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またライバル増えちゃったね、フユさん、、、、って俺がまた疲れるだけか、?
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「「「「「「氷織が村瀬さん/大先生と従兄弟!!?」」」」」」
「驚きな事にね」
節分&氷織に返事をする日、会う前に事務所の楽屋でメンバーみんなと翠君に一応の報告。隠し事とかしたらまた心配&怒られそうだし、
「ぁー、でも氷織がお金持ちっぽいなぁとか浮世離れしてるなぁとは最初に会った時から感じていたからなんか納得」
「僕も玲央と同じで所々でお金持ちっぽい発言してたし、苗字が村瀬大先生と同じだしもしかしてとは思った」
「確かに、持ってる小物とか結構良いブランドの物だったしな。俺もユキさんに言われて気づいたけど、1番長く居た朔は普通気づくだろ」
「俺、はぐらかされてて全然気づかんかった。アレが普通なのかと、、、、クッ」
「朔と氷織はお金持ちっていう部分は同じだからな笑、まぁ村瀬さんも言わなかったから分かんなかった訳だしな」
「隠してた理由って何で何だろうな?普通だったら言うくね?碧」
「確かに、俺だったら聞かれたら言うかもだけだ、氷織にも理由があったりするだろうし」
「で、その氷織に告白されたんだよね、朔は笑、返事どうするのさ」
「糸、率直にすぐに聞く笑、まぁ、でも分かるけど」
「うぅ、、その返事に困ってるんだよぉ。分かるだろう」
俺は両手で顔を覆って下に顔を向ける。
だって素直にごめんなんて言える訳ないし、フユさんが居るからって言うのを断る理由に使うならなんか氷織に対して最低な行為だと思う。
付き合いが長いからこそ返事に困るし、その後の関係の変化何てあって欲しくない。だってフユさんの従兄弟とかあってとなくても氷織は氷織で俺にとっては大事な友人なんだもん。
「確かになぁ、俺も織斗に告白された時は色々感情で何も言えんかったわ」
「「「「「「あぁ、」」」」」」
「そうじゃん、翠の奴、等々織斗に告白されたんだったわ」
「ぇ?でも、何で告白したんだっけ?律碧コンビ知ってる?」
「うーん、なんか「気持ち伝えないでこのまま高校卒業するのもモヤモヤするから」何て言ってたよね?律」
「言ってたなぁ、勇気あるなとは思ったけど、翠がここまで困ってるとは」
「僕人に告白される事1回しかないから、色んな人に告白されるのって困る事なの?マコさん」
「うーん、そうだな、ぁ、、それなりに好感度を持っている人から既に恋人が居る状態で告白されたらどう思う?」
「、、、、めっちゃ困るかも、正君が居るから断るけど断り方とか難しいし、関係が壊れるのは嫌だし」
「俺と翠君が今陥っている状態はそれだぞ、糸。良く分かったね、」
「俺もちょっと気持ち分かるわ。夢斗がマジ、ちょっと怖い」
「「「「「「玲央、、、、」」」」」」
何でか短時間で2人に同情してしまう時間が生まれてちょっとした空間が出来て俺は少しジワってしまう。
でも、今はまず俺の問題が先だと俺自身を優先させて貰います!
「まぁ、でもちゃんと断るのも大事だぞ。今の恋人であり番を大事してるって事も意味してるし、」
「だよねぇ、マコさん。俺もそう思うんだけど、まずはいつ俺を好きになったのか聞きたくてさ。それ描きたいって思ってるし」
「、、、、俺氷織と会った時から思ってたけど多分最序盤から朔の事好きだったと思うぞ、アイツ」
「律と同意見かな。朔に対する視線とか言動が完全に好きな人に対する対応だったし笑」
「そもそもの話、8年経った今年気持ちを伝えた真意とか聞きたいかも、俺は、、村瀬さんと関係があった事は知ってはいたんだし」
「翠君の性格だとそうなるだろうな。まぁでも、今年言ったのは村瀬大先生との関係がバレたからってなるんだろうか」
「確かに、氷織が何でそうしたとか、朔に対してどんな感情を持っていたとかは僕も知りたい所存だな」
「みんなからのアドバイスありがとう。とりあえず、撮影終わったら【Knights of crown】の楽屋行ってくる」
「「「「「「是非そうしろ/して」」」」」」
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「スゥゥー、、、、フゥゥゥ~、、緊張するなぁ」
撮影が終わって、今俺は【Knights of crown】の楽屋前に居て深呼吸をして立ち止まっている。
俺は意を決して、楽屋のドアを手の甲で叩く。
「はーい」
ガチャッ
「朔じゃん!、どーしたん?」
「聖、、あのさ、氷織って居る?」
「んや、今トイレ行ってるけど」
「ぁ、そっか。戻るまで居ても良い?」
「いーよ」
聖に許可を貰って楽屋の中に入る。楽屋には氷織以外のメンバーが揃っていて、何故か七瀬が幸太君に説教されている姿が目に入る。
「、凪、七瀬なんか幸太君にしたの?」
「いや、幸太さんじゃなくて瑞貴君を抱き潰して3日間ベッドから動けなくしたのをバレて、で」
「ぁー、それは七瀬が悪い。抱き潰すとかアホなんじゃない」
「分かる、俺も玲央にしたら殺されそうになった事何回あったけ。2回、?」
「3回でしょ、聖。良い加減にしないとまた望さんに殺されるよ」
「、、望さんだけはダメだ。死ぬ、マジの死ぬ」
「やり過ぎたらそりゃあなるっての。望君結構厳しいから」
「望さんって以外と年下組に甘いから、結構面白いよね」
「あぁ、分かる。望君って年上には容赦ないもんね笑」
「分かる?凪、特にうちの年長者2人はね」
「そういや、朔、冬人さん元気?」
「元気だけど、聖いつから下の名前呼びになったのさ」
「ふふふっ、この前連絡した時に許可を貰ったのさ!」
「結構年上の人の下の名前呼びって言うの憧れあるもんね、聖って」
「馬鹿っぽいよね笑、聖らしいけど、」
何て話しながら、説教が終わった七瀬と幸太君も椅子に座った。
「マジごめんなさい、幸太さん、」
「それを言うのは俺じゃなくて瑞貴な?七瀬」
「はい、帰ったら謝ります。絶対、絶対に、、」
「そうしろ、アレは瑞貴が可哀想だったしな」
「上下関係をこう言う面で見せられるとちょっと面白い」
すると、聖が思い出したかの様に俺に質問をして来た。
「それで、朔は氷織に何の様なのさ?遊びの誘い?それとも仕事関係?」
「ぁ、いや、その、、聖達は知らなかったと思うんだけどさ、その、氷織さフユさん、俺の恋人の村瀬冬人と従兄弟同士なんだよね」
「「「「「ぇ、、、、ぁ~」」」」」
「ビックリしたよね。それで、告白もされてさ。俺の事が好きだったとは」
「告白ねぇ、等々したか、氷織の奴、、、、って」
聖が言葉を止めて視線を俺の頭の上に向けた。俺はそれに伴って後ろを振り向くとそこには、、、、
「何?俺の話?」
「氷織!」
「ぁ、朔、ヤッホ~、どうしたの?誰かに用事?」
「氷織に、用事って言うか」
「そうなんだ、じゃ、此処だと話しずらいしちょっと外で話そう」
「ぁ、うん。分かった」
いつの間にか後ろに居た氷織と共にあまり人が通らない所に向かう。
「にしてもさぁ、朔に言えるかな、あの事」
「言える訳ないじゃん、聖!実は俺達が、、、、」
「「「「「従兄弟だって言う事も好きだって言う事も知ってた、何て今更言えない」」」」」
「バレたら色々あって朔に怒られるのがオチだろうね。知ってて隠してるなんて朔が1番嫌ってるんだから」
「、、朔経由で望さんにも怒られたりすんのかな、ヤダな」
「それはないから安心しろよ、いくら望だからと言ってな」
「そうだよ、な?七瀬、全部被ってくれるもんね」
「何で俺なんだよ!夢斗!!」
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「それで、朔、俺に何の用事?」
「えっとさ、この前の告白、の返事しようかな、って」
「だよね。じゃあさ、その前に俺が朔に惚れた経緯とか聞いてくれる?今言っておいた方が後悔ないと思うし」
「、、、、うん、聞かせて、氷織」
「アレは、俺がこの事務所に入ってすぐの頃ダンスレッスンでズタボロになってた時の事、、、、
○
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『ハァ、ハァ、ハァ、、、、俺、全然ダメだな。上手くならないし、』
あの時の俺は事務所に入っても中々仕事なんかなくて、たまに入るドラマの撮影ぐらいしかなかった。それで、何故かアイドルグループを作るってなった際に俺が入る事を当時のマネージャーから告げられて毎日ダンスレッスンに励んでいた。
『俺なんかがアイドルになんかなれる訳、ないよ』
当時の俺は引っ込み思案な性格と、自己肯定感の低さから自分がアイドル、芸能人に向いていないと自負していた。自分の顔にも自信が持てなくて顔を隠す様に髪を長くしマスクを着ける日々、、、、辞めたいと言う気持ちが早くも出ていた時の事、、
ガチャッ
『あれ?此処じゃなかったっけ?』
『?、誰?、、、って橋本朔羅、』
『!、お兄さん、僕の事知ってるの?、嬉しい、!』
『知ってるもなにも今ドラマに引っ張りだこの人気子役だから知ってるし』
『そっかぁ、嬉しい!』
『って、何で俺の隣に座るのさ』
『ダメ?』
『ダメって言う訳じゃないけど』
それが当時まだ小学2年生の朔との出会いだった。子供特有の穏やかで元気な雰囲気と俺のペースを見出す様な言動で当時の俺はちょっとドギマギしてたと思う。
『お兄さん、お名前はなんですか?』
『俺の名前は村瀬氷織だよ』
『氷織、良いお名前だね!僕の事は朔って呼んでね!』
『そうさせて貰う』
『氷織は、ダンスの練習してたの?』
『ぁ、うん。そうだよ、でも全然上手くならなくてさ、アイドルなんてやっぱりなれないな』
『、、、、僕もね、ダンス前までは全然上手く出来なかったんだ』
『そうなの?』
当時既に【空色パレット】を結成していた事は知っていた。当時から卓越したダンススキルを持っていた朔の発言に俺は驚きと疑いを感じていた。
『動きの速さとか、ダンスの移動との時とか、細かいのが全然出来なかったんだ。それに人前で踊る事にドキドキ緊張したりしたんだ』
『それなのに今じゃあんなにダンスが上手いとか凄いよ。俺なんて毎日練習練習で焦ってばかり、同じグループになる先輩達は全員ダンス上手くて、俺だけ置いてきぼりに感じちゃうな。それに自分に自信が持てないし』
『僕がダンス上手くなったって言うより、楽しく出来たのはね。1つあるんだ』
『それは何なの?』
『僕のダンスを見て大切な人や家族が見てくれた時にどう思ってくれるか、楽しんでくれる様に踊る様に意識したんだ』
『!、』
その時の朔の言葉に一本の矢が心に刺さったんだ。ぁー、こう言う考え、いやこう言う事も出来るんだって、感じた。
『僕はね、焦ってばかりなのはダメだと思うんだ。良く言うでしょ?赤ちゃんとか犬、猫の前で笑顔じゃなかったり涙を流したり疲れた様な表情をしていたら伝わるって、、誰かの為がそれが自分の為になったりもするし、僕は家族が笑顔になってくれるのを考えながら踊ると凄く楽しいって感じるんだ』
『!、、楽しまないとか、、、年下に気付かされるとはなぁ。確かに毎日毎日上手くなるって事を考えて今の自分自身をどう見て貰うかなんて考えた事なかったわ』
『それにね、それにね』
朔はそう言いながら俺のマスクを外して、手で前髪を上に上げた。俺はその行為にビックリして硬直してしまった。俺の顔を見たと思ったら凄い笑顔を俺に向ける朔。
『氷織の顔も性格とっても素敵なんだもん!どっちの氷織も僕は素敵だと思うけど、顔を出してる氷織の方がカッコいいなって僕は思う!』
『!、』
『どっちの氷織もカッコいいと思うけどね、氷織自身がなりたい、氷織がカッコいいと思う自分になって欲しい!僕はそれがすっごく素敵だと思うし、好き!』
『、、、、、、、、ブワッ///////// そ、そっか』
あの時、俺は恋に落ちた。それと同時に自分自身が救われた。俺の気持ちを尊重して俺を褒めて出会ってすぐの年上の男にこんな事を素直に言われて俺は率直に嬉しくなった。暗闇の底から這い上げてくれた。その時の俺には朔しか居なかった。
それからと言うもの、朔と会うと、、、、
『氷織!、ヤッホ~、ねぇ!このプリン一緒に食べよう!』
『良いよ、でも玲央とか糸は良いの?、俺じゃなくてさ』
『いーの!、僕は氷織だからこのプリンを一緒に食べたいの!』
『!、そっか。嬉しい、ありがとう』
『お礼を言われる様な事はしてませんぜ、兄貴』
朔を好きになると言う気持ちは変わらなくてそれ以上に止まらなかった。好きと言う気持ちが大きくなって、朔と居れる時間が俺は好きになった。だから俺は朔にカッコいいと言われる俺になった。
自分自身のなりたい自分を朔がカッコいいとと言ってくれる自分になろうと思ったら仕事も楽しくなって頑張れて、自然と笑顔になって仕事も増えて行った。朔が俺の仕事をやる理由になって朔と同じステージ立って同じドラマに何回も共演する事が俺の目標になった。
だけど、俺は朔に気持ちを伝える事はしなかった。いや出来なかった。この関係を終わらせるのが壊れるのが怖かったからだ。朔にとって俺は年上の仲が良くて気を使わない友人の1人だと認識されているのは分かっていた。だからそれ以上の関係を望む事だってあったでも、その関係が壊れる事も怖かった。今の関係が続いたの方がお互いの幸せになると分かっていたからだ。
朔に気持ちがバレない程度にアプローチもしたし牽制をしてきた。8年間メンバー以外の誰にも言ってこなかった気持ち。
それが崩れかけたのが去年の4月だった。テレビ局である噂が出回っていたのだ。
『なぁ、知ってる?【空パレ】の橋本朔羅と小説家の村瀬冬人が同棲してるって話』
『あぁ、それな。知ってる。付き合ってるんじゃなかったけ?』
『ぇ?マジ?俺はαとしての威厳を使っていかがわしい関係迫ってるって聞いたけど』
『ぇ、それマジだったらヤバくね?まぁでもΩだからしょうがないって事もあるけどさぁ、』
朔と冬人君が同棲をしていて付き合っているだとかいかがわしい関係だとか有る事無い事を言っているスタッフ達も居た。
俺はそれを実際に朔に聞く勇気はなかった。朔に混乱を招く可能性だってあったし、冬人君の話題だったからだ。冬人君と従兄弟だと言う事を朔に言うかは悩んでいた。実際に朔に聞かれた時は誤魔化した。
2人が本当に付き合っているかの確証が得れたのは、ライブ終わりに朔が倒れた時の事だった。
『冬人君、』
『氷織か。久しぶりだな、だが話してる暇はない。また今度な』
『ぁ、うん、、、、』
『、、、、冬人君、朔を頼んだよ』
『、、、、あぁ』
あの時に確信を得た。朔と冬人君が本当に付き合って居ると言う事を愛し合っているって事を。初めて見た冬人君の愛おしそうな目を見て俺は分かった。
冬人君も朔に救われたんだって、、やっぱり朔は凄なって思った。だけどこの恋を終わらせるなんて出来なかった。
だって冬人君以上に朔と過ごして想い続けた時間が長すぎたからだ。
「朔と冬人君との記事を見て、何やってんだって言う気持ちになった。朔が仕事休んでから、復帰するって言って戻ってきたあの日、俺朔の顔を見た時に、好きって言う気持ちが溢れて、抑えられなくなった。だから、俺が朔を好きになったのは出会ったあの日、俺を救ってくれたあの日なんだ」
「、、、、」
氷織の言葉に唖然となる。まさかそんなそん最最最序盤だったとは思わなかったし、そんな思いを持っていたなんて、、、でも俺と同じで関係が壊れるのを恐れてたんだ。
「朔、告白の返事して良いよ。どんな結果になるかは分かってるし」
「、、、、分かった。その、好きって言われたのも告白されたのも最初はビックリしたしまさか好意を向けられているとは思わなかった。だけど好きって言われた事も告白も嬉しかった。でもね、、、ごめんなさい。俺はフユさんが大事なんだ。フユさんが居るから断るんじゃない。氷織の事を恋愛感情として見てるか分かんない。友人として大事だし好きだけど、付き合いたいかって言われたら分かんない。それに、今はフユさんとの時間を大事にしたいんだ」
「、、、、、、、、はぁ、やっぱり実際に言われると結構くるものがあるなぁ(泣)、本当にダメ?付き合えない?」
「うん」
「そっかぁ、、、、だったら最後にさ」
氷織はそう言って俺の頬に手をかけて、顔を近づけて触れ合いそうになりそうなその瞬間、氷織はの手首を思いっきり掴む1つの手が視界に入った。
「氷織、それ以上はダメだ」
「フユさん、!」
「冬人君、居たんだ、、、、」
フユさんが焦った表情と少し汗を垂らしながらそこに居た。氷織は驚いた表情をしながら頬に触れていた手を離す。
「はぁ、俺の付け入る隙はないってか笑、でも諦めるつもりはないから、、冬人君は俺のライバルだから、そこんとこ忘れないでね、、、じゃ今日は此処で、バイバイ、朔」
「ぁ、うん」
氷織はそう言って楽屋へと戻って行った。俺はフユさんの方を見ると、少し安心した様な顔とだけどちょっと怒っている顔をしていた。
「フユさん怒ってる?」
「当たり前だろう、、あんな無防備で、襲われたらどうする」
「、、、、ごめん」
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それから家に帰って夜ご飯を作ろうとしたら、フユさんに止められた。
「何?フユさん」
「いや、さっきは言い過ぎた。氷織がそんな事する訳ないのにな、焦ってたのかもしれない」
「、、、、ぇ、焦ってた?」
「驚く事か?俺が焦る事が」
「いや、フユさんって焦ったりするのかなって」
「俺だって焦る。誰かに奪われたらどうしようって何回も思った事はある。それに氷織だぞ、俺よりも朔羅との過ごした時間が長い。俺の知らない朔羅を間近で見てる。もしかしたらなんてあるかもしれない。朔羅が他の男に目移りされて奪われる事が1番嫌だ」
「、、、、今日は素直だなぁ、いつも以上に、、つうか安心しろよ」
俺はそう言いながらフユさんに近づきながら励ます。
「フユさんの知らない俺を確かに氷織は知ってるかもだけだそれをこれから知っていけば良いし、逆に氷織が知らない俺をフユさんは知ってる訳じゃん。そらにさ、俺だって俺の知らないフユさんを知ってる氷織が羨ましいと思うし、、それに大事なこ、恋人で番のフユさんを放っておく程俺は馬鹿じゃないからな」
「!、、そうだったな笑、忘れていた。朔羅はそう言う性格だったな」
「忘れんなよ!」
それから俺は事前に作っていた材料を冷蔵庫から取り出して恵方巻きを作る。昔から次の日用とかも作っている為軽く20本完成したのはちょっと本気出し過ぎたと反省。
氷織との件はとりあえずひとまず一件落着、、、、かな。
「どう?美味しい?海鮮恵方巻き」
「、、、、、、、、(黙々と食べている)」
「そうだったわ。食べてる間喋らんのだったわ」
俺は恵方巻きを食べているフユさんが新鮮過ぎて写真をパシャリ。
食べ終わったフユさんはお茶を飲んでから口を開く。
「美味しかった。海鮮の旨みと米と海苔が合って口の中が幸せだった」
「それは良かった。じゃ、俺はフユさんの恵方巻き食べるな」
俺はそう言いながらフユさんが初めて作った恵方巻きを食べようと手に取ろうとした瞬間、、何故か俺の手首を掴むフユさん。俺はその瞬間目が点になる。
「フユさん?何?」
「今、俺の恵方巻き食べるって言ったよな?」
「そうだけど、だから食べようと、、、、、、、、ハッ、」
「、、さっ、食べて貰うには此処だと食べずらいよな」
「待て待て待て待て待て待て待て待て、そう言う意味じゃねー!!」
俺は自分の言葉とフユさんの言葉の履き違いと意図を理解して焦ってしまうがそんなのお構いなしなフユさんは俺を抱き上げて2階の寝室にlet's goをする。俺は抵抗するが成人男性αの男に勝てる訳もなく、呆気なく、、、、
「んッ、、んぶッ、、、ぁッ」
「上手いじゃないか、朔羅」
「ふぁッ、、、あぅッ、、んッ」
「どっちも気持ちいなぁ、もっとやって欲しいか?」
「はぅッ、、ぁッ、、、ひあッ」
「もっとイけるよな。頑張ろうな」
「ひぅッ、、、んッ、、ひゃあッ」
「愛してる、朔羅。今日も可愛い」
無事、俺は色んな意味でこの男に食べられた。
拝啓、天国のママ、パパ、咲夜兄さん、雅陽姉さん夫婦、雅之兄さん夫婦、俺の番が俺に対して重度な心配性は多分治らないと思う。
「なぁ、朔羅」
「ん?なぁに?フユさん」
「今月の半ば仕事と学校が休みの日2日間あるのな?」
「ぁ、あるけど、どーしたのさ」
「その日、朔羅の祖父母に挨拶言ってもいいか。この前の騒動の件とか番の件の報告もしたいしな」
「!、、、、///////// 分かった」
また、新たな事が起きそうです。ちょっとだけ驚いている。
どうなるのでしょうか、今月は、、、、
「驚きな事にね」
節分&氷織に返事をする日、会う前に事務所の楽屋でメンバーみんなと翠君に一応の報告。隠し事とかしたらまた心配&怒られそうだし、
「ぁー、でも氷織がお金持ちっぽいなぁとか浮世離れしてるなぁとは最初に会った時から感じていたからなんか納得」
「僕も玲央と同じで所々でお金持ちっぽい発言してたし、苗字が村瀬大先生と同じだしもしかしてとは思った」
「確かに、持ってる小物とか結構良いブランドの物だったしな。俺もユキさんに言われて気づいたけど、1番長く居た朔は普通気づくだろ」
「俺、はぐらかされてて全然気づかんかった。アレが普通なのかと、、、、クッ」
「朔と氷織はお金持ちっていう部分は同じだからな笑、まぁ村瀬さんも言わなかったから分かんなかった訳だしな」
「隠してた理由って何で何だろうな?普通だったら言うくね?碧」
「確かに、俺だったら聞かれたら言うかもだけだ、氷織にも理由があったりするだろうし」
「で、その氷織に告白されたんだよね、朔は笑、返事どうするのさ」
「糸、率直にすぐに聞く笑、まぁ、でも分かるけど」
「うぅ、、その返事に困ってるんだよぉ。分かるだろう」
俺は両手で顔を覆って下に顔を向ける。
だって素直にごめんなんて言える訳ないし、フユさんが居るからって言うのを断る理由に使うならなんか氷織に対して最低な行為だと思う。
付き合いが長いからこそ返事に困るし、その後の関係の変化何てあって欲しくない。だってフユさんの従兄弟とかあってとなくても氷織は氷織で俺にとっては大事な友人なんだもん。
「確かになぁ、俺も織斗に告白された時は色々感情で何も言えんかったわ」
「「「「「「あぁ、」」」」」」
「そうじゃん、翠の奴、等々織斗に告白されたんだったわ」
「ぇ?でも、何で告白したんだっけ?律碧コンビ知ってる?」
「うーん、なんか「気持ち伝えないでこのまま高校卒業するのもモヤモヤするから」何て言ってたよね?律」
「言ってたなぁ、勇気あるなとは思ったけど、翠がここまで困ってるとは」
「僕人に告白される事1回しかないから、色んな人に告白されるのって困る事なの?マコさん」
「うーん、そうだな、ぁ、、それなりに好感度を持っている人から既に恋人が居る状態で告白されたらどう思う?」
「、、、、めっちゃ困るかも、正君が居るから断るけど断り方とか難しいし、関係が壊れるのは嫌だし」
「俺と翠君が今陥っている状態はそれだぞ、糸。良く分かったね、」
「俺もちょっと気持ち分かるわ。夢斗がマジ、ちょっと怖い」
「「「「「「玲央、、、、」」」」」」
何でか短時間で2人に同情してしまう時間が生まれてちょっとした空間が出来て俺は少しジワってしまう。
でも、今はまず俺の問題が先だと俺自身を優先させて貰います!
「まぁ、でもちゃんと断るのも大事だぞ。今の恋人であり番を大事してるって事も意味してるし、」
「だよねぇ、マコさん。俺もそう思うんだけど、まずはいつ俺を好きになったのか聞きたくてさ。それ描きたいって思ってるし」
「、、、、俺氷織と会った時から思ってたけど多分最序盤から朔の事好きだったと思うぞ、アイツ」
「律と同意見かな。朔に対する視線とか言動が完全に好きな人に対する対応だったし笑」
「そもそもの話、8年経った今年気持ちを伝えた真意とか聞きたいかも、俺は、、村瀬さんと関係があった事は知ってはいたんだし」
「翠君の性格だとそうなるだろうな。まぁでも、今年言ったのは村瀬大先生との関係がバレたからってなるんだろうか」
「確かに、氷織が何でそうしたとか、朔に対してどんな感情を持っていたとかは僕も知りたい所存だな」
「みんなからのアドバイスありがとう。とりあえず、撮影終わったら【Knights of crown】の楽屋行ってくる」
「「「「「「是非そうしろ/して」」」」」」
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「スゥゥー、、、、フゥゥゥ~、、緊張するなぁ」
撮影が終わって、今俺は【Knights of crown】の楽屋前に居て深呼吸をして立ち止まっている。
俺は意を決して、楽屋のドアを手の甲で叩く。
「はーい」
ガチャッ
「朔じゃん!、どーしたん?」
「聖、、あのさ、氷織って居る?」
「んや、今トイレ行ってるけど」
「ぁ、そっか。戻るまで居ても良い?」
「いーよ」
聖に許可を貰って楽屋の中に入る。楽屋には氷織以外のメンバーが揃っていて、何故か七瀬が幸太君に説教されている姿が目に入る。
「、凪、七瀬なんか幸太君にしたの?」
「いや、幸太さんじゃなくて瑞貴君を抱き潰して3日間ベッドから動けなくしたのをバレて、で」
「ぁー、それは七瀬が悪い。抱き潰すとかアホなんじゃない」
「分かる、俺も玲央にしたら殺されそうになった事何回あったけ。2回、?」
「3回でしょ、聖。良い加減にしないとまた望さんに殺されるよ」
「、、望さんだけはダメだ。死ぬ、マジの死ぬ」
「やり過ぎたらそりゃあなるっての。望君結構厳しいから」
「望さんって以外と年下組に甘いから、結構面白いよね」
「あぁ、分かる。望君って年上には容赦ないもんね笑」
「分かる?凪、特にうちの年長者2人はね」
「そういや、朔、冬人さん元気?」
「元気だけど、聖いつから下の名前呼びになったのさ」
「ふふふっ、この前連絡した時に許可を貰ったのさ!」
「結構年上の人の下の名前呼びって言うの憧れあるもんね、聖って」
「馬鹿っぽいよね笑、聖らしいけど、」
何て話しながら、説教が終わった七瀬と幸太君も椅子に座った。
「マジごめんなさい、幸太さん、」
「それを言うのは俺じゃなくて瑞貴な?七瀬」
「はい、帰ったら謝ります。絶対、絶対に、、」
「そうしろ、アレは瑞貴が可哀想だったしな」
「上下関係をこう言う面で見せられるとちょっと面白い」
すると、聖が思い出したかの様に俺に質問をして来た。
「それで、朔は氷織に何の様なのさ?遊びの誘い?それとも仕事関係?」
「ぁ、いや、その、、聖達は知らなかったと思うんだけどさ、その、氷織さフユさん、俺の恋人の村瀬冬人と従兄弟同士なんだよね」
「「「「「ぇ、、、、ぁ~」」」」」
「ビックリしたよね。それで、告白もされてさ。俺の事が好きだったとは」
「告白ねぇ、等々したか、氷織の奴、、、、って」
聖が言葉を止めて視線を俺の頭の上に向けた。俺はそれに伴って後ろを振り向くとそこには、、、、
「何?俺の話?」
「氷織!」
「ぁ、朔、ヤッホ~、どうしたの?誰かに用事?」
「氷織に、用事って言うか」
「そうなんだ、じゃ、此処だと話しずらいしちょっと外で話そう」
「ぁ、うん。分かった」
いつの間にか後ろに居た氷織と共にあまり人が通らない所に向かう。
「にしてもさぁ、朔に言えるかな、あの事」
「言える訳ないじゃん、聖!実は俺達が、、、、」
「「「「「従兄弟だって言う事も好きだって言う事も知ってた、何て今更言えない」」」」」
「バレたら色々あって朔に怒られるのがオチだろうね。知ってて隠してるなんて朔が1番嫌ってるんだから」
「、、朔経由で望さんにも怒られたりすんのかな、ヤダな」
「それはないから安心しろよ、いくら望だからと言ってな」
「そうだよ、な?七瀬、全部被ってくれるもんね」
「何で俺なんだよ!夢斗!!」
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「えっとさ、この前の告白、の返事しようかな、って」
「だよね。じゃあさ、その前に俺が朔に惚れた経緯とか聞いてくれる?今言っておいた方が後悔ないと思うし」
「、、、、うん、聞かせて、氷織」
「アレは、俺がこの事務所に入ってすぐの頃ダンスレッスンでズタボロになってた時の事、、、、
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『ハァ、ハァ、ハァ、、、、俺、全然ダメだな。上手くならないし、』
あの時の俺は事務所に入っても中々仕事なんかなくて、たまに入るドラマの撮影ぐらいしかなかった。それで、何故かアイドルグループを作るってなった際に俺が入る事を当時のマネージャーから告げられて毎日ダンスレッスンに励んでいた。
『俺なんかがアイドルになんかなれる訳、ないよ』
当時の俺は引っ込み思案な性格と、自己肯定感の低さから自分がアイドル、芸能人に向いていないと自負していた。自分の顔にも自信が持てなくて顔を隠す様に髪を長くしマスクを着ける日々、、、、辞めたいと言う気持ちが早くも出ていた時の事、、
ガチャッ
『あれ?此処じゃなかったっけ?』
『?、誰?、、、って橋本朔羅、』
『!、お兄さん、僕の事知ってるの?、嬉しい、!』
『知ってるもなにも今ドラマに引っ張りだこの人気子役だから知ってるし』
『そっかぁ、嬉しい!』
『って、何で俺の隣に座るのさ』
『ダメ?』
『ダメって言う訳じゃないけど』
それが当時まだ小学2年生の朔との出会いだった。子供特有の穏やかで元気な雰囲気と俺のペースを見出す様な言動で当時の俺はちょっとドギマギしてたと思う。
『お兄さん、お名前はなんですか?』
『俺の名前は村瀬氷織だよ』
『氷織、良いお名前だね!僕の事は朔って呼んでね!』
『そうさせて貰う』
『氷織は、ダンスの練習してたの?』
『ぁ、うん。そうだよ、でも全然上手くならなくてさ、アイドルなんてやっぱりなれないな』
『、、、、僕もね、ダンス前までは全然上手く出来なかったんだ』
『そうなの?』
当時既に【空色パレット】を結成していた事は知っていた。当時から卓越したダンススキルを持っていた朔の発言に俺は驚きと疑いを感じていた。
『動きの速さとか、ダンスの移動との時とか、細かいのが全然出来なかったんだ。それに人前で踊る事にドキドキ緊張したりしたんだ』
『それなのに今じゃあんなにダンスが上手いとか凄いよ。俺なんて毎日練習練習で焦ってばかり、同じグループになる先輩達は全員ダンス上手くて、俺だけ置いてきぼりに感じちゃうな。それに自分に自信が持てないし』
『僕がダンス上手くなったって言うより、楽しく出来たのはね。1つあるんだ』
『それは何なの?』
『僕のダンスを見て大切な人や家族が見てくれた時にどう思ってくれるか、楽しんでくれる様に踊る様に意識したんだ』
『!、』
その時の朔の言葉に一本の矢が心に刺さったんだ。ぁー、こう言う考え、いやこう言う事も出来るんだって、感じた。
『僕はね、焦ってばかりなのはダメだと思うんだ。良く言うでしょ?赤ちゃんとか犬、猫の前で笑顔じゃなかったり涙を流したり疲れた様な表情をしていたら伝わるって、、誰かの為がそれが自分の為になったりもするし、僕は家族が笑顔になってくれるのを考えながら踊ると凄く楽しいって感じるんだ』
『!、、楽しまないとか、、、年下に気付かされるとはなぁ。確かに毎日毎日上手くなるって事を考えて今の自分自身をどう見て貰うかなんて考えた事なかったわ』
『それにね、それにね』
朔はそう言いながら俺のマスクを外して、手で前髪を上に上げた。俺はその行為にビックリして硬直してしまった。俺の顔を見たと思ったら凄い笑顔を俺に向ける朔。
『氷織の顔も性格とっても素敵なんだもん!どっちの氷織も僕は素敵だと思うけど、顔を出してる氷織の方がカッコいいなって僕は思う!』
『!、』
『どっちの氷織もカッコいいと思うけどね、氷織自身がなりたい、氷織がカッコいいと思う自分になって欲しい!僕はそれがすっごく素敵だと思うし、好き!』
『、、、、、、、、ブワッ///////// そ、そっか』
あの時、俺は恋に落ちた。それと同時に自分自身が救われた。俺の気持ちを尊重して俺を褒めて出会ってすぐの年上の男にこんな事を素直に言われて俺は率直に嬉しくなった。暗闇の底から這い上げてくれた。その時の俺には朔しか居なかった。
それからと言うもの、朔と会うと、、、、
『氷織!、ヤッホ~、ねぇ!このプリン一緒に食べよう!』
『良いよ、でも玲央とか糸は良いの?、俺じゃなくてさ』
『いーの!、僕は氷織だからこのプリンを一緒に食べたいの!』
『!、そっか。嬉しい、ありがとう』
『お礼を言われる様な事はしてませんぜ、兄貴』
朔を好きになると言う気持ちは変わらなくてそれ以上に止まらなかった。好きと言う気持ちが大きくなって、朔と居れる時間が俺は好きになった。だから俺は朔にカッコいいと言われる俺になった。
自分自身のなりたい自分を朔がカッコいいとと言ってくれる自分になろうと思ったら仕事も楽しくなって頑張れて、自然と笑顔になって仕事も増えて行った。朔が俺の仕事をやる理由になって朔と同じステージ立って同じドラマに何回も共演する事が俺の目標になった。
だけど、俺は朔に気持ちを伝える事はしなかった。いや出来なかった。この関係を終わらせるのが壊れるのが怖かったからだ。朔にとって俺は年上の仲が良くて気を使わない友人の1人だと認識されているのは分かっていた。だからそれ以上の関係を望む事だってあったでも、その関係が壊れる事も怖かった。今の関係が続いたの方がお互いの幸せになると分かっていたからだ。
朔に気持ちがバレない程度にアプローチもしたし牽制をしてきた。8年間メンバー以外の誰にも言ってこなかった気持ち。
それが崩れかけたのが去年の4月だった。テレビ局である噂が出回っていたのだ。
『なぁ、知ってる?【空パレ】の橋本朔羅と小説家の村瀬冬人が同棲してるって話』
『あぁ、それな。知ってる。付き合ってるんじゃなかったけ?』
『ぇ?マジ?俺はαとしての威厳を使っていかがわしい関係迫ってるって聞いたけど』
『ぇ、それマジだったらヤバくね?まぁでもΩだからしょうがないって事もあるけどさぁ、』
朔と冬人君が同棲をしていて付き合っているだとかいかがわしい関係だとか有る事無い事を言っているスタッフ達も居た。
俺はそれを実際に朔に聞く勇気はなかった。朔に混乱を招く可能性だってあったし、冬人君の話題だったからだ。冬人君と従兄弟だと言う事を朔に言うかは悩んでいた。実際に朔に聞かれた時は誤魔化した。
2人が本当に付き合っているかの確証が得れたのは、ライブ終わりに朔が倒れた時の事だった。
『冬人君、』
『氷織か。久しぶりだな、だが話してる暇はない。また今度な』
『ぁ、うん、、、、』
『、、、、冬人君、朔を頼んだよ』
『、、、、あぁ』
あの時に確信を得た。朔と冬人君が本当に付き合って居ると言う事を愛し合っているって事を。初めて見た冬人君の愛おしそうな目を見て俺は分かった。
冬人君も朔に救われたんだって、、やっぱり朔は凄なって思った。だけどこの恋を終わらせるなんて出来なかった。
だって冬人君以上に朔と過ごして想い続けた時間が長すぎたからだ。
「朔と冬人君との記事を見て、何やってんだって言う気持ちになった。朔が仕事休んでから、復帰するって言って戻ってきたあの日、俺朔の顔を見た時に、好きって言う気持ちが溢れて、抑えられなくなった。だから、俺が朔を好きになったのは出会ったあの日、俺を救ってくれたあの日なんだ」
「、、、、」
氷織の言葉に唖然となる。まさかそんなそん最最最序盤だったとは思わなかったし、そんな思いを持っていたなんて、、、でも俺と同じで関係が壊れるのを恐れてたんだ。
「朔、告白の返事して良いよ。どんな結果になるかは分かってるし」
「、、、、分かった。その、好きって言われたのも告白されたのも最初はビックリしたしまさか好意を向けられているとは思わなかった。だけど好きって言われた事も告白も嬉しかった。でもね、、、ごめんなさい。俺はフユさんが大事なんだ。フユさんが居るから断るんじゃない。氷織の事を恋愛感情として見てるか分かんない。友人として大事だし好きだけど、付き合いたいかって言われたら分かんない。それに、今はフユさんとの時間を大事にしたいんだ」
「、、、、、、、、はぁ、やっぱり実際に言われると結構くるものがあるなぁ(泣)、本当にダメ?付き合えない?」
「うん」
「そっかぁ、、、、だったら最後にさ」
氷織はそう言って俺の頬に手をかけて、顔を近づけて触れ合いそうになりそうなその瞬間、氷織はの手首を思いっきり掴む1つの手が視界に入った。
「氷織、それ以上はダメだ」
「フユさん、!」
「冬人君、居たんだ、、、、」
フユさんが焦った表情と少し汗を垂らしながらそこに居た。氷織は驚いた表情をしながら頬に触れていた手を離す。
「はぁ、俺の付け入る隙はないってか笑、でも諦めるつもりはないから、、冬人君は俺のライバルだから、そこんとこ忘れないでね、、、じゃ今日は此処で、バイバイ、朔」
「ぁ、うん」
氷織はそう言って楽屋へと戻って行った。俺はフユさんの方を見ると、少し安心した様な顔とだけどちょっと怒っている顔をしていた。
「フユさん怒ってる?」
「当たり前だろう、、あんな無防備で、襲われたらどうする」
「、、、、ごめん」
・
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それから家に帰って夜ご飯を作ろうとしたら、フユさんに止められた。
「何?フユさん」
「いや、さっきは言い過ぎた。氷織がそんな事する訳ないのにな、焦ってたのかもしれない」
「、、、、ぇ、焦ってた?」
「驚く事か?俺が焦る事が」
「いや、フユさんって焦ったりするのかなって」
「俺だって焦る。誰かに奪われたらどうしようって何回も思った事はある。それに氷織だぞ、俺よりも朔羅との過ごした時間が長い。俺の知らない朔羅を間近で見てる。もしかしたらなんてあるかもしれない。朔羅が他の男に目移りされて奪われる事が1番嫌だ」
「、、、、今日は素直だなぁ、いつも以上に、、つうか安心しろよ」
俺はそう言いながらフユさんに近づきながら励ます。
「フユさんの知らない俺を確かに氷織は知ってるかもだけだそれをこれから知っていけば良いし、逆に氷織が知らない俺をフユさんは知ってる訳じゃん。そらにさ、俺だって俺の知らないフユさんを知ってる氷織が羨ましいと思うし、、それに大事なこ、恋人で番のフユさんを放っておく程俺は馬鹿じゃないからな」
「!、、そうだったな笑、忘れていた。朔羅はそう言う性格だったな」
「忘れんなよ!」
それから俺は事前に作っていた材料を冷蔵庫から取り出して恵方巻きを作る。昔から次の日用とかも作っている為軽く20本完成したのはちょっと本気出し過ぎたと反省。
氷織との件はとりあえずひとまず一件落着、、、、かな。
「どう?美味しい?海鮮恵方巻き」
「、、、、、、、、(黙々と食べている)」
「そうだったわ。食べてる間喋らんのだったわ」
俺は恵方巻きを食べているフユさんが新鮮過ぎて写真をパシャリ。
食べ終わったフユさんはお茶を飲んでから口を開く。
「美味しかった。海鮮の旨みと米と海苔が合って口の中が幸せだった」
「それは良かった。じゃ、俺はフユさんの恵方巻き食べるな」
俺はそう言いながらフユさんが初めて作った恵方巻きを食べようと手に取ろうとした瞬間、、何故か俺の手首を掴むフユさん。俺はその瞬間目が点になる。
「フユさん?何?」
「今、俺の恵方巻き食べるって言ったよな?」
「そうだけど、だから食べようと、、、、、、、、ハッ、」
「、、さっ、食べて貰うには此処だと食べずらいよな」
「待て待て待て待て待て待て待て待て、そう言う意味じゃねー!!」
俺は自分の言葉とフユさんの言葉の履き違いと意図を理解して焦ってしまうがそんなのお構いなしなフユさんは俺を抱き上げて2階の寝室にlet's goをする。俺は抵抗するが成人男性αの男に勝てる訳もなく、呆気なく、、、、
「んッ、、んぶッ、、、ぁッ」
「上手いじゃないか、朔羅」
「ふぁッ、、、あぅッ、、んッ」
「どっちも気持ちいなぁ、もっとやって欲しいか?」
「はぅッ、、ぁッ、、、ひあッ」
「もっとイけるよな。頑張ろうな」
「ひぅッ、、、んッ、、ひゃあッ」
「愛してる、朔羅。今日も可愛い」
無事、俺は色んな意味でこの男に食べられた。
拝啓、天国のママ、パパ、咲夜兄さん、雅陽姉さん夫婦、雅之兄さん夫婦、俺の番が俺に対して重度な心配性は多分治らないと思う。
「なぁ、朔羅」
「ん?なぁに?フユさん」
「今月の半ば仕事と学校が休みの日2日間あるのな?」
「ぁ、あるけど、どーしたのさ」
「その日、朔羅の祖父母に挨拶言ってもいいか。この前の騒動の件とか番の件の報告もしたいしな」
「!、、、、///////// 分かった」
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どうなるのでしょうか、今月は、、、、
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