続・満智子の愉しみ

夫婦らしい遊び

レンレンの正体

　帰宅した夫に玄関で一戦挑み、まんまと先に暴発させて、私はレンレンの顔写真が映った表のSNSの画面をスマホに出して夫の鼻面につきつけた。
「げっ……」
「責める気は無いわ。こっちも好きにやっていたから……レンレン、ね」
「あの、満智子、これにはえっと……」
「だから、責めていないってば。しかも、私達が濃密に楽しむようになってからなのよ、始まってるのが」
「は、始まってる? 」
　私は私たちのイヤらしい画像が上がっている投稿サイトを見せた。
「うげぇぇっ」
　照夫は真っ青になった。
　それはそうよね。会社で借りたレンタカーで、営業の最中に女とバコバコやってるんですもの。それも女房。
　公私混同だと怒られても文句言えないわ。
「この時の出張に、レンレンいたのね」
「……うん」
「ホテルも一緒ね。だから私が金沢に泊まると言ったら、次の日早いからとか何とか、別のビジホに私を泊まらせたのよね」
「あ、えっと……はい」
「レンレンとは、長いの? 」
「1年半くらい……彼女がウチの課に異動してきて、何度か出張が一緒になるうちに……」
「出張先でランデヴーか。会社のお金で良い気なものね。このままだと、あなたクビになるわよ」
「どうしよう、満智子」
「交渉しなさい、レンレンと」
「交渉って……」
「こういう女は自己顕示欲が強くて、自分を見て欲しいタイプよ。男を寝取った事に最高にステイタスを感じるんでしょうね。だから、他でもやっている筈よ。切り札を手に入れるの」
「切り札」
「次、彼女が出張に行くのはいつ」
「あ、明日だ。仙台……でも、次長とだぞ。有り得ないんじゃ」
　次長さん、確か50代で、渋目のイケメン。彼だったら、私だってお尻差し出しちゃうかも、というくらい色気もあるわね。
「私が行くわ」
「仕事は」
「今週はもう休みなの、来週から別の場所の物件に入ることになるから。新幹線の時間や泊まるホテル、分かったら知らせて」
「了解」
　それにしてもとんでもない女に取り憑かれたわねぇ……。
「何やらかしたの。怒らせた? 」
　すると夫は下を向いてボソリと打ち明けた。
「君より満智子の方がずっと良いって……満智子の方が品がある色気だし、そそられるし……玲子先輩は……野獣みたいで……」
「あら、私だって」
　私はM字にお股を開いて、ヤンキー座りをした。下着をつけていないスカートの下は、もうグチョグチョだった。
「はぁぁ、やっぱり満智子だょぉぉ」
　夫は私を床に押し倒し、もどかし気にベルトを外してお魔羅を取り出し、ズブリと埋めた。
「あ、あなた、スーツがシワに……」
　と言いながら、腰をくねくねと浮かせて捻り回し、夫の魔羅を締め付ける私。
　ちょっと罰も与えてやりたいわね。
　私はイキそうな顔をする夫から体を離し、乱暴に夫をソファに転がした。
「お魔羅を出しなさい」
　私はゆっくりと夫に跨り、ギンギンになっているお魔羅をヌプッと飲み込んだ。
　ぐるりぐるりと腰を回しては締め付け、上下にシゴいては締め付け、夫が果てるのを許す事なく翻弄し続けてやった。
「ま、満智子ぉぉ……もう、もう……」
「だめよ」
　私は夫の上で腰を使いながら、後ろ手に夫の菊門に指をツプッと沈めて擽ってやった。
　女の子のような悲鳴を上げて夫が悶えると、私の中でお魔羅がギュンッといきり勃って私の良い所に当たった。
「いはぁぁん、あん、あん、もっと、もっとお突き、もっとよ……はぁ、はん、あん、ああん」
　夫も私も狂ったように腰をぶつけ合って、グッチャグッチャと粘液撒き散らして、夫の下腹部ビッチョビッチョにして……それこそ獣のような雄叫びを上げて、私は全身を強張らせて夫の噴射を中で感じた。
「ああ……ああん……」
　私のおマン様もドクドクと口を開いたり閉じたりしながら、何と潮を吹いてしまった。
「何て事……あなた、素敵よ、素敵よ……」
「満智子……俺、やっぱり満智子じゃないとダメだ……」
　私達は息を乱しながら、いつまでも抱き合っていた。