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26話目 TFT①
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「みんな!準備はいいか?」
「「「「「「「おおおおおおおおお!!!」」」」」」」
司会者の声に地面が震えるほどの大きな声で答えるプレイヤーたち。
「The First Tournament開催だ~!!!」
そう!ついにTFTがスタートするのだ!!
「じゃあまずTFTの軽いルールから説明するぞ。ルールはいたって簡単だ!敵を倒す!それだけ!!トーナメント形式になっているからみんな頑張ってくれ!負けた瞬間に敗退。上位入賞者には特別な報酬をプレゼントするぜ!!」
一応相当な人数が出場するらしく、もし決勝まで残った場合は合計10回戦うことになる。
しかも1日でだから相当精神擦り減りそうだ。
すでにドキドキしているもん。心臓バックバクだよほんとに!
メアリーとも約束したし、私はこの日のために頑張った!
マジで優勝狙います!!!
そわそわと準備をしている間に早速自分の試合が来た。
「ふっ、こんな嬢ちゃんか。すまんな、俺はGiNan67だ。多分名前くらいは聞いたことあるんじゃないか?」
いや、ありません。
当人が言うには相当早い時期に1層を突破した実力者でいろいろなパーティーに引っ張りだこのようだ。
まあ私は知らないけど。
「あーあ、ごめんね嬢ちゃん。1試合目から俺と当たっちゃって。」
(#^ω^)ピキ
「申し訳ないけど1試合目で嬢ちゃんは敗退だよ。なんせ俺は相当早くに1層を突破したトッププレイヤーだからな!すでにレベルは54!嬢ちゃんはいくつかな?ん??」
(#^ω^)ピキピキ
なんだこいつマジでうざいぞ。
「よろしくお願いします。私が勝ちますけどね。」
相手のクソ野郎は馬鹿にするかのようににやりと笑った。
「試合スタート!」
その瞬間試合スタートの合図が鳴った。
私は超加速を使って一気に間合いを詰める。
クソ野郎は驚いたような顔をしながら持ってた斧で私をはじく。
(結構やるな。クソ野郎のくせに。)
正直1発で仕留めるつもりだったんだけど止められてしまった。
どうやらトッププレイヤーというのは本当のようだ。
まあでも勝てない相手ではない。
「嬢ちゃん?どうしたのか?来ないなら俺から行っちゃうぞ?」
「なめるな!!」
もう怒ったぞこいつマジでうざい最悪。
今度は跳躍を使って高く飛び、空中ジャンプで向きを変える。
クソ野郎の背中をとってアタック。
クソ野郎は斧で私の攻撃を受け止めるが私の武器は双剣。
片方止めたところですぐにまたもう片方で攻撃ができる。
「残念だけどね、私のレベルは70なんだ。ユウヒって知ってる?あれ、私だから。」
「っ!ユウヒって!!解放者……。」
クソ野郎は驚いたような顔をしていたが気にせず私は首を刎ねた。
どっと会場が盛り上がる。
「レベル70だってよ」
「あれが解放者の1人か……、あんなにかわいい子だったんだな。」
「あれ勝てるか?」
などなど、とてもうれしい感想が飛んでくる。
たくさんの観客がいる中1人のプレイヤーが目に入った。
メアリーだ。
うれしそうに手を振っていたので私も振り返すと観客は再び盛り上がった。
いやあんたたちにしたわけじゃないから。
メアリーはにやりと笑って親指を立てる。
(そういうことか……。あいつ私をはめたな。)
どうやら私にファンサービスをさせるのが狙いだったらしい。
何のためだよ……。
「「「「「「「おおおおおおおおお!!!」」」」」」」
司会者の声に地面が震えるほどの大きな声で答えるプレイヤーたち。
「The First Tournament開催だ~!!!」
そう!ついにTFTがスタートするのだ!!
「じゃあまずTFTの軽いルールから説明するぞ。ルールはいたって簡単だ!敵を倒す!それだけ!!トーナメント形式になっているからみんな頑張ってくれ!負けた瞬間に敗退。上位入賞者には特別な報酬をプレゼントするぜ!!」
一応相当な人数が出場するらしく、もし決勝まで残った場合は合計10回戦うことになる。
しかも1日でだから相当精神擦り減りそうだ。
すでにドキドキしているもん。心臓バックバクだよほんとに!
メアリーとも約束したし、私はこの日のために頑張った!
マジで優勝狙います!!!
そわそわと準備をしている間に早速自分の試合が来た。
「ふっ、こんな嬢ちゃんか。すまんな、俺はGiNan67だ。多分名前くらいは聞いたことあるんじゃないか?」
いや、ありません。
当人が言うには相当早い時期に1層を突破した実力者でいろいろなパーティーに引っ張りだこのようだ。
まあ私は知らないけど。
「あーあ、ごめんね嬢ちゃん。1試合目から俺と当たっちゃって。」
(#^ω^)ピキ
「申し訳ないけど1試合目で嬢ちゃんは敗退だよ。なんせ俺は相当早くに1層を突破したトッププレイヤーだからな!すでにレベルは54!嬢ちゃんはいくつかな?ん??」
(#^ω^)ピキピキ
なんだこいつマジでうざいぞ。
「よろしくお願いします。私が勝ちますけどね。」
相手のクソ野郎は馬鹿にするかのようににやりと笑った。
「試合スタート!」
その瞬間試合スタートの合図が鳴った。
私は超加速を使って一気に間合いを詰める。
クソ野郎は驚いたような顔をしながら持ってた斧で私をはじく。
(結構やるな。クソ野郎のくせに。)
正直1発で仕留めるつもりだったんだけど止められてしまった。
どうやらトッププレイヤーというのは本当のようだ。
まあでも勝てない相手ではない。
「嬢ちゃん?どうしたのか?来ないなら俺から行っちゃうぞ?」
「なめるな!!」
もう怒ったぞこいつマジでうざい最悪。
今度は跳躍を使って高く飛び、空中ジャンプで向きを変える。
クソ野郎の背中をとってアタック。
クソ野郎は斧で私の攻撃を受け止めるが私の武器は双剣。
片方止めたところですぐにまたもう片方で攻撃ができる。
「残念だけどね、私のレベルは70なんだ。ユウヒって知ってる?あれ、私だから。」
「っ!ユウヒって!!解放者……。」
クソ野郎は驚いたような顔をしていたが気にせず私は首を刎ねた。
どっと会場が盛り上がる。
「レベル70だってよ」
「あれが解放者の1人か……、あんなにかわいい子だったんだな。」
「あれ勝てるか?」
などなど、とてもうれしい感想が飛んでくる。
たくさんの観客がいる中1人のプレイヤーが目に入った。
メアリーだ。
うれしそうに手を振っていたので私も振り返すと観客は再び盛り上がった。
いやあんたたちにしたわけじゃないから。
メアリーはにやりと笑って親指を立てる。
(そういうことか……。あいつ私をはめたな。)
どうやら私にファンサービスをさせるのが狙いだったらしい。
何のためだよ……。
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