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意外と、良い奴?
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それから少しして、何故か普通に夜ご飯を食べる事になった。俺と村瀬大先生。
「高校から普通の学校に通っていてな、そこから普通の生活に憧れを持ってな、それで色々買い漁っていたら、こうなったんだ、因みにこれは兎の田中勇五郎さんだ」
「、、、、あぁ、そうかよ。てか、アンタって過去に凄いトラウマとかありそうだよな、なんか明らかにΩ毛嫌いしてるし」
「もしかして、Ω達から迫られてαだからとか言われて、うんざりしていた時、中学生の時に仲の良かった先輩がヒートになって襲われた、とかの過去とかありそうだよな」
何て冗談の様に言ったら、、、、
「今の時代、それがバレたら大問題だな、、良く分かったな」
「嘘だろ、、、、」
まさかの当たっていた事にビックリしてしまった。
「、、、、それ兄さんは知ってるの?」
「あぁ、一応な、お前も聞くか?」
「ぇ?、良いの?」
「あぁ、、、、」
それから、村瀬大先生は俺に何故か教えてくれた。過去のトラウマの出来事を、何故かΩの俺に、、、、
*
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*
雅之の実弟である橋本朔羅と同居が決まった。
「はぁ、何故雅之じゃないんだ」
俺は書斎の中でそう思いながら、小説を書く。俺はΩが嫌いだ。Ωと言う生き物自体に嫌悪感がある。雅之の実弟であるアイツもΩだ。
「Ωじゃなかったら、まだ良かったかもしれない」
俺は抑制剤の通常の倍を口に入れて水で流し込む。
何故、俺はΩが嫌いなのか、Ωが無理なのか、その理由は、、、、
『村瀬君って、αなの?』
『ぇ?うん!そうだよ。αやで!』
『なら、私Ωだから番って!』
『番う?』
『うん!番えたら、私玉の輿?に乗れるってママ言ってたもん!』
『そっか、、、、』
『ちょっと、、!私だって村瀬君と番うのよ!私の方がアンタより、可愛いんだから、、、、!』
『何それ!私の方がアンタよりレベルが高いのよ!』
『ぇ、ちょっと、言い争いは辞めて』
小学生の頃、自分の性を言うと途端にクラスメイトの中に居るΩの女子生徒達が目の色変えて我先に「番って、番って」と言ってくる。俺はその姿を見て、人間の醜さを酷く痛感した。
保育園の頃は性関係なく、みんな仲良くしとったのに。
だけど、この時の俺はまだ、全部のΩがこんな奴らやないって、分かっていた。優しいΩやってあるし、全員が全員同じでない分かっている。
だけど、
『α様よ!キャー』
『イケメン!番って欲しいわ~』
『何それ!アンタより私の方がα様にお似合いなのよ!』
『、、、、、、、、』
『ハハッ、冬人人気だな~』
『先輩、冗談はよして下さいよ。こっちは困ってるんですから』
中学に上がって普通学校に通いながら、Ω、そしてβ女子達にキャーキャー言われ続けて少し、ノイローゼ気味になっていた。
俺の隣で優しく笑っているのは中3の先輩でΩだ。周りのΩ達とは違って優しく接してくれて、安心出来るΩやった。αやからって贔屓せんし、敬語や挨拶には厳しかったりして頼りにもしとった。
この人やったら、番ってもええかなって思っていた。
この時までは、、、、
その気持ちが、一瞬で崩れ去ってしまったのは、中1の1月下旬のことだった。
『美味しい。このコーヒー美味しいですね』
『そう?良かった、コーヒー俺結構好きだから、冬人にも飲んで欲しかったんだよね』
課題で分からなかった部分があったので先輩に教えて貰おうと先輩の家に訪れていた。
『マフィンも作ったから良かったら食べて、ジンジャーマフィンだから、少し辛いかも』
『ぁ、頂きます。俺辛いの得意なんで全然嬉しいです』
『そっか、良かった~。じゃ、勉強始めよっか』
Ωと2人っきりなんて昔の俺やったら有り得なかった状況だ。だが、この先輩だったら安心が出来た。
そんな中である俺の中で大きな事件が起きた。
『ふぅ、休憩』
『そうだね。って、外暗くなって来たね』
『本当ですね、結構集中して、ドクンッ やって、ドクンッ ましたもんね』
あれ?はぁはぁ、何故か急に心臓が強く跳ね上がる感覚と、全身の体温が高くなる感覚になった。俺は息が荒くなった。何故か分からず?マークが頭の中に埋め尽くされる。
『冬人?どーした?顔赤いぞ?熱か?』
『ゎ、分かんないで、す、、、、!』
俺は体が怠くないから熱なのか分からなくて顔を下に向けると、何故か俺のチ○コが元気になっていた。
俺は何でなのか分からなかったが、すぐに抑えないとと思いながら、立ちあがろうとした。
『すいませ、ん、お手洗いお借、り!ワッ、、、、!』
だが、上手く足に力が入らず、ベットに座り込んでしまった。そんな俺に先輩が近づいて来て、声をかけて来た。
その表情は心配の表情で埋め尽くされて、、、、
『冬人、大丈夫?今、楽にしてあげる』
そんな事なかった。
先輩の顔は興奮で埋め尽くされていて、息が荒かった。いや、興奮と言うより、発情期の様子、、、、!それに、部屋全体に強い甘い匂いが撒き散らされている。
まさか、、
『ヒート、、、、!』
『あら、やっと気付いたのか?フフッ 薬を少し飲んでて少し冷静になれてるから良かったわ』
『何で、、、、!俺、抑制剤飲んでいるのに、、、、!』
『んー、それは俺が飲ませたコーヒーと食べさせたジンジャーマフィンに秘密があるんだよな』
そう言いながら、俺の腰部分に座った先輩。コーヒーとマフィン、、、、?もう言う事だ??俺は体が熱いせいか、上手く頭が回らない。逃げたいが上手く逃げる事も出来ない。
『コーヒーには抑制剤の効果を完全に無くす薬とマフィンには興奮剤を入れたんだよ』
『冬人は俺のフェロモンにはなれてたんだよな。4月から渡して来たお茶にも抑制剤の効果を薄める薬入れたから、俺のヒートに気付かなかったんだろうな』
そう言いながら、俺の手首を掴もうとする先輩を何とか力を入れて押し退けて、部屋から出ようとしたら、足を引っ張られて、倒れ込んでしまった。だが、丁度そこには、、、、
『イッ 』
『逃げるなんてダメだろ?お前は俺と番うんだから』
『何言って、先輩俺の事好き、なの』
『うーん、好きって言うより、αが好きなんだよ。お前と番えば玉の輿だ。俺もお前の事気に入ってんだろ?』
そう言いながら、俺のシャツの下の俺の腹を優しくサワサワと触りながら、ズボンを下ろそうとしてる先輩に恐怖と嫌悪感しか覚えず、俺はどうにか逃げようとしながら、ある物にどうにかして手を伸ばす。
『ゃ、辞めろ、辞めて、、、、!』
『ハッ 13歳のお前が15歳の俺に抵抗出来ると思って、はぁ、のかよ』
ヒートだからか、少し辛そうにしている先輩。先輩は自分の腹を摩りながら、狂気的な言葉を発した。力が強くて、その目は欲を欲してる目をしていて、恐怖で体が上手く動かせなかった。その目が俺の目を身体中を突き刺す感覚になる。
『冬人の種、俺のお腹に入れて、俺をお母さんにさせてよ』
『俺をグチャグチャにしてよ、ねぇ、ねぇ、ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇ』
『いや、嫌、嫌だ!!助けて、怖い、気持ち悪い、、、、!』
一点を見つめながらそう言う先輩に酷い恐怖心を抱いた。
部屋中に先輩のフェロモンの匂いに満ち溢れていて、俺は気分が悪くなって来た。変な高揚感と不快感が全身に通う。怖いのに、自分のあそこは反応していて、自分自身にも嫌悪感を抱く。意識が遠のく感覚にもなって来て、、
俺は力強く、警報ボタンを押した。
すると、少しして、、、、
ドタバタドタバタッ ドタバタドタバタッ
ガチャッ‼︎
『坊ちゃま、大丈夫ですか!!』
『佐野、助け、、、、』バタッ
俺は信頼している村瀬家のSPと執事を見て安心したのか、気を失っていた。全身の力が一瞬で抜ける感覚になった。
それから、先輩は駆けつけたSPに取り押さえられて、連絡のいった父さんが事の次第を重く見たのか、先輩は警察に連れて行かれた。
俺は風邪の症状が出ていた事もあり、入院した。
目が覚めたら、先輩は遠くに引っ越していた。父さんの計らいらしい。先輩は国で許可されていない薬の違法摂取させた事と、襲った事で警察も重く見て、警察に監視される事になった。
先輩は警察からの事情聴取で、こんな事を言ったらしい。
『冬人はαの中でも最上級のⅤ型!もし番えば将来は安泰だし、優しく接してくればいずれ2人っきりになれて、ヒートの状態になれば流石の冬人でも俺を抱いて番えると思ったんだよ!』
『だけど、アイツ俺のフェロモンに中々反応しなくてだから、薬を盛ったんだよ!!だから、仕方がなかったんだよ!!』
『それにヒートのΩを抱けるとか最高なのになんで拒否っだよ!アイツ!』
俺はそれを聞いて、激しい嫌悪感に襲われた。先輩からいつも香っていた匂いはフェロモン。香水だと思ってた。
俺はその日、トイレで吐いた。それから、俺はΩのフェロモンを匂うだけで、気分が悪くなってしまう様になった。
フェロモンや甘い匂いにも敏感になってしまった。フェロモンを感じるだけであの時の事が脳裏で呼び起こされる。
あれから、入院生活が終わってから家で休養し、2年生の新学期でαとβしか通わない進学校に転校した。
抑制剤を通常の倍を飲む様にして生活を約15年続けている。これな生活のルーティンにもなっている。
だから、俺はΩが嫌いだ。Ωと番うなんて、Ωと結婚なんてお断りと思っていた。
だけど、そんな俺にも好きな人が出来た。それが雅之だった。高校3年の春頃、、、、
『隣良いかな?、えっと、村瀬、、フユヒト?君』
『あぁ、良いんだが、俺は冬人だ、』
『ぁ、ごめん!冬人君だね』
『、、、、フユヒトで良い、』
初めて俺の事を知らなくてそれなのにビビらずに話しかけて来た雅之に俺はすぐに安心してしまったと同時に心を開いた。
雅之にトラウマの事、言った時は、、、、
『そっか、、、、』
『、、、、何も、言わないのか?』
『うん、俺は何も言える立場じゃないでしょ』
『それに、そんな話を聞いて、フユヒトはフユヒトじゃん、他の何者でもない』
『ぇ、、、、』
『襲われたからって、フユヒト自身が変わってる訳でもない、俺は変だとか思わないよ、俺今のフユヒトを見てる、過去なんて気にしないよ』
そう言って何も言わず、俺の隣にピッタリと座り続けた雅之。俺はその状況に酷く感激をした。
多分それが恋の始まりだったんだと思う。αだからと言って変な目で見てこなかった。βだった雅之だから好きになったんだろう。少しだけ一回だけ、雅之がΩだったら良かったのに、と思った事があった。
、、、、って事があって、俺はΩの料理とかお菓子に拒否反応起きたり、Ω自体が嫌いになったりしたんだ。まぁ、そんな事で拒絶反応起こすとか普通考えたら変k、、、、って、どうした?」
俺は全部説明しながら朔羅の方を見ると何故か、朔羅の背後がドス黒くて龍とか虎が威嚇していた。いや、オーラ?これは怒っているのか??
「さ、朔羅?どうしたん?」
「ゅ、、ま、、」
「ぇ?何て」
バンッ‼︎
「許せません!」
机をバンッと叩いて立ち上がる朔羅に俺はビクッとなった。完全に怒っていると分かったからだ。
「お菓子に薬を入れて、それを誰かに食べさせるとか、食べ物で遊ぶとはふざけてる!!」
「ぁ、、、、料理好きだから怒ってるのか」
「それもありますけど、、、、!!そんな事の、優秀なαの遺伝子が欲しかったからって、騙して襲ってトラウマを受け付けるなんて最低!同じΩとして僕軽蔑するわ!!」
「信頼されてる人からそんな扱いされるなんて僕なら死ぬぐらい辛い事やし!怖かったし辛かったし!Ωやからαを襲って言い訳やない!(泣)」
「それに普通に気持ち悪い!!ヒート使って襲ってくるとか意味分からんし、そんなに抱いて欲しかったら、他所に行けよ!(泣)」
「!、、、、」
怒りながら俺に向けてそう言った朔羅。俺は言葉を聞いて、何故か嬉しくなった。俺の気持ちを理解してくれた。俺の為に怒って言ってくれた言葉に酷く感激で心が温かくなった。なんでか分からなかった。至極真っ当な事を言っているはずなのに、、、、
俺の為に泣いてくれる人が此処にもあったんか、、、、
今まで、俺の噂を知ってる奴らが言ってくる言葉と言えば、
αなら、
『最高じゃんか!ヒート中のΩとやれるチャンスなのに!』
『そうそう、襲って貰って、セックス出来るとかマジで最高なのに!』
羨ましがる奴らや、
『辛かったでしょう。大丈夫だった。可哀想に』
『Ωに襲われたなんて、αとしては最悪の事でしょう』
変な同情を向けてくる奴らや、
『怖かっただろ!変に克服とかしなかっても良いから!』
『そうそう!徐々に徐々に』
励まそうとしてくる奴らがいた。
だけど、朔羅は違った。怒ってくれた。同じバース性である“先輩“を羨ましがるんじゃなく、怒ってくれた。
雅之だって俺の為に怒ってはくれなかったが、そばに居てくれて、、、、やっぱり、他の奴らとは違う反応をしてくれた。
俺の為に怒ってくれる人が居る、、、、それだけで何故か、心が温かくなってしまった。
やっぱり、何故かコイツのことはΩとして見る前に、人として見てしまう。
今、俺の目の前に居る、この男も俺がαだからと言って変な目を向けてこなかった所では、雅之の実弟だと実感する。
少しだけだが、心を開いても良いのかと思ってしまった。
「高校から普通の学校に通っていてな、そこから普通の生活に憧れを持ってな、それで色々買い漁っていたら、こうなったんだ、因みにこれは兎の田中勇五郎さんだ」
「、、、、あぁ、そうかよ。てか、アンタって過去に凄いトラウマとかありそうだよな、なんか明らかにΩ毛嫌いしてるし」
「もしかして、Ω達から迫られてαだからとか言われて、うんざりしていた時、中学生の時に仲の良かった先輩がヒートになって襲われた、とかの過去とかありそうだよな」
何て冗談の様に言ったら、、、、
「今の時代、それがバレたら大問題だな、、良く分かったな」
「嘘だろ、、、、」
まさかの当たっていた事にビックリしてしまった。
「、、、、それ兄さんは知ってるの?」
「あぁ、一応な、お前も聞くか?」
「ぇ?、良いの?」
「あぁ、、、、」
それから、村瀬大先生は俺に何故か教えてくれた。過去のトラウマの出来事を、何故かΩの俺に、、、、
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雅之の実弟である橋本朔羅と同居が決まった。
「はぁ、何故雅之じゃないんだ」
俺は書斎の中でそう思いながら、小説を書く。俺はΩが嫌いだ。Ωと言う生き物自体に嫌悪感がある。雅之の実弟であるアイツもΩだ。
「Ωじゃなかったら、まだ良かったかもしれない」
俺は抑制剤の通常の倍を口に入れて水で流し込む。
何故、俺はΩが嫌いなのか、Ωが無理なのか、その理由は、、、、
『村瀬君って、αなの?』
『ぇ?うん!そうだよ。αやで!』
『なら、私Ωだから番って!』
『番う?』
『うん!番えたら、私玉の輿?に乗れるってママ言ってたもん!』
『そっか、、、、』
『ちょっと、、!私だって村瀬君と番うのよ!私の方がアンタより、可愛いんだから、、、、!』
『何それ!私の方がアンタよりレベルが高いのよ!』
『ぇ、ちょっと、言い争いは辞めて』
小学生の頃、自分の性を言うと途端にクラスメイトの中に居るΩの女子生徒達が目の色変えて我先に「番って、番って」と言ってくる。俺はその姿を見て、人間の醜さを酷く痛感した。
保育園の頃は性関係なく、みんな仲良くしとったのに。
だけど、この時の俺はまだ、全部のΩがこんな奴らやないって、分かっていた。優しいΩやってあるし、全員が全員同じでない分かっている。
だけど、
『α様よ!キャー』
『イケメン!番って欲しいわ~』
『何それ!アンタより私の方がα様にお似合いなのよ!』
『、、、、、、、、』
『ハハッ、冬人人気だな~』
『先輩、冗談はよして下さいよ。こっちは困ってるんですから』
中学に上がって普通学校に通いながら、Ω、そしてβ女子達にキャーキャー言われ続けて少し、ノイローゼ気味になっていた。
俺の隣で優しく笑っているのは中3の先輩でΩだ。周りのΩ達とは違って優しく接してくれて、安心出来るΩやった。αやからって贔屓せんし、敬語や挨拶には厳しかったりして頼りにもしとった。
この人やったら、番ってもええかなって思っていた。
この時までは、、、、
その気持ちが、一瞬で崩れ去ってしまったのは、中1の1月下旬のことだった。
『美味しい。このコーヒー美味しいですね』
『そう?良かった、コーヒー俺結構好きだから、冬人にも飲んで欲しかったんだよね』
課題で分からなかった部分があったので先輩に教えて貰おうと先輩の家に訪れていた。
『マフィンも作ったから良かったら食べて、ジンジャーマフィンだから、少し辛いかも』
『ぁ、頂きます。俺辛いの得意なんで全然嬉しいです』
『そっか、良かった~。じゃ、勉強始めよっか』
Ωと2人っきりなんて昔の俺やったら有り得なかった状況だ。だが、この先輩だったら安心が出来た。
そんな中である俺の中で大きな事件が起きた。
『ふぅ、休憩』
『そうだね。って、外暗くなって来たね』
『本当ですね、結構集中して、ドクンッ やって、ドクンッ ましたもんね』
あれ?はぁはぁ、何故か急に心臓が強く跳ね上がる感覚と、全身の体温が高くなる感覚になった。俺は息が荒くなった。何故か分からず?マークが頭の中に埋め尽くされる。
『冬人?どーした?顔赤いぞ?熱か?』
『ゎ、分かんないで、す、、、、!』
俺は体が怠くないから熱なのか分からなくて顔を下に向けると、何故か俺のチ○コが元気になっていた。
俺は何でなのか分からなかったが、すぐに抑えないとと思いながら、立ちあがろうとした。
『すいませ、ん、お手洗いお借、り!ワッ、、、、!』
だが、上手く足に力が入らず、ベットに座り込んでしまった。そんな俺に先輩が近づいて来て、声をかけて来た。
その表情は心配の表情で埋め尽くされて、、、、
『冬人、大丈夫?今、楽にしてあげる』
そんな事なかった。
先輩の顔は興奮で埋め尽くされていて、息が荒かった。いや、興奮と言うより、発情期の様子、、、、!それに、部屋全体に強い甘い匂いが撒き散らされている。
まさか、、
『ヒート、、、、!』
『あら、やっと気付いたのか?フフッ 薬を少し飲んでて少し冷静になれてるから良かったわ』
『何で、、、、!俺、抑制剤飲んでいるのに、、、、!』
『んー、それは俺が飲ませたコーヒーと食べさせたジンジャーマフィンに秘密があるんだよな』
そう言いながら、俺の腰部分に座った先輩。コーヒーとマフィン、、、、?もう言う事だ??俺は体が熱いせいか、上手く頭が回らない。逃げたいが上手く逃げる事も出来ない。
『コーヒーには抑制剤の効果を完全に無くす薬とマフィンには興奮剤を入れたんだよ』
『冬人は俺のフェロモンにはなれてたんだよな。4月から渡して来たお茶にも抑制剤の効果を薄める薬入れたから、俺のヒートに気付かなかったんだろうな』
そう言いながら、俺の手首を掴もうとする先輩を何とか力を入れて押し退けて、部屋から出ようとしたら、足を引っ張られて、倒れ込んでしまった。だが、丁度そこには、、、、
『イッ 』
『逃げるなんてダメだろ?お前は俺と番うんだから』
『何言って、先輩俺の事好き、なの』
『うーん、好きって言うより、αが好きなんだよ。お前と番えば玉の輿だ。俺もお前の事気に入ってんだろ?』
そう言いながら、俺のシャツの下の俺の腹を優しくサワサワと触りながら、ズボンを下ろそうとしてる先輩に恐怖と嫌悪感しか覚えず、俺はどうにか逃げようとしながら、ある物にどうにかして手を伸ばす。
『ゃ、辞めろ、辞めて、、、、!』
『ハッ 13歳のお前が15歳の俺に抵抗出来ると思って、はぁ、のかよ』
ヒートだからか、少し辛そうにしている先輩。先輩は自分の腹を摩りながら、狂気的な言葉を発した。力が強くて、その目は欲を欲してる目をしていて、恐怖で体が上手く動かせなかった。その目が俺の目を身体中を突き刺す感覚になる。
『冬人の種、俺のお腹に入れて、俺をお母さんにさせてよ』
『俺をグチャグチャにしてよ、ねぇ、ねぇ、ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇ』
『いや、嫌、嫌だ!!助けて、怖い、気持ち悪い、、、、!』
一点を見つめながらそう言う先輩に酷い恐怖心を抱いた。
部屋中に先輩のフェロモンの匂いに満ち溢れていて、俺は気分が悪くなって来た。変な高揚感と不快感が全身に通う。怖いのに、自分のあそこは反応していて、自分自身にも嫌悪感を抱く。意識が遠のく感覚にもなって来て、、
俺は力強く、警報ボタンを押した。
すると、少しして、、、、
ドタバタドタバタッ ドタバタドタバタッ
ガチャッ‼︎
『坊ちゃま、大丈夫ですか!!』
『佐野、助け、、、、』バタッ
俺は信頼している村瀬家のSPと執事を見て安心したのか、気を失っていた。全身の力が一瞬で抜ける感覚になった。
それから、先輩は駆けつけたSPに取り押さえられて、連絡のいった父さんが事の次第を重く見たのか、先輩は警察に連れて行かれた。
俺は風邪の症状が出ていた事もあり、入院した。
目が覚めたら、先輩は遠くに引っ越していた。父さんの計らいらしい。先輩は国で許可されていない薬の違法摂取させた事と、襲った事で警察も重く見て、警察に監視される事になった。
先輩は警察からの事情聴取で、こんな事を言ったらしい。
『冬人はαの中でも最上級のⅤ型!もし番えば将来は安泰だし、優しく接してくればいずれ2人っきりになれて、ヒートの状態になれば流石の冬人でも俺を抱いて番えると思ったんだよ!』
『だけど、アイツ俺のフェロモンに中々反応しなくてだから、薬を盛ったんだよ!!だから、仕方がなかったんだよ!!』
『それにヒートのΩを抱けるとか最高なのになんで拒否っだよ!アイツ!』
俺はそれを聞いて、激しい嫌悪感に襲われた。先輩からいつも香っていた匂いはフェロモン。香水だと思ってた。
俺はその日、トイレで吐いた。それから、俺はΩのフェロモンを匂うだけで、気分が悪くなってしまう様になった。
フェロモンや甘い匂いにも敏感になってしまった。フェロモンを感じるだけであの時の事が脳裏で呼び起こされる。
あれから、入院生活が終わってから家で休養し、2年生の新学期でαとβしか通わない進学校に転校した。
抑制剤を通常の倍を飲む様にして生活を約15年続けている。これな生活のルーティンにもなっている。
だから、俺はΩが嫌いだ。Ωと番うなんて、Ωと結婚なんてお断りと思っていた。
だけど、そんな俺にも好きな人が出来た。それが雅之だった。高校3年の春頃、、、、
『隣良いかな?、えっと、村瀬、、フユヒト?君』
『あぁ、良いんだが、俺は冬人だ、』
『ぁ、ごめん!冬人君だね』
『、、、、フユヒトで良い、』
初めて俺の事を知らなくてそれなのにビビらずに話しかけて来た雅之に俺はすぐに安心してしまったと同時に心を開いた。
雅之にトラウマの事、言った時は、、、、
『そっか、、、、』
『、、、、何も、言わないのか?』
『うん、俺は何も言える立場じゃないでしょ』
『それに、そんな話を聞いて、フユヒトはフユヒトじゃん、他の何者でもない』
『ぇ、、、、』
『襲われたからって、フユヒト自身が変わってる訳でもない、俺は変だとか思わないよ、俺今のフユヒトを見てる、過去なんて気にしないよ』
そう言って何も言わず、俺の隣にピッタリと座り続けた雅之。俺はその状況に酷く感激をした。
多分それが恋の始まりだったんだと思う。αだからと言って変な目で見てこなかった。βだった雅之だから好きになったんだろう。少しだけ一回だけ、雅之がΩだったら良かったのに、と思った事があった。
、、、、って事があって、俺はΩの料理とかお菓子に拒否反応起きたり、Ω自体が嫌いになったりしたんだ。まぁ、そんな事で拒絶反応起こすとか普通考えたら変k、、、、って、どうした?」
俺は全部説明しながら朔羅の方を見ると何故か、朔羅の背後がドス黒くて龍とか虎が威嚇していた。いや、オーラ?これは怒っているのか??
「さ、朔羅?どうしたん?」
「ゅ、、ま、、」
「ぇ?何て」
バンッ‼︎
「許せません!」
机をバンッと叩いて立ち上がる朔羅に俺はビクッとなった。完全に怒っていると分かったからだ。
「お菓子に薬を入れて、それを誰かに食べさせるとか、食べ物で遊ぶとはふざけてる!!」
「ぁ、、、、料理好きだから怒ってるのか」
「それもありますけど、、、、!!そんな事の、優秀なαの遺伝子が欲しかったからって、騙して襲ってトラウマを受け付けるなんて最低!同じΩとして僕軽蔑するわ!!」
「信頼されてる人からそんな扱いされるなんて僕なら死ぬぐらい辛い事やし!怖かったし辛かったし!Ωやからαを襲って言い訳やない!(泣)」
「それに普通に気持ち悪い!!ヒート使って襲ってくるとか意味分からんし、そんなに抱いて欲しかったら、他所に行けよ!(泣)」
「!、、、、」
怒りながら俺に向けてそう言った朔羅。俺は言葉を聞いて、何故か嬉しくなった。俺の気持ちを理解してくれた。俺の為に怒って言ってくれた言葉に酷く感激で心が温かくなった。なんでか分からなかった。至極真っ当な事を言っているはずなのに、、、、
俺の為に泣いてくれる人が此処にもあったんか、、、、
今まで、俺の噂を知ってる奴らが言ってくる言葉と言えば、
αなら、
『最高じゃんか!ヒート中のΩとやれるチャンスなのに!』
『そうそう、襲って貰って、セックス出来るとかマジで最高なのに!』
羨ましがる奴らや、
『辛かったでしょう。大丈夫だった。可哀想に』
『Ωに襲われたなんて、αとしては最悪の事でしょう』
変な同情を向けてくる奴らや、
『怖かっただろ!変に克服とかしなかっても良いから!』
『そうそう!徐々に徐々に』
励まそうとしてくる奴らがいた。
だけど、朔羅は違った。怒ってくれた。同じバース性である“先輩“を羨ましがるんじゃなく、怒ってくれた。
雅之だって俺の為に怒ってはくれなかったが、そばに居てくれて、、、、やっぱり、他の奴らとは違う反応をしてくれた。
俺の為に怒ってくれる人が居る、、、、それだけで何故か、心が温かくなってしまった。
やっぱり、何故かコイツのことはΩとして見る前に、人として見てしまう。
今、俺の目の前に居る、この男も俺がαだからと言って変な目を向けてこなかった所では、雅之の実弟だと実感する。
少しだけだが、心を開いても良いのかと思ってしまった。
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孤独なライオンは運命を見つける
朝顔
BL
9/1番外編追加しました。
自分はアルファであると信じて生きてきたのに、発情したことがキッカケで、オメガだったと発覚してしまった。
アルファだと思っていた時も、孤独で苦しかったのに、オメガになったことで俺の人生はより厳しいものになった。
そんな時、俺は運命と呼べる相手と出会うことになる。
※※※※※
高校生×高校生で、オメガバースの設定をお借りしています。
設定はよくあるものだと思いますが、おかしなところがあったら、すみません。
オメガバースについて詳しい説明などは省略しています。
シリアスあり、ラブコメもあり、淡くて青い恋愛がメインのお話です。
※重複投稿
全十話完結済み
奇跡に祝福を
善奈美
BL
家族に爪弾きにされていた僕。高等部三学年に進級してすぐ、四神の一つ、西條家の後継者である彼が記憶喪失になった。運命であると僕は知っていたけど、ずっと避けていた。でも、記憶がなくなったことで僕は彼と過ごすことになった。でも、記憶が戻ったら終わり、そんな関係だった。
※不定期更新になります。
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