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絶望と希望
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俺は黒龍玄武。中学3年生だ。相棒の九条翼と共に甲子園優勝を目指して毎日野球を練習している。
俺の住む天龍町では天龍高校という高校しか近くにない。
俺たちは天龍高校に入学する運命となっている。
「なー翼、高校でも野球する?」
「勿論だろ。玄武」
「じゃあひとまず勉強するか!」
入試当日
「じゃあいつも通り頑張っていくか。」
「そうだな。」
俺は試験に挑んだ。まぁまぁ自信はあった。
試験後
「どうだった?翼。」
「いつもどうりかな」
一週間後
「結果ってなんか貼り出されるんだっけ。」
「バカバカ。今はもうデジタルの時代なんだよ。」
「そっか」
「じゃあ家で見てくる。」
「お前合格だよ。」
「もー!!なんで言っちゃうんだよ!」
「まぁいいじゃねーか。」
「駄目だよ!もう!」
入学式当日
俺は門をくぐったとき天龍高校が立派に構えていた。
暫く歩くとクラスの名簿が並んでいた。
町内唯一の高校なので、生徒数は多かった。
「翼何組だった?」
「俺は一組。玄武こそ何組?」
「俺も一組。」
「じゃあ一緒だな!」
「そうだな。」
俺たちは一年一組に向かった。
「おはようございます!」
「おはよう」
「君名前は?」
「俺は戸川光。君の名前は?」
「黒龍玄武。でこいつが九条翼。」
翼は頭を下げた。
「二人共よろしくね。」
「こんにちは!」
「ハハハハハハ」
各地から笑いが起こった。
「皆、笑うなよ。先生だって本気なんだぞ!」
「全然気にしないで。君、名前は?」
「俺は鈴鹿玲央(れお)です。」
「玲央くん。よろしくね。」
「はい!」
「改めてこんにちは。沖田雅空(がく)っていいます。がっくんって読んでください。見ての通り僕は新任で教師歴は浅いですがよろしくお願いします。」
野球部があるか気になった。
「がっくん!ちょっと質問良いですか?」
「何?」
「この学校に野球部はありますか?」
「ないよ。」
「えっ。」
俺は息が詰まった。
野球部ないの……じゃあ高校行く意味ないじゃん。
俺の体は勝手に教室からでた。
「あっ君、ちょっと待って」
俺は走った。
「んもーあのバカ。」
「先生すいませんあいつが。あいつ甲子園優勝を夢見てたんです。俺幼馴染なんですけどこの学校に野球部ないの伝えれてなくて。」
「そっか。彼の名前は?」
「黒龍玄武って言います。」
「ちょっと心配なんで見てきても良いですか?」
「良いよ。でも君の名前も教えて。」
「九条翼です。」
「先生。あと……」
翼は玄武を追いかけるように全力で走った。
ー玄武ー
「なんで野球部がないんだよ。」
俺は公園のベンチに座っていた。
「俺は毎日素振りもキャッチボールも頑張って来たのに……」
もう退学しようかな。
俺は本気だった。
「やっぱここか。」
「翼、」
「びっくりしたよ。お前がすぐ教室から出るしさ。」
「だって…」
「だって…じゃないだろ。もう高校生なんだししっかり周りは見れるようにならないと。分かった?」
「うん」
「お前退学する気だろ。」
「なんで、」
「分かるよ。そんくらいだってお前の親友だかんな。」
「そうだよ。俺は、高校に野球部はあるもんだと思ってた。野球部がなかったら甲子園の予選にすら出る以前の話じゃないか。」
「お前は環境に従って動くのか?自分で場所を作らないのか?ねっ、先生。」
「えっ」
「そうだよ玄武くん。ないなら作ろうよ。野球部。」
「でも。」
「実は先生昔この学校の生徒だったんだ。先生も野球部はあると思ってたけど天龍高校にはなかった。卒業してとても後悔したの今でも覚えてる。だから先生になった。こう環境に囚われてる子を救うために。」
「がっくん、」
「なので校長先生には僕が頭を下げて来ます。なので玄武くんと翼くんには9人のメンバー集めて来てくれたら準備が整うんですがいけますか?」
「はい!」
一筋の光だった。
俺の住む天龍町では天龍高校という高校しか近くにない。
俺たちは天龍高校に入学する運命となっている。
「なー翼、高校でも野球する?」
「勿論だろ。玄武」
「じゃあひとまず勉強するか!」
入試当日
「じゃあいつも通り頑張っていくか。」
「そうだな。」
俺は試験に挑んだ。まぁまぁ自信はあった。
試験後
「どうだった?翼。」
「いつもどうりかな」
一週間後
「結果ってなんか貼り出されるんだっけ。」
「バカバカ。今はもうデジタルの時代なんだよ。」
「そっか」
「じゃあ家で見てくる。」
「お前合格だよ。」
「もー!!なんで言っちゃうんだよ!」
「まぁいいじゃねーか。」
「駄目だよ!もう!」
入学式当日
俺は門をくぐったとき天龍高校が立派に構えていた。
暫く歩くとクラスの名簿が並んでいた。
町内唯一の高校なので、生徒数は多かった。
「翼何組だった?」
「俺は一組。玄武こそ何組?」
「俺も一組。」
「じゃあ一緒だな!」
「そうだな。」
俺たちは一年一組に向かった。
「おはようございます!」
「おはよう」
「君名前は?」
「俺は戸川光。君の名前は?」
「黒龍玄武。でこいつが九条翼。」
翼は頭を下げた。
「二人共よろしくね。」
「こんにちは!」
「ハハハハハハ」
各地から笑いが起こった。
「皆、笑うなよ。先生だって本気なんだぞ!」
「全然気にしないで。君、名前は?」
「俺は鈴鹿玲央(れお)です。」
「玲央くん。よろしくね。」
「はい!」
「改めてこんにちは。沖田雅空(がく)っていいます。がっくんって読んでください。見ての通り僕は新任で教師歴は浅いですがよろしくお願いします。」
野球部があるか気になった。
「がっくん!ちょっと質問良いですか?」
「何?」
「この学校に野球部はありますか?」
「ないよ。」
「えっ。」
俺は息が詰まった。
野球部ないの……じゃあ高校行く意味ないじゃん。
俺の体は勝手に教室からでた。
「あっ君、ちょっと待って」
俺は走った。
「んもーあのバカ。」
「先生すいませんあいつが。あいつ甲子園優勝を夢見てたんです。俺幼馴染なんですけどこの学校に野球部ないの伝えれてなくて。」
「そっか。彼の名前は?」
「黒龍玄武って言います。」
「ちょっと心配なんで見てきても良いですか?」
「良いよ。でも君の名前も教えて。」
「九条翼です。」
「先生。あと……」
翼は玄武を追いかけるように全力で走った。
ー玄武ー
「なんで野球部がないんだよ。」
俺は公園のベンチに座っていた。
「俺は毎日素振りもキャッチボールも頑張って来たのに……」
もう退学しようかな。
俺は本気だった。
「やっぱここか。」
「翼、」
「びっくりしたよ。お前がすぐ教室から出るしさ。」
「だって…」
「だって…じゃないだろ。もう高校生なんだししっかり周りは見れるようにならないと。分かった?」
「うん」
「お前退学する気だろ。」
「なんで、」
「分かるよ。そんくらいだってお前の親友だかんな。」
「そうだよ。俺は、高校に野球部はあるもんだと思ってた。野球部がなかったら甲子園の予選にすら出る以前の話じゃないか。」
「お前は環境に従って動くのか?自分で場所を作らないのか?ねっ、先生。」
「えっ」
「そうだよ玄武くん。ないなら作ろうよ。野球部。」
「でも。」
「実は先生昔この学校の生徒だったんだ。先生も野球部はあると思ってたけど天龍高校にはなかった。卒業してとても後悔したの今でも覚えてる。だから先生になった。こう環境に囚われてる子を救うために。」
「がっくん、」
「なので校長先生には僕が頭を下げて来ます。なので玄武くんと翼くんには9人のメンバー集めて来てくれたら準備が整うんですがいけますか?」
「はい!」
一筋の光だった。
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