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人の為の行動に性別は関係な!と思います!
しおりを挟むそう思っていた時期が俺にもありました。
「!マネッ、成太君!急いで!」
「分かってるよ、朔、だけどこれ以上は警察にご用されるから」
俺は現在、マネージャーこと八木成太28歳(Ω)にお願いして車を走らせている。何故こうなったかと言うと、、、、
「絶対にこの資料を持って行かないと、!」
俺の手には、星川書店と書かれた大きな封筒がある。
この中には、
「フユさんの大事な仕事のデータが入ってんだから!」
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そう、これが分かったのはおよそ10分前のこと、学校に行く準備をして、送り迎えはマネージャーである成太君に任せている俺は制服を着て、のんびりと待っていた。
『フユさんは、昼には帰ってくるって言ってたし、昼ご飯レンジでチン出来るの作ったけど、大丈夫だよね』
『ゴホゴホッ ちょっと乾燥してるかな?』
先に仕事で家を出たフユさんのお昼ご飯を作ったり、洗濯掃除を済ませてから、家を出ようと鞄を持ってキッチンを通り過ぎ、玄関に向かっていたのだが、、、、
『、、、、何で、これが此処に?』
今この家に有ってはいけない物がキッチンの机にドドンッと置いてあったのである。一気に全身に寒気に襲われる。
『フユさんの睡眠削って出来た大作、新作ゲームの考案書とそれを説明する為のデータが詰まったUSBメモリ』
俺は喋りながらでも分かるぐらい、焦っている。ここに有っては絶対にいけない物。そう今日は、
「フユさんの考案書説明会の日じゃん!!』
この前日、、、、
『あれ?フユさん、何してんの?』
『?あぁ、これは、明日プレゼンをする資料を纏めてるんだ』
『ぁ、明日だっけ、説明会』
『あぁ、絶対に失敗は出来ない』
『、、、、フユさん、今日は寝ようね、ちゃんと』
隈を付けて言ってるフユさんに心配しながら、夜ご飯を作る。
『ここに置いておく、家を出る時に目につきやすいからな』
『分かりました~』
って、言って資料などが入った封筒を開いたのが、昨日の夜。
『、、、、あの人、忘れたな』
そう言えば少し朝、担当さん兼マネージャーである三村さんと口喧嘩してたから、、、、
『村瀬先生、絶対に今回のプレゼンちゃんとして下さいね、敬語も使う様に』
『分かってる、それぐらい普通だ』
『出来てないから私が言ってるんでしょ!』
『先輩、落ち着きましょ、ね?』
それを宥めているのは三村さんの後輩で、小川さん26歳だった。
俺はその姿を見ながら、学校の準備してたから、多分だけどその時に封筒を持って行くの忘れたんだと、俺は考察する。
『、、、、確かプレゼンの時間は9時丁度、現在8時10分、会社名を聞いて場所は分かる、此処からは40分は掛かる』
俺は即座に鞄と封筒を手にして、合鍵を持ちスマホでマネージャー呼び出しを開始、
『成太君、!ごめん、今から学校じゃない所行きたいんだけど!』
『、、、、ぇ?』
『学校は勿論、行く!だけどその前に行かないと行けない場所があんの!』
『ゎ、分かった。もう車付いてるから、』
『了解!』
俺は家を出てエレベーターで1階に降りて、成太君の車に入り、場所を伝えてから、学校に連絡。
『はい、なので1時間目と2時間のテストは、後で受けますので、はい、すいません』 ピッ
『、、、、朔、本当に良かったのか?』
『何が』
『今日のテスト頑張るって言ってたじゃん、』
『遅れて受けてもテストの点は変わらないし、今俺がやり遂げたいのは、こっちだから』
そう今日は学年末テストで3年生は1月の下旬に受けるから、俺も受けるのである!
と言っても今のこの状況からちゃんと受けれるかって話だけど、学校側はそれをちゃんと理解してるので、大丈夫!!
って、会話をしたのが30分前のこと、
「、、、、9時まで後15分、ヤバいヤバい」
「フユさん、じゃなくて村瀬先生には連絡は?」
「したけど、出ねーんだよ、あの人多分集中したいからって切ってる」
俺は不安と焦りから結構イライラしている。早く封筒の中身を渡したいのと、少し頭痛がするせいで。渋滞なく車は進んでいるから、良いとしても、、、、
「、、、、朔は村瀬先生の事本当に大事なんだね」
「、、、、は?何言ってんの、成太君、俺がフユさんのこと大事?ナイナイ」
「だって、普通同居人に此処まで出来る?僕は多分、無理かな」
「、、、、あの人が大事とかはまだ分かんない、でもあの人が今回の事、この仕事を本当に頑張ってるって事は、分かる。頑張ってる人のこと応援したいのは、普通だろ」
「素直じゃないなぁ」
何て会話をしていたら、目的地に到着した。俺は素早く車から降りる。車の扉を閉じる前に成太君の方を見て声をかける。
「じゃ、すぐに渡してくるから、待ってて、!」
俺はそう言って車の扉を閉めて、エントランスに入り受付嬢に話しかける。
「すいません、今日の9時に御社でプレゼンをする村瀬冬人に届け物があるのですが」
「はい、村瀬冬人に届けですね、すみませんが、が関係は?」
「ぇ、、、、」
その質問に俺は言葉に詰まってしまった。同居人と答えれば良いのか、それとも教え子と答えれば良いのか、、、、
「~~、妻です!」
「分かりました、すぐに伝えますので、お待ち下さい」
そして、俺は現在、エントランスのソファで項垂れております。
「、、、、〈何俺、妻とか言ってんの?ぇ?俺、馬鹿じゃねーの?普通に同居人って言えば良いじゃん、アホじゃん〉」
「何をやっているんだ、君は」
俺は頭の中で自己嫌悪に陥っていると、頭上から聞き慣れた事がした。
俺は顔を上げると、そこには村瀬大先生が立っていた。
「、、、、お届け物です」
俺は封筒をフユさんに手渡す。封筒を見た瞬間、フユさんの顔は少し驚いた表情をしてた。この人、表情筋あんまり動かねーよな。
「待て、君が持って来たのか?」
「うん、家出る前に見てさ、」
「待て、今日はテストがあるんだろ?何故、俺なんかの為に」
少し動揺した表情で言って来たフユさん。おぉ、まさかフユさんからそう言われるとは思わなかったぜ。
「だって、フユさん今日の為にマジで頑張って来たじゃん、俺それ見て来たからさ」
「頑張ってる人のために、って言うか、フユさんの為に頑張りたいなって思えてさ、ぁ、これに性別とか関係ないからな」
「αだから助けなくて良いとか、αだから誰かに頼らなくても良いとかないから、!頼りたい時は頼って助けて欲しい時は助かる!これが俺のモットーだ!」
「俺はフユさんの為に行動するし、別に後悔なんてしてない!フユさんの努力がちゃんと報われて欲しいだ!」
「だ、だが」
「Ωだからとかで制限しないといけないんですか。誰かの為に頑張ったり応援する事がそんなにダメな事ですか!?」
何て少し息切れを起こしながらフユさんに言う。フユさんは少し目を大きく開けて俺の事を見つめていた。
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共同でゲームを行う会社に到着後、俺は少ししてから鞄の中身を確認する。が、、、、
「、、、、」
「村瀬先生、どうしました?」
「ない」
「ぇ?何が、ないんですか?」
「封筒がない」
鞄の中に入っているはずのゲームの考案書とUSBメモリの入った封筒が入っていなかった。俺の言葉に隣に立っていた三村は一瞬で顔面蒼白になった。
「嘘!?ちゃんと全部見ました!?」
「見た、がない」
「あなた、もう少し焦って下さいよ!!小川も、探して」
「は、はい!」
何故か、俺の鞄を奪い去って鞄の中身を漁る2人。2人はとても焦った表情をしている。俺自身も少し焦っている。
「とりあえず、今から先生の家に行って封筒を取りに行くのにも1時間以上かかる!」
「それに合鍵持っているのは、社長と私、あと朔君の3人!そして社長は他の会社との会合、朔君は学校!」
「これは、、、、大変だな」
「「貴方はもう少し焦って下さい!!」」
揃って俺に言う2人。俺も少しは焦っている。睡眠削って作り上げたのだ、こんな所で躓きたくない。
それから数分後、此処の社員が俺達の所に来た。時間がズレたのかと思ったが、少し真剣な表情をしていた。
「あの、村瀬社長、その妻、奥さんって居ます?制服を着た?」
「「「、、、、は??」」」
突然の言葉に俺達3人は、揃って唖然となった。意味が分からなかったが、制服と言う単語を聞いて少し引っかかった。
「イタズラですかね?、、村瀬先生、?」
「いや、多分分かる。ちょっと、行ってくる」
「私も行きます!」
「1人で大丈夫だ」
俺は1人で鞄を手にして、1階のエントランスに向かうと、ソファに見知った少年が項垂れながら座っていた。
俺は少し驚きながらも声をかける。
「何をやっているんだ、君は」
項垂れていた朔羅は俺の声を聞いた瞬間、顔を上げたと思ったら俺の方を見た。
「、、、、お届け物です」
朔羅はそう言って俺に星川書店と書かれた封筒を俺に差し出した。俺は封筒を見て驚いてしまった。まさか、朔羅の手にあるとは思わなかったからだ。
「待て、君が持って来たのか?」
「うん、家出る前に見てさ、」
「待て、今日はテストがあるんだろ?何故、俺なんかの為に」
まさかの返答に俺は少し動揺してしまった。朔羅はと言うと俺の言葉を聞いて一瞬で真剣な表情をなった。
「だって、フユさん今日の為にマジで頑張って来たじゃん、俺それ見て来たからさ」
「頑張ってる人のために、って言うか、フユさんの為に頑張りたいなって思えてさ、ぁ、これに性別とか関係ないからな」
「αだから助けなくて良いとか、αだから誰かに頼らなくても良いとかないから、!頼りたい時は頼って助けて欲しい時は助かる!これが俺のモットーだ!」
「俺はフユさんの為に行動するし、別に後悔なんてしてない!フユさんの努力がちゃんと報われて欲しいだ!」
「だ、だが」
「Ωだからとかで制限しないといけないんですか。誰かの為に頑張ったり応援する事がそんなにダメな事ですか!?そう思うのは俺の傲慢なのか!?」
「ッ、、、、」
朔羅の真剣な表情と言葉が俺の心に強く突き刺さった。まさか、こんな年下に考えさせられるとは思わなかった。俺の姿を見て此処までする、俺は出来ない、いや、行動出来ないだろう。
こうやって、ちゃんと言葉にしてくれて目を見て言ってくれる人は、誰も居なかった。いや、雅之は目を見て聞いてくれるだけだった。
それと同時に、俺の心の中にあった鎖がバラバラとチリとなった。
誰かの為、、、、そんな訳、、、、
「俺の為に?」
「はい、Ωがαの為に頑張っちゃダメか?ぁ、いや。年下が年上の人の努力を応援しちゃダメか?」
アイツら、“先輩“達みたいなΩと真逆。俺の為に汗をかいてくれた奴何て、小川や三村、あとは雅之だけだった。
泣いてた奴や汗をかいてた奴はおった。おったけど、ソイツらの目は、、、、
〈此処で涙流したら好感度上がる!私の為にも泣かなきゃ!〉
〈本当は汗かきたくないけど、未来の私の為にも頑張らなきゃ〉
〈αと番えるんだったら、何でもやってやる!私の為に!〉
〈俺の中に種を入れろ。優秀な遺伝子を持って俺の為に気持ち良くさせて〉
〈村瀬財閥の嫁になれたら一生安泰!絶対に堕としてみせる!〉
そんな目を俺に向けていた。
だが、朔羅は自分の大事な事、用事よりも自分の為ではなく俺の為に投げ捨てて、誰かの為に貴重な自信の時間を使うなんて、、、、
朔羅は凄いな。俺の第一印象は悪いはずなのに、俺をちゃんと知ろうとしてくれて、理解をしようとしてくれた。俺は本心で一度でも朔羅をΩとして見た事がなかった。いや、見る事ができなかった。
純粋に俺の努力を認めて、バース性、年齢関係なく、俺と言う存在を頼って欲しいと、思っているんだ。
俺の事を一度でも否定しただろうか、朔羅は、、、、
バース性なんて二の次、、、、それに俺がΩだろうと、アイツらみたいなΩになるのか?そんな馬鹿がたことは絶対にないだろう。
その人を決めつけるんはその人の性格なんだ。バース性ではない。
その人の全てを性格を知らずに、Ωやからって勝手に決めつけて、俺の方こそ変な色眼鏡で偏見の目で決めていた。何も知らずに、いや、知ろうとせずにΩやから全員が全員“先輩“達みたいな、
俺は、恐怖や嫌悪感と言うトラウマを盾にして、知ろうとしなかった。優しい言葉を言うがそれが本性だと信用出来なかった。表ではこう言ってても裏では“先輩“達の様な計画を立てているかもしれない。
知ろうとすると体が拒否反応を示す。無理に知って後悔するくらいなら、一生俺の人生にΩ何て関わって欲しくないって、、、、そう決めた。
でも、目の前に居るこの子も雅之も俺の為に自分を犠牲に出来るぐらい俺の事を大事に思っている。
他のΩ達も本当はそうだったのかもしれない。
だが、怖いからってトラウマを思い出すからって、知る前に突っぱねる
Ωだからとか、αだからって言葉と、Ωを知れるのに怖いからって知ろうとせんかった。それをトラウマを思い出させん様にする免罪符にしとった。ホンマに克服をしようとしとる人らに酷い事をしてる様な事だ。
俺にはΩなんて要らない生活を送ろうと思っていた。
「俺は君の事をちゃんと知ろうとしなかった。いや、知ろうとする事が怖かったのかもしれない」
「はぁ?俺だって普通に怖いわ。でもさ、知らねー方が怖いだろ?」
「ぇ?」
「俺に優しくしてくれた人がαだったらさ、俺は絶対にαだからって距離を取る事はゼッテーしない!」
「それがさ、俺を襲う為の行動でも、ちゃんとそれを踏まえて知ろうと思うんだよ、優しくしてくれたって言う事実が嬉しいんだ」
そう言った朔羅の姿は美しいと心の底から思った。そうか、知ろうとして、悪人でも善人だとしても注意をする。そうか、、、、
ずっと、朔羅に感じていた俺との違い、トラウマに左右されない人生を過ごしているんだ。
「俺の事、嫌いじゃないのか?俺はお前の兄貴の事が好きなんだぞ?」
「、、、、俺がいつ嫌いって言った?確かに、兄さんとのあんな漫画描いてる人って思たらちょっと苦手意識はあったけど、それ以上に、兄さんの事を大事に大切に思ってくれてさ」
「それで居て、アンタは俺の尊厳を一応は大事にしてくれるじゃんか、!」
「俺は別にアンタに触れられて嫌悪感なんて嫌だって思った事一度もないぜ?」
真剣な目でだけど優しい顔で俺に向かって言った朔羅。
「、、、、君は本当に雅之の弟なんだな、俺の欲しい言葉を俺に言ってくれる ((微笑む))」
「そうか?って、そろそろプレゼンの時間だろ?俺は学校行くから!」
「あぁ、ちょっと待ってくれ」
「?なn 」グイッ
俺は朔羅を力強く抱きしめた。朔羅はビックリした表情を俺に向けている。
「アンタ何してんだ!?」
「いや、何故か今君にこうしたくなった、」
「はぁ?、意味分かんねー、じゃ俺行くから」
「あぁ」
朔羅から少しだけ優しい匂いが感じれた。俺は少しやる気が身なぎり、三村と小川の元に向かった。
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「熱が出ているのであれば、普通言うだろう」
「ゴホゴホッ ゲホゲホッ、、すいません、」
次の日、朔羅が高熱を出して倒れたのは、俺も流石に驚いてしまった。
「今、三村にお粥を作らしているから、君はゆっくりしなさい」
「はい、、、、」
昨日、俺に封筒を持って来た時に既に熱は出ていたらしい。本人は俺に持ってくるのと、テストの2つに集中していた事もあってか、自身の体調不良に気付いて無かったと言う。
「絶対安静、分かったな」
「、はい、、、、あの、これ兄さんには伝e 「既に伝えている」、、、、うぅ、怒られる」
「君のマネージャーにも伝えている、仕事の日程を変えておいたらしい」
「了解、です、、、、ゲホゲホッ 」
俺は、布団をちゃんと朔羅の体にかけて、部屋を出る。
「、、、村瀬先生、」
「なんだ三村、お粥出来てないのか」
「そろそろ出来ますけど、その、、、、先生の心配な表情なんて初めて見ました」
「、、、、は?」
三村の言葉に一瞬、俺は理解出来なかった。俺が心配、朔羅にか?、、、、は?
「、だって、先生、朔君が倒れたって私に伝えて来た時の声、本当に心配した声でしたよ、私ビックリしたんですから」
「、、、、嘘だろ、、、、少し書斎に戻る」
俺は少しヨロケながら、書斎に入った。
「、、、、雅之の弟だからだな、アイツが心配するかも知れないから、アイツにもしかしたら怒られるかも知れないって思ったからだな」
俺はそう思い込んで、パソコンに小説を書き込む。
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