純粋な初恋(シリーズあり)

橋本衣

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高過ぎなければ良い、、、 あの男、知らない所で3桁使うぞ、マジで

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「おはよう、さく君」

「おはよう、朔羅さくら

「おはようございます、フユさん、夏人なつとさん」

拝啓、天国のママ、パパ、咲夜さきや兄さん、雅陽みやび姉さん夫婦、雅之まさゆき兄さん夫婦お元気ですか?俺は元気です。
夏人さんがフユさん宅に暮らし始めてから早数日。結構上手く行っております!

朝、フユさんと夏人さんと一緒に朝ご飯を食べるのも慣れ始めた。

「朝からこうやってちゃんとした朝ご飯食べるの大人になってからあんまりなかったから、本当に一緒に暮らして正解だったよ」

「そう言われると嬉しいです。3人で朝ご飯食べるなんて、兄さんと姉さんと暮らしてた時の事を思い出しますし」

「医者なんだから健康で居ないとな。それで、時間は大丈夫なのか?まだ新人なんだ、気を付けるんだぞ」

「分かってるよ、兄様。今日俺が担当する検診は午後からだし、俺今担当の患者さん居ないから、まだ時間には余裕があるよ」

「そうなんですね、頑張って下さい。俺も患者役とか色々やってたんで、お医者さんが大変なのは知ってるんで」

「ある意味、朔君は医療現場に詳しいもんね笑」

「俺も小説の題材で病院を舞台にした事はある。大変だが、ちゃんと医者としての誇りは忘れるな」

「兄様、、、ありがとう。俺、兄様達に誇れる様な医者になるよ」

そんな平和な会話をして朝ご飯を食べ終わり、俺達は各自の日常に戻る。フユさんは小説のプロットの立ち上げを、夏人さんはお仕事に、俺は高校に行く。因みに前よりは変装は緩くなったけど、メガネをかけたりはしてる。


「やっと、昼休み~、疲れた~」

「朔~、昼ご飯食べようぜ」

「今日僕お弁当作ったんだよ~」

「「ぇ、、、、ダークマター?」」

「違うよ!!」

昼休みになって手を伸ばしてあくびをしていると、玲央れおいとの2人が声をかけて来た。

いやぁ、ほら糸だから、、、、ね?

「朔、朝の番組見た?マコさんとりつさん出てたよな。番宣でさ」

「見たよ。律さんあの顔絶対に二日酔いだよね、、、、、のぞむ君の説教2時間コースかな」

「僕達見慣れてるから二日酔いとかわかるけど、普通の人は分かんないよね、アレは」

「多分昨日3、4時まであおさんと家飲みしてただろうね」

「じゃあ、碧さんも説教コースじゃん。あの人も今日仕事あるし」

「それを多分呆れた顔で見るマコさんの顔、僕余裕で想像出来るし頭の中で再生可能なんでけど、怖っ」

「「安心して、俺達も余裕案件だから」」

そう楽しく喋りながら、お昼ご飯を食べる。結構話のネタになるんだよな、年長者組は。俺達だけか、、、、。

「そういや、マコさん流太りゅうた君と同居するらしいよ」

「何処情報だよ、玲央。めっちゃ気になるんだけど」

「いや、普通に律碧コンビに愚痴ってる所聞いた時に知った。『ポンポン不動産パンフ貰って来て、アイツマジ行動力の鬼だよ!』ってな」

「マコさん、、、、まぁでもマコさんの年齢ぐらいだったら良いとは思うけどね、僕は。逆に朔とかは早いって言うか、色々」

「俺の場合はしょうがねーんだよ。思考回路が可笑しいんだっての、あの男は。、、、、まぁ、でもそこを理解出来るのは俺ぐらいしか居ねーけどな」

「「、、、、惚気?」」

「ちげーよ!!//////」

俺は少し恥ずかしくなり、おにぎりを1口で頬張る。アイツの性格はそばに居る俺が1番、ではないけどそれなりに理解出来るのは、本当の事だろ、、、、

って、これが周りからしたら惚気なのか、、、、!!

そう心の中で思っていると、背後からいきなり声をかけられた。

「朔~、それと玲央と糸~!ちょっと良い!?」

「!、じゅん!、何?どーした?」

「おい待て、俺達はついでか?」

「多分、これ朔の得意系の話じゃない?笑」

「実はさぁ~、来週のホワイトデー、呼び出されてんだよ、恋人にさぁ」

「、、、、お返し?それとも、破局?」

「「「何でその2択になるんだよ、朔」」」

俺は思わずそう思ってしまった。アレ、違った?昔見たドラマとか昔出たドラマにそう言う場面あった様な、、、、

「で、それで俺になんか相談?」

「そう!俺もバレンタインデーの時にチョコ貰ったからさ、一応俺もお返ししたいんだけど、、、、女子にお返しって何渡せば良いと思う?」

「ごめん、それで俺を選んだのはどう言う事?」

「いや、ほら朔ってセンス良いし、アイドルだから女性芸能人と関わってるから、最近の流行とか知ってるかなって」

「「おい、俺ら/僕達はアイドルじゃねーってか」」

「だって2人、、、、女子へのプレゼントに小顔ローラーとフラフープ選んだじゃん」

「「、朔、俺達にも後生の為にご教授願っても良いかな?」」

「2人はそれで良いの?」

俺は2人の潔さに少し引いてしまう。確かにこの2人って意外と男兄弟だし、女性への免疫はあるけどそう言うプレゼントってなるとアホになるって言うか、、、、俺、雅陽姉さんが居て良かったぁ、、、、!!

俺はそう心の中で喜びに満ちていると、、俺達の話題を聞き付けた他の男子陣が俺達の元に来た。

「何々?ホワイトデーのお返しの話~?」

つかさ~、お前俺のお返し、VUITTONな、それかHERMES」

「高級ブランド選ぶんじゃねーよ!千尋ちひろ

「お返し渡すのは良いんだ笑、、森松もりまつ君は、決めてるの?」

「指輪かな、、藤吉ふじよし楽しみにしててね」

「、、、、待って、、、、!予想外の返答だよ!僕!」

「俺、、おさむに何お返しすれば良いんだろ、、、、」

「みんな話し聞きつける技術高過ぎない?笑、中にはヤバいモン渡そうとしてる人居るし笑」

俺はみんなの会話に思わず笑みが溢れてしまう。と言うか千尋お返しにブランドって、、俺がフユさんに言ったら喜んで買いそうだな、言わんとこ。

俺はそう心の中で決めた。

「そうじゃん!司と森松、それに五十鈴いすずの3人は貰ってるんだし、お返し考えねーとだからな!」

「純もでしょ笑、まぁでも貰う側からしたら、ちゃんと考えて選んだ物とか作った物だったら何でも嬉しいけどな」

「「「「「「「「「世の中そんなに甘くないんだよ、朔/朔君」」」」」」」」」

「アレェ?」

何故かそう言われて不思議に思ってしまう俺。そして、五十鈴とはそう我らが心優しき大男・豪田ごうだの下の名前である!

やっとのこと、修が名前呼びに戻った事で俺達も呼び始めた。あとは森松と藤吉だけだ、、あと何年かかる事だか、、、、ハァ。

「アクセとか小物が良いかなぁって俺は思ってんだよな、どう思う。玲央」

「何で俺に聞くんだよ。でも、使い勝手の良い物の方が良いんじゃね?」

「まぁお返しする本人に聞くってもの最適案って感じもあるけどね。僕は聞かれるの全然良いと思うし」

「そっかぁ。糸の言う通りだ、、千尋。泥団子ってどう思う?」

「、、、、鳩尾?頭?、、あぁ、それとも股間がご所望か?」

「、、、、申し訳ございませんでした。ちゃんと考えますので、それだけはお辞め下さい、千尋様」

「よろしい、次はない。泥団子なんて渡したら、子孫を残さないと思え」

「朔、玲央。僕思うんだけどさ、あの馬鹿に学習能力ってあると思う?僕はないと思うんだけどさ、司って本当にアホだよね」

「「、、千尋相手になるとIQが著しく低くなるからしょうがない」」

「修、俺ちゃんとしたの選ぶから、怒らないでね。ゎ、別れるとかないよね!!?」

「落ち着け、五十鈴。別れねーし!お前が選ぶのは全部嬉しいから、いつもそうだっただろ?いつも通りで良いから」

「で、でも、付き合ったんだもん、慎重に選ばないと、、、俺色々あげ尽くした。何あげれば良いんだろ」

「落ち着けって!五十鈴が選んだ物だったら何でも嬉しいから!」

「森松君、指輪以外でお願いね。指輪選んだら僕怒るからね」

「、、、、分かった。指輪以外だね。了解したよ、藤吉」

「それ分かってない時の分かった、だよね!!辞めてよね!」

「大丈夫だって、安心してよね」

「朔、アレ他に高価なモン買うつもりだよな、森松の奴」

「そうだね、玲央。そういや、お坊ちゃんだったっけ?大変そうだなぁ、藤吉は」

何て各自の彼氏側達が渡す物を聞いたりして彼女側達がアドバイス与えると言う感じになった。因みに司と千尋は付き合っては居ないと俺達は思う。
何故思う、かと言うと実は司は千尋の事が好きだが、千尋が司の事はただの小学校からの親友だとしか思っていないからだ。それに司自身はβだから無理だとか思っているし、、、、こればっかりは2人の問題だな。

「朔は村瀬むらせ大先生からのお返しどんな物だと思う?僕、、絶対高価な物だよなって思う!」

「分かる。あの人なら高価な物を買いに買って渡すと思う。ぁ、でも誕生日も近いから、そっちに回すか?」

「玲央、分かってないなぁ。ホワイトデーはホワイトデーとして誕生日は誕生日として渡すし、人気作家の財布事情舐めない方が良いよ」

「、、、、確かに!俺達は多分味わえない気分を味わえるのか、朔は!」

「辞めて、考えたくもない。あの男の事だ、、、、、、、、無理、マジ無理。フユさん、それは返してこい、いや返金だ、待って、契約すんなって、、、、!」

「「何想像してるの、、、、!?朔!」」

俺はつい頭の中でのホワイトデーの日のフユさんとの会話をしてしまった。あの人なら本気で俺が渡したチョコと同等の価値の物をお返しに渡す。それならば、、、、、家買いそう。

なんか、自慢とか自意識過剰とか自己肯定感が高いとか、そう言う問題じゃない。あの男なら、あの変態ならやりかねないからだ。今までの経験で分かる、、、、!

俺はそう頭を抱えるのであった。












































































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