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激甘革命編
第45話「ワガママ王女登場!勇者親子、破綻の危機…」⑨
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放課後になり、リカはため息をつきながら教室を出る。
「はぁ…ついてない…また千葉君巻き込ませちゃって、その度に米沢さんと土呂さんが怒るし…火消しみたいな事してくれる氷見君はいないし…」
「雪斗のあれのどこが火消しだ?」…と、突っ込みを入れたくはなるリカのひとりごとではあるが、流石に2日連続で一悟を巻き添えにした事について、相当堪えているようだ。
「こころが私を推薦したから来たけど…来るんじゃなかった…それに、マルチメディア部の部室見つからないし…」
そうボヤきながらマルチメディア部の部室を目指すリカではあるが、実際に向かっているのは、マルチメディア部の部室とは正反対の方角だった。
「一緒に部室に行くはずの柚麻は、「氷見雪斗が休みだから張り合う気無くした」って言って、ホテルに戻るし…」
リカの友人である綾部柚麻は、一悟のいとこである涼也の交換相手として交換留学に来ている生徒で、聖エトワール学院大学付属中学校女子弓道部のエースにして、京都育ちの中学生である。黙っていればおしとやかな大和撫子だが、弓道に関してはいつも雪斗と張り合おうとするので、弓道仲間からは「氷見雪斗のライバル」として扱われている。
「それで…ここ、どこ?」
ボヤきながら歩いてきたリカがたどり着いたのは、高等部の中庭であった。気づいた時、既に遅し!周囲を歩いているのは、高校生ばかり…
「また道に迷ったーーーーーーーーーーー!!!!!」
そう叫んだ刹那、リカの背後に黒いもやが直撃し、リカの姿はみるみるうちに巨大なスイーツの怪物へと変わっていく。
「行け、バナナロールカオスイーツ…」
黒いフードを纏った男がそう言うと、バナナロールケーキのカオスイーツは両目を赤く光らせ、仄暗く染まった空の下、高等部に襲い掛かる。
「遅いな…赤間…」
マルチメディア部の部室では、部長の瑞希、副部長のトロールに、部員のみるく、そして顧問の下妻先生が待機している。
「赤間は方向音痴だと聞いてはいるが、方向音痴にしては随分と迷いすぎではないか?」
リカの方向音痴っぷりを甘く見てはいけない!どんよりとした外の景色に、瑞希はある事を察する…
「カオスイーツが現れ、巻き込まれたのかもしれません!!!危険な状況ではありますが、手分けして赤間さんを探すしか方法はありません。」
部長の鶴の一声で、部室にいた部員と顧問は部室を飛び出し、手分けしてリカを探し始めた。トロールは咄嗟にブレイブレットを使って信号を送るが…
『ガレちんの反応がねーべ…やっぱり昼間、食堂にいたのは、ガレちんに化けた他人…』
高等部から上空目掛けて放たれる3色の光を背景に、トロールは深刻な表情を浮かべる。
………
「トロールからの信号のお陰で助かった!まったく、とんでもないカオスイーツだ…」
プディングに変身したここなは、高等部校舎内の廊下を走り、カオスイーツを捜している。
「カオスイーツにされたのは、超ド級の方向音痴で間違いないだろう。引き続き探索頼むぞ、セイロン!」
パートナーと似ているのか、ティーカップに身体を入れた精霊は、ここなの言葉に黙って頷く。
「ドゴッ!!!」
高等部の校舎内にある音楽室で合唱部の練習中だった玉菜は、スカートの中が見えるのも構わず、素早い足技でチョコレート色のスポンジ状の物体を蹴り上げる。
「変身できなくても、私にはテコンドーがあるのよっ!!!」
音楽室がチョコレート色のスポンジ状の物体で埋め尽くされている所からして、合唱部の部員達はそれらの中に閉じ込められてしまったのである。
「それに、トモちん達にも手柄をあげたいもんね?」
「茅ケ崎では、真っ当にマジパティとして力を合わせられなかったし、今日は一肌脱いじゃうもんね♪」
ソルベに変身した友菓と合流した玉菜は、友菓と共にカオスイーツを追いかける。
カオスイーツは高等部のあちらこちらに瞬間移動しては、スポンジ状の物体をまき散らし、生徒及び教員たちを物体の中へ閉じ込める。
「ミルフィーユ、カオスイーツがいます!!!」
ミルフィーユに変身した明日香がモカと共に校舎内から昇降口へ抜けると、そこにはバナナロールケーキのカオスイーツが立っている。
「禍々しい混沌のスイーツ、勇者の力を受ける覚悟を決めなさい!!!!!」
マジパティの姿に気づいたカオスイーツは、マジパティと精霊目掛けてチョコレート色のスポンジを飛ばすが…
「ミルフィーユリフレクション!!!!!」
回転したミルフィーユグレイブによって、スポンジ状の物体は弾き飛ばされる。
「今度はこっちから行くわ!行くわよ、モカ!!!」
「かしこまりました!」
明日香の言葉に、モカはしゃんとお辞儀をする。
「精霊の力と…」
「勇者の力を一つに合わせて…」
「グレイブエクステンション!!!」
モカはピンクの光を纏いながら、ロボットアニメの主役機が武器を構えるような姿で立つミルフィーユが持っているピンクの長薙刀の飾り布の付け根に飛び乗る。その瞬間、ミルフィーユグレイブの刃の部分がピンクの光を放ちながら刃先が長く変形する。明日香は思いっきり地面を踏みこみ、勢いよく飛び上がる。
「ミルフィーユパニッシュ!!!!!」
明日香は掛け声と同時に、長薙刀を振り上げる。
「ストライク!!!」
明日香が叫んだ瞬間、長薙刀はピンクの光を放ちながらカオスイーツを頭上から一刀両断するが…
「NOOOOOOOOOOOOO!!!!!そんなもの、振り回したらいけまセーーーーーーーン!!!」
突然の銃声と共に響く少女の声に、明日香とミルフィーユグレイブは強制的に引き離され、明日香は地面に身体を叩きつけるように倒れてしまった。
「ミルフィーユ!!!」
「銃刀法違反デース!!!」
そう言う黄金の髪をサイドテールに纏めた少女の両手には、拳銃が1丁ずつ…言っている事と、戦うヒロインに対してやっている事が矛盾している。モカは咄嗟に明日香を助け出そうとするが…
「うぐっ…」
カオスイーツが丸腰同然のマジパティを片手でひょいと持ち上げ、明日香を掴む手を思いっきり握り始めた。戦いの邪魔をした脳筋軍人には、明日香が悪人にしか見えていないらしく…
「OH!逮捕のご協力感謝しマース!」
そう言いながら、脳筋軍人は再び、明日香に銃口を向け、発砲する。今度はあちらこちらに銃弾が飛び交い、今度はカオスイーツやモカも銃弾を受けてしまう。
『なんて空気を読まない方なんでしょう…自分の世界しか見えていらっしゃらないのですか?』
「はぁ…ついてない…また千葉君巻き込ませちゃって、その度に米沢さんと土呂さんが怒るし…火消しみたいな事してくれる氷見君はいないし…」
「雪斗のあれのどこが火消しだ?」…と、突っ込みを入れたくはなるリカのひとりごとではあるが、流石に2日連続で一悟を巻き添えにした事について、相当堪えているようだ。
「こころが私を推薦したから来たけど…来るんじゃなかった…それに、マルチメディア部の部室見つからないし…」
そうボヤきながらマルチメディア部の部室を目指すリカではあるが、実際に向かっているのは、マルチメディア部の部室とは正反対の方角だった。
「一緒に部室に行くはずの柚麻は、「氷見雪斗が休みだから張り合う気無くした」って言って、ホテルに戻るし…」
リカの友人である綾部柚麻は、一悟のいとこである涼也の交換相手として交換留学に来ている生徒で、聖エトワール学院大学付属中学校女子弓道部のエースにして、京都育ちの中学生である。黙っていればおしとやかな大和撫子だが、弓道に関してはいつも雪斗と張り合おうとするので、弓道仲間からは「氷見雪斗のライバル」として扱われている。
「それで…ここ、どこ?」
ボヤきながら歩いてきたリカがたどり着いたのは、高等部の中庭であった。気づいた時、既に遅し!周囲を歩いているのは、高校生ばかり…
「また道に迷ったーーーーーーーーーーー!!!!!」
そう叫んだ刹那、リカの背後に黒いもやが直撃し、リカの姿はみるみるうちに巨大なスイーツの怪物へと変わっていく。
「行け、バナナロールカオスイーツ…」
黒いフードを纏った男がそう言うと、バナナロールケーキのカオスイーツは両目を赤く光らせ、仄暗く染まった空の下、高等部に襲い掛かる。
「遅いな…赤間…」
マルチメディア部の部室では、部長の瑞希、副部長のトロールに、部員のみるく、そして顧問の下妻先生が待機している。
「赤間は方向音痴だと聞いてはいるが、方向音痴にしては随分と迷いすぎではないか?」
リカの方向音痴っぷりを甘く見てはいけない!どんよりとした外の景色に、瑞希はある事を察する…
「カオスイーツが現れ、巻き込まれたのかもしれません!!!危険な状況ではありますが、手分けして赤間さんを探すしか方法はありません。」
部長の鶴の一声で、部室にいた部員と顧問は部室を飛び出し、手分けしてリカを探し始めた。トロールは咄嗟にブレイブレットを使って信号を送るが…
『ガレちんの反応がねーべ…やっぱり昼間、食堂にいたのは、ガレちんに化けた他人…』
高等部から上空目掛けて放たれる3色の光を背景に、トロールは深刻な表情を浮かべる。
………
「トロールからの信号のお陰で助かった!まったく、とんでもないカオスイーツだ…」
プディングに変身したここなは、高等部校舎内の廊下を走り、カオスイーツを捜している。
「カオスイーツにされたのは、超ド級の方向音痴で間違いないだろう。引き続き探索頼むぞ、セイロン!」
パートナーと似ているのか、ティーカップに身体を入れた精霊は、ここなの言葉に黙って頷く。
「ドゴッ!!!」
高等部の校舎内にある音楽室で合唱部の練習中だった玉菜は、スカートの中が見えるのも構わず、素早い足技でチョコレート色のスポンジ状の物体を蹴り上げる。
「変身できなくても、私にはテコンドーがあるのよっ!!!」
音楽室がチョコレート色のスポンジ状の物体で埋め尽くされている所からして、合唱部の部員達はそれらの中に閉じ込められてしまったのである。
「それに、トモちん達にも手柄をあげたいもんね?」
「茅ケ崎では、真っ当にマジパティとして力を合わせられなかったし、今日は一肌脱いじゃうもんね♪」
ソルベに変身した友菓と合流した玉菜は、友菓と共にカオスイーツを追いかける。
カオスイーツは高等部のあちらこちらに瞬間移動しては、スポンジ状の物体をまき散らし、生徒及び教員たちを物体の中へ閉じ込める。
「ミルフィーユ、カオスイーツがいます!!!」
ミルフィーユに変身した明日香がモカと共に校舎内から昇降口へ抜けると、そこにはバナナロールケーキのカオスイーツが立っている。
「禍々しい混沌のスイーツ、勇者の力を受ける覚悟を決めなさい!!!!!」
マジパティの姿に気づいたカオスイーツは、マジパティと精霊目掛けてチョコレート色のスポンジを飛ばすが…
「ミルフィーユリフレクション!!!!!」
回転したミルフィーユグレイブによって、スポンジ状の物体は弾き飛ばされる。
「今度はこっちから行くわ!行くわよ、モカ!!!」
「かしこまりました!」
明日香の言葉に、モカはしゃんとお辞儀をする。
「精霊の力と…」
「勇者の力を一つに合わせて…」
「グレイブエクステンション!!!」
モカはピンクの光を纏いながら、ロボットアニメの主役機が武器を構えるような姿で立つミルフィーユが持っているピンクの長薙刀の飾り布の付け根に飛び乗る。その瞬間、ミルフィーユグレイブの刃の部分がピンクの光を放ちながら刃先が長く変形する。明日香は思いっきり地面を踏みこみ、勢いよく飛び上がる。
「ミルフィーユパニッシュ!!!!!」
明日香は掛け声と同時に、長薙刀を振り上げる。
「ストライク!!!」
明日香が叫んだ瞬間、長薙刀はピンクの光を放ちながらカオスイーツを頭上から一刀両断するが…
「NOOOOOOOOOOOOO!!!!!そんなもの、振り回したらいけまセーーーーーーーン!!!」
突然の銃声と共に響く少女の声に、明日香とミルフィーユグレイブは強制的に引き離され、明日香は地面に身体を叩きつけるように倒れてしまった。
「ミルフィーユ!!!」
「銃刀法違反デース!!!」
そう言う黄金の髪をサイドテールに纏めた少女の両手には、拳銃が1丁ずつ…言っている事と、戦うヒロインに対してやっている事が矛盾している。モカは咄嗟に明日香を助け出そうとするが…
「うぐっ…」
カオスイーツが丸腰同然のマジパティを片手でひょいと持ち上げ、明日香を掴む手を思いっきり握り始めた。戦いの邪魔をした脳筋軍人には、明日香が悪人にしか見えていないらしく…
「OH!逮捕のご協力感謝しマース!」
そう言いながら、脳筋軍人は再び、明日香に銃口を向け、発砲する。今度はあちらこちらに銃弾が飛び交い、今度はカオスイーツやモカも銃弾を受けてしまう。
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