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こう言う時に不調と言う感じになってしまう俺、って、やっぱ笑
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「来ました!大阪USJ!」
「玲央、声抑えて、」
次の日俺達は旅館を後にしてからすぐに大阪に来て、USJに来た。
此処からは自由時間で確実好きにしても良い。今日1日はUSJで好きな事をして良いと先生からのお達しを頂いた。
「やっぱり帽子買う?それもマリオの帽子?俺ルイージが良いんだけど」
「玲央、初のUSJではしゃいでるね、朔。まぁ気持ちも分かるんだけどね、僕も」
「そうだな、糸。って、電話だ、、成太君から?」
「なんか用事?仕事の内容かな」
「どうだろ、とりあえず出てみるね」 ピッ
俺はそう言って成太君からの電話に出てみると、次の瞬間に、
『朔君、マコ君何処に居るか分かるぅ~!!?!?』
「「「うるさっ、、、、!!!」」」
俺達は思わずそう叫ぶ。一緒に居た修達が不思議そうに見てくるから、ちょっと声を抑える。
「成太君、声抑えて、何?、マコさんが何処に居るか?、そんな事知らないよ」
『そうだよねぇ~、そうなの分かってるんだけど、もしかしたらって思ったけど知らないなぁぁ』
「マコさん、一体そっちで何があったのさ、」
『玲央君、実は今朝急にマコ君から電話が入ってね、その時に『暫く連絡切ります、後仕事休みます』って、来てから一切連絡取れなくて、』
「家には行ったの??」
『行ったよ、糸君。だけど居なかった』
「じゃあ、流太君は?一緒に居るんじゃないの?」
『それが、水野君にも連絡取れないし、それに水野君のマネージャーに聞いてもなんか水野君も消息不明なんだよ』
「「「はぁ、、、、!!?」」」
『今、望君と、律碧の2人と一緒に探したりしてるんだけどさぁ、朔君達からもマコ君達に連絡とかしてくれない??』
「分かりました、俺達でもマコさん達に連絡とかしてみます」
『お願いね、今こっち事務所大慌てなんだよね。タレントが消息不明になってるから、、、、ハァァ、ヤバい』
「成太君、ストレス抱え込まない様にね。連絡ありがとう、じゃ切るね」
『うん、了解』
ピッ
電話を切り、俺達3人は同じタイミングで顔を見合わせる。
「「「また、一難、やって来たかぁ~」」」
揃って同じ事を言い、俺達は笑みを浮かべた。まぁ今そんな場合ではないんだけども。
「どうした?朔達、なんかあったのか?仕事で」
「いや、大丈夫だよ、修。ちょっと、、、仕事の変更があっただけだから」
「そうそう、これぐらいいつもの事だし、気にしないで」
「それなら良いんだけど、、じゃ、俺達もそろそろ中回ろう」
「俺達早く回りたいからさ」
「「「ぉー!」」」
何とか誤魔化して俺達は修達と回る。マコさんと流太君の事は気になるがそれは成太君達に任せて今はUSJを満喫しようと思う。
最初に来たのは、ハリーポッターエリアに来て俺達は早速、セーター、ネクタイ、ローブを着用する徹底ぶりだ。因みにマフラーは流石に暑いので、袋に入れてる。
ベレー帽、リボン付きシュシュとマジカル・ワンド(魔法の杖)も、ショルダーバッグや買った。ちゃんとフユさん達用にも買いました。お金は先生から働いているんで、と言ったら好きな金額まで持って来ました。最悪、ATMで落とせる。
魔法の杖に関しては、
こう言う結果となった。因みにフユさん達にもお土産はちゃんと買うからね??俺ら、、、、
イトスギと不死鳥の羽根…楓斗さん
ニレと不死鳥の羽根…フユさん
月桂樹と不死鳥の羽根…秋人さん
ヨーロッパナラと不死鳥の羽根…夏人さん
セコイア…日和さん、三村さん
ギンヨウボダイジュ…野村さん、小川さん
ナシとドラゴンの心臓の琴線…柊月
黒クルミとドラゴンの心臓の琴線…三都弥
ポプラとドラゴンの心臓の琴線…純
ハーマイオニー・グランジャー…千尋
ロン・ウィーズリー…五十鈴
ニコラス・フラメル…司
ジニー・ウィーズリー…修
セブルス・スネイプ…玲央、聖
ベラトリックス・ラストレンジ…糸
ハリーポッター、アルバス・ダンブルドア…俺、まー君
と、言う感じになりました。糸は頑なにそれを選びまー君にもあげようとしたので可哀想なので、俺と同じのにしました。
それとアトラクションは既に乗ったぜ!ひゃっほい!
その時の反応は~、、、、
「俺、魔法使いだったのかもしれない」
「いや、玲央、僕の方が魔法使いだった可能性あるって、ほらファンタジー要素あるし」
「確かにたまに頭ぶっ飛んでるけど、違うじゃん、糸は」
「本気を出せば僕もいつかは魔法使いに???」
「まぁでも俺ら30歳越えれば自然と魔法使いになれるじゃん、なぁ」
「そうだね、そっちに回る事はなさそうだし、柊月はないでしょ」
「千尋君も修君も何を言ってるのかな???」
「言っておくけど君達は魔法使いにはなれないからね???」
「「「「「朔、もう少し夢を見させて」」」」」
何て会話をした。
他にはフライト・オブ・ザ・ヒッポグリフやワンド・マジックなどもした。ビビりな柊月と糸が終始嫌がってたのは面白かった。
「、、、にしてもさぁ、何で僕がスリザリンなのさ」
「いや、糸って案外性格悪い所あるじゃん、、柊月がハッフルパフで、修と千尋がレイブンクロー、で俺と朔がグリフィンドール、うん良い感じだろ」
「なんか納得出来ないけど、まぁ良いか」
「純達と合流するまでにまだ時間あるしさ、なんか他に買わない?俺達だけのお揃い、みたいな」
「良いね、朔君。ストラップとかキーチェーンとか、ボールペンとか」
「多分司達の方もやってそうだしな。合流するまで何個かアトラクション乗って、少し食事もするか」
「、、千尋さ、司と2人っきりになりたいとか思わない訳?」
「、、、、急にぶっ込むな、修は。なりたいけどさぁ、アイツがどう思うかじゃん。変に思われたら嫌だし、合流して少し2人っきりになれたら、嬉しいけど、、」
「「「「「健気だなぁ~(アイツ/司君本当羨ましいし、早く気持ち伝えろよ/なよ)」」」」」
俺達はそう心の中で思った。こう言う所がモテる所なんだなぁ、と思いながら俺達はまた行動を始めるのであった。
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「ホットドッグマジ美味い」
「ヤバい、僕達USJに来てからアトラクション3個しか乗ってないし、殆ど食べてばっかなんだけど」
「柊月、気にすんなって、はい、ターキーレッグ、それともサメのエジキ食べる」
「食べるぅ、修君」
「ポップコーンとチュトリス、両方食べると味分かんなくなって面白い」
「良いか、千尋アレがアホって言うんだよ」
「糸ってたまにネジ外れるから面白いけど、大丈なの??」
「長い付き合いしてるとアレはまだ良い方なんだよなぁぁ」
俺達はそんな会話をしながら食べ歩きをする。ミニオンマンを食べたくてね!!
USJに来ても注目エリアを回ろう、みたいな感じで行きたい所行けないし、撮影が終わってもすぐに仕事とかで帰ったりするからゆっくり回れないんだよなぁ。
「ン、五十鈴からLI○E、そろそろ合流しよう、三都弥が我慢の限界、だそうだ」
「、、五十鈴君達に迷惑かけてないと良いんだけどなぁ」
「大丈夫だろ、アイツちゃんと常識は持ち合わせてるから」
「糸~、チュトリスが喉に詰まってる所悪いんだけど、ドリンクで流し込んで合流場所まで行くぞ~」
「わきゃちゃ~(分かった~)」
「何で玲央はそこで普通に糸の今の状況スルー出来るのさ」
「、、、、気にしたら負け、だから?」
「考えたら負けだよ、千尋」
「そう言うものなの、朔」
「そう言うものだよ、千尋」
「そう言うものかぁぁ」
何て会話をしてから千尋と修がゴミ捨てに行き歩いて5分程度の所にある合流場所に先に行く。これはちゃんとじゃんけんで決めました、、、、!
「柊月~!!」
「三都弥君、」
「会いたかったよ~」
「僕はまぁまぁかなぁ」
「、、、、え」
「柊月、そこは嘘でも会いたかったって言えよ」
「糸、俺疲れたよ~」
「純は馬鹿正直さと無限の体力だけが誇りなんだから少しはちゃんとしなよ」
「もう少し労っても良いんじゃないかな!!?!?」
「あれ?修と千尋は?」
「2人ならゴミ捨てに行ったよ、五十鈴。それと、そんなに見渡したって人混みで見えないでしょうが、、、、司」
「ウグッ、、、分かってるよ、朔」
「本当に分かってんのかね、、どう思う、玲央」
「十中八九分かってねーだろ、アレは」
「だよね」
「、、、、可哀想に」
それから5分ぐらい経った頃に修が帰って来た。それにすぐ駆け寄る五十鈴。
「修~、お疲れ様」
「お疲れ様って、肌じゃないけどな笑」
「あれ?、なぁ、修、千尋は?」
「ぇ?先に帰ったんじゃないの??俺、トイレ行って先に帰る、って言ってたけど」
「「「「「「「、、、、え」」」」」」」
修の言葉に俺達は空気が固まる。それに追い打ちをかける様に、後ろから聞こえて来た言葉でまた固まる。
「ねぇ、さっき高校生ぐらいの美人な子がナンパされてなかった??」
「ぁ、見た。あの子困ってて迷惑がってなのに、全然諦めてなかったよね、男達」
「あの子大丈夫かなぁ、顔綺麗だったし、」
「心配だよね~、」
「「「「「「「「、、、、、まさか」」」」」」」」
「ッ、」
「司、!」
俺達は2人の女性の言葉を聞いてチラッと司を見ると、いきなり勢い良く俺達が来た方向に走り出した。
「ど、どうする!?俺ら行く!?」
「、、、、いや、今は行かない。アイツの男を試そう」
「ぇ、でも千尋が」
「はいはい、純はもう少し2人の恋愛を応援しようなぁ、柊月、ドリンク買ってくるけど何が良い?」
「三都弥君の好きなので良いよ。あと、純君の首根っこ掴むの上手いね」
「、、大丈夫かな、千尋も司も、、、、心配、怪我とかないと良いんだけど」
「大丈夫だっての、五十鈴。あの2人なら、司はいざとなったら、、、、カッコいいよ」
「、、、、そうだね、修」
「朔、玲央、、さっきの司の顔、カッコ良かったね」
「うん、、ちゃんと男を出して欲しいな」
「そうだな、、2人共」
俺達はそんな会話をしながら司と千尋の行き先が良い未来だと信じて2人を待つのであった。
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困った事が起きた。修がトイレに行っている間にみんなの元に戻ろうとしたら、知らん男2人にナンパされてしまった。
「ねぇねぇ、良いじゃん、俺達とさぁ遊ぼうぜ」
「先程も言いましたが、結構です、、、、!」
「何でさ、俺達カッコいいだろ?君も綺麗な顔してるんだしさぁ」
「俺連れが居ますし、今は修学旅行中なので」
「でもさぁ、自由時間っぽいんだし、色々、しようぜ」
「俺達、結構上手いぜ、なっ?」
「ッ、」
俺がどんなに断っても全然引き下がってくれない。と言うかグイグイ来過ぎて、背中が壁に付いて追い詰められてしまった。
5年前の修学旅行と同じだ。
○
○
○
○
○
○
○
『離して下さい!』
『はいはい、我慢してね。お兄さん達と良い事しようねぇ』
『助けて、助けて(泣)、、、つか、司!』
『ち・ひ・ろ、に触るなぁ~!!』ゲシッ
『イテッ、、ッ~、、誰だよ』
『!、司』
『大丈夫か!?千尋』
『ぅ、うん、、大丈夫』
『よし、逃げるぞ』ギュッ
『ぅ、うん、、!』
『おい!』
俺の手を握って走り去る司の後ろ姿はとても当時の幼い背中なのに、この時とてもカッコ良く思えた。
『司、助けてくれて、ありがとう』
『何だよ、いつもの千尋らしくねーじゃん。でもお前が傷付いたお前を見るのは嫌だな』
『お前を守るのは俺だし、お前が悲しんでる姿何て見たくもない』
『、、お前こそいつもの司じゃないじゃん』
『そうか?、だけど、これから大丈夫だからな』
『千尋が何処に居ても俺はずっとそばに居るから、安心しろ』
『!、、、、///////// おう』
その時、俺は好きと言う言葉が頭の中浮かんだ。そう、この時に俺は司の事が好きになったのだ。
なのに、素直になれず今日までの5年間、気持ちを一切伝える事は出来なかったんだけどね笑
「つか、マジで美人だわ。これでαでも全然いけるわ」
「ッ、俺はいけませんので、、そこを退いて下さい」
「だからぁ、俺達と遊んだ方が君にとっても有意義なんだってさぁ」ガシッ
「ッ、辞めて、下さい」
俺の手首を強く掴まれて、それであの時の事を深く思い出してしまい、うまく力が出ない。怖くて足がすくんでしまう。
下を向いて何とかその場に立ち止まる様にするけど、、、、体格差も力の差も感じて怖い。
こう言う時、司が居れば、、、、
「俺らと、ね、良い事、しよう、ね」
「ぃ、嫌d 「千尋に何してんだぁ!!!!」ガシッ、、、!」
「ッ、何だ!?」
「っ、司」
「千尋、大丈夫か!?」
顔を見上げると、そこには司が居た。俺の手首を掴んだ男の肩を掴んで、後ろに引っ張る様に俺の顔を覗く様に立ってきた。息が荒く沢山走ったのが分かる。
「お前、何?」
「この美人の子の何?俺達今から遊びに行くんだけど」
「急に来てヒーロー気取りでちゅか~?」
「君はさっさとママの所に戻りまちゃうね~」
「コイツは、千尋は、、、、俺の、、恋人だ!お前らみたいな最低な奴らが手を出して良い奴じゃない!!」
「!、、司」
「行くぞ!」ギュッ
「ぅ、、うん、、、、!」
あの時と同じ様に俺の手を握りその場から走り去る司。あの時より少し大きくなった背中と俺の手を絶対に離さないと言う強い力がある。
そこから少し離れた所で、俺と司は息を整える様に立ち止まる。
「千尋、怪我はないか?、つか強く掴んで悪かった、必死で」
「大丈夫、、」
「良かった、、お前に何かあったらと思ったら、、、、って、さっき恋人って言ってごめん、咄嗟に出たとは言え不愉快だったよな」
「、ううん、全然嫌じゃなかった。司だったから」
「、、、、、、、、そっか(よし!嫌われてない!!)」
「、、、、、、、、、、、、さっきはありがとう、また司に助けられた」
「当たり前だろ?、前にも言っただろ、『千尋が何処に居ても俺はずっとそばに居るから、安心しろ』、って、つか、忘れてねーよな?」
「覚えてる」
「それなら良いけど、よし、朔達の所戻るか」
「、、うん、、、、なぁ、その間、手繋いで、くれねー?」
「え?、、、、、、、、良いけど(ぇ?!何これお願い!?可愛い!)」
「良かった」ギュッ
「じゃ、行くぞ」
「、、おう」
いつもの俺とは違うのに、それでも受け入れて手を繋いでくれる。
やっぱり、こう言う優しい所が好きだ。でも、コイツは俺の事好きじゃないんだよな、友達としてしか見てくれない。
でもさ、、、、もう少し夢見ても良いかな、少しだけでも良いから顔赤くした所、、、、見たいな。
そう思いながら歩く。
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・
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「ぉ、朔達が見えて来た。早く行こう」
「分かってる、」
駆け足で近づき、その反動で手が離れそうになる前に、グイッと司を引っ張る。
「その前に」
「ぇ?」
チュッ
「さっきのお礼、、、、ありがとう」
「、、、、、、、、ボフッ ///////////」
頬にキスをした。それを理解した司は顔を赤くしてくれた。俺はそれに安心して手を離し朔達の所に駆け寄る。
「、、俺で顔赤くしてくれた、、、、良かった(ボソッ 」
「ぁ、アイツ、こっちが何もしないと思って、、、、って期待したらダメだ、違うのに、、、、!(ボソッ 」
「、、、、またすれ違ってる気がするんだけど朔」
「もうダメな気がするんだけど僕、あの2人」
「でも、進展したんじゃないかな。良かったじゃん」
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無事(?)、司と千尋が戻って来て俺達はまたUSJ内を満喫する事にした。
「17時半までに戻らないとだから、みんな気を付けなね。特に純」
「何で名指しにされたかは知らないけど了解しました、朔」
「修、柊月と三都弥と一緒に回ろう」
「良いよ、五十鈴。楽しそうだな」
「俺のそばに居てね、柊月、絶対に」
「分かってるよ、それぐらい三都弥君」
「だから、嫌ならジェットコースター一択だぞ、司」
「何で千尋は極論そこに行き着くのさ!?糸、どう思う!?」
「一々騒いだ所で最終的には乗るんだから、うるさい口をさっさとチャクしなよ、ない頭で考えたら分かるでしょ」
「糸さん、口が悪くてよ!!!?」
「アイツってアレが素な所もあるのがファンに人気なんだろうか」
「そんな人気は怖いだろう。普通」
「純分かってないなぁ、あー言うのに刺さるファンをドMと言うんだよ」
「、、、、じゃあ司もドMって事??」
「何言ってんの!?純!」
何て会話をしてからミニオンエリアに回る。俺はカチューシャを買いに糸と歩いていると、変な匂いがした。甘ったるく、それでいて懐かしい匂い。
「この匂い、、、、、、、、ぁ」
俺は思い出した瞬間に足がすくんだ。何故なら中1の時に嗅いだあの匂いだったからだ。
「、、、、これ、何処から」
「?、」
俺は意を決して匂いのする方に足を向ける。匂いに気付いていない糸は不思議そうな顔をしていた。
もし俺の予想が当たっていればヤバい事が起きる。
「糸、お願いがあるんだけど良い?」
「ん?良いけど、何?」
「警備員をあそこの角まで呼んでくれない?、」
「は?ぇ、何で?」
「良いから、お願い」
「、、、、、、、、分かった。朔がそう言うんだったら、、危ない事はしないでね」
「分かってる」
俺は糸と離れて、角に向かうその間も匂いは強くなる一方で、お客さん達ははしゃいでいるのか気付いていない。
いや、多分βが殆どだから、気づかないか、この匂い的には。
角を曲がるとそこには、、、、
「はぁ、さっきの子可愛かったのに邪魔されちまったから気分悪いわぁ」
「まぁまぁこの発情期誘発香使って、来園したΩ達をヒートにしようぜ」
「だが、もしかしたらさっきの子がヒートになるかもだしな笑」
「おい、もう1本増やそうぜ」
「そうだな」
と、男2人組が会話をしていた。話の内容からしてアイツらが千尋をナンパした奴らに違いない。邪魔をされたからと言ってこんな事を良く出来るな。
そう思いながらも俺は近づいて声をかける。
「あの、何してるんですか」
「ぁ?、おっ、可愛い子じゃん。ぇ~、何々~」
「この煙に匂い、パーク内で辞めて下さい。他の方の迷惑にもなります」
「ぇ~、誰も気づいてないんだから良いじゃんねぇ、ね」
「あぁ、それにお前綺麗な顔してんな、、、、って、お前橋本朔羅か?、アイドルの」
「え?ぁ、マジだ!俺超可愛いと思ってんだよなぁ」
「ッ、それが何か関係ありまs」
ガッ
俺が言い切る前に男の1人が俺の顔を掴む。強引に上を向かされる。
「あるんだよ、俺さぁアイドル抱いてやりたいと思ってるんだよなぁ」
「はっ?」
「丁度良い、この香でヒート起こせば、無理矢理抱いた、何て事にはならねーだろう」
「良いな、それ。良い体してるから楽しめそう、」
「ッ、」
俺は危機感を覚えて逃げようとするが、既に肩を掴まれてしまい力が強く逃げられない。それに発情期誘発香の効果もあってか頭がクラクラして来て熱い。
「離して、下さい」
「何だよ、Ωはその体を使ってαを誘惑すれば良いんだよ、、、、何?妊娠させられる、とか思ってんの??」
「Ωな俺可哀想!とか、思ってるんだったらお門違い。Ωは抱かれる為に存在するんだよ」
「ッ、違う、そんな訳ない!Ωだからとかαだからとかそんな馬鹿げた事を言う貴方達にαを名乗る資格はない!」
「ぁ?」
ザワザワ
「ねぇ、あそこから変な匂いしない?それに何か騒がしいし」
「本当だ高校生になしかしてる」
「チッ、めんどい事になったな」
「逃げようぜ!捕まったらマズイ!」
俺の言葉に聞きつけた人達が近づいて来る。2人は焦った表情をする。そして逃げようとした瞬間、、、、
「警備員さん、こっちです!!」
「、、、、糸、、、、良かった」
「朔!」
「お前達何をしている!!」
「クソッ」
「逃げるぞ!」
「待て!」
俺は力尽きてその場に座り込む。糸がすぐに駆け寄り、逃げていく男2人は警備員さん達にすぐに捕まる結果となった。
俺は安心して、意識が遠のく。
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結果として、俺はヒートになりました。使っていた誘発香が効果の高い物だったらしく、少しそばに居ただけで、ヒートになった。抑制剤を貰ったが効かないタイプのだったなので終わった。
それとあの2人は逮捕された。特に違法性の高い誘発香だった事は被害もあった事と迷惑行為もあったらしい。
因みに、千尋からのコメントでは、
「捕まって突然、ムショにぶち込まれたけ、グズ野郎」
との事です。
そして俺が今居るのはホテルの一角、それもヒート者専用のホテル。担任が急遽、俺達が泊まるホテルから近いホテルを取ってくれて俺の荷物と水と熱さまシートを放り投げて俺は今ベッドに寝っ転がっています。
「マジ、、無理」
ヒートが重過ぎて語彙力がギャル化してしまう。
頭がクラクラするわ、股間は濡れるわ、勃ってるわ、腹は物欲しくなるわ、頭ん中淫乱な事考えるわで俺はてんてこ舞いだよ。
「せ、せめて、、な、にか」
俺はない頭をフル回転させて、ある物をリュックから取り出す。
「、、、、あった、、、、フユさんの使わなくなったシャツ・改」
そう、説明しよう。フユさんの使わなくなったシャツ・改は、前に俺とフユさんのゴタゴタの中で使用した、フユさんの使わなくなったシャツの新しいバージョンである。
「改めて言うが俺は変態じゃ、、、、にゃい」
フユさんの匂いを嗅ぎながら俺は落ち着く。片手間でもう1つ分取って来た、夏人さんの使わなくなったシャツも匂いながら、俺は落ち着くが、より下が濡れたり勃ったりしてるのは無視しようにも出来ない。
「フユさん、の声聞きたいなぁ」
そう思っていた矢先、スマホが部屋全体に響くように鳴った。
俺はズルズルと体を引きずりながらスマホを手にして、電話に出る。
「もし、もし」
『もしもし、朔羅、俺だ。冬人だ』
「!、フユさん、ど、どうしたの?」
『いや、声が聞きたくなってな、そっちはどうだ。元気か』
「ぅ、うん、元、(誤魔化す?ヒートが来てる事、、、、と言うかフユさんの声聞こえたら安心するけど、それと同時に抱かれたい、って思っちゃった)」
『朔羅?』
何て答えら良いか分からない。だけど、次に発した言葉は無意識から出るものだった。
「フユさん、、、会いたい」
『ぇ』
「今、ヒート、なってるんだ、、、、会いたい、会って抱いて欲しい」
『!、』
「、、、、!、ぁ、違ッ、フユさん、違う。今のはなんて言うか」
俺は自分の言った言葉に気づいてすぐに訂正するが遅かった。
『明日の朝までにそちらに着く様にする。待っていろ』
「ぇ、ちょッ、フユさn」
ピッ
俺の言葉を遮る様に電話が切れた。俺はすぐに事の意味に気付き、汗とか違う冷や汗がドバッと出る。
「ヤバい、あの人来る。と言うか抱かれる、いや、今の俺からしたら良いんだろうけど、違う!!」
俺はどうすれば良いか頭をフル回転させるが無理で、力尽きてベッドで寝る。
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クチュクチュ ヌチャ
「んッ、、んぅッ、、、ふっんぅッ」
ヤバい、フユさんと夏人さんの匂いを嗅いでたらエッチな事したくなっちゃってそのまま自慰してる。
そろそろ、朝なのに、手が止まらない。
「ふぁッ、、ぁッ、、ぁあッ」
ビュッ
ティッシュを取ろうと、動こうとしたら、ドアが開く音が聞こえて来た。
「ッ、匂い強いな」
「この、声」
「居た、って先に1人で楽しんでいたのか、朔羅」
「フユ、さん」
「あぁ、俺だ。お前の願い叶えに来たぞ」
「叶えにぃ、?本当」
「あぁ、ちょっと待ってろ、ゴム付けるから、」
「、、、、ヤダッ、生が良い」 ギュッ
「だが」
「俺の願い、叶えてくれるんでしょ?」
「、、、、後悔するんじゃないぞ、朔羅」
「うん、」
チュッ
「んッ、、(ヌルッ 」
生のフユさんのフェロモンを浴びてキスをされると脳が溶ける感覚になる。そこからの記憶はあまりない。
多分ドッチュンバッチュンしたんだろうし、ゴリュゴリュとかグポグポッ、とかもされたんだろうが、俺に記憶はない!!
拝啓、天国のママ、パパ、咲夜兄さん、雅陽姉さん夫婦、雅之兄さん夫婦。
俺は学びました、下手な願いほど己の身を捨てていると言う事に。
俺は今後、いついかなる時でもこの男に体関係で願う事を辞めようと思う。
「つか、何で俺の居るホテル知ってたんだよ」
「玲央と糸の2人から聞いたんだ」
「じゃあ、鍵は???」
「そんなのここの会社を買収したに決まって」
「本当のこと言って、」
「父さんの知り合いの会社だったので頼んだら鍵を渡してくれんだ」
「最初からそう言え、、、、ハァ」
「修学旅行最終日、過ごせなくて悲しいのか?」
「いや、別に、、、、いや、うん、そう。楽しかったし、それを否定する訳じゃないけどさ、こうならなかったら今頃最終日楽しめたんだろうな、とは思うけどさ」
「、、、、なら、いつかお前の友人達と一緒に旅行に連れて行ってやる。お前の願いを叶えるのも夫の役目、だからな」
「!、、ありがとう。、、、、俺、フユさんのそう言うところ、、、、好きだぜ」
「甘えてくるなんて珍しいな、何だ、誘っているのか」
「自意識過剰にも程があるぞ、アホフユ。一歩でも近づいて来たら容赦しねーからな」
「玲央、声抑えて、」
次の日俺達は旅館を後にしてからすぐに大阪に来て、USJに来た。
此処からは自由時間で確実好きにしても良い。今日1日はUSJで好きな事をして良いと先生からのお達しを頂いた。
「やっぱり帽子買う?それもマリオの帽子?俺ルイージが良いんだけど」
「玲央、初のUSJではしゃいでるね、朔。まぁ気持ちも分かるんだけどね、僕も」
「そうだな、糸。って、電話だ、、成太君から?」
「なんか用事?仕事の内容かな」
「どうだろ、とりあえず出てみるね」 ピッ
俺はそう言って成太君からの電話に出てみると、次の瞬間に、
『朔君、マコ君何処に居るか分かるぅ~!!?!?』
「「「うるさっ、、、、!!!」」」
俺達は思わずそう叫ぶ。一緒に居た修達が不思議そうに見てくるから、ちょっと声を抑える。
「成太君、声抑えて、何?、マコさんが何処に居るか?、そんな事知らないよ」
『そうだよねぇ~、そうなの分かってるんだけど、もしかしたらって思ったけど知らないなぁぁ』
「マコさん、一体そっちで何があったのさ、」
『玲央君、実は今朝急にマコ君から電話が入ってね、その時に『暫く連絡切ります、後仕事休みます』って、来てから一切連絡取れなくて、』
「家には行ったの??」
『行ったよ、糸君。だけど居なかった』
「じゃあ、流太君は?一緒に居るんじゃないの?」
『それが、水野君にも連絡取れないし、それに水野君のマネージャーに聞いてもなんか水野君も消息不明なんだよ』
「「「はぁ、、、、!!?」」」
『今、望君と、律碧の2人と一緒に探したりしてるんだけどさぁ、朔君達からもマコ君達に連絡とかしてくれない??』
「分かりました、俺達でもマコさん達に連絡とかしてみます」
『お願いね、今こっち事務所大慌てなんだよね。タレントが消息不明になってるから、、、、ハァァ、ヤバい』
「成太君、ストレス抱え込まない様にね。連絡ありがとう、じゃ切るね」
『うん、了解』
ピッ
電話を切り、俺達3人は同じタイミングで顔を見合わせる。
「「「また、一難、やって来たかぁ~」」」
揃って同じ事を言い、俺達は笑みを浮かべた。まぁ今そんな場合ではないんだけども。
「どうした?朔達、なんかあったのか?仕事で」
「いや、大丈夫だよ、修。ちょっと、、、仕事の変更があっただけだから」
「そうそう、これぐらいいつもの事だし、気にしないで」
「それなら良いんだけど、、じゃ、俺達もそろそろ中回ろう」
「俺達早く回りたいからさ」
「「「ぉー!」」」
何とか誤魔化して俺達は修達と回る。マコさんと流太君の事は気になるがそれは成太君達に任せて今はUSJを満喫しようと思う。
最初に来たのは、ハリーポッターエリアに来て俺達は早速、セーター、ネクタイ、ローブを着用する徹底ぶりだ。因みにマフラーは流石に暑いので、袋に入れてる。
ベレー帽、リボン付きシュシュとマジカル・ワンド(魔法の杖)も、ショルダーバッグや買った。ちゃんとフユさん達用にも買いました。お金は先生から働いているんで、と言ったら好きな金額まで持って来ました。最悪、ATMで落とせる。
魔法の杖に関しては、
こう言う結果となった。因みにフユさん達にもお土産はちゃんと買うからね??俺ら、、、、
イトスギと不死鳥の羽根…楓斗さん
ニレと不死鳥の羽根…フユさん
月桂樹と不死鳥の羽根…秋人さん
ヨーロッパナラと不死鳥の羽根…夏人さん
セコイア…日和さん、三村さん
ギンヨウボダイジュ…野村さん、小川さん
ナシとドラゴンの心臓の琴線…柊月
黒クルミとドラゴンの心臓の琴線…三都弥
ポプラとドラゴンの心臓の琴線…純
ハーマイオニー・グランジャー…千尋
ロン・ウィーズリー…五十鈴
ニコラス・フラメル…司
ジニー・ウィーズリー…修
セブルス・スネイプ…玲央、聖
ベラトリックス・ラストレンジ…糸
ハリーポッター、アルバス・ダンブルドア…俺、まー君
と、言う感じになりました。糸は頑なにそれを選びまー君にもあげようとしたので可哀想なので、俺と同じのにしました。
それとアトラクションは既に乗ったぜ!ひゃっほい!
その時の反応は~、、、、
「俺、魔法使いだったのかもしれない」
「いや、玲央、僕の方が魔法使いだった可能性あるって、ほらファンタジー要素あるし」
「確かにたまに頭ぶっ飛んでるけど、違うじゃん、糸は」
「本気を出せば僕もいつかは魔法使いに???」
「まぁでも俺ら30歳越えれば自然と魔法使いになれるじゃん、なぁ」
「そうだね、そっちに回る事はなさそうだし、柊月はないでしょ」
「千尋君も修君も何を言ってるのかな???」
「言っておくけど君達は魔法使いにはなれないからね???」
「「「「「朔、もう少し夢を見させて」」」」」
何て会話をした。
他にはフライト・オブ・ザ・ヒッポグリフやワンド・マジックなどもした。ビビりな柊月と糸が終始嫌がってたのは面白かった。
「、、、にしてもさぁ、何で僕がスリザリンなのさ」
「いや、糸って案外性格悪い所あるじゃん、、柊月がハッフルパフで、修と千尋がレイブンクロー、で俺と朔がグリフィンドール、うん良い感じだろ」
「なんか納得出来ないけど、まぁ良いか」
「純達と合流するまでにまだ時間あるしさ、なんか他に買わない?俺達だけのお揃い、みたいな」
「良いね、朔君。ストラップとかキーチェーンとか、ボールペンとか」
「多分司達の方もやってそうだしな。合流するまで何個かアトラクション乗って、少し食事もするか」
「、、千尋さ、司と2人っきりになりたいとか思わない訳?」
「、、、、急にぶっ込むな、修は。なりたいけどさぁ、アイツがどう思うかじゃん。変に思われたら嫌だし、合流して少し2人っきりになれたら、嬉しいけど、、」
「「「「「健気だなぁ~(アイツ/司君本当羨ましいし、早く気持ち伝えろよ/なよ)」」」」」
俺達はそう心の中で思った。こう言う所がモテる所なんだなぁ、と思いながら俺達はまた行動を始めるのであった。
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「ホットドッグマジ美味い」
「ヤバい、僕達USJに来てからアトラクション3個しか乗ってないし、殆ど食べてばっかなんだけど」
「柊月、気にすんなって、はい、ターキーレッグ、それともサメのエジキ食べる」
「食べるぅ、修君」
「ポップコーンとチュトリス、両方食べると味分かんなくなって面白い」
「良いか、千尋アレがアホって言うんだよ」
「糸ってたまにネジ外れるから面白いけど、大丈なの??」
「長い付き合いしてるとアレはまだ良い方なんだよなぁぁ」
俺達はそんな会話をしながら食べ歩きをする。ミニオンマンを食べたくてね!!
USJに来ても注目エリアを回ろう、みたいな感じで行きたい所行けないし、撮影が終わってもすぐに仕事とかで帰ったりするからゆっくり回れないんだよなぁ。
「ン、五十鈴からLI○E、そろそろ合流しよう、三都弥が我慢の限界、だそうだ」
「、、五十鈴君達に迷惑かけてないと良いんだけどなぁ」
「大丈夫だろ、アイツちゃんと常識は持ち合わせてるから」
「糸~、チュトリスが喉に詰まってる所悪いんだけど、ドリンクで流し込んで合流場所まで行くぞ~」
「わきゃちゃ~(分かった~)」
「何で玲央はそこで普通に糸の今の状況スルー出来るのさ」
「、、、、気にしたら負け、だから?」
「考えたら負けだよ、千尋」
「そう言うものなの、朔」
「そう言うものだよ、千尋」
「そう言うものかぁぁ」
何て会話をしてから千尋と修がゴミ捨てに行き歩いて5分程度の所にある合流場所に先に行く。これはちゃんとじゃんけんで決めました、、、、!
「柊月~!!」
「三都弥君、」
「会いたかったよ~」
「僕はまぁまぁかなぁ」
「、、、、え」
「柊月、そこは嘘でも会いたかったって言えよ」
「糸、俺疲れたよ~」
「純は馬鹿正直さと無限の体力だけが誇りなんだから少しはちゃんとしなよ」
「もう少し労っても良いんじゃないかな!!?!?」
「あれ?修と千尋は?」
「2人ならゴミ捨てに行ったよ、五十鈴。それと、そんなに見渡したって人混みで見えないでしょうが、、、、司」
「ウグッ、、、分かってるよ、朔」
「本当に分かってんのかね、、どう思う、玲央」
「十中八九分かってねーだろ、アレは」
「だよね」
「、、、、可哀想に」
それから5分ぐらい経った頃に修が帰って来た。それにすぐ駆け寄る五十鈴。
「修~、お疲れ様」
「お疲れ様って、肌じゃないけどな笑」
「あれ?、なぁ、修、千尋は?」
「ぇ?先に帰ったんじゃないの??俺、トイレ行って先に帰る、って言ってたけど」
「「「「「「「、、、、え」」」」」」」
修の言葉に俺達は空気が固まる。それに追い打ちをかける様に、後ろから聞こえて来た言葉でまた固まる。
「ねぇ、さっき高校生ぐらいの美人な子がナンパされてなかった??」
「ぁ、見た。あの子困ってて迷惑がってなのに、全然諦めてなかったよね、男達」
「あの子大丈夫かなぁ、顔綺麗だったし、」
「心配だよね~、」
「「「「「「「「、、、、、まさか」」」」」」」」
「ッ、」
「司、!」
俺達は2人の女性の言葉を聞いてチラッと司を見ると、いきなり勢い良く俺達が来た方向に走り出した。
「ど、どうする!?俺ら行く!?」
「、、、、いや、今は行かない。アイツの男を試そう」
「ぇ、でも千尋が」
「はいはい、純はもう少し2人の恋愛を応援しようなぁ、柊月、ドリンク買ってくるけど何が良い?」
「三都弥君の好きなので良いよ。あと、純君の首根っこ掴むの上手いね」
「、、大丈夫かな、千尋も司も、、、、心配、怪我とかないと良いんだけど」
「大丈夫だっての、五十鈴。あの2人なら、司はいざとなったら、、、、カッコいいよ」
「、、、、そうだね、修」
「朔、玲央、、さっきの司の顔、カッコ良かったね」
「うん、、ちゃんと男を出して欲しいな」
「そうだな、、2人共」
俺達はそんな会話をしながら司と千尋の行き先が良い未来だと信じて2人を待つのであった。
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困った事が起きた。修がトイレに行っている間にみんなの元に戻ろうとしたら、知らん男2人にナンパされてしまった。
「ねぇねぇ、良いじゃん、俺達とさぁ遊ぼうぜ」
「先程も言いましたが、結構です、、、、!」
「何でさ、俺達カッコいいだろ?君も綺麗な顔してるんだしさぁ」
「俺連れが居ますし、今は修学旅行中なので」
「でもさぁ、自由時間っぽいんだし、色々、しようぜ」
「俺達、結構上手いぜ、なっ?」
「ッ、」
俺がどんなに断っても全然引き下がってくれない。と言うかグイグイ来過ぎて、背中が壁に付いて追い詰められてしまった。
5年前の修学旅行と同じだ。
○
○
○
○
○
○
○
『離して下さい!』
『はいはい、我慢してね。お兄さん達と良い事しようねぇ』
『助けて、助けて(泣)、、、つか、司!』
『ち・ひ・ろ、に触るなぁ~!!』ゲシッ
『イテッ、、ッ~、、誰だよ』
『!、司』
『大丈夫か!?千尋』
『ぅ、うん、、大丈夫』
『よし、逃げるぞ』ギュッ
『ぅ、うん、、!』
『おい!』
俺の手を握って走り去る司の後ろ姿はとても当時の幼い背中なのに、この時とてもカッコ良く思えた。
『司、助けてくれて、ありがとう』
『何だよ、いつもの千尋らしくねーじゃん。でもお前が傷付いたお前を見るのは嫌だな』
『お前を守るのは俺だし、お前が悲しんでる姿何て見たくもない』
『、、お前こそいつもの司じゃないじゃん』
『そうか?、だけど、これから大丈夫だからな』
『千尋が何処に居ても俺はずっとそばに居るから、安心しろ』
『!、、、、///////// おう』
その時、俺は好きと言う言葉が頭の中浮かんだ。そう、この時に俺は司の事が好きになったのだ。
なのに、素直になれず今日までの5年間、気持ちを一切伝える事は出来なかったんだけどね笑
「つか、マジで美人だわ。これでαでも全然いけるわ」
「ッ、俺はいけませんので、、そこを退いて下さい」
「だからぁ、俺達と遊んだ方が君にとっても有意義なんだってさぁ」ガシッ
「ッ、辞めて、下さい」
俺の手首を強く掴まれて、それであの時の事を深く思い出してしまい、うまく力が出ない。怖くて足がすくんでしまう。
下を向いて何とかその場に立ち止まる様にするけど、、、、体格差も力の差も感じて怖い。
こう言う時、司が居れば、、、、
「俺らと、ね、良い事、しよう、ね」
「ぃ、嫌d 「千尋に何してんだぁ!!!!」ガシッ、、、!」
「ッ、何だ!?」
「っ、司」
「千尋、大丈夫か!?」
顔を見上げると、そこには司が居た。俺の手首を掴んだ男の肩を掴んで、後ろに引っ張る様に俺の顔を覗く様に立ってきた。息が荒く沢山走ったのが分かる。
「お前、何?」
「この美人の子の何?俺達今から遊びに行くんだけど」
「急に来てヒーロー気取りでちゅか~?」
「君はさっさとママの所に戻りまちゃうね~」
「コイツは、千尋は、、、、俺の、、恋人だ!お前らみたいな最低な奴らが手を出して良い奴じゃない!!」
「!、、司」
「行くぞ!」ギュッ
「ぅ、、うん、、、、!」
あの時と同じ様に俺の手を握りその場から走り去る司。あの時より少し大きくなった背中と俺の手を絶対に離さないと言う強い力がある。
そこから少し離れた所で、俺と司は息を整える様に立ち止まる。
「千尋、怪我はないか?、つか強く掴んで悪かった、必死で」
「大丈夫、、」
「良かった、、お前に何かあったらと思ったら、、、、って、さっき恋人って言ってごめん、咄嗟に出たとは言え不愉快だったよな」
「、ううん、全然嫌じゃなかった。司だったから」
「、、、、、、、、そっか(よし!嫌われてない!!)」
「、、、、、、、、、、、、さっきはありがとう、また司に助けられた」
「当たり前だろ?、前にも言っただろ、『千尋が何処に居ても俺はずっとそばに居るから、安心しろ』、って、つか、忘れてねーよな?」
「覚えてる」
「それなら良いけど、よし、朔達の所戻るか」
「、、うん、、、、なぁ、その間、手繋いで、くれねー?」
「え?、、、、、、、、良いけど(ぇ?!何これお願い!?可愛い!)」
「良かった」ギュッ
「じゃ、行くぞ」
「、、おう」
いつもの俺とは違うのに、それでも受け入れて手を繋いでくれる。
やっぱり、こう言う優しい所が好きだ。でも、コイツは俺の事好きじゃないんだよな、友達としてしか見てくれない。
でもさ、、、、もう少し夢見ても良いかな、少しだけでも良いから顔赤くした所、、、、見たいな。
そう思いながら歩く。
・
・
・
・
・
・
・
・
・
「ぉ、朔達が見えて来た。早く行こう」
「分かってる、」
駆け足で近づき、その反動で手が離れそうになる前に、グイッと司を引っ張る。
「その前に」
「ぇ?」
チュッ
「さっきのお礼、、、、ありがとう」
「、、、、、、、、ボフッ ///////////」
頬にキスをした。それを理解した司は顔を赤くしてくれた。俺はそれに安心して手を離し朔達の所に駆け寄る。
「、、俺で顔赤くしてくれた、、、、良かった(ボソッ 」
「ぁ、アイツ、こっちが何もしないと思って、、、、って期待したらダメだ、違うのに、、、、!(ボソッ 」
「、、、、またすれ違ってる気がするんだけど朔」
「もうダメな気がするんだけど僕、あの2人」
「でも、進展したんじゃないかな。良かったじゃん」
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無事(?)、司と千尋が戻って来て俺達はまたUSJ内を満喫する事にした。
「17時半までに戻らないとだから、みんな気を付けなね。特に純」
「何で名指しにされたかは知らないけど了解しました、朔」
「修、柊月と三都弥と一緒に回ろう」
「良いよ、五十鈴。楽しそうだな」
「俺のそばに居てね、柊月、絶対に」
「分かってるよ、それぐらい三都弥君」
「だから、嫌ならジェットコースター一択だぞ、司」
「何で千尋は極論そこに行き着くのさ!?糸、どう思う!?」
「一々騒いだ所で最終的には乗るんだから、うるさい口をさっさとチャクしなよ、ない頭で考えたら分かるでしょ」
「糸さん、口が悪くてよ!!!?」
「アイツってアレが素な所もあるのがファンに人気なんだろうか」
「そんな人気は怖いだろう。普通」
「純分かってないなぁ、あー言うのに刺さるファンをドMと言うんだよ」
「、、、、じゃあ司もドMって事??」
「何言ってんの!?純!」
何て会話をしてからミニオンエリアに回る。俺はカチューシャを買いに糸と歩いていると、変な匂いがした。甘ったるく、それでいて懐かしい匂い。
「この匂い、、、、、、、、ぁ」
俺は思い出した瞬間に足がすくんだ。何故なら中1の時に嗅いだあの匂いだったからだ。
「、、、、これ、何処から」
「?、」
俺は意を決して匂いのする方に足を向ける。匂いに気付いていない糸は不思議そうな顔をしていた。
もし俺の予想が当たっていればヤバい事が起きる。
「糸、お願いがあるんだけど良い?」
「ん?良いけど、何?」
「警備員をあそこの角まで呼んでくれない?、」
「は?ぇ、何で?」
「良いから、お願い」
「、、、、、、、、分かった。朔がそう言うんだったら、、危ない事はしないでね」
「分かってる」
俺は糸と離れて、角に向かうその間も匂いは強くなる一方で、お客さん達ははしゃいでいるのか気付いていない。
いや、多分βが殆どだから、気づかないか、この匂い的には。
角を曲がるとそこには、、、、
「はぁ、さっきの子可愛かったのに邪魔されちまったから気分悪いわぁ」
「まぁまぁこの発情期誘発香使って、来園したΩ達をヒートにしようぜ」
「だが、もしかしたらさっきの子がヒートになるかもだしな笑」
「おい、もう1本増やそうぜ」
「そうだな」
と、男2人組が会話をしていた。話の内容からしてアイツらが千尋をナンパした奴らに違いない。邪魔をされたからと言ってこんな事を良く出来るな。
そう思いながらも俺は近づいて声をかける。
「あの、何してるんですか」
「ぁ?、おっ、可愛い子じゃん。ぇ~、何々~」
「この煙に匂い、パーク内で辞めて下さい。他の方の迷惑にもなります」
「ぇ~、誰も気づいてないんだから良いじゃんねぇ、ね」
「あぁ、それにお前綺麗な顔してんな、、、、って、お前橋本朔羅か?、アイドルの」
「え?ぁ、マジだ!俺超可愛いと思ってんだよなぁ」
「ッ、それが何か関係ありまs」
ガッ
俺が言い切る前に男の1人が俺の顔を掴む。強引に上を向かされる。
「あるんだよ、俺さぁアイドル抱いてやりたいと思ってるんだよなぁ」
「はっ?」
「丁度良い、この香でヒート起こせば、無理矢理抱いた、何て事にはならねーだろう」
「良いな、それ。良い体してるから楽しめそう、」
「ッ、」
俺は危機感を覚えて逃げようとするが、既に肩を掴まれてしまい力が強く逃げられない。それに発情期誘発香の効果もあってか頭がクラクラして来て熱い。
「離して、下さい」
「何だよ、Ωはその体を使ってαを誘惑すれば良いんだよ、、、、何?妊娠させられる、とか思ってんの??」
「Ωな俺可哀想!とか、思ってるんだったらお門違い。Ωは抱かれる為に存在するんだよ」
「ッ、違う、そんな訳ない!Ωだからとかαだからとかそんな馬鹿げた事を言う貴方達にαを名乗る資格はない!」
「ぁ?」
ザワザワ
「ねぇ、あそこから変な匂いしない?それに何か騒がしいし」
「本当だ高校生になしかしてる」
「チッ、めんどい事になったな」
「逃げようぜ!捕まったらマズイ!」
俺の言葉に聞きつけた人達が近づいて来る。2人は焦った表情をする。そして逃げようとした瞬間、、、、
「警備員さん、こっちです!!」
「、、、、糸、、、、良かった」
「朔!」
「お前達何をしている!!」
「クソッ」
「逃げるぞ!」
「待て!」
俺は力尽きてその場に座り込む。糸がすぐに駆け寄り、逃げていく男2人は警備員さん達にすぐに捕まる結果となった。
俺は安心して、意識が遠のく。
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結果として、俺はヒートになりました。使っていた誘発香が効果の高い物だったらしく、少しそばに居ただけで、ヒートになった。抑制剤を貰ったが効かないタイプのだったなので終わった。
それとあの2人は逮捕された。特に違法性の高い誘発香だった事は被害もあった事と迷惑行為もあったらしい。
因みに、千尋からのコメントでは、
「捕まって突然、ムショにぶち込まれたけ、グズ野郎」
との事です。
そして俺が今居るのはホテルの一角、それもヒート者専用のホテル。担任が急遽、俺達が泊まるホテルから近いホテルを取ってくれて俺の荷物と水と熱さまシートを放り投げて俺は今ベッドに寝っ転がっています。
「マジ、、無理」
ヒートが重過ぎて語彙力がギャル化してしまう。
頭がクラクラするわ、股間は濡れるわ、勃ってるわ、腹は物欲しくなるわ、頭ん中淫乱な事考えるわで俺はてんてこ舞いだよ。
「せ、せめて、、な、にか」
俺はない頭をフル回転させて、ある物をリュックから取り出す。
「、、、、あった、、、、フユさんの使わなくなったシャツ・改」
そう、説明しよう。フユさんの使わなくなったシャツ・改は、前に俺とフユさんのゴタゴタの中で使用した、フユさんの使わなくなったシャツの新しいバージョンである。
「改めて言うが俺は変態じゃ、、、、にゃい」
フユさんの匂いを嗅ぎながら俺は落ち着く。片手間でもう1つ分取って来た、夏人さんの使わなくなったシャツも匂いながら、俺は落ち着くが、より下が濡れたり勃ったりしてるのは無視しようにも出来ない。
「フユさん、の声聞きたいなぁ」
そう思っていた矢先、スマホが部屋全体に響くように鳴った。
俺はズルズルと体を引きずりながらスマホを手にして、電話に出る。
「もし、もし」
『もしもし、朔羅、俺だ。冬人だ』
「!、フユさん、ど、どうしたの?」
『いや、声が聞きたくなってな、そっちはどうだ。元気か』
「ぅ、うん、元、(誤魔化す?ヒートが来てる事、、、、と言うかフユさんの声聞こえたら安心するけど、それと同時に抱かれたい、って思っちゃった)」
『朔羅?』
何て答えら良いか分からない。だけど、次に発した言葉は無意識から出るものだった。
「フユさん、、、会いたい」
『ぇ』
「今、ヒート、なってるんだ、、、、会いたい、会って抱いて欲しい」
『!、』
「、、、、!、ぁ、違ッ、フユさん、違う。今のはなんて言うか」
俺は自分の言った言葉に気づいてすぐに訂正するが遅かった。
『明日の朝までにそちらに着く様にする。待っていろ』
「ぇ、ちょッ、フユさn」
ピッ
俺の言葉を遮る様に電話が切れた。俺はすぐに事の意味に気付き、汗とか違う冷や汗がドバッと出る。
「ヤバい、あの人来る。と言うか抱かれる、いや、今の俺からしたら良いんだろうけど、違う!!」
俺はどうすれば良いか頭をフル回転させるが無理で、力尽きてベッドで寝る。
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クチュクチュ ヌチャ
「んッ、、んぅッ、、、ふっんぅッ」
ヤバい、フユさんと夏人さんの匂いを嗅いでたらエッチな事したくなっちゃってそのまま自慰してる。
そろそろ、朝なのに、手が止まらない。
「ふぁッ、、ぁッ、、ぁあッ」
ビュッ
ティッシュを取ろうと、動こうとしたら、ドアが開く音が聞こえて来た。
「ッ、匂い強いな」
「この、声」
「居た、って先に1人で楽しんでいたのか、朔羅」
「フユ、さん」
「あぁ、俺だ。お前の願い叶えに来たぞ」
「叶えにぃ、?本当」
「あぁ、ちょっと待ってろ、ゴム付けるから、」
「、、、、ヤダッ、生が良い」 ギュッ
「だが」
「俺の願い、叶えてくれるんでしょ?」
「、、、、後悔するんじゃないぞ、朔羅」
「うん、」
チュッ
「んッ、、(ヌルッ 」
生のフユさんのフェロモンを浴びてキスをされると脳が溶ける感覚になる。そこからの記憶はあまりない。
多分ドッチュンバッチュンしたんだろうし、ゴリュゴリュとかグポグポッ、とかもされたんだろうが、俺に記憶はない!!
拝啓、天国のママ、パパ、咲夜兄さん、雅陽姉さん夫婦、雅之兄さん夫婦。
俺は学びました、下手な願いほど己の身を捨てていると言う事に。
俺は今後、いついかなる時でもこの男に体関係で願う事を辞めようと思う。
「つか、何で俺の居るホテル知ってたんだよ」
「玲央と糸の2人から聞いたんだ」
「じゃあ、鍵は???」
「そんなのここの会社を買収したに決まって」
「本当のこと言って、」
「父さんの知り合いの会社だったので頼んだら鍵を渡してくれんだ」
「最初からそう言え、、、、ハァ」
「修学旅行最終日、過ごせなくて悲しいのか?」
「いや、別に、、、、いや、うん、そう。楽しかったし、それを否定する訳じゃないけどさ、こうならなかったら今頃最終日楽しめたんだろうな、とは思うけどさ」
「、、、、なら、いつかお前の友人達と一緒に旅行に連れて行ってやる。お前の願いを叶えるのも夫の役目、だからな」
「!、、ありがとう。、、、、俺、フユさんのそう言うところ、、、、好きだぜ」
「甘えてくるなんて珍しいな、何だ、誘っているのか」
「自意識過剰にも程があるぞ、アホフユ。一歩でも近づいて来たら容赦しねーからな」
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