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この子せっかちだな、絶対、、、、そうだよね!!
しおりを挟む「本当に良いんだな??1人で大丈夫か?」
「大丈夫だってば、フユさん達今日は大事な打ち合わせと仕事の最中調整でしょ」
「なんでこう言う時だけ手術が入るかなぁ」
「臨月に入ったら仕事は控えようって決めていたんだがな」
「朔ちゃん、やっぱり俺この家に居る!!」
「仕事して下さい」
拝啓、天国のママ、パパ、咲夜兄さん、雅陽姉さん夫婦、雅之兄さん夫婦、お元気ですか?俺は今ちょっとイラついてます。
7月下旬、臨月に入りフユさん達の過保護さがウザいと感じてしまう。1人にするのが心配とか過保護か!!
、、、、過保護なんだよなぁ。
「朔羅、何かあったらすぐに連絡するんだぞ?何がなくても連絡するんだぞ」
「はいはい、分かったよ、フユさん」
「俺に連絡するのが1番、医者だからね。それか秋人兄様」
「夏人の言う通りだ。家に居るようにするんだぞ」
「分かったってば、、家に居るようにしますよ」
「約束だからね~!朔ちゃ~ん!!」ギュッ
それから4人は仕事に行った。俺はいつも通り簡単に掃除機をかける。
「とりあえず、家にはいとくかぁ」
それでも相変わらず暇だなぁと思いながらお腹を蹴る我が子を感じながらお茶を飲む。
「まだ予定日まで2週間以上あるし、全然暇なんだよなぁ」
「ミャー、ミャー(安静ニャ、安静)」
「ミィー、ミィー(ママ、健康が大事ニャ)」
「ニャー、ニャー(何かあったら、心配ですわニャ)」
「なんか分かんないけど、何もするなって言われてる気がする」ナデナデ
「「「ミャア/ミィ/ニャア(その通りニャ)」」」」」」
ニャンこ達の可愛さに癒されながら、俺は昼ご飯の準備をする。
すると、キッチンに向かうとある事に気づいた。
「ぁ、、、、米が、ない」
ギリギリ今日の分の米しかない事に気づいた。俺は一旦、遠い目をする。
色々考えてとりあえずご飯を作って食べる。
「うーん、どうしようかな」
「、、、、ミィー(ダメニャンよ)」
「ニャー(無理はダメニャのよ)」
「ミャー(するのがママニャ)」
「、、、、、、、、無理した方が良いと今回は思うんだけどなぁ」
「「「ミャア/ミィ/ニャン(却下ニャ)」」」
「ウグッ、、、、」
3匹にダメって、言われる気がして、言葉が詰まってしまう。だが色々考えて、もし足りなかったらと言う事を考えた結果、、、、
「もしバレたら、素直に怒られよう、、、、うん」
俺は5キロの米袋を持ちながら、エレベーターが到着するのを待っている。
「だって、ない方が心配だし、、、、うん、バレなかったら良いだけだし!」
そう思いながら、エレベーターが到着して中に入っていた人達が出たのを確認して中に入ろうとしたら、
「あれ?、橋本君?」
「!、、、、この声って」
俺に声をかけて来た人の声を聞いた瞬間、足を止めて振り返る。
そこには、
「、、、、一条、、先生、?」
「やっぱり、橋本君だ、、、、ぁ、今日はここで大丈夫です、ここで契約しますから」
「!、承知しました!また後日に」
「はい、、、、」
不動産屋さん?だと思われる男性が立ち去り、俺に近づく一条先生。
なんでここに居るのかは、なんとなく分かった。
「久しぶり、だね。1年、振りだね」
「は、はい!ぁ、この前の新作読みました!本当に良かったです!!」
「本当?、良かった、、、、君に読んで欲しいと思って、書いたんだよ。君に応援して貰って、、、、君のおかげで俺は立ち直れた」
「、、、、えへへ、そっか、俺の言葉で、でも立ち直る事が出来たのは一条先生だからですよ」
「そうかな、、、、、、、、もしかして橋本君妊娠してるの?」
「は、はい、、、、来月出産予定です」
「そっか、ぁ、お米持つよ。家まで運ぶ」
「え、良いんですか?」
「うん、良いから」
「ありがとう、ございます」
米袋を持って俺の体を支えてくれる一条先生。もし、此処に暮らすってなったら結構嬉しいかも!憧れの人と会えるって考えただけでそれだけで嬉しい。
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「え!今度サイン会するんですか?!」
お米を運んでくれたお礼に部屋にあげてお茶を入れると、まさかの情報に俺は声をあげる。
「うん、、担当編集からやろう、って言われてね」
「ハァ、、、、良いなぁ。俺絶対行かないじゃん」
「、、、、なら、今から書こうか?サイン」
「!、、欲しい、欲しいけど、他のファンにも申し訳ないしぃ、その場に貰う方も良いけど、迷う、、、、迷うぅぅぅぅぅ」
「フフッ、、、、迷ってくれるのは嬉しいけど、これは感謝の気持ちも含めて書きたいんだ、、、、ダメかな?」
「是非書いて下さい、家宝にします。いえ、国宝にします」ギュッ
「家宝の方にして欲しいな」
俺は一条先生のお願いを受けて手を握りそう言う。マジで最高だ、、、、俺はサインが書かれた1番大事にしている漫画第1巻を見つめながらそう思う。
「この子達元気そうで良かった。気になってたんだよね」
「ぁ、はい、みんな元気ですよ」
「ミャア?(この匂い、懐かしいニャ)」
「ニャア(そうですわニャ)」
「ミィ(良い人ニャんね)」
「ふふっ、人懐っこいんだ、可愛い」ナデナデ
みたらし達を撫でて笑みを浮かべる一条先生と嬉しそうな顔をしているみたらし達を見て、「憧れの漫画家と飼い猫」の図はフユさん達では得られない栄養がある。
「、、、、一条先生、写真撮って良いですか?お金払うんで」
「良いけど、、お金は要らないからね、払わないでよ、」
俺はパシャパシャと家宝にする勢いでスマホのストレージを食う勢いで、写真を撮りまくる。これを見ただけで元気貰えるな。
「そう言えば、彼、、、、村瀬先生とは上手く行っているかな?いや、妊娠してるって事はいってるのかな」
「はい、上手くはいってますよ。過保護ですけど、」
「そりゃあ、大事な人なんだよ、村瀬先生にとって、、、、俺も君の事は大事だと思ってるし」
「え、、、、今日俺の命日ですか?」
「そんな事言わないでよ笑、、、、ねぇ、連絡先交換しない?」
「え?、、、、ぉ、俺を嬉し死させるつもりですか、今日」
「橋本君が俺の事本当に大好きなんだねって、今日1日で伝わったよ」
一条先生は苦笑いをしているが、少し嬉しそうな顔をしている。連絡先を交換して、嬉しい顔していると、、、、一条先生に頭を撫でられる。
「?」
ナデナデ
「君とまた出会えるなんて、、、、俺は幸せ者だな」
「!」
ガタッ
「ぉ、お茶、新しく入れて来ますね!、、、、ッ」
立ち上がってキッチンに向かおうとしたら、急に強いお腹に痛みを感じその場に座り込む。
「橋本君?どうした?」
「なんか、お腹痛くて」
「!、まさか陣痛?!、すぐに救急車を」
「ま、待って下さい、、多分前駆陣痛だと、思います、、、、もし、間隔が、10分以内になったら、陣痛に、なりますが」
俺は息を整えながらなんとか立ち上がる。そう言えば、少し前から前駆陣痛は来てたけど、今回のはいつもより痛いかも。
それから、1時間ほどお茶をしたまま痛みが治るのを待っているが、、、、
「ヤバい、、、、10分以内に痛みが、来てる」
「と言う事は、」
「出産が始まってる、かもしれないです」
「じゃあ救急車を呼ぶ??」
「いえ、タクシー、の方が早いですね、、、、この感覚ならまだ大丈夫なので、、」
「分かった。必要な荷物とか俺運ぶからね、橋本君」
「良いんですか?」
「それぐらいさせて、じゃないと後悔するし、したいんだ」
「それなら、お願い、します、、、、俺は、通ってる助産院に連絡します」
「分かった。えっと、、荷物荷物」
痛みを感じながらもなんとか蛍先生に連絡をする。
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