純粋な初恋(シリーズあり)

橋本衣

文字の大きさ
214 / 247

やっぱり初めてな事だらけで大変だな、、、、うん

しおりを挟む
楓斗ふうとさんもフユさんも寝ぼけてないで、コーヒー飲んで朝ご飯食べて」

さくちゃん、眠ーい」

朔羅さくら、コーヒーホットで」

「熱々がご所望か」

「兄様達仕事頑張り過ぎだよ」

「そう言っている夏人なつとも手術が近いからと言って、頑張り過ぎだ。緊張していたら出来る事も出来ないだろ」

「ウグッ、、はい、秋人あきと兄様」

拝啓、天国のママ、パパ、咲夜さきや兄さん、雅陽みやび姉さん夫婦、雅之まさゆき兄さん夫婦、お元気ですか?俺は元気、です。

11月中旬になって、すっかり寒くなった今日この頃のとある休日。
新しく入った仕事で寝不足な小説家コンビを起こして朝ご飯を食べさせる。本当は寝かせたいけど、今日は打ち合わせがあるからしょうがない。

「今日は朔君は助産院に行くんだっけ?」

「はい、オヤツ作りしたり、料理教室する事になってて、教えて貰います」

「朔羅、気を付けるんだぞ。迎えに行くから、」

「ありがとう、フユさん。ちゃんと大丈夫だから」

「そうは言っても誘拐、監禁されたんだ。冬人ふゆとが不安になるのもしょうがない。そう言う俺も不安だ」

「秋人兄さんとどうかーん。朔ちゃんは危機感が足りない」

「ウグッ、、、、はい」

「朔君はもう少し愛されている事を自覚した欲しい、かな」

「それはこの前の事件の夜に十分、フユさんから教え込まれたんで、大丈夫、だよ、夏人さん」

「冬人兄様、何しているの???俺知らないんだけど」

「「俺も」」

「久しぶりの朔羅を堪能しただけだ」

「言い訳要らないんだけど」

と、フユさんを詰めている夏人さんは置いておき、助産師に行く準備をしながらベビーベッドで眠る羅人あみひとの頭を撫でる。

「朔君、今日は俺早めに仕事終わるから、夜ご飯作るよ」

「本当?それ助かる。ありがとう、夏人さん」

「良いの、良いの」

「ぉ、俺だって何か手伝う!」

「楓斗さん、お仕事あるでしょ」

「ウグッ」

「帰り、何か必要な物があったら言ってくれ。買うから」

「うーん、今の所思い付かないけど、何か思い付いたら言うね、秋人さん」

「あぁ」

「朔羅、俺に頼む事とかないか?」

「フユさんに頼む事はないかな」

「、、、、」ガーン

「わっ、冬人兄さんがしょんぼりしてる」

「本当に悲しかったんだな、アレ」

「本当にないから言ってるだけだから、俺は」

寧ろ、俺はフユさんが仕事している姿見るのが好きだし、見ると元気、、、、貰えるから、、、、って何言ってんじゃ、俺は/////////













































「なんか、かすみ先生のせいで太らされてる気がする」

「そんなつもりは一切ないんだけどね、俺」

「とっても分かる!美味しいし、美味しい過ぎる」

なつめさんもそう思うよね~」

霞先生手作りのオヤツを食べながら俺はそんな会話をする。
因みに棗さんの息子さんであるめい君はおもちゃで遊んでいて、娘ちゃんであるしずかちゃんはほたる先生に診て貰っています。

「褒められているって事で受け取っておくね」

「そう言えば、朔羅来月から仕事復帰するんだって?」

「はい。羅人も来月で5ヶ月になりますし、義両親とか祖父母が預かってくれたりもするから。それに仕事が好きなので」

「良いねぇ。若いって、、、、俺は無理だな」

「棗さんもそんなに歳変わらないでしょうが」

「それで1番心に来るのは、俺だな」

勇大ゆうだいさんだって世間一般的には若い方でしょ」

「それもそうだけど若いんだよ、周りが」

「若い者に囲まれるなんて、自分まで若くなってる感じがするから良いでしょ」

「シロさんは誰目線???」

「仙人目線じゃない???」

何て会話をしていると、静ちゃんの健診が終わったのか明君を抱っこして部屋に入ってくる蛍先生。

「静ちゃん、今日も元気だったよ。少し体重が平均より軽かったけど、今の時期なら大丈夫かな」

「そうですか、良かったぁ。全然食べないから心配してたけど」

「まだまだ成長するから」
「ついでに、羅人君も診ようか?」

「んー、じゃあお願いしようかな」

蛍先生の案を受け入れて、ベビーベッドで寝ている羅人を抱き上げた時に、違和感を感じる。

「あれ?」

「ん?、どうした、朔」

真白ましろさん、いや、なんか羅人、今朝より体温が高いなって思って」

「え、ちょっとおでこ触るね」

真白さんはおでこをすぐに触る。俺と真白さんの会話が聞こえた蛍先生もすぐに俺達の元に駆け寄る。

「ちょっと高いですね、蛍先生、体温計で測りましょう」

「うん、そうしよっか」

それから、すぐに羅人は診察室に連れて行かれて、体温計で測らされた。
その間俺は心臓がドキドキしてしまう。
数秒後、体温計がなり温度を見ると、

「「「38.6℃、、、、」」」

俺達は揃って言う。それと同時に俺は青ざめる。38℃を超えている、その事実だけで目の前が真っ白になった。
そう言えば、朝から機嫌が少し悪かった、寝てる時間が多かった、呼吸が少し早いな、、疑問に思う点は沢山あったのに、、、、俺、何で早く連れて来なかったんだろ。
改めて羅人を見ると、ぐったりしてて、辛そうだ、、、、親、失k

「朔羅さんは親失格なんかじゃないからね」

「!」

俯いていて最後まで言う前に蛍先生の言葉で顔を上げる。
その先生の顔はとても優しかった。

「赤ちゃんが熱を出す事はある。それに、自分1人のせいにするのは、ダメ。分かった?誰のせいでもないんだから」

「そうそう!、それに、朔が不安だとそれは羅人に伝わって、悲しむんだよ」

「ぁ、、、、」

真白さんの言葉で、羅人の方を見るとウルウルした目で泣きそうになっていた。
それを見てハッとしてしまった。そうだ、自分ばっかり責めたりするのは、ダメ!
うん。

「ごめん、じゃなくて、ありがとう、ございます」

「うん。とりあえず、水分補給は頻繁にする事。ミルクや母乳、麦茶とか水ね」

「はい」

「体温は薄着にして掛け布団調節したり、汗はこまめに拭き取る事。首の付け根や脇の下に氷枕や濡れタオルで冷やしたりするのも良いから」

「分かりました」

「あと一応解熱剤も出しておくけど、これは苦しそうな時や睡眠とかに支障が出た時ね」

「分かりました」

蛍先生と真白さんからの指示を紙にメモをしながら、ウトウトしている羅人を見る。不安な顔はしないように引き締めながら!

「頑張らないと」

「朔羅さんなら大丈夫。もし何かあったらすぐに連絡して下さい」

「俺達が出来る事があれば」

「2人が居たら百人力だよ。本当に、」


























































しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

優等生αは不良Ωに恋をする

雪兎
BL
学年トップの優等生α・如月理央は、真面目で冷静、誰からも一目置かれる完璧な存在。 そんな彼が、ある日ふとしたきっかけで出会ったのは、喧嘩っ早くて素行不良、クラスでも浮いた存在のΩ・真柴隼人だった。 「うっせーよ。俺に構うな」 冷たくあしらわれても、理央の心はなぜか揺れ続ける。 自分とは正反対の不良Ω——その目の奥に潜む孤独と痛みに、気づいてしまったから。 番なんて信じない。誰かに縛られるつもりもない。 それでも、君が苦しんでいるなら、助けたいと思った。 王道オメガバース×すれ違い×甘酸っぱさ全開! 優等生αと不良Ωが織りなす、じれじれピュアな恋物語。

逃げた先に、運命

夢鴉
BL
周囲の過度な期待に耐えられなくなったアルファーー暁月凛(あかつき りん)は、知らない電車に乗り込み、逃避行を計った。 見知らぬ風景。 見知らぬ土地。 見知らぬ海で出会ったのは、宵月蜜希(よいつき みつき)――番持ちの、オメガだった。 「あははは、暁月くんは面白いなぁ」 「ありがとうね、暁月くん」 「生意気だなぁ」 オメガとは思えないほど真っすぐ立つ蜜希。 大人としての余裕を持つ彼に、凛は自分がアルファであることを忘れるほど、穏やかな気持ちで日々を過ごしていく。 しかし、蜜希の初めての発情期を見た凛は、全身を駆け巡る欲に自分がアルファであることを思い出す。 蜜希と自分が”運命の番”だと知った凛は、恋を自覚した瞬間失恋していたことを知る。 「あの人の番は、どんな人なんだろう」 愛された蜜希は、きっと甘くて可愛らしい。 凛は蜜希への秘めた想いを抱えながら、蜜希を支えることを決意する。 しかし、蜜希の番が訳ありだと知った凛は、怒り、震え――同時に、自分がアルファである事を現実は無情にも突き付けて来る。 「凛さん。遊びは終わりです。帰りますよ」 強引に蜜希と引き剥がされる凛。 その凛の姿と、彼の想いを聞いていた蜜希の心は揺れ――。 オメガバースの世界で生きる、運命の二人の逃避行。 ※お気に入り10突破、ありがとうございます!すごく励みになります…!!

たしかなこと

大波小波
BL
 白洲 沙穂(しらす さほ)は、カフェでアルバイトをする平凡なオメガだ。  ある日カフェに現れたアルファ男性・源 真輝(みなもと まさき)が体調不良を訴えた。  彼を介抱し見送った沙穂だったが、再び現れた真輝が大富豪だと知る。  そんな彼が言うことには。 「すでに私たちは、恋人同士なのだから」  僕なんかすぐに飽きるよね、と考えていた沙穂だったが、やがて二人は深い愛情で結ばれてゆく……。

最愛の番になる話

屑籠
BL
 坂牧というアルファの名家に生まれたベータの咲也。  色々あって、坂牧の家から逃げ出そうとしたら、運命の番に捕まった話。 誤字脱字とうとう、あるとは思いますが脳内補完でお願いします。 久しぶりに書いてます。長い。 完結させるぞって意気込んで、書いた所まで。

恵方巻を食べてオメガになるはずが、氷の騎士団長様に胃袋を掴まれ溺愛されています

水凪しおん
BL
「俺はベータだ。けれど、クラウス様の隣に立ちたい」 王城の厨房で働く地味な料理人ルエンは、近衛騎士団長のクラウスに叶わぬ恋をしていた。身分も属性も違う自分には、彼との未来などない。そう諦めかけていたある日、ルエンは「伝説の恵方巻を食べればオメガになれる」という噂を耳にする。 一縷の望みをかけ、ルエンは危険な食材探しの旅へ! しかし、なぜかその旅先にはいつもクラウスの姿があって……? 勘違いから始まる、ベータ料理人×氷の騎士団長の胃袋攻略ラブファンタジー!

孤独なライオンは運命を見つける

朝顔
BL
9/1番外編追加しました。 自分はアルファであると信じて生きてきたのに、発情したことがキッカケで、オメガだったと発覚してしまった。 アルファだと思っていた時も、孤独で苦しかったのに、オメガになったことで俺の人生はより厳しいものになった。 そんな時、俺は運命と呼べる相手と出会うことになる。 ※※※※※ 高校生×高校生で、オメガバースの設定をお借りしています。 設定はよくあるものだと思いますが、おかしなところがあったら、すみません。 オメガバースについて詳しい説明などは省略しています。 シリアスあり、ラブコメもあり、淡くて青い恋愛がメインのお話です。 ※重複投稿 全十話完結済み

奇跡に祝福を

善奈美
BL
 家族に爪弾きにされていた僕。高等部三学年に進級してすぐ、四神の一つ、西條家の後継者である彼が記憶喪失になった。運命であると僕は知っていたけど、ずっと避けていた。でも、記憶がなくなったことで僕は彼と過ごすことになった。でも、記憶が戻ったら終わり、そんな関係だった。 ※不定期更新になります。

ただ愛されたいと願う

藤雪たすく
BL
自分の居場所を求めながら、劣等感に苛まれているオメガの清末 海里。 やっと側にいたいと思える人を見つけたけれど、その人は……

処理中です...