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逆異世界召喚の真相
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中は、一般的なオフィスとあまり変わらなかった……たぶん。進は働いたことがないので分からない。
何フロアかエレベーターで下ると、進たちはいきなり社長室と書かれた部屋へ通された。
すると、二十代後半くらいの若い男が椅子に座っていた。こいつが社長なのか?
「いやぁ、不動進くん、待ちわびたよ。私は東山竜樹。よろしく」
「あ、よろしくお願いします」
進はそう言って握手に応える。
「水野くん、どうやら各国政府との彼の争奪戦には勝てたようだね」
「えぇ、【遠雷】まで使わされる羽目になりましたけどね」
「ところでそこの彼女は?」
東山社長は、エラールを指してそう言う。
「私、進さんの祈りに応じて天国から派遣されて参りました、守護天使のエラールといいます」
「ほう? 天国ね。ということは、今地球全体を覆っているこの黄金の雲は……」
「はい、天国です!」
エラールは堂々とそう言う。だがそれを受けて東山社長は頭を抱えてしまった。
「ハァ、全くとんでもないことになってしまったものだ。あぁ、進くん、別に君を責めているわけじゃあないんだがね。これはヤバイな。異世界オルティアスと天国。その両方が地球に召喚されてしまったわけだ」
東山社長はそう言うと、目の前のパソコンを操作し、画面をこちらへ向けてきた。
そこには、青く光る1つの惑星が映し出されていた。緑豊かで、海もあり、地球とよく似ている。だが大陸の形からして、それは地球ではなかった。
「これが、昨日の時点での惑星T1501の写真だ。そしてこれが、今日の時点での写真」
そう言って東山社長はマウスをクリックする。すると画面が切り替わり、別の画像が映し出された。
「これは一体……」
そこには、緑が失われ、荒野と化した大陸が映っていた。海はある。だが大陸の様変わりは衝撃的だった。
「これを……俺がやったって言うんですか?」
「あぁ、そうなるな」
何の気なしに呟いた「いっそ異世界の方がこっちに来てくれないかな」が、こんな事態を引き起こすとは夢にも思わなかった。
「そしてこれが、春香くんに入手してきてもらった異世界オルティアスの世界地図。これを現世に重ねてみる」
見てみると、現世の太平洋にはオルティアスの大陸が重なり、中央アジアには海が重なっていた。
「と、何と、君が異世界召喚を行った時点での衛星写真と一致するんだ」
衛星写真では、太平洋には大陸が出現し、中央アジアには湖(オルティアスの海)が出現していた。ここまで大きな世界改変が起きていたとは、驚きだ。
「現状手に入るデータをもとに算出すると、異世界オルティアス、つまり惑星T1501の地下3mまでが削り取られ、地球に転移してきたことが分かる」
そうか。あの土の雨は、削り取られた異世界オルティアスの表層部分だったってわけか。
「ちなみに、異世界オルティアスが惑星T1501にあるというのは企業機密なのでね。くれぐれも口外しないでくれよ」
東山社長はそう念を押した。
「は、はい」
進はそうとしか言えなかった。実際、今はそんな企業機密のことなどどうでもいい。責任を取らされるんじゃないかということの方が遥かに重要だった。「お前がやったんだから元に戻せ」なんて言われても、戻せないしな。
何フロアかエレベーターで下ると、進たちはいきなり社長室と書かれた部屋へ通された。
すると、二十代後半くらいの若い男が椅子に座っていた。こいつが社長なのか?
「いやぁ、不動進くん、待ちわびたよ。私は東山竜樹。よろしく」
「あ、よろしくお願いします」
進はそう言って握手に応える。
「水野くん、どうやら各国政府との彼の争奪戦には勝てたようだね」
「えぇ、【遠雷】まで使わされる羽目になりましたけどね」
「ところでそこの彼女は?」
東山社長は、エラールを指してそう言う。
「私、進さんの祈りに応じて天国から派遣されて参りました、守護天使のエラールといいます」
「ほう? 天国ね。ということは、今地球全体を覆っているこの黄金の雲は……」
「はい、天国です!」
エラールは堂々とそう言う。だがそれを受けて東山社長は頭を抱えてしまった。
「ハァ、全くとんでもないことになってしまったものだ。あぁ、進くん、別に君を責めているわけじゃあないんだがね。これはヤバイな。異世界オルティアスと天国。その両方が地球に召喚されてしまったわけだ」
東山社長はそう言うと、目の前のパソコンを操作し、画面をこちらへ向けてきた。
そこには、青く光る1つの惑星が映し出されていた。緑豊かで、海もあり、地球とよく似ている。だが大陸の形からして、それは地球ではなかった。
「これが、昨日の時点での惑星T1501の写真だ。そしてこれが、今日の時点での写真」
そう言って東山社長はマウスをクリックする。すると画面が切り替わり、別の画像が映し出された。
「これは一体……」
そこには、緑が失われ、荒野と化した大陸が映っていた。海はある。だが大陸の様変わりは衝撃的だった。
「これを……俺がやったって言うんですか?」
「あぁ、そうなるな」
何の気なしに呟いた「いっそ異世界の方がこっちに来てくれないかな」が、こんな事態を引き起こすとは夢にも思わなかった。
「そしてこれが、春香くんに入手してきてもらった異世界オルティアスの世界地図。これを現世に重ねてみる」
見てみると、現世の太平洋にはオルティアスの大陸が重なり、中央アジアには海が重なっていた。
「と、何と、君が異世界召喚を行った時点での衛星写真と一致するんだ」
衛星写真では、太平洋には大陸が出現し、中央アジアには湖(オルティアスの海)が出現していた。ここまで大きな世界改変が起きていたとは、驚きだ。
「現状手に入るデータをもとに算出すると、異世界オルティアス、つまり惑星T1501の地下3mまでが削り取られ、地球に転移してきたことが分かる」
そうか。あの土の雨は、削り取られた異世界オルティアスの表層部分だったってわけか。
「ちなみに、異世界オルティアスが惑星T1501にあるというのは企業機密なのでね。くれぐれも口外しないでくれよ」
東山社長はそう念を押した。
「は、はい」
進はそうとしか言えなかった。実際、今はそんな企業機密のことなどどうでもいい。責任を取らされるんじゃないかということの方が遥かに重要だった。「お前がやったんだから元に戻せ」なんて言われても、戻せないしな。
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