ある日猫耳少年を拾った

可愛おとめ

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2話 服

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翌朝目を覚ますと猫耳少年がいて自分で拾ったのに忘れてビックリした。
   ボク「そうだった。拾ったのか。」
 猫耳少年はムクッと起き上がり目を擦りながら眠そうにしている。
 そういえば名前ないと呼びづらいな。朝ごはんを作りながら考え聞いてみることにした。
 ボク「名前ないと面倒だから、黒い髪で耳も黒いから、クロって呼ぶぞ」
 クロ「簡単すぎ。まぁあんたが決めたんなら別にいいけど」
 ボク「いいのか?じゃあとりあえず朝飯食べよう」

用意したのは日本の朝ごはん!白米に鮭、味噌汁と卵焼き。ネギも入れようかと思ったが猫耳生えてるし一応やめた…。
本当に猫が人間になってるならすごいけど。
拾ってきた時は毛布に包まってたが、裸だったし。すぐに服は着せたけど買ってこないと。
クロ「テレビで見たことあるやつだ!」
ボク「そうなのか?そういえば名前言ってなかったな。ボクは佐藤冬弥。名前で読んでくれ」
ボクのことは興味ないのか黙々と食べている。
ボク「少しは聞けよ」

朝食を食べ終えるとそろそろ学校に行かなければいけない時間になる。
でもこいつどうするか。置いてって何処かに行ったら…またお腹も空かせそうだし、第一服ないし。
色々考えてると少し心配そうに見てきた。
ボク「よし。今日は仮病を使おう!クロ今日は服を買いに行こう」
クロ「別にさみしくて見てたんじゃないし!服もなくても」
ボク「服はないとダメダロ」
早速学校に電話をして、洗い物や家事を終わらせてから行くことにした。
早い時間だと怪しまれるし…そういえば服は適当に1番小さいやつを着せたけど、靴がない
とりあえず抱っこをして連れて行く。
身長的に幼稚園くらいだろうから問題ないだろ
子供服の所に行き似合うものが多くて迷う
クロにも聞くが何でもいいとしか言わない
クロ「それよりさっさと決めてよ。いつまで待たせるの?」
この言い方が、たまにカチンとくるが可愛い
何着か買ってようやく買い物を終え、スーパーに寄って帰る。
昼は目立つの嫌がるのと節約も兼ねカップ麺
クロ「まぁいいんじゃない?でも不健康だって言ってたよ」
ボク「またテレビか?」
食べ終えると暇になったのかクロがゴロゴロしていた。
遊ぶものも買えばよかったな。
猫だし猫が遊ぶものか?というか本当に猫なのかな?
思いっきって聞いてみることにした


    
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