純粋な初恋(シリーズあり)

橋本衣

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俺も本当に大人にならなきゃ、いけないな、、、、、、、、

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「じゃあ、俺今から小川こがわ君と話し合いするから、さくちゃん、またね~」

「はい、楓斗ふうとさん、また」

スーパー銭湯を出て楓斗さんとわかれてから、俺は本屋に行こうと思って本屋へと向かった。外は既に太陽が落ち始めて居る。

「此処まで来ると、多分此処にも、夏人なつとさんが、、、、

「うーん、本選び過ぎてるかな、、、、うーん」

、、、、やっぱり、居たよ」

本屋を歩き回って居ると、大量の本を持った夏人さんを発見して、今日は良く村瀬むらせ家の人に会うなぁ~、、、、ハハッ←諦め気味

「、、!、朔君!?」

「夏人さん、こんにちは」

「こんにちは、、朔君1人?」

「はい、その、夏人さん凄い量の本ですね」

「、、、、魅力的な本が多過ぎて、つい、、テヘッ」

「買い過ぎて前向けるんですか、それ」

「、、、朔君、持ってくれない?少しだけ、お願い」

「待ちますけど、こー言うのは誰かと一緒の方が良いですよ」

「、以後気をつけます」

「そうして下さい」

なんて会話をしながら、俺は夏人さんから本を少し受け取る。医療の本や小説があって凄いなぁ、と思いながら、他に買う本を取りに行く。

「今日お仕事お休みなんですか?」

「そうだよ。定休日だからね~、ぁ、この本面白いんだよ、今度貸してあげるね」

「ぁ、ありがとうございます。それと実はさっきフユさん以外のお兄さん達と会ったんですよねぇ」

「マジかぁ。兄様達どうだった?元気だった?」

「はい、めっちゃ元気でしたよ。、、これで買うのないですか?」

俺はそう言ってレジに向かおうとしたら、

「ぁ、良かったら、朔君の欲しい本買ってあげるよ」

「ぇ、良いんですか?」

「うん、会った記念と持ってくれてるお礼に」

「そう言うんだったら、1冊だけ」

それから、俺は夏人さんに1冊本を買って貰って、それから駅まで少し歩いた。

「今日はありがとう。朔君に会えただけで今日は本当にラッキーだったよ」 ナデナデ

「そんな事ないですよ。俺も夏人さんに会えて良かったです」

「、、ねぇ、最後にさ抱きしめても良い?」

「え?」

「いや、なんか、したくなってさ、、ダメかな?」

「いえいえ、、(既に今日2人に抱き締められて居る様なもんだから、ダメじゃねー)良いですよ」

「本当?なら、失礼して、、、、」 ギュッ

優しくだけど力強く俺を抱き締める夏人さん。人が少なくて良かったなと言う安心がある。数秒抱きしめた。

「ありがとう、朔君」

「いえいえ、夏人さんこれぐらいいつでも言って下さい」

「、、好意向けてる男に簡単にそう言う事言っちゃダメだよ。朔君」

「!、、、、」

「じゃ、朔君またね笑」

「ぁ、はいまた今度、」

夏人さんはそう言って駅の中に入って行った。俺は帰ろうとしたら、

朔羅さくら、」

「!、、、、、ふ、フユさん!」

「何驚いてるんだ?」

「ぃ、いや別に~」

振り返ると車に乗ったフユさんが居て俺はビックリする。いたからいたんだ!!?

「フユさん、用事は?」

「終わって今から帰ろうと思ったら朔羅が視界に入ってな。乗るか?」

「ぁ、うん」

俺はそう言って車内に入る。

実は此処数日と言うかドラマ撮影が終わってから、フユさんの様子が少しおかしい。何かを警戒してるって言うか、前程外でバタバタしてくる事がなくなった。















村瀬夏人むらせなつと、確か医者だっけかぁ。橋本朔羅はしもとさくらつくづく何者かねぇ」
「それに外での接触が減ったせいで、それなら内側でってな。セキュリティが凄いから久しぶりに体力使っちゃったよ~。まっ、同棲してるのは予想外だったけどね」
「まぁ、良い写真バンバン撮らせてお金にさせてよねぇ。お2人さん笑」








「、、、、朔羅、怒ってるのか?」

「怒ってねーし、!」

いつもだったら、俺の隣歩くのに、何かに警戒してて、、、、

ドアの鍵を開けるフユさんの服をつい掴んでしまった。

「どーした朔羅」

「、、何でも、ないし、、(言えよ。何で隣歩いてくれないんだ、とか何に警戒してんだ、とか)」
「その、えっと、ぁー、、えっと/////」

「!、、」グイッからの チュッ

「んッ、、、、」

突然ドアに俺の手首を掴んで押し付けて、長いキスをしてきた。深くて少しびっくりしてしまう。

「な、何すんだよ」

「可愛い顔してるのが、悪い」

「何だよ、それ」

「部屋入ったら続きしような」

「俺明日も仕事あんだけど、、、、!」

「大丈夫、軽くだから」

「アンタの軽くは俺にとっての地獄だからな!」

あぁ、またそう言う事言っちゃう。

俺はそう思いながら家に入る。



「ビンゴ♪大収穫、ありがとね♪」

















「、、楽しみだな。初めてだもん、俺が主演でフユさんの原作ドラマ、、、、」

今現在、フユさんが原作のドラマがもう1つ放送中。フユさんが脚本を書き上げたって事でも話題だ。

フユさんは凄い。小説家としても経営者としても才能があって、俺はそれに応えたいし支えたい。フユさんの才能は潰しちゃダメだと思う。

「だから、このドラマで俺の演技力は凄いんだってお茶の間にまた再確認させてやる、、、、ククククッ、、、、!」

俺はそう言いながら家の掃除中。

「そういや、来週ぐらいには発情期ヒートくるっぽいし、その時も、、、、フユさんが居たら、、、、、、、、/////////何考えてんじゃい!俺!!」

俺は自分の愚かさと恥ずかしさで、その場にしゃがみ込む。

因みにフユさんテレビ局らしい。

すると、俺のスマホが鳴った。

「電話?、、、、はい、もしもし、!、、、、、、、ぁ、成太せいた君」
「ぁ、はい、、、、はい、、、、、、ぇ?、は?」


















場所は変わって事務所。

「まさか、チッ、朔に手を出すなんてな。予想外だ」

「最近、橋本グループの会長の孫だって言う噂が出回ってるせいだろうな」

「それって、」

「明日発売の週刊分秋。今からだと発売は無理みたいで」

「それにこんな写真撮って記事の内容も悪意があるとしか思えない。どうするべきか、、、、」

「兄さん、冷静に判断しないと、、あっちは良い気になるから冷静になって」

俺は琴世ことせ叔父さんからページの開いた雑誌を受け取る。そこにあったのは、

俺がフユさんに抱き締められて居る写真とキスしている写真、それに秋人あきとさん、楓斗さん、それに夏人さんに抱き締められて居る写真が写っていた。
内容も、フユさん達が未成年無理矢理手を出してる何てありもしない内容だった。俺はそれを見て目の前が真っ白になる。












「朔ちゃん、ごめんだけど、ドラマのキャスティングから外れて貰う事になった」

「、、はい」

「写真が撮られた以上、それに発売される以上はこっちにも相当の覚悟が必要でね」

「待って下s 「待って下さい!」、、、、」

「!、フユさん」

「ただ撮られただけで、朔羅を下ろすなんてどうにかして居る。それなら、俺を、おろしてくれ」

「貴方をおろすなんて出来ませんよ。貴方が原作のドラマなんだから。それにこの内容が本当でも嘘でも撮られたのが不味いんです。こっちは貴方みたいに、後ろ盾が強くないんですよ」
「貴方は原作者としての覚悟を持って下さい」

「ッ、、、、だが、朔羅は何も悪くない。撮られたのは俺のせいだ」

「それに既に貴方達2人にはそう言う関係と言う噂が出て居る限り、疑うのもこちらの役目ですし」

「、、、、ッ、だがな」

「だがとかないですよ。今回の記事で朔と村瀬先生達の印象が変わるし、世間から批判される事だって勿論ある。もしドラマに出演させれば、贔屓なんて言われる事だってありえる。世間はそう考えるのが妥当だ」

「、、、、」

「分かっていただければよろしいですよ。じゃ、お2人共さようなら。朔ちゃん、、頑張りなさい」

監督はそう言って部屋から出て行った。いつもと違って冷静な判断と声に少しビビってしまう。

「朔君、俺今から事務所戻るけど、朔君はどうする?」

「今日はホテル取ります」

「朔羅、、、、!」

「フユさん、ちょっとだけ時間頂戴。それとお互いに頭冷やそう?な?」

俺はそう言って部屋を出る。フユさんは俺を追いかけようとしたが、それを三村みむらさんと小川さんが止めていた。そう、それで良い。

「ぁ、出て来た~」

「?、、、、ッ、」

「写真見た~?上手く撮ってあるでしょ」

「あぁ、アンタがあの写真撮ったのか。上手かったですよ。まさかキスの写真も撮られてたとは思わなかったけど」

「でしょ?まさか他の3人の兄弟共関係あったとは」

「有る事無い事書くとか記者として恥ずかしくないの?他の3人とはただの友人関係ですから」

「どうだが、あの写真を見て世間がどう判断するかは分かんないだろ?それに、君と村瀬先生のキス写真があるんだし、ね?」

「、、、、子供を使って金にしようとか、アンタら記者って馬鹿だな」

「その子供に手を出してる村瀬先生はどうなるんだかね」

「アンタらとフユさんと同じにするな。お前らには天罰が降る」

「、、、、ふッ、言うね~、期待してるよ~」

記者はそう言って何処かに行った。俺もそのまま取ったホテルに向かう。

「これもこれも、これも、いや全部賞になってて売れてて、ゲームも凄い、、、、」
「ハァ、、、、、」

俺は一応貰っておいた雑誌を手に取り開く。

[大人気小説家の村瀬冬人むらせふゆと(30α)が大人気アイドルの橋本朔羅はしもとさくら(15Ω)と交際している事が発覚した。だが、これは家柄を押し付けて無理矢理村瀬先生が付き合わせて、身体の関係を迫っており脅されていると取材で分かっている。その他に建築会社などの社長の村瀬秋人むらせあきと(33α)、村瀬先生と同じ小説家である小倉楓こぐらかえでこと村瀬楓斗むらせふうと(29α)、そして若くして医師免許を取得した村瀬夏人むらせなつと(27α)も橋本朔羅に手を出している事が分かった。橋本はΩと言う事とその立場から逆らえず、毎晩無理矢理、、、、]

「チッ、、有る事無い事書きやがって、無理矢理だと思った事も迫られた事も、脅されてた事もない。それにΩだからとか、ないっての、、、、!」

俺はそう言いながら雑誌を力強く床にぶつける様に押し付ける。
その瞬間、氷織ひおりに言われた言葉を思い出した。

『朔じゃなくて、村瀬冬人の方が大変なんだよ』


「、、、そうじゃん。俺のせいで、フユさん達がこんな事書かれてる。俺が未成年でΩだから、、、、俺が、俺が、」

俺せいでフユさん達の才能を潰さない。誰かを惹きつけて助けれる力がある。俺のせいでフユさん達を傷付けて、俺がもっとちゃんとしてれば目を付けられなかったし、、、、あぁ、俺も大人になきゃだよな。

フユさんは凄い。俺の到底出来ない事もやっていける。それを俺が居たら出来ないしやりたい事も夢も叶わせる事が出来ない。フユさんの幸せを俺が潰しちゃいけないんだ。俺は、分かってなかった。
高校生と付き合う犠牲を、周りから見られる目を、撮られると言う覚悟を、俺が本当の大馬鹿野郎だ。





















「朔、!本当に良いのか?」

「うん、お願い」

「とりあえずは、休暇扱いにする。ちゃんと決めてから、分かったか?」

「俺達でもどうにかする。気にするな、とは言えないがちゃんと心を休めろよ」

「うん、琴世叔父さん、良晴よしはる叔父さん、迷惑かける。それとありがとう」



拝啓、天国のママ、パパ、咲夜さきや兄さん、雅陽みやび姉さん夫婦、雅之まさゆき兄さん夫婦、俺はもう決めました。

いや、覚悟を決めたと言えば良いのかな。、俺はちゃんとした大人になろうと、いやならないといけない。


「!、朔羅、帰ってたのか」

「ぁ、うん。ただいま、、って言ってもすぐ出るけど」

「何だ、その段ボールは」

「全部は片付けれてないけど、とりあえず今度また誰かに頼んで取りに来て貰うから」

「何を言って、、まさかあの雑誌か?気にするな、すぐにどうにかするから」

「良い。俺がどうにかする。フユさん達にこれ以上俺のせいで迷惑はかけたくないから」

「何言ってんだ。朔羅のせいとか迷惑なんて感じた事がない。前にも言っただろ」

「もう、これはちゃんとした迷惑だよ」

「俺が迷惑と感じてないんだから、大丈夫だ。出て行こうなんて考えなくて良い。な?」

「ちゃんと俺考えてるから、、考えた上で出した答えがある。だから、フユさん、






























俺と別れて下さい」

























































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