満智子の嗜み

菅野鵜野

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3. 再構築

3.獣

 大間に寄って、私たちはマグロ三昧の1日を堪能した。

 こんな本州の北の突端、下北半島の端で、私は夫に抱かれていた。

 ここはかつて戊辰戦争に負けた会津藩が国替えとなって押し込められた極寒の地。下北半島の一番細い部分、津軽海峡と陸奥湾に挟まれるむつ市街に、その史跡が残っている。

 まるで女の細いウエストのように細くなったむつ市の反対側から恐山へと向かう途中にある薬研温泉で宿をとっていた。

 さらに奥にあるかっぱの湯という秘湯にも足を伸ばし、誰もいないことをいいことに、私たちは湯冷ましがわりに
林道で繋がっていた。

 裸体に半袖のワンピースをさらりと羽織っただけだから、捲るだけで夫のお魔羅を迎え入れることができる。

 林道の陰で、道しるべの柱にしがみついて、まるで動物の交尾のように、ただただ本能の赴くままに合体した。

 夫は無言で私からお魔羅を抜くと、早々に放出した。

「ごめん、満智子、逝ってないね」

「いいのよ。こんな風に獣のように交わるだけで興奮するわ」

 私達は車に戻った。

 トランクを開けて、わざと大きく足を広げて座った私は、夫に雌の匂いを放ち続けるお万様を見せつけるようにしてワンピースを捲り上げた。

「あなた……」

 土産物屋で買った、程よい太さのこけしにゴムを被せ、私は自分の手でそれをお万様に沈めた。

「ま、満智子……」

「全てを開放したいの。恥じらいも、照れも、倫理も、淫楽を我慢する理性さえも……んん、硬いわ……」

 膝を立てて、私は腰を前後に揺らしながら見せつけるようにこけしを出し入れして見せた。

 こんなの、冷たくてあまり気持ちよくはない。でも、少し夫を煽りたかった。

 胸元のボタンをいくつか外すと、私の大きなお胸はだらしなく弾き出てしまう。

「ああ、おおん……そこ、一番奥のちょっと手前なのよ、ああ、擦れるわぁ……何てよろしいのかしら……」

 踊り子のように腰をグラインドさせて、トランクの上で腰を突き上げる女。

 ここまできても、淫楽を手放せない女。

 こう言う女なのよ、あなたの妻は……ついてこられないのなら、あなたはもう……。

「やめてくれ、やめろっ」

 すると夫は、乱暴に私の手を叩き、こけしを握りしめた。

「この淫乱女……どうせあの灯台でも男を食っていたんだろ。くそ、こんなクソ万……こんなもの」

 夫はグリグリと乱暴にこけしを回し、私の膣壁という膣壁を擦りまくった。

 何なの、この電撃……

「あ、ああ、ねぇっ、ああっ、おかしくなる、こわれちゃう、ああっ、ああはうっ、おおっ、おおんっ」

「まるで雌豚だな」

 夫は私のオッパイを乳首を甘噛みし、やがてこけしを抜き去って自分のお魔羅を突き刺してきた。

「ああ、やっぱりあなたのがいい……あなたのがいいの、最高、ああっ、して、して、いいの、してっ」

 当たるのよ、ピタリと。悔しいほどに。

 ここ数日、暇さえあればこのお万様には夫のお魔羅が入っていた。

 馴染んでいるのよね、やっぱり。

「満智子、満智子、俺の、俺のものだ……」

「ああっ、いいわ、いい、いかせて、いいのっ、いかせてぇぇ」

 私はもう堪らなくて、体勢を立て直し、夫をトランクに寝転ばせてその上に跨った。

 夫を見下ろし、肌けたシャツの下の小さな乳首を指先でコリコリといじりながら、猛烈に腰を振った。

「そ、そんなに振ったら……ケツの肉が波打って、デカイオッパイが跳ねて……いやらしい、淫乱女……」

「こんな女にしたのは、あなたよ、照夫さん……あなたが放っておくから私……ああ、私のお万様を埋めて、突いて、虐めて……離れるのは嫌なのよ」

 ズンズンズンズンと車を激しく揺らしながら私は腰を振りまくった。

 誰かに見られているかなんてどうでもいい。

「満智子、ちぎれる、ちぎれ……ぐっ、締まりすぎ……」

「ああん、いいの、いいのよ、まだよまだお逝きにならないで……」

 今はもう、もっとあの高みの向こうに行きたくて、ああ、と吠えながら、猛然と腰を使うことを止められなかった。

「そんなに腰を振ったら……ああぅっ」

「いい、いいっ、いっく、ああっもう、いいの、ああん、おお、おおおうっ、あはう、いっぐぅ、いっぐぅぅう」

 歯を食いしばり、お万様で夫のお魔羅を千切るほどに締め上げると、夫が気持ちよさそうに私の中に大量の分身を放った。

「うう、ううん……」

 二人とも、まだ余韻が抜けなくて、衝撃波に飲まれたまま、まだ体を揺すっていた。

「最高……満智子、最高……」

「あなた……おっぱいを吸って」

 息を切らしながら夫にねだると、夫も息を乱したまま私のレーズンをしゃぶった。

「あ、あああっ、よろしくてよぉぉぉ」

 するとまた私は、夫の胸に大量の潮を吹いて、気をやってしまった。



 宿の食堂でもマグロを堪能することができた。

 浴衣姿の私、どうてもお胸が大きすぎてはだけてしまって、美味しいお酒のせいかしら、裾もすぐに乱れてしまうの。

 夫が一人で大浴場に行った後、私は街の写真が飾ってあるロビーのソファに腰を下ろし、足を組んでコーヒーを飲んでいた。

「おかみさん、随分色っぽいねぇ」

 よく日に焼けた顔で、漁師さんのような白髪の老人が向かいに座った。

 あら、私今、パンティ履いていないのよね……。

 ゆっくりと足を組み替えると、裾がまくれて太ももが露わになる。

「漁師の方ですの? 」

 おじさまの目は、私のドイツの森の在り処を探してギラついている。

 私はちょっと胸元をはだけさせて際どいところまでお乳を見せ、足の合わせの合間に指を滑らせた。

「あ、ああ、大畑漁港のな。ここのホテルに魚を下ろしてる」

「道理で。とても美味しゅうございましたわ」

 指を咥えてチュプッと音を立てて舐ると、おじさまはゴクリと音を立てて唾を飲んだ。

 楽しくなってきて、私は片足をソファの肘あてに乗せ、ドイツの森を見せつけて差し上げた。

「俺には、あんたの方が旨そうに見えるがな……」


 老人だなんて失礼だったわね。流石に鍛え方が違うわ、私のお万様が破れてしまいそうな大きくてご立派なお魔羅をなさって。

「あんた、男狂いかい、旦那がいたろう」

「んふ……おじさまこそ、素敵なお魔羅ですわ……ああ、ん、きつぅいわぁ……」

 おじさんがホテルの裏側に停めている軽のトラックの荷台で、私は四つん這いにされて後ろから貫かれていた。

「こいつぁいいや。あんたいい体してるぜ……まるで女郎だな」

 ああ、確かこの辺りには、漁師さん相手の貧しい女郎がいたと、資料に書いてあったわね。

「乗り移ったのかしら……ここにきてから、お万様が埋まっていないと気が済まなくて……ああ、いいっ」

 おじさまは屈強な腰つきで私を突き倒した。

 トラックから転げそうになりながら、私はおっぱいをブンブンと振り回すようにして抱かれた。

「ああもう、もう、いいわっ、お逝きあそばして、もう、よろしくてよっ」

「ゴムしてねぇぞ」

「でしたら、外し、てぇぇん、中はだめぇぇ、ああん、あん、あん、あんっ、いく、いいの、お上手ヨォォ」

「淫乱女だなぁ……よっしゃ、ほい、ほほいっ」

 ピシャピシャと私のお尻を叩いてからお肉を鷲掴みにすると、ラストスパートとばかりに腰を使った。

 ああ、子宮が引っ繰り返るわぁ……。

「イッグゥゥゥゥ!!  」

 ああ、やっぱり嗜みは致してみるものね。
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