純粋な初恋(シリーズあり)

橋本衣

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クソ、、、、体が勝手に反応してしまう、、、、!!

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「なので、今度の東京ドームのコンサート来ます?」

「「「良いの!!?!?」」」

「一応、俺の家出の件ではご迷惑とご心配をおかけしましたし」

家に帰ると、リビングで打ち合わせをしていた三村みむらさん、小川こがわさん、野村のむらさん、そして何故か来ていた織斗おりと君にコンサートの話をした。

朔羅さくらが一々そんな配慮しなくても良いんだがな」

「記憶をなくした張本人が何言ってやがる」

「俺は普通に招待されてるから、行けるけどね笑」

「織斗君も是非是非」

「ど、どうします?先輩、行っても良いんですかね?トップアイドル達のライブって」

「私に聞かないでよ、小川。そんなの分かる訳ないでしょ」

「とりあえず、楽しむのが大事だと思うッスよ!俺!」

「緊張してると寧ろ楽しめないと思うけどな。一応コンサート経験者の俺から言わせて貰うと」

「朔羅、俺も行って良いんだよな?」

「良いけど、その前に仕事終わらせなよ」

「その話、聞かせて貰った!!」

「「楓斗ふうと/さん」」

2階で作業をしていたらしい楓斗さんが、多分飲み物を取りに降りて来ながら放った言葉に反応して振り返る俺とフユさん。
あいも変わらず、元気良く話す姿に多分俺とフユさん達兄弟が居れば最強なんだよな、この人と思いながらココアを飲む。

「俺も朔ちゃんのコンサート行きたい!」

「行きたいって言ってますけど、、、、楓斗さん、ドラマの脚本の仕事来てるらしいじゃないですか。それもまだ書き上げてないとか」

「、、、、なんで言うのさ、小川さん」

小倉こぐら先生、早く書き上げて下さい」

「、、、、途中まで書き上げたって、連絡したじゃん」

「締め切りまで5日を切ってますから」

「分かったよ!早く出すから!朔ちゃん、良いよね!?」

「書き終わったら全然良いですけど」

「ヤッタ!」

不貞腐れていたが、俺の言葉に明らかに元気になった楓斗さん。キッチンに立ってコーヒーを入れている姿にフユさんと笑ってしまった。

「織君、俺ペンラとか団扇持ってないけどどうしよう」

「そう言う時は、会場で買えるので大丈夫ですよ。最悪、朔から貰えば良いですし」

「俺経由で貰おうとしているのかい?良い度胸じゃないか」

「安心して、私はちゃんとお金を使う。いつも村瀬むらせ先生に対する感謝を此処で使う時!」

「俺もそれに同行しますよ、先輩。いつも真紘まひろも迷惑かけてますし」

「いや、別に大丈夫ですって、2人とも。まぁ、野村先生の方は、、、、隙あらば変態チックな格好とかポーズさせようとしなければ全然良い人なんで」

「真紘、後で俺と話し合いしようね」

「小川っち怒ってるッスね!!」

「村瀬先生なんで止めないんですか」

「俺に聞かれても困る」

「朔、嫌なら嫌って言えば良いのに」

「止める相手がその場に居ないんだ。フユさんが敵に居る限りな。分かったかい、織斗君」

「何その悲しい現状」

そんな会話をしながら、刻一刻と迫るコンサートを楽しみ思うと同時に絶対ファンの皆さんを幸せにして楽しませたいと言う気持ちと失敗なんて出来ないなって言う気持ちになりながら、コタツに温まる。

「ただいまですわ、、、、って、響子きょうこさん、居らしてましたの!?」

日和ひより、、、うん、打ち合わせでね」

「それならご連絡してくれれば良かったですのに!!」

「ごめん。色々忙しくて」

日和さんが帰って来て、三村さんの姿を見た途端、乙女みたいな反応をしていた。
あそこは結構上手くいっているんだな、って分かって結構安心してしまった。

「あの、この後お仕事って」

「この打ち合わせが終われば、そのまま帰宅だけど、、、、デートする?」

「!、はいですわ!、、、、朔羅、今日の夜ご飯は」

「要らないんですよね?全然大丈夫です。デート楽しんで下さい」

「感謝いたしますわ!」

「、、、、小川っち、今日デートしない?」

「真紘、終わってない原稿があるんだろ?」

「明日やるから、、おねがーい」

「ハァ、しょうがないなぁ。今回だけだよ」

「ヤッタ!」

「、、、、、、、、なんか俺だけ可哀想」

「恋人居なかったか?織斗の奴」

「居るけどなんかお仕事で忙しいらしいよ、フユさん」

「ぁー、それは大変だな」

「寂しいのにそれを恋人に言わない所、織斗君らしいけど」

「そこ!聞こえてる!」

「「聞こえる様に言っている」」

「ウグッ」

何て会話をしている俺達。ありきたりな話な様で、だけど本音が言える関係って特別なんだよなって思う。
特に、昔の俺だったら多分変に本音とか言って関係にヒビとか入れたくない時とか、まぁ自分はズバズバ言っちゃう所あるけど、、、、それが怖くなくなったのはフユさんのおかげなんだと思う。


「朔羅」

「ん?」

「コンサートが終わったら俺達もデートするか?」

「、、、、え~、コンサートが終わってから?笑、意外その前にやりそうなのに」

お風呂上がりに寝室でフユさんに髪をタオルで拭かれながら言われた言葉に、思わずビックリして反応が遅れてしまった。
いつものフユさんとは違うなって思ったからだ。

「今の朔羅はコンサートが1番だろ??1番今コンサートの事を考えている。変にデートをして気を緩ませたくはない。言わば、、、、コンサートを頑張った未来の朔羅へのご褒美、だな」

「、、、、」

「?、朔羅」

「今、俺の顔見ないで」

「なんでだ?」

「絶対、顔赤いから」

多分、フユさんの視界に入ってる俺の耳元は赤いと思う。
不意打ちで言われたフユさんの言葉に俺はキュンってしてしまった。いつものフユさんから言われない言葉もあるけど、声が優し過ぎるから、ドッキンドッキン胸が鳴ってる。絶対に。

「、、、、笑、朔羅は本当に隠し事が下手だな」

「うっさい」

「そう言う所が好きだ」

「、、、、/////////、うっさい」

「恥ずかしくなると、語彙力が低くなる所も好きだ」ギュッ

髪を拭いている手を止めて、俺をギュッと後ろから抱きしめて耳元で呟くフユさん。
その行動、言葉が俺の脳内を痺れさすぐらい甘くて、体が反応してしまう。

「、、、、この、先は、、、、コンサートの、あと、」

「、、、、分かった。ご褒美は後から、だな」チュッ

俺は震える声で言うと、頭を撫でた後そう言って唇を重ねたフユさん。
こう言うスマートと言うか無駄のない動きが更に俺の脳内物質を出させる要因だと思ってしまうのは気のせいだろうか。

「(今日、俺寝れるかな)」






























































「ど、ど、ど、どうしよう、き、緊張して来た!」

「お、お、お、お、落ち着けじゅん。緊張したって、始まるもんは始まる」

つかさも餅つきなよ。こう言う時こそ、リラックスだよ」

五十鈴いすずも落ち着きな。餅なんて付かないの、、、、本当に」

「「「、、、、三都弥みつや、蓋ついてる」」」

「あ、」

「「「全滅じゃねーか/じゃんか」」」

コンサート本番当日、ど緊張の【trèfle chevalier】を見てそうツッコむ俺、玲央れおいとの3人。
まぁ、実質初めてのコンサートだからな、4人に関しては。

「緊張し過ぎ。少しは落ち着かなよ」

「だ、だって5万5000人だぜ!!?そんな大人数に見られてるとか、、、、死、死ぬ」

「失敗なんて出来ないし!俺なんで引き受けたんだろ!!」

「もし失敗した姿を柊月ひづきに見られたのであれば、、、、終わる、俺は」

「俺もだよ、三都弥。おさむにカッコ悪い姿見られたくない!」

「ネガティブ過ぎるよ、4人は。確かに緊張するのは理解出来るけど」

「俺らだって昔は緊張したんだし、失敗する~、なんて言ってたら本当にするぞ。なぁ?朔」

「そうそう、それに俺がレッスンしたのに失敗なんて許す訳ないだろ?」

「「「「ヒュッ」」」」

「「朔が本気だ」」

ニッコリと目が笑ってない笑みを向けると、息を呑む4人。
あと、10分で本番の時間になりファンの皆さんが続々と会場入りをしている。色んなグループのファンが居るから、服装の系統が違うのが分かって、誰がどのグループファンだとかは結構分かる。

「そろそろ衣装に着替えるか、、、、って、りつさん、あおさん、何食べてるの?」

「「おでんとキムチ鍋」」

「本番直前だが???」

「言っても聞かねーよ、朔」

【空色パレット】の楽屋に入ると、ケータリングをまだ食べている年長組を見て呆れてツッコんでいると、既に諦めているマコさんが現れた。

「相変わらず、緊張感ねーよな、アイツら」

「良いんじゃない?そっちの方が、、、、でも、少しは緊張感あって欲しいけど」

「いつも通りが良いんだろうが、、、、朔、おにぎり食べるかぁ?」

「食べないよ、律さん。と言うか衣装汚したら怒られるよ」

「大丈夫だって、、、、そんな簡単に汚さないから」

「朔~、2人が器用なの分かってるでしょ~笑、僕達は着替えようよ」

「そうそう。それに、俺らは優等生な姿をスタッフさん達に見せようぜ」

「、、、、そうだね。どうなっても俺達には関係ないか」

「なんか、末っ子達が冷たくて悲しい」

「うんうん。昔は可愛かったのになぁ」

「アンタらの後ろ姿を見て来てるからあぁなったんだよ」

「「マコも冷たーい」」

「うるさい」

そんな感じで、俺達は衣装に着替えて本番を迎える。ギリギリまでケータリングを食べてた律さん碧さんもキリッとONの姿になってて流石だな、と思いながら、ステージに立つのであった。

「(純達歌い出しちゃんと出来てる。ぁ、七瀬ななせ、振り間違えた)

センターステージで歌いながら、各グループを様子を眺める。
こう言う時に視力と聴力が良いのが良かったなと思う。事務所の社歌を歌うから、全員歌えるぐらいには有名なんだけど、失敗したら逆に目立つ笑

「(!、フユさん達居た)」

ステージを移動し歌いながらファンサをしていると、関係者席にフユさん達の姿を発見した。元気良く俺に団扇とペンラを向けている楓斗さんを見て思わず苦笑いをしてしまう。
しょうがないな、とファンサをしようとすると、背後から氷織ひおりが俺をギュッと抱きしめて来た。

「!、氷織」

「さーく、」

その瞬間の映像がステージ画面に映し出されていたのか、黄色い悲鳴が会場に響く。
それを見て、フユさんの方に視線を向けると、明らかに不機嫌になってしまっていて、少し気まずい。

「フユさん不機嫌になってるんだけど」

「別に~、、、、いつも俺抜きでイチャついてる罰だし」

そのまま移動する時間になってしまったので、結局ファンサが出来ないまま移動する。
ちょっとだけフユさん達に申し訳ないな、と思いながら、気付いたらトーク時間になった。

「今年と言えば、朔、玲央、糸の3人と【trèfle chevalier】は高校卒業する年なんだよな」

「そうだよ、幸太こうた君。これでやっと俺達も大人の仲間入りだね!」

「まぁそれでも朔はまーだ、17歳だけどな!」

「まぁ、だから18歳の皆様方は俺からしたらおじさん扱い、って事で良いよね?」

「ウグッ」

「玲央、僕達が朔に口喧嘩で勝てないなんて、分かり切ってる事でしょ」

「「「「、、、、」」」」

俺達の会話に緊張して入って来れない4人の様子に気づく。普段だったら全然入って来れるけど、こう言う時は、

「因みに、【trèfle chevalier】の最年長は純で末っ子が三都弥なんだよね」

「え!全然見えない!」

「「「「「七瀬が2番目な方が信じられない」」」」」

「お前ら酷い!!」

「良く言われますけど、純はたまにしっかりした部分出ますよ」

「五十鈴、たまにって何?たまにって」

「そのままの意味でしょ、純」

「因みに俺が2番目です!」

俺の言葉をきっかけに、話しやすくなった4人は、幸太君や七瀬、たまに出るひじり夢斗ゆめとなぎからの無茶振りに答えて行く。
ファンの皆さんも楽しそうな表情をして居るから、結構良かったな、と思いながら次の曲に行き俺達は着替えに行く。

「さーく、さっきの結構良かったじゃん」

「ありがとう、七瀬。それと、序盤振り間違えたよね?」

「、、、、見てた?」

「見てたよ。気を付けなよ」

「玲央~!次の曲行く前に抱きしめてよ!」

「来んな!聖!!」

「なら、俺は良いよね?玲央」

「ギャッ、夢斗急に現れんなよ!」

「「今日は頑張るから、良いよね??」」

「いやだ!」

「、、、、玲央大変そうだな」

「可哀想だけど見る分には面白いよ」

「幸太君、暑い」

「凪、服ちょっと着過ぎだったかもな」

「今日は頑張り過ぎたかも」

「倒れない様な。倒れたら悲しいから」

「、、、、幸太君、好き」ギュッ

「俺は朔が好き」ギュッ

「氷織、急に抱きついて来ないでよ!」

「だって可愛いんだもん、朔が!」

「もう、次の曲始まるから」

「良いじゃないか!!」

離れさせようとして居るけど、抵抗してくる氷織。
そのまま、曲が始まったから、横腹を刺激して逃げた。
そのまま最後の曲になって、またフユさんの近くまで来た。

「(!、フユさん、団扇、出した)」

俺が近づいたのに気付いたのか、フユさんは徐に団扇を取り出した。
その団扇に書かれた文字を見て顔を顰めてしまう。何故なら、

「(投げチューなんて出来る訳)」

恥ずかしさでファンサをしない様に抵抗するが、団扇をフリフリされると、アイドルとしての性が発揮して、

「チュッ、、、、ぁ、やっちゃった」

「!、、、、フッ」

俺が投げチューしたら驚いた顔をしたけどすぐに嬉しそうな顔を俺に向ける。
フユさんのあぁ言う素直な反応は結構良いかも、と思っていると、口パクで何かを言っていた。

「?、、、、!/////////」

何を言っている?と不思議な思っていたが、最後まで口パクをして穴を見て何を言っているのか気付いた時、顔を真っ赤にしてしまった。
だって、だって、、、、

「今夜は寝かせない、、、、とは馬鹿じゃねーの!」

「!?、朔急に叫んでどうした?」

「氷織には関係ない」

「え~!!?!?」

危うく歌詞を間違える所だった。


































拝啓、天国のママ、パパ、咲夜さきや兄さん、雅陽みやび姉さん夫婦、雅之まさゆき兄さん夫婦。

コンサート頑張った俺へのご褒美がこんな事で良いのだろうか。

「腰、痛い、、、、動けない」

「善がっていて可愛かったがな。もっと、と言っていたじゃないか」

「だからって、もう少しは加減を覚えてよ!!」

「やっている最中は、積極的だったのになぁ」

「その時はアドレナリンが出てるねん!!」

「何故に関西弁?」

気持ち良かったのが悔しいと思ってしまう俺が居て、枕に顔を埋める。

「、、、、気持ち良かった、だろ?」

「、、、、/////////」

「耳真っ赤だぞ」

「うっさい、見るな」

「そう言われてもなぁ、、、、可愛いから見たいんだ。俺は」チュッ

「ひゃっ///」




























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