ある日猫耳少年を拾った

可愛おとめ

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3話 行きたいところ

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クロに猫なのか人間なのか聞いたがクロにも分からないらしい。
猫として生きていたが突然人間になったそう
親猫は何処か行ってしまったから捨てられたんだろう。
でも何でどうやって人間に?
謎が深まるばかりだが猫だからか日があたり眠くなっている。
ボク「クロ~。寝るならせめてベッドに寝てくれ。」
さすがにテーブルの上で寝られたら困る。
よいっしょっと。既に寝てしまったクロを抱えてベッドに寝かせる。
クロ「すぅすぅ」
少し意地悪をしてみたくなり猫耳を触ったり引っ張たりしてみた。
クロ「んっ」
少し嫌がる姿にキュンとした。

数時間後…
クロ「んん~」
眠くて目を擦りながら起き上がるとあいつが寝ていた。
名前何だっけ?まぁいいや。
ぐるるる~
お腹すいた。自分でもよく分からないまま人間になったのに、知らない奴を家にまで上げて色々やってくれるなんてお人好しって言うんだっけ?
幸い前の飼い主がテレビをずっと掛けてたからある程度の知識は知ってるから喋れるけど
ニャ~以外の言葉は喋った事無いから合ってるか分からない。
とりあえずお腹すいたからゆさゆさと揺すり起こした。
ボク「何だ?クロ起きたのか」
今何時だ?とのそのそと起き上がる。
スマホを取る前に先に答える。
クロ「6時半」
昼を食べてすぐ寝て、もう外は真っ暗だ。
ボク「お腹すいたか?」
クロ「別に」
ぐるるる~
バッと手でお腹を抑えるが余計に大きくお腹の音がなる。
かあぁっと赤くなるとポンッと頭を撫で待っててなと夕飯を作り始める。
その姿を少し見ていたが飽きてテレビを付ける
クロ「ねえ。ここ行きたい」
やっていたのは遊園地特集。
この姿なら行けるはずだ。一度行ってみたいと思っていた所の一つだ。
ボク「へえ。全然行ってなかったな。明日休みだし行くか。あ!でも猫耳と尻尾」
クロ「だめなの?」
ボク「コスプレってことで行けそうかな」
クロ「まだまだ行きたい所は山程あるけどね」
ボク「ええ!そんなにか?」
フフンっと行きたい所を一気に話し始めるとこいつは急いで紙にリストを書き始めた。
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