」
「使えたわよ空みたいに、だから赤ちゃんの時に空がおばあちゃんに使ってるの見て笑いを堪えるので大変だった。…この子も私と同じように能力を持ってるんだってね…」
あっさりと5人目が見つかった。
「どんな事で使ったの?」
「そうねぇ、一番は庭掃除ね!…秋から冬になる頃は落ち葉が多いでしょ、だから庭掃除をいつもさせられて、それが嫌で風で飛ばしてたわ…アハハ…今思い出したら笑いが止まらないわ」
「アイテムは何?」
「ハンカチよ…空と同じように誕生日に贈ってきたの、それで顔を拭くと、くしゃみが出て、風が起こる事が解るまで随分時間が掛かったけどね…」
「今もできるの?」
「今はもうできないと思うわ、結婚して西野に変わったからかなぁ?…」
「母さん、ありがとう…なんかスッキリしたよ」
空はそう言うと自分の部屋へ行った。
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