純粋な初恋(シリーズあり)

橋本衣

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この身はだいぶ前にプレゼントしてあるんだよ、

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「よし、これでオッケー。羅人あみひととちょっとお出かけ行ってくる」

「分かった。気をつけるんだぞ、何かあったらすぐに連絡してくれ。迎えに行く」

「了解、行ってきまーす」

次の日昼前に、俺は早速羅人を連れて出掛ける。変装バッチリでね!
フユさんの誕生日プレゼントを買うからATMからお金を引きおろしてから、行動開始。

「フユさんに、俺が本当に渡したい、物って、なんだと思う?羅人~」

「あぅ?」

「うーん、分かんないよねぇ」

今回はベビーカーも持って来てるし行動もしやすい。タクシーガンガン使って頑張るぞ!
と、意気込みながら考える。

「やっぱり、アクセ?時計は前にあげたやつがあるし、渡したいって言われると違う。ネクタイとかスーツも違うし、、、、うーん、迷う!」

「あぅ?ぁ~、あぶっ!」

「ん~?何?励ましてくれてるの?ありがとう、頑張るよ~」

「ぅあ!」

羅人の可愛さに癒されながら、お昼ご飯を食べに行く前に授乳室で母乳を飲ませる。
たまたま他の人が居なくて良かった。そのままオムツ替えもしてから、部屋を出て近くのファミレスに入って食事をする。
羅人はグッスリ眠っている。

「やっぱり、形に残る物、とか良いのかなぁ。うーん、それだと、難しい」

フユさんに喜んで欲しい。

「何あげても喜びそうではあるけど」

フユさんの笑顔が見たい。

「ちゃんと考えて渡したいのを、なんだよなぁ」

フユさんを感動させたい。

「どうすれば良いんだろうか」

食事をしながらとても、とっても悩んでいる。
すると、ネコ型の配膳ロボットがお酒を運んでいるのが視界に入る。

「こんな昼間からお酒飲む人居るんだ、、、、ぁ」

その時、俺はある事を思いついた。グッスリ眠っている羅人を見ると同時に。

「お酒、、、、羅人、、、、よし、」

1つ、まだ1つだけだけど、思いついた。でも、これは今の俺だったら出来ない。
だがら、

「お義父さんとお義母さんの2人にお願い、かなぁ」

俺はスマホを操作して、LI○Eを開きある文章を義両親に送信する。
暫くすると返信が来て「任せておいて」と、来たので感謝の気持ちを伝えてから食事に戻る。

「あと、他、だよね。難しいなぁ」

本当に渡したい物、って意外と難しいし、、、、それに、変な意味に捉えてしまう俺が居る。
でも、、、、、、、、喜んで欲しいなぁ。

「んぅ、、ぁう、」

「ん?、羅人、どーした?」

「んきゅ、、あぶっ」

「フハッ、、応援、かな?、ありがとう」プニプニ

羅人の柔らかいほっぺを堪能しながら笑みが溢れる。やっぱり、可愛い可愛い我が子を見ると癒されるなぁ。
すると、俺の耳に手を伸ばす羅人。

「ん?ピアス?キラキラ、してるもんね」

「あぅ、、んぶっ」

「ピアス、、、、ピアス、かぁ」

そう言えば、フユさんからピアス貰った時めっちゃ嬉しかったなぁ。
なら、、、、、、、、またお揃い、になる物も良いのかも。

「でも、それだと何が良いのかも分かんない~!」

難問にぶち当たるとはこの事、だなと思いながら俺は少しだけ楽しいな、と笑みが溢れる。




































三村みむらさん、小川こがわさん、野村のむらさん、飾り付けありがとうございます。その、大丈夫ですか?」

「「「死ぬ、、、、」」」

無事?かは分からないが、フユさんの誕生日当日になり、部屋の飾り付けをしてくれた3人はソファや床に崩れ落ちていた。
フユさんは楓斗ふうとさんに連れられて、羅人と一緒におでかけ。
織斗おりと君と氷織ひおりはお仕事。

「まぁ、豪華だもんね。無理無理言ってても此処までのクォリティにするってある意味ツンデレ」

夏人なつと、意味は合っているとは思うが、今は言わない方が良いんじゃないか?」

「なんか、村瀬むらせ先生が驚く姿見たいって考えたら、体が勝手に、、、、!」

「私だって出来るんのよ、って思ったら体が動いて、、、、なんか悔しい」

「2人のやる気に押されてッ、、、、でもこれで漫画のネタが作れるッス」

「最後1人だけ、自分の私利私欲に使おうとしている人が居るんですけど」

思わず言ってしまった。
まぁでも、このクォリティを見てしまうと文句は言えないかなぁ笑
俺はそう思いながら、料理作りが終盤を迎える。

さく君の料理食べたかったなぁ。ねっ?秋人あきと兄様」

「同感だ。朔の料理はとても美味なのに、、、、悲しい」

「残ったりするから明日にでも食べよ?2人は仕事あるんだから」

そう、この2人と楓斗さんの3人はフユさんが帰って来てからお仕事が入っている。
楓斗さんはドラマの脚本を描く為に仕事場に泊まるって言ってるし、秋人さんは義実家に帰る、夏人さんは夜勤、そして今日は羅人を義両親に見て貰えると言う事で実質2人っきり(猫3匹)

「三村さん達も今日はありがとうございます。後日何がお礼の品送ります」

「良いのよ、良いの。朔君の役に立てたならこれぐらい。まぁ、、、、強いて言うなら村瀬先生の驚き顔をよろしくお願いします」

「先輩、意外と欲深い笑、、、、それなら俺はお菓子かな。お菓子好きだし」

「小川っちは逆に欲深くなさ過ぎるッスよ。俺は、エロい写真でお願いします」

「だがらやっぱり、1番最後の人だけ趣旨が違う気がする」

「朔、諦めろ。人それぞれだ。ほら、楓斗や夏人がそうだろ?」

「ぁー、確かに」

「兄様なんで俺を?、って、朔君納得しないでよ!」

「そう言えば、朔君はプレゼント決まったんです?」

「一応、俺の納得いくのを。まぁでも、難題過ぎましたけどね」

「はわっ、、、、難題からのイチャイチャ、良いッスね」

「小川、アンタ自分の恋人の性癖どうにかしなさいよ」

「先輩、真紘まひろのアレを止められると思ってます?俺が」

「しないとめんどくさいだけよ。特にアンタが」

「ハハッ、、、、もうめんどくさいです」

「、、、、朔君、俺泣いても良いッスかね」

「ダメじゃないかな」

「俺達もプレゼントは用意した。渡すのは朔が渡したい時に渡して貰って良い」

「今日来れなかった2人からも事前に貰ってるから安心してね」

「うん、ありがとう。よし、そろそろフユさんと楓斗さんが帰って来るから、、ラストスパートだ!」

「「「「「えぇ/おう」」」」」

そうして、俺達はフユさんと楓斗さんが帰って来るギリギリまで作業を進めて三村さん達と秋人さん達は息を切らしながら家を出て行った。
まぁ俺もなんだけどね。
こうして、フユさんを迎え入れるのであった。

「お帰りなさい、フユさん」

「ただいま、朔羅さくら。羅人は楓斗が実家に連れて行った」

「うん、さっき連絡が来た。早く入って」

「あぁ、分かった」

ドキドキと緊張しながら飾り付けされているリビングに入る。

「!、、朔羅、これは」

「驚いた?三村さん達がわざわざ来てくれて飾り付けしてくれたんだ」

「、三村達が、そうか、、、、笑、後でお礼を言っておくか」

フユさん、若干だけどビックリした顔してた。後で隠れて設置したカメラ確認しておくか。
そして、椅子に座り料理が乗った皿を運んで、食事をする。

「ん、美味いな。鯛とこの、ニンニクのソース」

「分かる?ちょっと頑張ってみた。けど、暫くは作らない」

「大変だったんだな。まぁ、俺は朔羅が俺の為に作ってくれた、ってだけで幸せだがな」

「フユさんの幸せな価値観、低くない?」

「そうか?普通だと思うが、、、、」

「もっと高い幸せな価値観持っても良いのに」

「俺にとったら幸せと言うのはそう言うものだ」

「、、、、そっか」

こう言う時は変に聞いたりはしないのが俺的気遣い。まぁ、いつかは聞くがな、絶対。

「勝った、、、、!やっと勝てた!」

「、、、、朔羅、強くなったな」

「まぁね。俺だってこれぐらいは出来る」

対戦ゲームをしてやっと勝ち越せた、俺は立ち上がって喜びを表す。
これの為だけに頑張って練習した甲斐があった!、と心の中で感動をする。

「まぁ、、、、こうなるとは思っていたが」

「フユさんの鬼、何で勝つんだよ」

「俺今日誕生日だぞ、勝っても良いだろ」

「うぅ、、、、絶対次勝ってやるぅ」

「出来ると良いな」

こう言う余裕そうな所、マジムカつく!でも、嫌いではないんだよ、、、、ね。






































それから、俺はフユさんにと誕生日プレゼントを持って来たみんなからのプレゼントを渡していく。結構多かった、、、、マジ。

「これで、俺以外からの誕生日プレゼントは終わり」

「中々に多くないか。特に、楓斗」

「楓斗さん、フユさんの誕生日貯金してたらしいから」

「何やってんだ」

「さぁ?」

「それで、朔羅からのプレゼント」

フユさんのその言葉に俺は体を一瞬強張らせる。
結構緊張しているからか、動きが固い。2階の自分の部屋からフユさんの誕生日プレゼントが入った紙袋2つを手に取りフユさんの所に戻る。

「し、真剣に、ちゃんと俺が渡したい物、だと思うから、、、、はい」

「ありがとう、」

目を逸らしたいけど逸らせない気持ちになりながらプレゼントを確認するフユさんを見つめる。

「、、、、、、、、これは、、、、ワイン?、それも2本」

「ぅ、うん。買ったのはお義父さんとお義母さんにお願いしたんだけど。1つはフユさんが生まれた年の、もう1つは」

「、、今年、、、、ぁ、羅人のか」

「そう。羅人が大人になった時に飲まれたらなぁ、って思ったら、ぁ、フユさんに渡したい、って考えが頭に浮かんで」

「そうか、、、、笑、なんだがちょっと俺の予想と違って驚いた」

「え、そう?」

「あぁ、でも、、、、嬉しいな笑」

「!/////」

フユさんのその笑顔を見た瞬間、嬉しい!ってのが頭の中に埋め尽くされる。
あぁ、頑張って考えて選んで良かった、って思った。
成功、、、、かな。

「あと、これは、、、、、、、、帽子?」

「そう、、俺が普段付けてるのと同じデザイン。お揃い、って考えたら、って思って」

「、、、、良いな。朔羅が付けているのは良いセンスしていると思っていたんだ。まだあるな」

「うん、見てみて、」

「あぁ、、、、!、ピアス」

フユさんの手にあるのは赤と白の2つの薔薇のピアス。

「そう、、それ俺が作ったんだよね」

「え」

「昔ね、昔仕事で作る事があって、まだピアス穴開けてなかった時で。なのに2つも作ったやつで使い道どうしようかな、って思ってたやつ。それで、、、、フユさんのおかげで開ける勇気でて開いたから、、」
「なら、そのお礼も兼ねて、、、、って事で」

「、、、、フハッ、そうか、そう言う事か。あぁ、なんか、、、、ハァ、ポロポロッ(泣)」

「!!?!?ふ、フユさん!!?!?」

突然のフユさんの涙に俺は目を見開き固まってしまう。
まさか、泣くとは思う訳ないじゃん!!え?なんで!?
すると、ボソボソと小声で話し始める。

「2年前から、朔羅から誕生日プレゼントを貰って、その度に嬉しくなって、倍の物を渡そう。そう思ってた。でも、、、、こんなにもこんなにも、想いの詰まったプレゼントを渡されてしまうと、、、、涙が出てしまうな(泣)」

泣きながら、だけどちゃんと気持ちを込めて言うフユさんに何も言えない。

「そんな、これぐらい普通だよ」

「普通じゃないなんて言うな。朔羅から貰った物は全て俺の宝物なんだ」

「/////////」

その言葉だけで嬉しく感じる。

「俺、だってフユさんに沢山貰った。返せないぐらい、、、、フユさんの想いを返そうと頑張ってるし」

恥ずかしい想いを押し殺して言う。

「、、、、そうか、俺と同じか笑」

「、、、、あぁ、泣かれるなんて思わなかった。本当だったら、、、、「本当のプレゼントは俺!」なんて、冗談で言うつもりだったのに」

俺はこの時、ついポロッと言ってしまった。

「、、、、、、、、、、、、ほぉ、本当のプレゼントは俺、、、、ねぇ」

「、、、、ぁ」

次の瞬間、俺は人生の中でもトップクラスレベルの失言をしたと今気づいた。そして後悔する。いや、もう後悔している。

「その言葉を本当にしてあげよう」

「いや、待っ、待って、フユさん」

「、、、、嫌だ」

「ぴぇ」

















「んッ、、、ふぁッ、、ぁッ」

「最高の、プレゼントだな」

「あぅッ、、、ふッ、、んぅッ」

「愛している、、朔羅」

「ひゃっ、、、ぉ、俺ッ、も、、、ぁッ」

「、、、、そうか」チュッ

「んッ、、んぅッ」

「、、、、、、、、ありがとう、」
















拝啓、天国のママ、パパ、咲夜さきや兄さん、雅陽みやび姉さん夫婦、雅之まさゆき兄さん夫婦。

今年のフユさんの誕生日も無事に成功しました。その代償として、

「フユさんの鬼、悪魔、絶倫野郎」

「朔羅だって気持ち良さそうにしていただろう?」

「それとこれとは話が違う。腰が痛い」

「それはすまない、、、、だが、可愛い朔羅が悪い」

「何言ってんだ、アホ。暫くヤらない」

「、、、、それは俺の理性が持たないと思うから勘弁してくれ」

「お前の理性脆過ぎるだろうが」

まぁ、でも、結局俺は許してしまうんだろうな。と、思いながら俺の耳と同じ薔薇のピアスを付けているフユさんを見ながら、ため息をつくのであった。









































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