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勇者クラフティ編
第25話「玉菜、憤慨!マカロンは2度捨てられる」④
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「さぁ、禍々しい混沌のスイーツ!!!勇者の光を恐れぬのならば、かかってきななさいっ!!!!!」
ソルベとクリームパフは瀬戌テレビの屋上でカオスイーツと対峙する。2人が瀬戌テレビに向かっている間に、本社内はカオスイーツの攻撃で機能が一時的にストップし、警備員もメレンゲ状の物体で身動きが取れなくなっていた。勿論、その様子を進次郎も黙って見つめる。義理の妹がマジパティであることはうすうす気が付いていたようで、今回の騒動でやっと事実であることが判ったようだ。
「来たか…今回は全力で行かせてもらう!!!いけ、カオスイーツ!!!!!」
パンキッシュ姿の少年は、カオスイーツに向かってそう言うと、カオスイーツは2人のマジパティに向かってメレンゲ状の物体を放つ。
「ソルベハリケーン!!!!!」
ソルベが長弓を回転させると、長弓から強風が吹き荒れ、メレンゲ状の物体が弾き飛ばされる。
「クリームバレットクラッシャー!!!!!」
クリームパフはドリル状の銃弾を放ち、硬化を始める物体を次々と砕いていく。
「ドリル攻撃が使える私が、こんな物体に屈するとでも思った?」
そんなクリームパフの言葉に、マカロンはにやっと笑い、カオスイーツはクリームパフに己の拳をぶつける。
「かはっ…」
クリームパフは弾き飛ばされ、屋上のフェンスをなぎ倒してしまう。瀬戌テレビは12階建てのビル…そんな彼女は12階建てビルの屋上からフェンスの上端を掴んでいる状態…つまり、宙づりだ。
「クリームパフ!!!」
「くっ…ソルベ、私に構わず戦いなさいっ!!!」
クリームパフが掴んでいるフェンスがギシギシと音を立てる。今まで感じた事のない怨念こもったカオスイーツの拳…それは、カオスイーツにされたのが姉・白石甘音であり、元々甘音と玉菜は姉妹の仲が悪かった分、クリームパフには強く感じるのだろう…
「憎んでいる相手を浄化したところで何になるんだよ…ますますイキり散らかして調子に乗るだけじゃん!」
「違うもん!!!」
マカロンの言葉を、ソルベが否定する。
「確かに川原佑香は、助けられたにも関わらず、イキり散らかしてお姉ちゃんや色んな人を傷つけた…でも、全ての人間がそうと決まったワケじゃないっ!!!」
そう言いながらソルベは、カオスイーツに向かってソルベシュートを放つ。しかし、カオスイーツは咄嗟に飛び上がり、クリームパフが掴むフェンスに飛び乗る。
「ガシャン…ガシャン…」
カオスイーツが踏みつけるたびに揺れるフェンス…フェンスを掴むクリームパフの腕にも負担がかかる…もう時間はない。
「白石甘音が社会的制裁を受けるのは確定的だけど…それでも、僕は信じるよ…白石甘音の心にほんのちょっぴり残っている母性に…」
そう言いながら、ソルベは長弓をブーメランの要領でカオスイーツに向かって投げつける。
「ガッ…」
ソルベが投げつけた長弓は軸足に直撃し、カオスイーツはバランスを崩して後ろ向きに倒れてしまう。そして…
「あぁっ…」
クリームパフが掴んでいるフェンスの根元が折れ、クリームパフはフェンスごと地上へ落下してしまう。
「プディング・アムールリアン!!!!!」
突然プディングの声がして、12階の窓から黄色い光を帯びた鎖が飛び出す。鎖はクリームパフの身体に巻き付き、フェンスは地上に直撃したものの、彼女は難を逃れた。
「間一髪ってトコだな!」
12階の窓からミルフィーユが顔を出す。プディングは高所恐怖症という事もあり、顔を出していない。そんなミルフィーユは、黄色い光を帯びた鎖が飛び出しているプディングワンドを持つプディングを支えている。
「ミルフィーユ!それにプディングまで!!!」
「クリームパフ、「アン・デュ・トロワ」でいきますよ!!!」
「Oui!」
プディングの言葉に、クリームパフは返事をしながら鎖を両手で掴む。
「「アン!」」
そう叫ぶと同時に、クリームパフは壁に足をつける。
「「デュ!」」
次に、クリームパフは壁を思いっきり踏み込む。
「「トロワ!!!!!」」
クリームパフは思いっきり壁を蹴り上げ、飛び上がり、屋上に戻るや否や、カオスイーツにキックをぶちかます。
「カオスイーツにされたのが私の事を嫌っていようが、浄化したところで意味がないワケじゃない!そのバカを愛している人だっているのよ!!!それに…私はそのバカ、一発ぶん殴ってやらないと気が済まないのよっ!!!!!」
クリームパフがそう言うと同時に、ミルフィーユとプディングが屋上へやってくる。
「俺とプディングは、あくまで2人をアシストするだけだ!もう慌てて精霊忘れんなよな?」
「わたちのこと、忘れないでくだしゃい~…」
「ひどいですよ、ソルベ!僧侶様が気づいていなかったら、どうなってた事だか…」
「ゴメンゴメン…」
やっとパートナー精霊を忘れていた事に気づいたソルベとクリームパフは、バツの悪そうな顔をする。
「くっ…まだ終わったワケじゃ…カオスイーツ、4人まとめ…えっ…」
マカロンのセリフを遮るかのように、カオスイーツはパンキッシュスタイルの少年に正面から抱き着く。これまで感じた事のない温かいぬくもり…それは、マカロンが媒体の頃からずっと求めてきたものだった。
「カオスイーツが…泣いて…る…?」
「これが…白石甘音の心に残ってる…マカロンの媒体への母性だっていうのか…」
涙があふれ出す…それと同時に、マカロンの口から媒体の頃から言いたかった言葉が飛び出る…
「ありがとう…ママ…僕を…産んでくれて…」
それは、産んだことに感謝を示す言葉だった。マカロンの言葉と同時に、カオスイーツとマカロンから光が放たれ、本来の姿を取り戻そうとする。
「ほんの僅かな母性に…感謝するわ…だから、もう2度とカオスに呑まれないで頂戴…」
そう言いながら、クリームパフはカオスイーツにクリームグレネードを向ける。
「クリームパフ…2人を…光に返してあげて…」
ソルベがそう言うと、クリームパフの右肩にフォンダンが乗る。
「精霊の力と…」
「勇者の光を一つにあわせて…」
「バレットリロード!!!」
フォンダンの身体が白く光るなり、フォンダンはクリームパフの持つクリームグレネードのレンコン状のシリンダーに光の銃弾を装填する。そして、クリームパフは左手でシリンダーをくるくると回転させ、狙いを定める。
「クリームバレットシャワー!!!」
彼女の掛け声と当時に、クリームパフの人差し指は拳銃のトリガーを引く。
「インパクト!!!!!」
銃声音と共に、クリームパフが放った無数の銃弾は、カオスイーツに全弾命中し、再びフォンダンは銃口に息を吹きかけるクリームパフの右肩に乗る。
「「アデュー♪」」
1人のマジパティと1人の精霊がウインクすると、アマレットのカオスイーツとマカロンはそれぞれの本来の姿に戻り、カオスイーツは白石甘音へ、マカロンは赤ちゃんへ姿を変える。
「マカロンお姉ちゃんっ!!!!!」
赤ん坊の姿に戻ったマカロンはソルベがキャッチする。まだへその緒がついた状態で捨てられたのだろう…マカロンだった赤ん坊はソルベの腕の中で泣き続ける。
「ユキ…僕は、どんな手を使ってでも、絶対に…絶対に会いに行くからな。だから…元気でいろよ!」
ソルベもといユキの脳裏に響くマカロンの声…ソルベはぎゅっと優しく抱きしめる。
「泣く…もんか…」
そう呟くと同時に、赤ん坊を抱えたソルベはガトーの力で報道陣の前に瞬間移動する。
「青いマジパティが今、赤ん坊を抱え、我々の前に姿を見せました!!!今回の件について、何か一言を…」
マイクを向けられ、カメラのフラッシュをたかれるが、別の場所で戦いの一部始終を見ていた僧侶アンニンの弟・ジュレの車に乗ると、ソルベは赤ん坊と共に病院へ向かったのだった。
ジュレの車の中で、ソルベはユキの姿に戻る。
「俺のバイト先の小児科が、マカロンを預かってくれるって…」
「そっか…僕…待ってるから…」
ユキの言葉に、赤ん坊の口元が少し微笑んでいるように見えた。
一方、屋上に残された者達は…
「甘音っ!!!」
「進ちゃん…」
屋上の入口で戦いの邪魔をせぬようにしていた進次郎は、真っ先に甘音の所へ駆けつける。
「甘音…僕はありのままの君が見たかった…生まれて初めて愛した人だからこそ、ぶりっ子で偽らない君を見たかったんだ。だから、警察に行ってすべてを話そう…」
夫からの言葉に、甘音は盛大に泣き崩れた。そんな2人の様子にクリームパフはミルフィーユ達を連れてテレビ局の屋上をあとにする。カオスイーツが浄化された事で、瀬戌テレビ本社の機能は元通りになり、3人は警備員の目をかいくぐりつつ、カフェ「ルーヴル」へと戻る。
ソルベとクリームパフは瀬戌テレビの屋上でカオスイーツと対峙する。2人が瀬戌テレビに向かっている間に、本社内はカオスイーツの攻撃で機能が一時的にストップし、警備員もメレンゲ状の物体で身動きが取れなくなっていた。勿論、その様子を進次郎も黙って見つめる。義理の妹がマジパティであることはうすうす気が付いていたようで、今回の騒動でやっと事実であることが判ったようだ。
「来たか…今回は全力で行かせてもらう!!!いけ、カオスイーツ!!!!!」
パンキッシュ姿の少年は、カオスイーツに向かってそう言うと、カオスイーツは2人のマジパティに向かってメレンゲ状の物体を放つ。
「ソルベハリケーン!!!!!」
ソルベが長弓を回転させると、長弓から強風が吹き荒れ、メレンゲ状の物体が弾き飛ばされる。
「クリームバレットクラッシャー!!!!!」
クリームパフはドリル状の銃弾を放ち、硬化を始める物体を次々と砕いていく。
「ドリル攻撃が使える私が、こんな物体に屈するとでも思った?」
そんなクリームパフの言葉に、マカロンはにやっと笑い、カオスイーツはクリームパフに己の拳をぶつける。
「かはっ…」
クリームパフは弾き飛ばされ、屋上のフェンスをなぎ倒してしまう。瀬戌テレビは12階建てのビル…そんな彼女は12階建てビルの屋上からフェンスの上端を掴んでいる状態…つまり、宙づりだ。
「クリームパフ!!!」
「くっ…ソルベ、私に構わず戦いなさいっ!!!」
クリームパフが掴んでいるフェンスがギシギシと音を立てる。今まで感じた事のない怨念こもったカオスイーツの拳…それは、カオスイーツにされたのが姉・白石甘音であり、元々甘音と玉菜は姉妹の仲が悪かった分、クリームパフには強く感じるのだろう…
「憎んでいる相手を浄化したところで何になるんだよ…ますますイキり散らかして調子に乗るだけじゃん!」
「違うもん!!!」
マカロンの言葉を、ソルベが否定する。
「確かに川原佑香は、助けられたにも関わらず、イキり散らかしてお姉ちゃんや色んな人を傷つけた…でも、全ての人間がそうと決まったワケじゃないっ!!!」
そう言いながらソルベは、カオスイーツに向かってソルベシュートを放つ。しかし、カオスイーツは咄嗟に飛び上がり、クリームパフが掴むフェンスに飛び乗る。
「ガシャン…ガシャン…」
カオスイーツが踏みつけるたびに揺れるフェンス…フェンスを掴むクリームパフの腕にも負担がかかる…もう時間はない。
「白石甘音が社会的制裁を受けるのは確定的だけど…それでも、僕は信じるよ…白石甘音の心にほんのちょっぴり残っている母性に…」
そう言いながら、ソルベは長弓をブーメランの要領でカオスイーツに向かって投げつける。
「ガッ…」
ソルベが投げつけた長弓は軸足に直撃し、カオスイーツはバランスを崩して後ろ向きに倒れてしまう。そして…
「あぁっ…」
クリームパフが掴んでいるフェンスの根元が折れ、クリームパフはフェンスごと地上へ落下してしまう。
「プディング・アムールリアン!!!!!」
突然プディングの声がして、12階の窓から黄色い光を帯びた鎖が飛び出す。鎖はクリームパフの身体に巻き付き、フェンスは地上に直撃したものの、彼女は難を逃れた。
「間一髪ってトコだな!」
12階の窓からミルフィーユが顔を出す。プディングは高所恐怖症という事もあり、顔を出していない。そんなミルフィーユは、黄色い光を帯びた鎖が飛び出しているプディングワンドを持つプディングを支えている。
「ミルフィーユ!それにプディングまで!!!」
「クリームパフ、「アン・デュ・トロワ」でいきますよ!!!」
「Oui!」
プディングの言葉に、クリームパフは返事をしながら鎖を両手で掴む。
「「アン!」」
そう叫ぶと同時に、クリームパフは壁に足をつける。
「「デュ!」」
次に、クリームパフは壁を思いっきり踏み込む。
「「トロワ!!!!!」」
クリームパフは思いっきり壁を蹴り上げ、飛び上がり、屋上に戻るや否や、カオスイーツにキックをぶちかます。
「カオスイーツにされたのが私の事を嫌っていようが、浄化したところで意味がないワケじゃない!そのバカを愛している人だっているのよ!!!それに…私はそのバカ、一発ぶん殴ってやらないと気が済まないのよっ!!!!!」
クリームパフがそう言うと同時に、ミルフィーユとプディングが屋上へやってくる。
「俺とプディングは、あくまで2人をアシストするだけだ!もう慌てて精霊忘れんなよな?」
「わたちのこと、忘れないでくだしゃい~…」
「ひどいですよ、ソルベ!僧侶様が気づいていなかったら、どうなってた事だか…」
「ゴメンゴメン…」
やっとパートナー精霊を忘れていた事に気づいたソルベとクリームパフは、バツの悪そうな顔をする。
「くっ…まだ終わったワケじゃ…カオスイーツ、4人まとめ…えっ…」
マカロンのセリフを遮るかのように、カオスイーツはパンキッシュスタイルの少年に正面から抱き着く。これまで感じた事のない温かいぬくもり…それは、マカロンが媒体の頃からずっと求めてきたものだった。
「カオスイーツが…泣いて…る…?」
「これが…白石甘音の心に残ってる…マカロンの媒体への母性だっていうのか…」
涙があふれ出す…それと同時に、マカロンの口から媒体の頃から言いたかった言葉が飛び出る…
「ありがとう…ママ…僕を…産んでくれて…」
それは、産んだことに感謝を示す言葉だった。マカロンの言葉と同時に、カオスイーツとマカロンから光が放たれ、本来の姿を取り戻そうとする。
「ほんの僅かな母性に…感謝するわ…だから、もう2度とカオスに呑まれないで頂戴…」
そう言いながら、クリームパフはカオスイーツにクリームグレネードを向ける。
「クリームパフ…2人を…光に返してあげて…」
ソルベがそう言うと、クリームパフの右肩にフォンダンが乗る。
「精霊の力と…」
「勇者の光を一つにあわせて…」
「バレットリロード!!!」
フォンダンの身体が白く光るなり、フォンダンはクリームパフの持つクリームグレネードのレンコン状のシリンダーに光の銃弾を装填する。そして、クリームパフは左手でシリンダーをくるくると回転させ、狙いを定める。
「クリームバレットシャワー!!!」
彼女の掛け声と当時に、クリームパフの人差し指は拳銃のトリガーを引く。
「インパクト!!!!!」
銃声音と共に、クリームパフが放った無数の銃弾は、カオスイーツに全弾命中し、再びフォンダンは銃口に息を吹きかけるクリームパフの右肩に乗る。
「「アデュー♪」」
1人のマジパティと1人の精霊がウインクすると、アマレットのカオスイーツとマカロンはそれぞれの本来の姿に戻り、カオスイーツは白石甘音へ、マカロンは赤ちゃんへ姿を変える。
「マカロンお姉ちゃんっ!!!!!」
赤ん坊の姿に戻ったマカロンはソルベがキャッチする。まだへその緒がついた状態で捨てられたのだろう…マカロンだった赤ん坊はソルベの腕の中で泣き続ける。
「ユキ…僕は、どんな手を使ってでも、絶対に…絶対に会いに行くからな。だから…元気でいろよ!」
ソルベもといユキの脳裏に響くマカロンの声…ソルベはぎゅっと優しく抱きしめる。
「泣く…もんか…」
そう呟くと同時に、赤ん坊を抱えたソルベはガトーの力で報道陣の前に瞬間移動する。
「青いマジパティが今、赤ん坊を抱え、我々の前に姿を見せました!!!今回の件について、何か一言を…」
マイクを向けられ、カメラのフラッシュをたかれるが、別の場所で戦いの一部始終を見ていた僧侶アンニンの弟・ジュレの車に乗ると、ソルベは赤ん坊と共に病院へ向かったのだった。
ジュレの車の中で、ソルベはユキの姿に戻る。
「俺のバイト先の小児科が、マカロンを預かってくれるって…」
「そっか…僕…待ってるから…」
ユキの言葉に、赤ん坊の口元が少し微笑んでいるように見えた。
一方、屋上に残された者達は…
「甘音っ!!!」
「進ちゃん…」
屋上の入口で戦いの邪魔をせぬようにしていた進次郎は、真っ先に甘音の所へ駆けつける。
「甘音…僕はありのままの君が見たかった…生まれて初めて愛した人だからこそ、ぶりっ子で偽らない君を見たかったんだ。だから、警察に行ってすべてを話そう…」
夫からの言葉に、甘音は盛大に泣き崩れた。そんな2人の様子にクリームパフはミルフィーユ達を連れてテレビ局の屋上をあとにする。カオスイーツが浄化された事で、瀬戌テレビ本社の機能は元通りになり、3人は警備員の目をかいくぐりつつ、カフェ「ルーヴル」へと戻る。
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