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1話
しおりを挟むキーンコーンカーンコーン,,,
眠気で朦朧とする意識の中、予鈴の音に慌てて飛び起きれば、目の前に立つ人物に俺は「はッ」と気づいた
「おはよう。隼よく眠ってたね」
くすっと、眩しい笑顔で話し掛けてくるのは幼馴染の宮だった
「おはよう、宮」
寝起きにこの顔面は眩しすぎるっ、俺じゃなきゃ倒れてる所だぞ、
そう心の中で呟けば、子供にする様に頭を撫でられ、子供扱いされた恥ずかしさと悔しさに眉間に皺を寄せ頬を膨らませた
「辞めろよもう子供じゃ無いんだぞ」
「ごめんごめん!隼があまりにも可愛いからつい」
「可愛くないッ!」
すかさず可愛くないと強く否定すれば相手は変わらずにこにこと笑い、頭にある手を退ける
可愛いと言われるのは不愉快だ、ピアスをばちばちに開けてる俺の何処が可愛いんだか。、
心の中で不満を垂れていると満面の笑みで野次馬をしている友人の祐希が割って入ってきた
「おいおい!教室で夫婦喧嘩なんてすんなよな~」
そーだそーだ!と悪ふざけに乗る様に教室中に上がる
俺は腕に鳥肌を立たせながら教室の端にいる祐希に聞こえる程の大声で
「誰が夫婦だよ!冗談でも辞めてくれ」
と反発する
急に頭の上にずっしりとした重量感を感じ、上からする低い声が祐希と俺の会話を遮る
「隼,,,随分楽しそうに話してるね?」
宮が俺の頭の上にのしかかってる様だ、やばい、しかも怒っている、激おこだよ。
怒った宮は怖い、中学生の頃好きな子が出来たと宮に相談した事があり、宮は笑っていたがその目には光が無かった、好きな子の話でテンションの上がった当時の俺ではそれに気づけず
気づいた時には宮に,,,
手首を捕まれ押し倒されていた、
「駄目じゃん、隼は俺のなのに勝手に好きな子作ったら、悪い子にはお仕置だよ、、?」
そう言えば俺の口元に唇を添え、舌を無理やりねじ込み絡め、くちゅ、と卑猥な音を立てた,「ッん、はぁ、ッ」と互いの吐息が静かな部屋に鳴り響いていた。
ゆっくりと宮の舌が離れれば銀の糸が引き、俺は恐怖とキスの快楽で顔を真っ赤に染め上げ息を整えようと「はぁ、はぁ」と吸って吐いてを繰り返す。
「もし次、隼が俺以外の人を好きになったら、もう俺の事しか考えられないようにして上げるね」
手首を抑えていた片方の手がお尻の方へ向い、服の上からいやらしい手つきで揉まれれば、俺への異常な愛と性的な事をされてしまうと嫌でも察してしまい
「ッ、」
と言葉にならない声を上げ怯えた目で宮を見つめる、口ずけに満足したのか、手首を解放され上から退く宮は、俺を愛おしそうに眺めていた,,,
そう宮は俺の事を性的に好いてる様なのだ、もちろん俺は宮にはその様な感情は持ち合わせていない、だがそれを宮に悟られてはいけない、もし悟られた日には
俺の尻は無事では居られないだろう、
そんな事件があり俺は宮を怒らせないようにしている。
と心の中で昔の記憶に浸れば、先程の宮の言葉を思い出し「はっ」と慌てて宮をあやす様に言葉を並べる
「ごめんな、宮、夫婦って言われて照れちゃって、照れ隠しで、反発してた、」
宮は夫婦と言う言葉で機嫌が良くなったのか
「隼は俺の事大好きだもんね、あぁ、可愛い」 とニコッと笑い
俺達を静かに傍観していた祐希に対し話し掛けた
「もう放課後だし俺らは帰る」
「おう、またな、」
祐希がニヤついたままそう応えれば
俺は宮に腕を捕まれ引き摺られる様に学校を早歩きで後にする,,,
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ここまで読んで下さりありがとうございます!!
中途半端な所で終わってしまいごめんなさい
:( ;´꒳`;) ゆっくりと続きを投稿していこうと思いますので是非気軽に読んで行ってください!( . .)"
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