幼馴染に溺愛され過ぎて困ってる

いお

文字の大きさ
1 / 4

1話

しおりを挟む

キーンコーンカーンコーン,,,

眠気で朦朧とする意識の中、予鈴の音に慌てて飛び起きれば、目の前に立つ人物に俺は「はッ」と気づいた

「おはよう。隼よく眠ってたね」

くすっと、眩しい笑顔で話し掛けてくるのは幼馴染の宮だった

「おはよう、宮」

寝起きにこの顔面は眩しすぎるっ、俺じゃなきゃ倒れてる所だぞ、

そう心の中で呟けば、子供にする様に頭を撫でられ、子供扱いされた恥ずかしさと悔しさに眉間に皺を寄せ頬を膨らませた

「辞めろよもう子供じゃ無いんだぞ」

「ごめんごめん!隼があまりにも可愛いからつい」

「可愛くないッ!」

すかさず可愛くないと強く否定すれば相手は変わらずにこにこと笑い、頭にある手を退ける

可愛いと言われるのは不愉快だ、ピアスをばちばちに開けてる俺の何処が可愛いんだか。、 
心の中で不満を垂れていると満面の笑みで野次馬をしている友人の祐希が割って入ってきた

「おいおい!教室で夫婦喧嘩なんてすんなよな~」

そーだそーだ!と悪ふざけに乗る様に教室中に上がる
俺は腕に鳥肌を立たせながら教室の端にいる祐希に聞こえる程の大声で

「誰が夫婦だよ!冗談でも辞めてくれ」
と反発する
急に頭の上にずっしりとした重量感を感じ、上からする低い声が祐希と俺の会話を遮る

「隼,,,随分楽しそうに話してるね?」

宮が俺の頭の上にのしかかってる様だ、やばい、しかも怒っている、激おこだよ。

怒った宮は怖い、中学生の頃好きな子が出来たと宮に相談した事があり、宮は笑っていたがその目には光が無かった、好きな子の話でテンションの上がった当時の俺ではそれに気づけず
気づいた時には宮に,,,
手首を捕まれ押し倒されていた、

「駄目じゃん、隼は俺のなのに勝手に好きな子作ったら、悪い子にはお仕置だよ、、?」

そう言えば俺の口元に唇を添え、舌を無理やりねじ込み絡め、くちゅ、と卑猥な音を立てた,「ッん、はぁ、ッ」と互いの吐息が静かな部屋に鳴り響いていた。

ゆっくりと宮の舌が離れれば銀の糸が引き、俺は恐怖とキスの快楽で顔を真っ赤に染め上げ息を整えようと「はぁ、はぁ」と吸って吐いてを繰り返す。

「もし次、隼が俺以外の人を好きになったら、もう俺の事しか考えられないようにして上げるね」

手首を抑えていた片方の手がお尻の方へ向い、服の上からいやらしい手つきで揉まれれば、俺への異常な愛と性的な事をされてしまうと嫌でも察してしまい

「ッ、」
と言葉にならない声を上げ怯えた目で宮を見つめる、口ずけに満足したのか、手首を解放され上から退く宮は、俺を愛おしそうに眺めていた,,,



そう宮は俺の事を性的に好いてる様なのだ、もちろん俺は宮にはその様な感情は持ち合わせていない、だがそれを宮に悟られてはいけない、もし悟られた日には
俺の尻は無事では居られないだろう、

そんな事件があり俺は宮を怒らせないようにしている。

と心の中で昔の記憶に浸れば、先程の宮の言葉を思い出し「はっ」と慌てて宮をあやす様に言葉を並べる

「ごめんな、宮、夫婦って言われて照れちゃって、照れ隠しで、反発してた、」

宮は夫婦と言う言葉で機嫌が良くなったのか
「隼は俺の事大好きだもんね、あぁ、可愛い」  とニコッと笑い
俺達を静かに傍観していた祐希に対し話し掛けた

「もう放課後だし俺らは帰る」

「おう、またな、」
祐希がニヤついたままそう応えれば
俺は宮に腕を捕まれ引き摺られる様に学校を早歩きで後にする,,,



-------------------‐-----------------


ここまで読んで下さりありがとうございます!!
中途半端な所で終わってしまいごめんなさい
:( ;´꒳`;)  ゆっくりと続きを投稿していこうと思いますので是非気軽に読んで行ってください!(  . .)"
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

鬼ごっこ

ハタセ
BL
年下からのイジメにより精神が摩耗していく年上平凡受けと そんな平凡を歪んだ愛情で追いかける年下攻めのお話です。

美形な幼馴染のヤンデレ過ぎる執着愛

月夜の晩に
BL
愛が過ぎてヤンデレになった攻めくんの話。 ※ホラーです

お兄ちゃんができた!!

くものらくえん
BL
ある日お兄ちゃんができた悠は、そのかっこよさに胸を撃ち抜かれた。 お兄ちゃんは律といい、悠を過剰にかわいがる。 「悠くんはえらい子だね。」 「よしよ〜し。悠くん、いい子いい子♡」 「ふふ、かわいいね。」 律のお兄ちゃんな甘さに逃げたり、逃げられなかったりするあまあま義兄弟ラブコメ♡ 「お兄ちゃん以外、見ないでね…♡」 ヤンデレ一途兄 律×人見知り純粋弟 悠の純愛ヤンデレラブ。

美形でヤンデレなケモミミ男に求婚されて困ってる話

月夜の晩に
BL
ペットショップで買ったキツネが大人になったら美形ヤンデレケモミミ男になってしまい・・?

久しぶりに地元へ帰ったら、昔いじめてきた男に告白された

髙槻 壬黎
BL
【狂愛執着攻め×自己肯定感低め受け】 高校の卒業式後、自分を取り巻く環境から逃げるようにして地元を出た俺──広崎恵。新天地では頼れる人もおらず、毎日の生活は苦しかったけど、それでも俺なりに満ち足りた人生を送っていた。 しかしその五年後。父親からの連絡で故郷へ帰ることになった俺は、かつての同級生──狭山鏡夏の名前を耳にする。常に人から囲まれ人気者だったその男は、俺をいじめてきた張本人だった。 だからもう会うつもりなど、二度となかった。だというのに、何故か狭山は、俺のことをずっと探していたようで──── ※攻めがサイコパス気味です。受けへの愛だけはありますが、倫理観が欠落しているので苦手な方はご注意ください。

ヤリチン伯爵令息は年下わんこに囚われ首輪をつけられる

桃瀬さら
BL
「僕のモノになってください」 首輪を持った少年はレオンに首輪をつけた。 レオンは人に誇れるような人生を送ってはこなかった。だからといって、誰かに狙われるようないわれもない。 ストーカーに悩まされていたレある日、ローブを着た不審な人物に出会う。 逃げるローブの人物を追いかけていると、レオンは気絶させられ誘拐されてしまう。 マルセルと名乗った少年はレオンを閉じ込め、痛めつけるでもなくただ日々を過ごすだけ。 そんな毎日にいつしかレオンは安らぎを覚え、純粋なマルセルに毒されていく。 近づいては離れる猫のようなマルセル×囚われるレオン

隠れヤンデレは自制しながら、鈍感幼なじみを溺愛する

知世
BL
大輝は悩んでいた。 完璧な幼なじみ―聖にとって、自分の存在は負担なんじゃないか。 自分に優しい…むしろ甘い聖は、俺のせいで、色んなことを我慢しているのでは? 自分は聖の邪魔なのでは? ネガティブな思考に陥った大輝は、ある日、決断する。 幼なじみ離れをしよう、と。 一方で、聖もまた、悩んでいた。 彼は狂おしいまでの愛情を抑え込み、大輝の隣にいる。 自制しがたい恋情を、暴走してしまいそうな心身を、理性でひたすら耐えていた。 心から愛する人を、大切にしたい、慈しみたい、その一心で。 大輝が望むなら、ずっと親友でいるよ。頼りになって、甘えられる、そんな幼なじみのままでいい。 だから、せめて、隣にいたい。一生。死ぬまで共にいよう、大輝。 それが叶わないなら、俺は…。俺は、大輝の望む、幼なじみで親友の聖、ではいられなくなるかもしれない。 小説未満、小ネタ以上、な短編です(スランプの時、思い付いたので書きました) 受けと攻め、交互に視点が変わります。 受けは現在、攻めは過去から現在の話です。 拙い文章ですが、少しでも楽しんで頂けたら幸いです。 宜しくお願い致します。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

処理中です...