気が付いたらオンラインゲームの最強領主で…総受けだったorz

まぁまぁ

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災厄の魔王~戯れ~

エピローグ

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◆◆◆

金髪碧眼のアーサー王の姿で、声で、俺の目の前に現れた。
“隷属の首輪”に縛られた彼を守りたいと願った。

それなのに何故バーディシャーの腕の中に彼が囚われているのか。ガウェインは魔法で全力で飛びながら、彼が囚われるのを遠目におさめ目の前が怒りで真っ赤に染まりそうになった。吸血鬼の牙が彼の“隷属の首輪”の上の白い項(うなじ)突き立てられる瞬間―…届かない手を伸ばす。
「やめろっっ!!」
届かないと分かっていたのに。
「っああああっっ」
ガウェインの耳に届いた、快楽と痛みに叫ぶ声。吸血鬼の牙はその吸血鬼が上位であればあるほど魅惑する快楽が増すという。ではバーディシャー程の吸血鬼に齎される快楽は青年にはそれだけで強烈な毒だろう。青年の体が震えて力が抜け落ちる。発情したような赤い頬を抱きしめる吸血鬼を殺してやりたいと思った。先程まで敵として嫌いになれないとすら思ったが彼の事になると別だ。
尚も執拗に吸血鬼は血を啜って、吸血鬼の腕の中で震える青年を早く助けてやりたくてガウェインは飛ぶスピードを更に速めた。風が彼の横を音を立てて過ぎていった。

ガウェインとして在るとき・・・俺は円卓の騎士・ガウェインとして此処に在る。
だからこそ俺の忠誠はアーサー王のものだ。
けれど戦いが終わり。
今世での〝ガウェイ″の剣の主が…アーサーの様に敵に情けをかけるのは俺の感情を高ぶらせた。
吐き気がする。ガウェインとして幾度も幾度も見てきた光景と重なる。瞳を細めて聖王と吸血鬼の男を見詰める。

「アルスラーン。暁か、夜明けの光…」
やめろ。そんな風にお前を傷つけた男の名を呼ぶな。聖王の笑みはアーサーと重なる。
その男に向けた綻ぶような笑みを、誰にも見せたくない―・・・それなのに聖王は残酷に言うのだ。

「アルスラーン、そのままでは辛いだろう?私の血を飲むと良い」
一度は今世の俺を追い詰めた吸血鬼に、貴方は貴方を与えるというのかっ!!!
俺は貴方が何者にも傷つけられず穢されずに在ればそれでいいのにっそのために俺は命をかけたのにっ
他でもない王がそれを赦すなどっ!!
「シュレイザードっ!!!」
目の前で真っ赤に染まりそうになる。嫉妬、憎悪、愛情、敬愛、尊敬そういったものが混ざり合って目の前が暗くなるのに…けれど王はそれに気づかない。


騎士は、ただ王のためだけの者。


しかも聖王は手で俺達騎士を制して自ら屈み、自身の首にアルスラーンが牙を立て易いように髪を掻き上げてまでしてみせる。その美しい首筋。俺にとって貴い人の穢れないそこに、ピチャリッと舌を這わす男―…その首に牙が立てられて、また目の前で聖王の血が啜られる。

「つぅっ」
王の甘やかな声。俺が耐え切れたのはそこまでだった。
バーディシャーの肩を強烈な蹴りで踏み抜いて王と引きはがし、逆に聖王を丁寧すぎるほど優しく抱き上げる。
「ガウェイ」
驚いたような王の声。王はわかっていない王たる者が騎士達にとってどんな存在かわかっていないのだ。
「勝手に与えるな」
その一欠片すら。貴方の全てが俺は貴くて、愛おしくて、一欠片だって傷ついてほしくないのだ。
これはガウェイの想いなのか、ガウェインとしての想いなのかー・・・そして俺は掻き抱くように王を抱きしめた。

太陽が二人を照らす。
朱金の鎧を纏い、腰まで伸びた紅の髪を金の髪留めで後ろに無造作に纏めている騎士と彼が抱き上げた王。白銀の王衣と壮麗な金の飾りが縁どられた白金のマントを後ろに流した聖王-・・・騎士が王を抱き上げる様子は周りの人々を一枚の宗教画の中に招いたような特別な空気があった。

「いつまでそうしている、早く陛下を下ろせ」
だがそんなことを頓着せずにヴェルスレムは容赦なくガウェイの背を蹴りあげる。
俺も周囲の人々の視線を集めまくっているこの姿勢が恥ずかしくてガウェイの肩に手を置いてガウェイを見詰め、
「ガウェイ、そろそろ下ろしてくれないか」
そうガウェイに抱き上げられたまま困ったように声をかける。途端になぜかガウェイの眉間の皺が大きくなった。
「・・・」
無言で俺を抱き上げ、見上げてくる騎士には、拭いきれぬ怒りと違和感があって。そこで俺は違和感の正体を思い至った。
「ガウェイ・・・・・じゃない・・・」
「嗚呼」
声も幾分低かった。彼はまさかー・・・

「俺はアーサー王に忠誠を誓いし円卓の騎士・ガウェインだー・・・ガウェイは俺のうちにいる」

それがどういうことなのか思い至って俺はついガウェイン卿の肩を掴む。
「そんな・・・彼はどうなったんですっ」
“こういう事態”があることは知っているが、その時にガウェイがどうなってしまうのか知らない。
思わずガウェイン卿の切り裂かれた騎士服とまだ治りきっていない怪我に視線を走らせて眉を寄せる。戦いの苛烈さが伝わってくる。
 「貴方の怪我は私の罪だ・・・」
俺がガウェイに頼みごとをしなければ彼は傷つかずにすんだのだから。
俺はガウェイン卿の肩に額をつけて懺悔する。

「・・・案ずるな彼は俺で、俺は彼だから」

けれどそんな俺にガウェイン卿はフワッと安心させるように笑い。頬を顔を寄せるとそっと耳打ちで「気にするな」とまるでガウェイのような気安さで言ってくれた。それに俺が思わず少し笑うと、それを見たガウェイン卿も笑みを浮かべて「あとで詳しく話してやるから」と言ってくれた。そしてそっと俺を壊れ物でも扱う様に地面に下ろしてくれる。安心感やばい。

レガンは目の前の光景に胸が焼き切れるかと思った。
光の奔流が流れ、自らが光の化身でもあるかのように聖王が顕れた時―…俺は不覚にも一歩も動けなかった。
獣人は魔法には疎い。それもあるが、まるで神話の中から抜け出来たような光に溢れた漆黒の髪と蒼の瞳の“王たる者の姿”に心を奪われたのだ。
シュザ―といった、獣人を差別しないその人柄に惹かれた、このゴタゴタが終わったら隷属の首輪なんてもの外して、番(つが)ってもらおうとも思っていたけれど。自分の願いが叶わないことを知った。

“隷属の首輪”は聖王が力を顕現した瞬間に外れ、俺の“隷属の主”の腕輪も力なく地面に転がっている。
これが意味することは王はいつでも“隷属の首輪”を外せたということ・・・俺より強いということだ。
バーディシャーとして敵であった者へも慈悲は深く―…蒼の瞳を細める微笑みはどこまでも包み込むかのように優しい。

(王たる者の器を知る・・・これが〝聖王″か・・・)

そして紅の騎士に抱き上げられた聖王の姿に、あるべき姿はこちらなんだと突き付けられたような気がして辛かった。王があるのは煌びやかな王宮と彼に剣を捧げた騎士たちの元だ。
泥臭い盗賊の側に居ていい人じゃない。奴隷商人たちから同胞を助けてもらう手助けを、そういう話だったが・・・本当はずっと俺の側に居て欲しかった。側に居て番って、笑って、そんな風に家族になりたかった。

けれど否が応にも突き付けられるのだ―…獣人とは住む世界が違う。



「お前は聖王だったのかー・・・」
呆然とした呟きが俺の耳に届いた。
「レガン、フルレト」
俺が呼べば彼等は俺の側までゆっくりと近づいて来るのを、すぐさまシュッという音と共にヴェルスレムとガウェイン卿が剣を抜き放って威嚇する。二人の姿は姿変えの俺の魔法も途切れているから獣人に戻っているし、俺の“隷属の首輪”とレガンの“隷属の主の腕輪”が地面に転がっているから言い訳はできない。背後の聖騎士たちもいつでも戦えるように剣柄に手を添えていた。それに溜息をひとつ。
「剣を下ろせ、二人とも」
一触即発の雰囲気を笑顔で収める。
「しかし、こいつ等は陛下を攫ったのです、あまつさえっ我が王に“隷属の首輪”など赦せるはずもないっ!!!」
ヴェルスレムが感情の高ぶり故か薄紅の瞳を紅に染めて突き刺すように言葉を紡ぐ。たしかに彼等に俺は攫われた。けれど、
「-・・・それも理由があった。奴隷商人に虐殺された親を魔物に落とさず、奴隷に落とされた家族を救う為に彼等はアーサー王の魂の欠片を持つ俺を頼っただけのこと・・・確かにやり方は強引だったが彼等の苦行は奴隷商人を聖都で蔓延らせた王のー・・・私の罪なのだ。自らの罪を贖うのは当然だろう。」
グッと騎士たちが何を耐えるような表情をして、納得はしていないだろうが剣を収めてくれた。俺は一歩、レガンとフルレトへ歩み、両手を広げた。
聖王が光の中、獣人たちへ手を差し伸べるさまを騎士たちは見つめる。

「私はお前たちを歓迎しよう。一族郎党、獣人全てを我が国は受け入れる。皇国国境警備地を設け、獣人たちを積極的に受け入れよう」

その慈悲を。その愛を。

「奴隷として落とされた全ての人間、獣人、魔族の苦行を王たる私は許さない。この世のあらゆる不条理は正されるべきだ。今この時をもって聖王・シュレイザードは此処に誓おう。あらゆる国にいる奴隷たちの解放を諸国に働きかけよう。」

聖王たる彼が動けば奴隷たちの多くは解放されるだろう・・・“聖王”にはその力がある。

「なぜっ何故そこまでしてくれるんだっ」
灰色の髪から伸びた同色の獣耳が力なく伏せられている。揺らぐ銀色の瞳に聖王は屈みこんでその視線を合わせる。
「なぜ?当たり前だろう。レガン。」
レガンと王たる者が、只の獣人の盗賊に親しみを込めて呼び、その手をとった。
「もう友だちじゃないか」
そういって快活に笑った王の笑顔はまったく〝ただの青年″で。
その〝青年″にジュ・レガンはまた恋に落ちたのだ。諦めようとする、それでも何度でも恋に落ちる。

ポタッとレガンの瞳から涙が溢れた。
ただひたすらに一族の安寧を求めて放浪した。

始まりは小さな村。
その小さな村はやがて魔物に襲われ、多くの者を喪い…村が焼かれ彼等は喰うに困って盗みをした。
そこからは犯罪者として追われながら、一人一人殺され、欠けながらも放浪し続けた。
生きるためには一箇所には留まれなかった。

彼ら以外の獣人たちも生きるために盗賊に落ちていたため、放浪した各地で出会い仲間が増えていった。そんな彼等をエルフや人は『放浪の民』と蔑み、『奴隷狩り』の対象としてくる。
守るために強くならなければいけない。やがて仲間が死なない程に強くなったと思っていたら、また狩られる。

安寧など遠かった。
安寧など無かった。
それなのにー・・・

「ありがとうっ」
ギュゥッと繋がれた手を握りしめてレガンは泣いた。
その尊い人の手を額まで掲げ泣いた。
獣人たちを守り、ここまで導いてきた孤高の獣人は泣いた。

俺はそんなレガンを抱きしめて、泣き顔を周りから隠してやりながら、晴れ渡る聖都・ヒュンベリオンの空を見上げたのである。


そしてそんな彼等を見ている者がいた。シルル湖の上に佇んで漆黒の髪を風に遊ばせながら目を閉じて、〝目″を飛ばして聖王たちの様子を見詰める。漆黒の男・・・人は彼を『魔王』と呼んだ。
傲慢・憤怒・嫉妬・怠惰・強欲・暴食・色欲という七つの大罪をを司る『災厄の魔王・トール』と。

気が遠くなりそうなほどの時間を独りで生きた。本能のまま気まぐれに人を屠り、エルフを狩り、国を滅ぼしたりしても、心の奥は何も響かず。作り物のように凍っている自分が倦んでいるのだろうとも思うが、その晴らし方など分からない…そんな数百年の日々の中で或る皇国の話を知る。
その国の王を人は『聖王』と呼ぶ、王は人の世では疎まれる魔族すら受け入れ、妖精やエルフですら心ひかれる『光の都』があると、そしてその都に君臨する王は数百年の時を生きているという。
・・・まるで自分のように。

故に、その国をじかに見たくなって一度だけ訪れたこのストレイト皇国で出会ったのだ。
その時は雪が降っていた、けれど不思議と明るい夜で、一面に降り注ぐ雪と、皇国の城外にあるシルル湖の淡く白銀に輝く水面が幻想的で俺ですら見とれた。

そこに佇む人影は真白の服を着ていた。
長い白のマントがはためいて、それと同時に細やかな刺繍がほどこされた布が鮮やかな色彩で両肩から翻る。流れる漆黒の髪がひどく綺麗で、空色の瞳が湖を見つめる様は宝石のようだと思ったのだ。ただこちらを見上げた人の子は躊躇なく手を差し出したのだ、この俺に・・・『災厄の魔王』に。

『私は…いや俺はシュレイザード・ウィンドザムだ。よろしく。』

差し出される手。
知識としては知っていたが、それをしたことなど無かった。
ましてしようとも思ったことなど無いし、求められたこともなかった。

『俺はトールだ。』

そして俺は生まれて初めて数百年の時の中で始めて、人に触れた…。
雪のあわい燐光が湖を照らす、この幻想的な場所で。だからそれから魔王はこうしてよく〝目″だけ飛ばして聖王を見ていた・・・そこで目を飛ばしていた先、獣人を抱きしめていた聖王が顔を上げて、魔王の“目”に気付いただろう瞬間、魔王は目を開けて聖王を見ることを止めた。

「流石だ、シュレイザード」

ずっと見ていた、シュレイザード。
事あるごとに気付かれて少しずつだったけれど、お前の考え方、お前の騎士たち、お前の国、お前に群がる民たち。でも俺にはあんまりよく分からない。お前にとって必要なものだとも思えない。
だから・・・

「お前には、いらないよ。そんな塵芥たち。」

そして『災厄の魔王・トール』は一つ笑みを零して、トプンッと影になって湖に落ちたかと思うと、其処にはなにも何かがいたことすら残さず。湖面はただ陽の光を受けて輝くばかりだった。


俺は知らない『災厄の魔王 戯れ』というイベントを終えた俺に待ち受ける。
『災厄の魔王、誘拐』という更なる波乱の幕開けを、今はまだ知らない。

【一部完結】
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