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体育祭編
体育祭当日は少し忙しい、、、、!かも?(その2)
しおりを挟む朝の事があってから、すぐに気付けば時間が早く過ぎた。その中でも特に印象的だったと言えば、菜月と賢治の二人三脚の時は、
「菜月!逃げないで!」
「ヤダ!死ぬ!」
「兄さん!捕まえて!お願いします!!」
「ヘイヘイ、後で何か奢れよ」
逃げ回る菜月とそれを追う賢治とお願いされて狩る目をして捕まえる賢哉君の光景を目の当たりしたりして、最終的にお縄になる菜月。他には3年生の100m走では、
「よいしょっ、と結どっち応援するの?」
隣に座る晴樹がニマニマにしながら聞いてきた。俺はちょっと嫌な予感をしながら口を開く。
「どっちって?」
「味方である尚也先輩と真斗先輩か、大好きな蘭君先輩」
「ンッ そう言われても、味方応援しないと、こー言うのってダメじゃん?」
俺がちょっと自信なさげに言うと、晴樹がズバッと言って来た。
「まぁ、敵応援するのは普通に嫌だけどね」
「、、、、でしょ~?」
そう言う晴樹に少しイラッと来たが、何とか冷静になりながら返答する俺。良くやった!
「、、、、てか、今日の蘭君先輩、何か色気あるくない?」
「、、、、、、、、気付いた?」
晴樹の問いかけに俺は少し時間差で同意する様に頷きながら言う。髪を上げてて、綺麗な足を出している蘭が何故かいつもより輝いて見える。俺の目がおかしいのだろうか。
「今日の蘭、髪型少し変えてるし、肌がいつもより出てるから、色気がムンムンなの~、俺今日で死ぬ」
「まだ何の競技も出てないのに、死なないでよ」
何て会話をした後に1位蘭、2位尚也先輩、4位真斗先輩って言う結果になった。その後に晴樹が出る100m走では、
「結人さん、お願いします。お代わりになってくれませんでしょうか?」
「土下座されても無理なんだけど、怪我とかされたら、代われるけど」
「、、、、よし、ちょっと足折ってくる」
「待て待て待て待て」
何を思ったのかそう言って何処かへ行こうとする晴樹を止めようとすると、たまたま通りがかった悠司さんが止めてくれた。ナイスタイミング、と思いながら悠司さんに声をかける。
「悠司さん、ありがとうございます」
「悠司さん、!離してください!!」
「はいはい、逃げようとしない」
「って、、そう言えばのざき先輩と湊斗さんどうなりました?」
俺が晴樹の首根っこを掴みながら、悠司さんに聞くと、ぁ~と言う表情をした後に口を開いた。その間、晴樹はジタバタも逃げようとする
「とりあえず落ち着かせたんだけど、何か野崎、って子何か訳ありっぽいぞ」
「訳あり?」
「あぁ、本気で蘭夜な奴の事が好きとは感じ取れねーんだよ。結人や蘭夜から感じ取れる感じじゃねーって言うか」
頭を掻きながらそう教えてくれた悠司さんに俺は納得出来ない部分が少し埋まる感じがした。俺は一礼をしてから晴樹をスタート地点に連れて行った。すると、蘭とバッタリ会った。俺は一瞬だけ後退りしてしまった。
「ぁ、蘭、、えっとさっき1位だったね。おめでとう」
「ん、サンキュ、結何出るん?」
「玉入れだよ。その次は騎馬戦、蘭もでしょ?」
「おん、敵同士やけど、頑張ろうな笑」 ナデナデッ
蘭は優しく愛おしそうな表情で俺の頭を撫でて俺は結構嬉しかったが、周りからの視線、その中には野崎先輩もいる事に気づいて、一瞬で顔が赤くなってしまう。
ジー ジー
「! ブワッ ///////////」
俺が顔を赤くして両手で顔を隠していると、蘭は目を大きく開けたかと思ったらアワアワし始めて、指の隙間で蘭を見ると、心配した顔をしながら頭を撫で続ける。俺の気持ちに気付いてないんが、本当に蘭の良い所であり悪い所だ。
「ゅ、結、ね、熱また出たん?大丈夫か?!保健室行くか?」 ナデナデッ
「、、、、だ、大丈夫だから、その頭撫でるの辞めて、ほしい」
「ぇ?何でなん?俺が撫でるの嫌なん?」
俺が聞こえるか聞こえないかな声量で蘭に言うと、不思議そうな表情をしながらすぐに言う蘭に俺は、違うそうじゃない!恥ずかしいから!と口に出せるほど勇気はなくて、俺は蘭の手を払って、その場を去る。
「!ご、ごめん!もう行く!」
「わっ、ちょっ、、、、何なんや????」
「(照れるから今の蘭に真正面で見れない)」
そう思いながら、玉入れに挑み、玉の総合位では赤組2位、青組1位、白組3位と言う結果になったから、まぁ、よしと思いながら、教室で昼食に入る。
「結、、、、お前、蘭君先輩から声かけられて来たのに、何か逃げてない?」
「晴樹は死ねって言いたいの?」
「いや、俺一度もそんな事言ってないんだけど」
「あれでしょ、蘭夜君の顔面偏差値高過ぎるのと、周りからの視線が恥ずかし過ぎて、近寄れないんでしょ?」
「賢治正解流石、そして菜月は何でそこで項垂れてんの?」
賢治が俺を励ます様に俺の肩を掴んでくれたが、その隣でご飯を食べずに虚無って項垂れている菜月を見る。賢治がぁ~と言う表情をして気まずそうな顔をして俺と晴樹を見る。
「ぁ~、出るはずのなかった玉入れとその前には100m走もあったから、疲労困憊で死んでる」
「僕、無理何で、僕に頼むの?おかしい、死ぬ」
何て恨み辛みなのかブツブツ言っている菜月に俺達は顔を見合わせて、俺はリュックから例の物を取り出す。
「、、、、はぁ~、、そう言うと思って作って来といて良かった。はい、ヤンニョムチキン」
タッパーの蓋を取り出して、タッパー、一面に敷き詰められたヤンニョムチキンを見せると、一瞬で菜月の目の色が変わった。
「!!」
「「「、、、、食べる?」」」
「食べる!!」
俺達の問いかけに目を輝かせながら頷いて言う菜月。美味しそうにタッパーに入ったヤンニョムチキンを頬張っている姿に可愛い、何て思ってたら、悠司さんの言葉を思い出す。
「そう言えば、悠司さんが言ってたんだけど、野崎先輩は実は、と言うか多分蘭の事本気で好きじゃないと思うんだよね」
「「「ぇ?!何で!?」」」
俺の言葉で驚いた表情をしながら俺の方を見る3人に俺もちょっと驚く。
「ん~、俺が思う恋、とか愛ってさ、恋はその自分本位で、愛は相手を尊重し合う、ってのが俺が思うので、恋から愛に変わるのは、ずっと隣でこの人を守りたい、支えたいって思えたり、自分より相手を優先出来る時だと思うんだ」
「だけど、、、、」
「「「だけど??」」」
「野崎先輩って、蘭の事が好きとか大好きつて言う割には自分本位過ぎると言うか、相手の気持ちを尊重しないし、自分の事も大切にしてないって俺はそう思うな」
俺は真剣な表情で言ってペットボトルのジュースに口を付けて飲む。すると3人は頷いてから口を開く。
「、、、、確かに、蘭夜君は絶対に結以外の人に靡かない事分かるはずなのに、嫌われるぐらいに構ってるって俺は思うわ」
「じゃあ、野崎先輩は本当に好きでもない蘭君に何で、好き好き~って言ってるんだろう?」
「、、本当に好きな人が居るけど、その人を忘れたいから自分の気持ちを偽って蘭君先輩を好きって言ってるとか?」
「「「!それだ!!」」」
晴樹の言葉に俺達の疑問が解決されて口を開いて叫ぶ。晴樹はいきなりの大声にビクッと体を震わせた。ごめんて、そんなに驚くとは思わなかった。
「好きな人、ぁ、透さんが言ってた、酷い事言って振った人?」
「イヤイヤ、結、可笑しいだろ?だってこっぴどく振った相手を好きでい続けるとか、ドMなの?」
「賢治、言い過ぎ。でも、結人の言う通りだと僕も思う」
「でしょ?」
「何でそう思うの?」
頭を傾げながら俺に聞いてから晴樹に俺は、言葉を頭で整理しながら口を開く。俺の考えがあってたらの話だけど、、、、
「ん~、好きって言うか、恋、それも初恋を簡単に忘れたりする事なんて無理だよ?その証拠に俺と蘭って言う2人が居んだから」
俺を自分で指を指して、ほらって言うと3人はすぐに納得した表情で頷く。何で納得する表情すぐになるんだよ。
「これ以上の納得以外の言葉は出ないわ。そうだった、1番近くに初恋抉られまくってた人が2人居った」
「晴樹、言い方。まぁ、僕も同感だけど。この2人の関係に勝てる奴いない』
「俺も~、、、、俺と兄さんの関係もある意味ヤバいよ」
「でしょでしょ?、で、どんなに酷い事言われても好きになった人だからね。多分と言うか、透さんが言ってた「俺より可愛くなってから告白して来なよ。俺より可愛くないのに良く告白して来たね、笑。ぁ、こんな事言われたかなかったら言わない奴と付き合えよ」って相手は言ってたじゃん?」
「それを魔に受けて、自分以外の人間を一度でも好きになって受け入れてくれる人を探したけど、やっぱり初恋には勝てなかった、、、、と本人は気付いてない」
俺の最後の言葉に一斉に驚いた表情をした。そりゃあ、そうだ。俺もそんな事言われたら驚く自信しかないね!
「「「ぇ?」」」
「どー言う事?野崎先輩が気付いてないって?」
「だって気付いてたらあんなグイグイと蘭に接触出来ないよ?あー言うところ、湊斗さんに似てるし」
「確かに、そう言われたら、気付いてたら少しは躊躇するかも、俺だったら」
賢治がそうキッパリと言った事で俺達は答えを導いた。あっているかは、まだ分からないけど、多分あっていると思いながら俺達はお昼ご飯を食べ終わって、校庭に足を向ける。
そして午後の部が始まる。全学年合同男子の部の騎馬戦では、
「、、、、結人軽いね」
「尚也先輩、真顔で言わないで下さい。真斗先輩、晴樹を逃さないで下さいね」
「はいはい、逃げない様に掴んどく」
「結の鬼!真斗先輩も尚也先輩も鬼!ヤダよ!俺力ない!」
「晴樹、、、、先輩の俺よりはあるじゃん。それにほら見なよ。菜月の絶望の顔。菜月上だからね?」
「、、、、俺も頑張る」
逃げたいと、分かるぐらいの顔をする晴樹を励ます俺と俺を支える尚也先輩と流さないよって言う顔をする真斗先輩の構図は結構面白い。
俺は4つハチマキを取って、次に対戦したのは、
「蘭、!」
「よぉ、結~、何か俺の事避け取ったけど、今は避けられへんな~、逃げるなよ~」
「ムムッ 」
ニヤけながら両手を滑らかに動かして俺に近づいてくる。俺は逃げられないと察し、対戦する事にした。お互いの両手を握って取らせない様に奮闘する。昼時それも太陽が照らす中で額からの汗と掌から手汗がじわっと出てくる感覚になって蘭に気づかれてるんじゃないかって、緊張しながらどうにかハチマキを取ろうと試行錯誤をしたいると、真斗先輩が俺に聞こえる声量で叫ぶ。
「結、!蘭を照れさせる言葉言え!」
「!ゎ、分かった!ら、蘭!!」
「!な、何やねん」
俺は両手を握ったまま蘭の耳元に近づいて、蘭にだけ聞こえる声量で囁く。俺の考えうる照れさせる言葉を蘭にだけに伝える。
「帰ったら抱きしめてあげるし、膝枕もしてあげるし、頬にキスしてあげる、!//」
俺自身も照れながら蘭に言うと蘭は沈黙の真顔から数秒後、一気に顔面を赤くしながらアワアワしながら両手の力が緩んだ事を気付いて、蘭のハチマキを奪い取る。
「、、、、ブワッ ////////////// 」
「よし、!今のうちに!」 バッ
「ぁ!ヤベッ、、、、結、やったな」
「何のことかな~、ふふっ 負ける訳にはいかないからね~」
俺たちは素早くその場から離れて他の騎馬達のハチマキを取って何と1位になった。因みに、菜月と賢治の騎馬は奮闘して2つ取ったけど、蘭に取られてたらしい。
暫く俺は休憩して何競技目が終わって、次の競技を確認していると、次は俺が出る借り物競走だった。
「、、、、無事に終われば良いな。ぁ、これ蘭も出るんだ」
俺はそう呟きながら出場者の集まる場所に歩く。
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